氷の騎士 小説一覧
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三十代半ばの平凡な会社員だった俺は、ある日、乙女ゲーム『君と紡ぐ光の協奏曲』の世界に転生した。
しかも、最推しの悪役令嬢リリアナの兄、アシェルとして。
このままでは妹は断罪され、一家は没落、俺は処刑される運命だ。
そんな未来は絶対に回避しなくてはならない。
俺の夢は、穏やかなスローライフを送ること。ゲームの知識を駆使して妹を心優しい少女に育て上げ、次々と破滅フラグをへし折っていく。
順調に進むスローライフ計画だったが、関わると面倒な攻略対象、「氷の騎士」サイラスになぜか興味を持たれてしまった。
家庭菜園にまで現れる彼に困惑する俺。
だがそれはやがて、国を揺るがす陰謀と、甘く激しい恋の始まりを告げる序曲に過ぎなかった――。
文字数 5,162
最終更新日 2025.10.04
登録日 2025.10.04
3
「エレナ、僕は君との婚約を破棄する」
炎の貴公子マイケルから突きつけられたのは、残酷すぎる宣告だった。
「もうお前には飽きた。僕に相応しいのは、僕を讃える女たちだ」――彼は平然とハーレム思想を口にする。
だがその場に現れたのは、冷徹なる氷の騎士サハ。
彼はマイケルが既に複数の令嬢を弄んでいた証拠を突きつけ、伯爵令嬢までもが真実を白状する。
動揺するマイケルは「愛しているのは彼女だけだ」と取り繕い、その場は逃げ延びた。
――けれど後日、マイケルの卑劣な本性はさらに露わになる。
買収されたメイドがフィリスの水に毒を仕込み、命が狙われたのだ。
その瞬間、サハが立ちはだかり毒殺を阻止。
証拠と供述は揃い、マイケルは毒殺未遂の罪で捕らえられるのであった。
文字数 3,178
最終更新日 2025.09.22
登録日 2025.09.22
4
オルジア帝国の聖女ネリネは、ある日突然、婚約者であるベイスン宰相から婚約破棄を告げられる。無実の罪で両親を処刑され、彼女自身も国家反逆者として国外へ追放――すべてを奪われた少女は、絶望のまま荒れ果てた山道を彷徨っていた。
暴漢に命を狙われたその瞬間、黒馬に乗り、風のように現れたのは――アズール王国第三王子、ケラウノス。銀髪赤眼の冷ややかな美貌に、魔剣を携えた彼は、わずか数秒で暴漢を蹴散らす。そして、ネリネに手を差し伸べた。
「君を助けると、俺は決めていた」
ケラウノスはすべてを知っていた。帝国宰相と自国の王女との密通。ネリネ追放という謀略。
彼女を救うため、王子は国境を越えた。
少女は知らなかった――この出会いが、アズール王国をも巻き込む“愛と陰謀の渦”の幕開けになることを。
運命に翻弄され、誓いと陰謀が交差する中で、二人の心はやがて……。
文字数 10,849
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.05.16
5
伯爵令嬢のロレッタは、夜会で婚約者のライナルトに婚約破棄を宣言されてしまう。
婚約自体に思い入れはなかったが、自分の家族や兄嫁までを馬鹿にされたロレッタは、思わずライナルトに飛び蹴りをくらわす。
今は淑女として振舞っているロレッタだったが、昔はお転婆な少女だったのだ。
一方、美しい風貌と素晴らしい剣の腕を持ちながらも、女性を寄せ付けないことから『氷の騎士』と呼ばれるクロヴィスは、今日も夜会の警固の傍ら、とある女性を探し続けていた。
その強い視線を巡らせ、今夜も思い出の中の元気な少女との再会を夢見ていると、何やら婚約破棄騒動が始まり――
派手に婚約破棄された令嬢が、実はとっくに有望騎士の心をガッツリと掴んでいて、幸せになるお話です。
完結しました。
文字数 21,530
最終更新日 2025.01.11
登録日 2024.12.31
6
エリーゼは、王妃になる予定だった。
故郷を失い後ろ盾を失くし代わりに王妃として選ばれたのは後から妃候補となった侯爵令嬢だった。
聖女の資格を持ち国に貢献した暁に正妃となりエリーゼは側妃となったが夜の渡りもなく周りから冷遇される日々を送っていた。
日陰の日々を送る中、婚約者であり唯一の理解者にも忘れされる中。
長らく魔物の侵略を受けていた東の大陸を取り戻したことでとある騎士に妃を下賜することとなったのだが、選ばれたのはエリーゼだった。
下賜される相手は冷たく人をよせつけず、猛毒を持つ薔薇の貴公子と呼ばれる男だった。
用済みになったエリーゼは殺されるのかと思ったが…
「私は貴女以外に妻を持つ気はない」
愛されることはないと思っていたのに何故か甘い言葉に甘い笑顔を向けられてしまう。
その頃、すべてを手に入れた側妃から正妃となった聖女に不幸が訪れるのだった。
文字数 136,992
最終更新日 2024.09.16
登録日 2024.05.15
7
平民の少女が王宮へとやって来た。
彼女の名前はヘザー。百年に一度現れる『聖女』の力を持った彼女は、正しい教育を施すと共に厳しい管理体制の下で暮らさせなければならない。
彼女の護衛として選ばれたのは二人の近衛騎士。魔法騎士のデュアンと、聖騎士リチャードである。
最初はヘザーの護衛をするだけだったはずの二人だが、ヘザーの無垢な笑顔にやられ、徐々に親しくなっていく。さらにはリチャードがヘザーに好意を持ち始めた。
ヘザーもまんざらでもなさそうだとデュアンはすぐにわかったが、リチャードはなかなか想いを打ち明けようとしない。その理由は騎士としての誇り、そしてヘザーが縛られる聖女という立場で……?
※小説家になろうに重複投稿しています。
文字数 18,515
最終更新日 2024.08.25
登録日 2024.08.25
8
連日徹夜、残業上等の職場で忙しさに明け暮れる喪女の天宮沙良は異世界に迷い込んでしまった。
しかも何故か氷の騎士の身代わり妻になることになってしまう。
相手は辺境伯爵家の三男で、第二騎士団隊長。
社交界の憧れの的。
貴族令嬢や未亡人からも睨まれ大ピンチの沙良は決意した。
「そうだ離婚しよう」
氷の騎士と離婚すべく悪妻を演じることにした。
しかし願いは空しくおかしな方向に進み、何故か計画はうまく進まなかった。
そんな最中婚約を逃げた本人が戻ってきて妻の座を返せと言い始めるが…。
タイトル変更しました!
文字数 24,182
最終更新日 2023.02.07
登録日 2023.01.31
9
人の心が読める令嬢と、「氷の騎士」と呼ばれる青年の物語。
文字数 3,065
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.07.31
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件