光子

光子

のんびり自由に小説を書いています。未熟な部分が多いのですが、読んで頂ければ嬉しいです。よろしくお願いします。
17
恋愛 連載中 短編 R15
メルランディア子爵家には、意地悪な姉がいる。 妹の可愛さに嫉妬し、後妻の娘である妹に家族の邪魔者と罵倒を浴びせ、妹の持ち物を壊し、食事を捨て、見えないところで暴力を振るう意地悪な姉《リネット=メルランディア》。 意地悪な姉に虐められながらも、健気に姉を慕う、可哀想な妹の《ウル》。 ある日、意地悪な姉はついに一線を越え、妹を階段から突き落とした。 幸い、命に別状はなく、足を捻った程度だったが、これを見た両親は、流石にこのままにしておくわけにはいかないと、姉を勘当し、修道院に送る決意をした。 こうして、メルランディア子爵家からは意地悪な姉がいなくなり、平和が訪れた。 意地悪な姉に虐められていた可哀想な妹ウルは、長年片思いし、実は両想いだった姉の婚約者である《クリフ》様と婚約を結び直し、優しい両親に祝福され、幸せに暮らしました、とさ。  めでたしめでたし。 ――――これが、私の、意地悪な姉リネットの物語。 妹のウルに婚約者を奪われ、家を追い出され、修道院で残りの生涯を終える。 か弱い妹を階段から突き落とすような酷い姉に相応しい結末だと、誰もが思うのでしょう。  私は、妹を虐めたことなんて、一度も無いのにね。 修道院では、誰の邪魔にならないよう、息を殺して暮らそう。 どれだけ頑張っても、どうせ誰も私を見てくれない、信じてくれない、好きになってくれないんだから―――― そう、思っていたのに。 「俺の婚約者になって下さい、リネット」 学生時代のクラスメイトだった《アレン=フォン=バレット》からの突然の告白。アレンはこの国の第三皇子であり、帝国騎士団の魔法使いだった。 私はこれから、私を信じて好きになってくれた人達と幸せになります。 手放したことを後悔しても遅いから。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔法あり。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 25,476pt
小説 57 位 / 196,265件 恋愛 51 位 / 58,349件
文字数 25,408 最終更新日 2025.03.26 登録日 2025.03.22
恋愛 完結 短編 R15
「離婚しましょう、私達」 私と旦那様の関係は、歪だ。 旦那様は、私を愛していない。だってこの結婚は、私が無理矢理、お金の力を使って手に入れたもの。 だから私は、私から旦那様を解放しようと思った。 「貴女もしつこいですね、離婚はしないと言っているでしょう」 きっと、喜んで頷いてくれると思っていたのに、当の旦那様からは、まさかの拒否。 「私は、もう旦那様が好きじゃないんです」 「では、もう一度好きになって下さい」 私のことなんて好きじゃないはずなのに、どうして、離婚を拒むの? それどころか、どうして執着してくるの? どうして、私を離してくれないの? 「諦めて、俺の妻でいて下さい」 どんな手を使っても手に入れたいと思った旦那様。でも違う、それは違うの、そう思ったのは、私じゃないの。 貴方のことが好きだったのは、私じゃない。 私はただ、貴方の妻に転生してしまっただけなんです! ―――小説の中に転生、最推しヒロインと旦那様の恋を応援するために、喜んで身を引きます! っと思っていたのに、どうしてこんなことになってしまったのか…… 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔法ありの世界です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。 R15です。性的な表現があるので、苦手な方は注意して下さい。最後の方に、強めの辛い罰があるので、注意して下さい。
24h.ポイント 17,863pt
小説 78 位 / 196,265件 恋愛 64 位 / 58,349件
文字数 124,898 最終更新日 2025.03.24 登録日 2025.02.08
恋愛 連載中 短編 R15
私の名前は《カナリア=ミンティア》。 ミンティア子爵家長女で、ここ《ドレスファン国》の王太子の婚約者でございます。 婚約者という奴隷として、日々、国のために働いておりましたが、なんとある日、私の婚約者である王太子《ヤロン》様から真実の愛を見つけたと、婚約破棄を告げられてしまいました。 根暗で仕事人間の私よりも、公爵令嬢であられる《キラリリア》様の方が、ご自身に相応しいそうです。 成程成程。それはそれは仕方ありませんね、もとよりこの婚約自体、私が望んだものではありません。勝手に陛下に命じられて決められたものですから、ヤロン様が婚約破棄を望まれるなら、それを拒む理由はありません。婚約破棄万歳でございます。ですが、この愚かな王太子様はさらに信じられない要求をして参りました。 「お前にはこの先、俺様の手先となって働く権利をやろう!」 ――――はい? 婚約破棄を叩きつけた女に、このままここで、貴方とその浮気女の為に働けと仰っているんですか? 「キラリリアに地味な事務作業は似合わないからな、お前が今まで通りやれ! 言っておくが、王太子である俺様の命を断れば、ミンティア子爵家ごと国外追放にしてやるからな!」 「私達のためにしっかり働きなさいよね、カナリア」 よくもまぁそのようなことを仰れるものです。私だけでなくミンティア子爵家ごと巻き込むなんて、家族を人質にしたら断われないと思っているんですね。まぁまぁ、その思考回路が恐ろしいですわ。 貴方方のために働くくらいなのでしたら、喜んで国外追放されましょう。 私は今日から自由の身です。どこにだって行きましょう。どこに行っても、為せば成る。なんとかなるでしょう。このまま、ここで奴隷のように過ごすよりはマシです。 さようならドレスファン国、願わくば、私がいなくなった後もこのまま平穏が続くことをお祈りしていますね。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔法あります。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 852pt
小説 1,784 位 / 196,265件 恋愛 1,063 位 / 58,349件
文字数 39,434 最終更新日 2025.02.10 登録日 2025.01.25
恋愛 完結 短編 R15
  お母様が亡くなってからの私、《セルフィ=ローズリカ》の人生は、最低なものだった。 お父様も、後妻としてやってきたお義母様も義妹も、私を家族として扱わず、家族の邪魔者だと邪険に扱った。 本邸から離れた場所に建てられた陳腐な小さな小屋、一日一食だけ運ばれる質素な食事、使用人すらも着ないようなつぎはぎだらけのボロボロの服。 ローズリカ子爵家の娘とは思えない扱い。 「お義姉様って、誰からも愛されないのね、可哀想」 義妹である《リシャル》の言葉は、正しかった。   「冷酷非情、血の公爵様――――お義姉様にピッタリの婚約者様ね」 家同士が決めた、愛のない結婚。 貴族令嬢として産まれた以上、愛のない結婚をすることも覚悟はしていた。どんな相手が婚約者でも構わない、どうせ、ここにいても、嫁いでも、酷い扱いをされるのは変わらない。 だけど、私はもう、貴女達を家族とは思えなくなった。 「お前の存在価値など、可愛い妹の身代わりの花嫁になるくらいしか無いだろう! そのために家族の邪魔者であるお前を、この家に置いてやっているんだ!」 お父様の娘はリシャルだけなの? 私は? 私も、お父様の娘では無いの? 私はただリシャルの身代わりの花嫁として、お父様の娘でいたの? そんなの嫌、それなら私ももう、貴方達を家族と思わない、家族をやめる! リシャルの身代わりの花嫁になるなんて、嫌! 死んでも嫌! 私はこのまま、お父様達の望み通り義妹の身代わりの花嫁になって、不幸になるしかない。そう思うと、絶望だった。 「――俺の婚約者に随分、酷い扱いをしているようだな、ローズリカ子爵」 でも何故か、冷酷非情、血の公爵と呼ばれる《アクト=インテレクト》様、今まで一度も顔も見に来たことがない婚約者様は、私を救いに来てくれた。 「どうぞ、俺の婚約者である立場を有効活用して下さい。セルフィは俺の、未来のインテレクト公爵夫人なのですから」 この日から、私の立場は全く違うものになった。 私は、アクト様の婚約者――――妹の身代わりの花嫁は、婚約者様に溺愛される。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔法あり。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 724pt
小説 2,111 位 / 196,265件 恋愛 1,254 位 / 58,349件
文字数 58,231 最終更新日 2025.02.06 登録日 2025.01.15
恋愛 完結 短編 R15
ああ、どうしてこんなことになってしまったんだろう…… 断頭台を登る足が震える。こんなところで死にたくないと、心の中で叫んでいる。 「《シルラ》、君は皇妃に相応しくない! その罪を悔い、死で償え!」 私に無情にも死を告げるのは、私の夫である《キッサリナ帝国》の皇帝陛下 《グラレゴン》で、その隣にいるのは、私の代わりに皇妃の座に収まった、《美里(みさと)》と呼ばれる、異世界から来た転生者だった。 「さようならシルラ、また、来世で会えたら会いましょうね。その時には、仲良くしてくれたら嬉しいな!」 純粋無垢な笑顔を浮かべ、私にお別れを告げる美里。 今の人生、後悔しかない。 もしやり直せるなら……今度こそ間違えない! 私は、私を大切に思う人達と、自分の幸せのために生きる! だから、お願いです女神様、私の人生、もう一度やり直させて……! 転生者という、未来が分かる美里に対抗して、抗ってみせるから! 幸せになってみせるから! 大切な人を、今度こそ間違えたりしないから! 私の一度目の人生は幕を閉じ―――― ――――次に目を覚ました時には、私は生家の自分の部屋にいた。女神様の気まぐれか、女神様は、私の願いを叶えて下さったのだ。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔物もいます。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 511pt
小説 2,977 位 / 196,265件 恋愛 1,712 位 / 58,349件
文字数 58,879 最終更新日 2025.01.19 登録日 2024.12.28
恋愛 完結 短編 R15
すみません、タイトル変更しました。 よろしくお願いします。 前世の私は昭和生まれのアラフォー突入の冴えないOL。 ぶ厚い眼鏡にビシッと決めたパンツスーツに身を包み、まだ男社会の厳しい時代から、会社の中で必死で戦ってきた、いわゆる社畜人間と呼ばれる人間なのだが、ある日信号無視のトラックにひかれて、あっけなく命を落とした。 そして気付けば私は、異世界に転生してしまった。 今世の私の名前は、《フィオナ=カルディアリアム》。前カルディアリアム伯爵の一人娘であり、今は夫である《ローレイ》が、カルディアリアム伯爵の座を継いでいて、いわゆる、伯爵夫人だ。 なのに、そんな私は夫に冷遇されていて、浮気相手を家に連れ込み、この家の女夫人である私に対してふざけた真似ばっかりしている。 領主としても滅茶苦茶に好き勝手している旦那様。 うん、こんな旦那、いらないな。 言っておくけど、以前までの私とは違って、今の私は、やられっぱなしのか弱いお嬢様じゃないの。 私に舐めた真似をしてきたこと、死ぬほど後悔させてやるから、覚悟してね。 男社会を必死で生き抜いてきた独身アラフォーのバリキャリ女を舐めんなよ。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔法あります。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 390pt
小説 3,891 位 / 196,265件 恋愛 2,155 位 / 58,349件
文字数 93,957 最終更新日 2025.01.04 登録日 2024.11.30
恋愛 完結 長編 R15
ーーー両親の愛情は、全て、可愛い妹の物だった。 昔から、私のモノは、妹が欲しがれば、全て妹のモノになった。お菓子も、玩具も、友人も、恋人も、何もかも。 逆らえば、頬を叩かれ、食事を取り上げられ、何日も部屋に閉じ込められる。 でも、私は不幸じゃなかった。 私には、幼馴染である、カインがいたから。同じ伯爵爵位を持つ、私の大好きな幼馴染、《カイン=マルクス》。彼だけは、いつも私の傍にいてくれた。 彼からのプロポーズを受けた時は、本当に嬉しかった。私を、あの家から救い出してくれたと思った。 私は貴方と結婚出来て、本当に幸せだったーーー 例え、私に子供が出来ず、義母からハズレ嫁と罵られようとも、義父から、マルクス伯爵家の事業全般を丸投げされようとも、私は、貴方さえいてくれれば、それで幸せだったのにーーー。 「《ルエル》お姉様、ごめんなさぁい。私、カイン様との子供を授かったんです」 「すまない、ルエル。君の事は愛しているんだ……でも、僕はマルクス伯爵家の跡取りとして、どうしても世継ぎが必要なんだ!だから、君と離婚し、僕の子供を宿してくれた《エレノア》と、再婚する!」 夫と妹から告げられたのは、地獄に叩き落とされるような、残酷な言葉だった。 カインも結局、私を裏切るのね。 エレノアは、結局、私から全てを奪うのね。 それなら、もういいわ。全部、要らない。 絶対に許さないわ。 私が味わった苦しみを、悲しみを、怒りを、全部返さないと気がすまないーー! 覚悟していてね? 私は、絶対に貴方達を許さないから。 「私、貴方と離婚出来て、幸せよ。 私、あんな男の子供を産まなくて、幸せよ。 ざまぁみろ」 不定期更新。 この世界は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 1,002pt
小説 1,520 位 / 196,265件 恋愛 907 位 / 58,349件
文字数 230,764 最終更新日 2024.12.23 登録日 2024.06.01
恋愛 完結 短編 R15
私の双子の妹の《エミル》は、聖女として産まれた。 特別な力を持ち、心優しく、いつも愛を囁く妹は、何の力も持たない、出来損ないの双子の姉である私にも優しかった。 「《ユウナ》お姉様、大好きです。ずっと、仲良しの姉妹でいましょうね」 傍から見れば、エミルは姉想いの可愛い妹で、『あんな素敵な妹がいて良かったわね』なんて、皆から声を掛けられた。 でも違う、私と同じ顔をした双子の妹は、私を好きと言いながら、執着に近い感情を向けて、私を独り占めしようと、全てを私に似せ、奪い、閉じ込めた。 冷たく突き放せば、妹はシクシクと泣き、聖女である妹を溺愛する両親、婚約者、町の人達に、酷い姉だと責められる。 私は妹が大嫌いだった。 でも、それでも家族だから、たった一人の、双子の片割れだからと、ずっと我慢してきた。 「ユウナお姉様、私、ユウナお姉様の婚約者を好きになってしまいました。《ルキ》様は、私の想いに応えて、ユウナお姉様よりも私を好きだと言ってくれました。だから、ユウナお姉様の婚約者を、私に下さいね。ユウナお姉様、大好きです」  ――――ずっと我慢してたけど、もう限界。 好きって言えば何でも許される免罪符じゃないのよ? 今まで家族だからって、双子の片割れだからって我慢してたけど、もう無理。 丁度良いことに、両親から家を出て行けと追い出されたので、このまま家を出ることにします。 さようなら、もう二度と貴女達を家族だなんて思わない。 泣いて助けを求めて来ても、絶対に助けてあげない。 本物の聖女は私の方なのに、馬鹿な人達。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 596pt
小説 2,577 位 / 196,265件 恋愛 1,501 位 / 58,349件
文字数 126,181 最終更新日 2024.12.07 登録日 2024.10.19
恋愛 完結 短編 R15
この世界には、魔力病という、まだ治療法の見つかっていない未知の病が存在する。私の両親も、義理の母親も、その病によって亡くなった。 最後まで私の幸せを祈って死んで行った家族のために、私は絶対、幸せになってみせる。 たとえ、離婚した元夫であるクレオパス子爵が、市民に落ち、幸せに暮らしている私を連れ戻そうとしていても、私は、あんな地獄になんか戻らない。 地獄に連れ戻されそうになった私を救ってくれた、同じ薬師であるフォルク様と一緒に、私はいつか必ず、魔力病を治す薬を作ってみせる。 天国から見守っているお義母様達に、いつか立派な薬師になった姿を見てもらうの。そうしたら、きっと、私のことを褒めてくれるよね。自慢の娘だって、思ってくれるよね―――― 不定期更新。 この世界は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 284pt
小説 5,234 位 / 196,265件 恋愛 2,749 位 / 58,349件
文字数 73,527 最終更新日 2024.11.03 登録日 2024.10.08
恋愛 完結 短編 R15
「お前なんかと結婚したことが俺様の人生の最大の汚点だ!」 ――それはこちらの台詞ですけど? グレゴリー国の第一王子であり、現王太子であるアシュレイ殿下。そんなお方が、私の夫。そして私は彼の妻で王太子妃。 アシュレイ殿下の母君……第一王妃様に頼み込まれ、この男と結婚して丁度一年目の結婚記念日。まさかこんな仕打ちを受けるとは思っていませんでした。 「クイナが俺様の子を妊娠したんだ。しかも、男の子だ!グレゴリー王家の跡継ぎを宿したんだ!これでお前は用なしだ!さっさとこの王城から出て行け!」 夫の隣には、見知らぬ若い女の姿。 舐めてんの?誰のおかげで王太子になれたか分かっていないのね。 追い出せるものなら追い出してみれば? 国の頭脳、国を支えている支柱である私を追い出せるものなら――どうぞお好きになさって下さい。 どんな手を使っても……貴方なんかを王太子のままにはいさせませんよ。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 390pt
小説 3,891 位 / 196,265件 恋愛 2,155 位 / 58,349件
文字数 81,736 最終更新日 2024.10.09 登録日 2024.09.07
恋愛 完結 短編 R15
 私の家は、貧乏な男爵家だった。  ツギハギだらけの服、履き潰した靴、穴の空いた靴下、一日一食しか出ない食事……でも、私は優しい義両親と、笑顔の可愛い義弟に囲まれて、幸せだった。  ――――たとえ、家の為に働きに出ている勤め先で、どんな理不尽な目に合おうと、私は家族のために一生懸命働いていた。  貧乏でも、不幸だと思ったことなんて無い。  本当の両親を失い、孤独になった私を引き取ってくれた優しい義両親や義弟に囲まれて、私は幸せ。だけど……ほんの少しだけ、悔しいと……思ってしまった。  見返したい……誰か、助けて欲しい。なんて、思ってしまったの。  まさかその願いが、現実に叶うとは思いもしなかったのに――  いかにも高級で綺麗なドレスは、私だけに作られた一点もの。シンデレラのガラスの靴のような光輝く靴に、身につけるのはどれも希少で珍しい宝石達で作られたアクセサリー。  いつもと違う私の装いを見たご令嬢は、目を丸くして、体を震わせていた。 「な……なんなんですか、その格好は……!どうして、キアナが……貴女なんて、ただの、貧乏男爵令嬢だったのに―――!」  そうですね。以前までの私は、確かに貧乏男爵令嬢でした。  でも、今は違います。 「今日ここに、我が息子フィンと、エメラルド公爵令嬢キアナの婚約を発表する!」  貧乏な男爵令嬢は、エメラルド公爵令嬢、そして、この国の第二王子であるフィン殿下の婚約者になって、貴方達とは住む世界が違ってしまいました。  どうぞ、私には二度と関わらないで下さい。  そして――――罪を認め、心から反省して下さい。  私はこのまま、華麗なシンデレラストーリーを歩んでいきます。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔物もいます。魔法も使います。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 170pt
小説 7,751 位 / 196,265件 恋愛 3,839 位 / 58,349件
文字数 53,639 最終更新日 2024.09.20 登録日 2024.08.31
亡くなった母の代わりに、後妻としてやって来たお義母様と、連れ子であるお義姉様は、前妻の子である平凡な容姿の私が気に食わなかった。 新しい家族に邪魔者は不要だと、除け者にし、最終的には、お金目当てで、私の結婚を勝手に用意した。 ーー《アレン=ラドリエル》、別名、悪魔の公爵ーー  敵味方関係無く、自分に害があると判断した者に容赦なく罰を与え、ある時は由緒正しい伯爵家を没落させ、ある時は有りもしない罪をでっち上げ牢獄に落とし、ある時は命さえ奪うーーー冷酷非道、血も涙も無い、まるで悪魔のような所業から、悪魔の公爵と呼ばれている。  そんな人が、私の結婚相手。 どうせなら、愛のある結婚をして、幸せな家庭を築いてみたかったけど、それももう、叶わない夢……。 《私の大切な花嫁ーーー世界一、幸せにしよう》 「え……」 だけど、彼の心から聞こえてきた声は、彼の噂とは全く異なる声だった。 死んでしまったお母様しか知らない、私の不思議な力。  ーーー手に触れた相手の心を、読む力ーーー 素直じゃない口下手な私の可愛い旦那様。 旦那様が私を溺愛して下さるなら、私も、旦那様を幸せにしてみせます。 冷酷非道な旦那様、私が理想的な旦那様に生まれ変わらせてみせます。 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔物もいます。魔法も不思議な力もあります。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 220pt
小説 6,501 位 / 196,265件 恋愛 3,276 位 / 58,349件
文字数 62,414 最終更新日 2024.09.01 登録日 2024.08.10
恋愛 連載中 短編 R15
「《ティセ=キュリアス》!俺は、お前との婚約を破棄する!」  乙女ゲームの悪役令嬢が、婚約者に婚約破棄を告げられるお決まりの光景。  ここは、私が前世でプレイしていた乙女ゲーム《光の聖女の祝福》の世界。  私はこのゲームの世界に、悪役令嬢ティセ=キュリアスとして転生した。   前世の記憶が戻ったのは婚約破棄される二年前で、それ以前の私が最低な性格をしていた所為で友達もおらずぼっちで、悪役令嬢のポジションなのにクラス最弱だけど、私は、悪役令嬢に生まれ変われた私グッジョブ!と心から喜んだ。 なぜなら私は、ゲームの非攻略対象キャラである、悪役令嬢の執事、《ウィル》が何よりも好きだから! 無事に婚約破棄され、晴れてフリーになったので、私はここから、非攻略対象キャラの悪役令嬢の執事、ウィルとのハッピーエンドを目指します! ヒロインと攻略対象キャラの邪魔は一切しません!空気のように過ごします! ーーーと思っていたのに、何故かエンカウント率が高い……!なんで皆、私のまわりに集まってくるのーー?! 乙女ゲーム《光の聖女の祝福》の舞台、魔法学園で、前世出来なかった恋も勉強も青春も!一生懸命頑張ります! 不定期更新。 この作品は私の考えた世界の話です。魔物もいます。魔法学園です。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
24h.ポイント 191pt
小説 7,226 位 / 196,265件 恋愛 3,582 位 / 58,349件
文字数 36,432 最終更新日 2024.08.30 登録日 2024.08.17
恋愛 連載中 長編 R15
貴族の縦社会が厳しいここ、へーナッツ国。 「俺は、カナリア=ライネラールとの婚約を破棄し、ここにいるメアリー=マイカーンを、俺の新しい婚約者とすることを宣言する!」 貴族のご子息、ご令嬢が通う学園の卒業式前夜。 婚約者である公爵家ご子息から、全校生徒、教師の前で、突然、婚約破棄を告げられた私。  男爵令嬢より1つ身分の高いだけの子爵令嬢の私は、公爵子息に突然告げられた婚約破棄に従う他無く、婚約破棄を了承した。  公爵家に睨まれた我が家は針のむしろになり、没落に追い込まれ、家族からも、没落したのは私のせいだ!と非難され、一生、肩身の狭い思いをしながら、誰からも愛されず生きて行く事になったーーー ーーーな訳ありませんわ。 あんな馬鹿な公爵子息と、頭の悪そうな男爵令嬢なんかに、良い様に扱われてたまるものですか。 本当にただの子爵令嬢なら、そういった未来が待っていたのかもしれませんが、お生憎様。 私は、貴方がたなんかが太刀打ち出来る相手ではございませんの。 私が男爵令嬢を虐めていた? もし本当に虐めていたとして、何になるのです? 私は、この世界で、最大の力を持つ国の、第1皇女なのですから。 不定期更新です。 設定はゆるめとなっております。 よろしくお願いします。
24h.ポイント 227pt
小説 6,338 位 / 196,265件 恋愛 3,213 位 / 58,349件
文字数 96,072 最終更新日 2024.06.02 登録日 2024.05.03
前世、神様の手違いにより、事故で間違って死んでしまった私は、転生した次の世界で、イージーモードで過ごせるように、特別な力を神様に授けられ、生まれ変わった。 ーーー筈が、この世界で、呪われていると差別されている紅い瞳を宿して産まれてきてしまい、まさかの、呪われた子と、家族に虐められるまさかのハードモード人生に…! 8歳で遂に森に捨てられた私ーーキリアは、そこで、同じく、呪われた紅い瞳の魔法使いと出会う。 同じ境遇の紅い瞳の魔法使い達に出会い、優しく暖かな生活を送れるようになったキリアは、紅い瞳の偏見を少しでも良くしたいと思うようになる。 実は神様の祝福である紅の瞳を持って産まれ、更には、神様から特別な力をさずけられたキリアの物語。 恋愛カテゴリーからファンタジーに変更しました。混乱させてしまい、すみません。 自由にゆるーく書いていますので、暖かい目で読んで下さると嬉しいです。
24h.ポイント 163pt
小説 8,003 位 / 196,265件 ファンタジー 1,298 位 / 45,338件
文字数 196,972 最終更新日 2024.05.25 登録日 2024.03.20
恋愛 完結 長編 R15
 私の名前は、リーシャ=ルド=マルリレーナ。  前職 聖女。  国を救った聖女として、王子様と結婚し、優雅なお城で暮らすはずでしたーーーが、 聖女としての役割を果たし終えた今、私は、私自身で生活を送る、普通の生活がしたいと、心より思いました!  だから私はーーー聖女から村娘に転職して、自分の事は自分で出来て、常に傍に付きっ切りでお世話をする人達のいない生活をして、普通に恋愛をして、好きな人と結婚するのを夢見る、普通の女の子に、今日からなります!!!  聖女として身の回りの事を一切せず生きてきた生活能力皆無のリーシャが、器用で優しい生活能力抜群の少年イマルに一途に恋しつつ、優しい村人達に囲まれ、成長していく物語ーー。  
24h.ポイント 142pt
小説 8,631 位 / 196,265件 恋愛 4,243 位 / 58,349件
文字数 144,588 最終更新日 2024.04.02 登録日 2024.02.14
バス事件に巻き込まれた乗客達が、生きて戻れないと噂される悪魔の森で、悲惨な事件に巻き込まれていくーー。  16歳の少女あかりは、無事にこの森から、生きて脱出出来るのかーー。  辛い悲しい人間模様が複雑に絡み合うダークな物語。
24h.ポイント 170pt
小説 7,751 位 / 196,265件 ホラー 141 位 / 7,204件
文字数 70,133 最終更新日 2024.03.21 登録日 2024.02.17
17