夜の街小説一覧

件
15
件
予備校の夏期講習で知り合ったボカロ好きの女の子と、自転車で夜明けの海を目指したあの夏の日――
「私は日本人でも地球人でもありません。銀河政府の目的に基づいて生成された人工生命体です。それがわかりにくければ、宇宙人だと思っていただいても差し支えありません」
市ケ谷から麹町へと続く坂道の、ありふれたチェーンの喫茶店で、彼女は私に奇妙な依頼を持ちかけた。
「明日の夜明けまでに私を相模湾に移送してください」
妄想か、現実か、あるいは受験生の灰色の夏を彩るための、ちょっとした遊びだったのか。
市ケ谷から江ノ島まで六〇キロメートル。
通学用自転車の荷台に彼女を乗せて、夜の旅が始まった。
「私には、過去も未来もないんですよ」
夜の街を走りながら、私は気づく。
彼女はもしかしたら、死のうとしているのではないか――?
※この物語はフィクションです。実体験に基づくものではありません。
※作中、法律・法令に反する行為の描写を含みますが、そうした行為を容認・推奨するものではありません。
文字数 79,821
最終更新日 2024.08.11
登録日 2024.08.04
彼女と二人で大都会に向けて飛び出した。
たった二人の小さい部屋。
でも二人なら豪華な城だ。
たった二人ならば間違いなんて起こらなかったのだろう。
でも大都会がオレを変えて行ってしまう……。
文字数 2,109
最終更新日 2022.03.06
登録日 2022.03.06
文字数 3,154
最終更新日 2021.08.13
登録日 2021.07.22
あの日の事を体はいつまでも覚えている。私はもう一度堪能したい。あの快楽を。
今日も私は相手を求めて街をさまよう。あの人に再び出会えるまで。
一話完結の官能小説です。※不定期更新
文字数 1,042
最終更新日 2021.06.18
登録日 2021.06.18
林檎の花言葉をご存知でしょか?
その花言葉はまさに、
シティーナイトキャット、世間知らずの白猫ノアが夜の町を歩き回るうちに
経験したことにふさわしいでしょう。
ともとも林檎には花、木、実と部位によってそれぞれ違う言葉があります。
まず始めに、木の意味は名誉。
一章は主に、ノアのこれまでの過去や家庭環境についてで、受験によってノアの家族に対しての「名誉」を込めました。
次に、実の意味は誘惑と後悔。
林檎の実といえばアダムとイブを連想してしまいますよね。そこに登場する蛇。家出てしたノアの運命を変える元凶、スカウトマンを蛇に例えました。生活のためとはいえ金銭に目のくらんだノアの「誘惑と後悔」を込めて二章。
そして最後は、花の意味、優先と好み。
恋は盲目。ミケツさんのどこがノアの好みだったのでしょうか?最後までミケツさんのことを考えてしまうノア。やはり「優先と好み」が三章には当てはまります。
リアル過ぎないように、皆猫設定ですが、拡張現実だと思って楽しんで頂ければ幸いです。また感想も是非聞かせ下さい。
文字数 1,167
最終更新日 2021.06.18
登録日 2021.06.18
育児放棄にあい、前世の記憶を思い出す。
思い出したのは、前世でヴァンパイアの真祖と崇められ世界で怯えられた存在だと。そして、魔眼と言われる真祖にしか扱うことのできない力を持っていること。
これは自分の母親に再会するためにホストとなり、夜の街の女を魔眼で魅了して社会の闇を打ち砕く。そんな主人公の話し。
*この物語はフィクションです。
文字数 7,023
最終更新日 2021.01.01
登録日 2020.06.28
15
件