【完結】神々の薬師

 神々の薬師は、人に顔を見せてはいけない。
 何故ならば、薬師は人であって人ではない存在だから。
 選ばれたものらは、自らの願いを叶えた対価として、薬師へと姿を変える。
 家族や親しい人ら、そして愛しい人からも自分の記憶は消えるというのに、それでも叶えたい願いとは何だったのか。それすらも、もう遠い記憶。

 これは一人の神々の薬師の少女が織りなす物語。

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