「慣れ」の検索結果
全体で1,311件見つかりました。
俺と同級生の向井は、大学で出会ったにも関わらず、お互いに居心地の良い相手として特に不満もなくルームシェアをしていた。
学校では学科も選択科目も同じで常に一緒にいるが、家では碌に顔を合わさない。彼女がいるくせに、向井の遊び癖はどうしようもなく、バカでクズでヤリチンで、そんな感想ばかりが芽生えていた。
今日も、向井は彼女の家に泊まると出掛けていた。それで油断してしまった俺は、台所という共同スペースで久しぶりの自傷行為に挑んでしまう。真新しい包丁を手首に押し当てたとき、隣からは聞き慣れた、でも今は決して聞くことのないはずの声がかけられる。
手首を切っていたことが向井にバレて、どうしてかベッドに乗せられてそのまま無理矢理に体を貫かれてしまった。痛いのが好きなら、いいよな。そんな言葉と共に膨張した雄でこじ開けられた体は、今までに感じたこともない痛みに悲鳴を上げた。
それから、何度も向井に抱かれた。抱かれるたびに手首を見られ、新しい一本線がないことを確認される。だがそんなある日、前振りも何もなくキスをされてしまい、そんなことをするくらいなら気持ちよくしろと言ってしまう。それに向井はどこか上機嫌な様子を見せて、心臓の上に噛み跡までつけてきた。
自分の気持ちも向井の気持ちも分からなくて、もう一度切ってみたら分かるだろうかとカッターを押しつければ、またあの時みたいに声をかけられる。やるな、どうしてた。押し問答を繰り返した結果、あいつからはお前は俺のだから、とだけを押し付けられる。
俺はそれに嫌な気持ちを覚えるよりも先に、優越感を覚えてしまう。俺がお前の物なら、お前も俺の物だよな。
俺たちのあいだにあるのは愛とか恋とか、そんなものではないけれど、俺たちにとってお互いがずっと傍にいるのならば、それでいい。それだけでいい。
*****
お前は俺のもんだって、もう決まってるんだよ。
文字数 43,418
最終更新日 2024.10.31
登録日 2024.10.31
世界には運命のオメガという存在がいる。
だが、運命は三種類存在し、人々が創りだす運命や運命のツガイの他に、運命のオメガというものがある。
その運命のオメガ、ククはシャチの魚人であり、海底にある魚人の国、流底で暮らす第三王子だったが、成人を迎えても体が小さく、狩りをできる立派な男性でもなければ、子を宿せる女性でもなかったため、大切に守られて生きてきた。
そんなククがある日突然、理由も告げられる事なく国を追い出されてしまい、非力なククが弱肉強食の海で生きていけるはずもなく、海での生活を諦めて陸へ上がった。
陸での暮らしは不慣れな事ばかりだったが、ククは女性や男性の他に、アルファやベータやオメガといった第二の性がある事や、自分がオメガである事、そして自分の変わった体には理由があるのだと知り、少しずつ陸での生活に慣れていった。
しかし、陸での生活はククにとってはとても辛く、それでも独りで必死に生きようとしていたククだったが、獣人達に追いかけられた事をきっかけに、突然命をおとす事となった。
死後、ククは冥界で目を覚まし、そこで出会った冥王シシのツガイとなっていた。
シシはククを愛し、誰よりも愛に溢れる神だったが、その全てをクク一人に向けるようになる。
だが、そんなシシとは真逆であるククは愛を知らず、『恋』も『好き』も『愛してる』も知らなかったククは、シシから与えられる重すぎる愛を理解できず、とにかく自由を求めていた。
そんなククはシシと過ごす長い時間と、ある事をきっかけに少しずつ心に変化が現れ……
陸での心の傷と、知らない事への不安、シシへの複雑な気持ちなど、それらを抱えながらもシシと過ごすなかで、さまざまな事を経験し、学んでいくーー
(期間限定重複投稿)
文字数 106,567
最終更新日 2024.10.17
登録日 2024.10.04
幼なじみの悠也に、恋心を抱くことに罪悪感を持ち続ける楓。
逃げるように東京の大学に行き、田舎故郷に二度と帰るつもりもなかったが、大学三年の夏休みに母親からの電話をきっかけに帰省することになる。
見慣れた駅のホームには、悠也が待っていた。あの頃と変わらない無邪気な笑顔のままー。
何年もずっと連絡をとらずにいた自分を笑って許す悠也に、楓は戸惑いながらも、そばにいたい、という気持ちを抑えられず一緒に過ごすようになる。今だけもう少し、この夏が終わったら今度こそ悠也のもとを去るのだと言い聞かせながら。
しかしある夜悠也が、「ずっと親友だ」と自分に無邪気に伝えてくることに耐えきれなくなった楓は…。
お互いを大切に思いながらも、「すき」の色が違うこととうまく向き合えない、不器用な少年二人の物語。
主人公楓目線の、片思いBL。
プラトニックラブ。
文字数 1,922
最終更新日 2024.10.31
登録日 2024.10.30
トラウマ超絶美形スパダリ✕平凡青年との王道ラブロマンス!?
「聖女召喚に成功したぞ!!」
は!? ここはどこだ?
見知らぬ大広間に見知らぬ人々。
着ている服装も見慣れぬ服装ばかり。様々な髪色に瞳の色。明らかに日本人ではないと分かる人々。
そんな人々が声高らかに叫ぶ言葉。
せいじょ? せ、い、じょ? ん?
ワァァァ!! と歓声が上がっていたかと思えば、その歓声は徐々に怪訝な表情と声へと変わった。
「…………せ、い、じょ?」
俺の台詞だ。
聖女ってなんだよ!
俺はオトコだー!!
聖女として間違えて召喚されてしまった俺。
どうすりゃ良いんだと、そのまま王宮で飼い殺し状態だが、
なんだか護衛騎士の超絶美形の男と仲良くなってきたと思ったら妙な方向に……
トラウマ持ち?の超絶美形スパダリ✕平凡青年との王道ラブロマンス!?
※全30話。毎日3回更新します。
※R18回に印は入れておりませんのでご注意ください。
※こちらの作品はムーンライトノベルズにて完結済。
文字数 92,473
最終更新日 2023.11.05
登録日 2023.10.27
9度目の冬を迎えたあの日。主人公"ルイス"は、慣れ親しんだ孤児院と仲間達を原因不明の火事によって一夜にして失った。魔物に遭遇し、絶体絶命の聞きに陥った瞬間、白銀の髪と金色の瞳を宿した美しき軍人に助けられる。
彼の名前はロイド・ローレンス。史上最年少でソードマスターとなり、若くして月影軍少将に上り詰めた男。そんな彼に少しでも近づきたくて、ルイスは剣の修行に勤しんだ。血のにじむような努力と、生まれ持った身体能力を活かし、7年後いざ入隊試験へ。そこではあのロイド・ローレンスも試験監督として顔を出すという話を耳にし、大きな期待を胸に数年ぶりの対面を果たすが・・・。
「うーんと⋯⋯ごめんね、覚えてないや」
当の本人は当時のことを全く覚えておらず、それどころか……
「憧れだとかなんだとか、そんな生半可な覚悟で試験を受けるくらいなら、さっさと荷物をまとめて村に帰りな」
冷たい言葉をかけられ、距離を置かれてしまう。
それでも挫けず、ルイスは走り続けた。いつか彼の近くで戦えるように。そして自分の実力を認めてもらうために……!
そんな中、何やら不穏な気配がこの国を侵食しようとしていた。それはどうやら、数年前に起きた孤児院の事件と関係があるようで⋯⋯!?
国宝級の存在感と実力を持つ軍の少将と、そんな彼に憧れ、奮闘する主人公。
これは、ただの上司と部下の話ではない!?
果たして彼らの出会いは偶然か必然か?
古より今に続く因果が、今ここにつながるーー
この話はストーリー重視になります!二人が付き合ってラブラブするのは、もう少し先になりそうです。
それでもよろしければ、どうぞお楽しみくださいませ(*^^*)
文字数 4,861
最終更新日 2024.10.31
登録日 2024.10.31
誰かに呼ばれた気がして数百年ぶりに目覚めた魔法使いイシス。
目が覚めると見覚えのない男がいた。
男は騎士のシリウスと名乗り、何年も前から森にあるイシスの棲家を見つけ出入りしていたらしい。
眠りにつく前は、魔法使いは珍しく重宝されていたが、魔法石が当たり前となり魔法は下火となっていた。
慣れない世界に戸惑うイシスと、イシスを献身的に支えるシリウス。
二人の前に魔法使い同士を結婚させて、魔法使いを保全管理する『魔法使い管理組合』と名乗る者が現れる。
文字数 1,325
最終更新日 2024.10.31
登録日 2024.10.31
※Pixivにも投稿しています。猫獣人の後輩×兎獣人の先輩BL。兎族差別が蔓延している社会に慣れてしまった兎先輩は、偏見の目で見ず好意全開の後輩、有家 浄を戸惑いながらも可愛がっている。胸に秘めていた思いを隠し通すつもりが...。
文字数 17,441
最終更新日 2024.07.13
登録日 2024.07.04
彼女にフラれたばかりの真城 雪弥(ましろ ゆきや)は先輩から合コンに誘われ、ひょんなことから罰ゲームを受けることになってしまった。その罰ゲームの内容が「女装をして大学にくること」だった!?
開き直って女装をし大学に行く雪弥だが、慣れない靴を履いたせいで靴擦れをしてしまう。そんな彼の前に通りがかった赤沢 太陽(あかざわ たいよう)は雪弥が転びそうになるところを寸前で助けると、靴擦れを見つけその足に持っていた絆創膏を貼る。簡単な手当てをしてもらった雪弥がお礼を伝えると、本当の女の子だと思い込んでいる太陽は一目惚れだと言って雪弥に突然告白をする。焦る雪弥だが、太陽の真剣な表情にその場で女装であることを伝えることができなかった。
本当のことを話そうと思う半面、なかなか言い出せずにいる雪弥。その傍らで久々の片想いに心を弾ませる太陽。そんな二人がデートに行くことになって……?
互いに惹かれ合いつつもなかなか素直になれない二人のすれ違い純情BL。
文字数 61,128
最終更新日 2024.10.15
登録日 2024.10.15
歴オタの片瀬景司は普通の高校三年生。
桑名の七里の渡し付近から川に転落し、意識を失った。
気がついたら、そこは男色全盛の江戸時代。
いきなり家老の息子、吉村右京にキスされて面食らうが、美貌の若衆に転生?したらしい。
モテモテの状況に戸惑いながらも、ここでの暮らしに慣れてきた頃、突然父が切腹して家が断絶、一転して不幸のどん底に突き落とされる。
浪人となりならず者として暮らしていたが、町でかぶき者に絡まれた町娘を助けたことで騒ぎになり、右京に見つかってしまう。
逃げようとしたが、笠を被った侍に当身をくらい、連れて行かれた先は、家老の一人、久松式部の別邸。
久松から熱烈な愛撫を受け、前藩主松平定良のご落胤だと聞かされる。
定良は、美貌の持ち主であり、かぶき者の殿様だった。
久松は、吉村(右京父)が定良を殺したと思い、仇を討とうとしていた。
景司を操ろうとする久松。右京とは敵対することになってしまう。
どうにかして阻止したい景司の戦いが始まる。
物語が進むにつれて、変化していく、右京との関係。
衣装の変化も見どころです
※性描写はあっさりめ。のつもりですが、書いているうちにハードになってきたのでR18に変更しました。念のため。
剣戟シーンあり、暴力、流血シーンも予告なくあります。苦手な方はお気をつけください。
まったく場違いな気がして気後れしますが、たくさんの作品の中から見つけてくださり、お読みいただいてありがとうございます。お楽しみくだされば幸いです。
文字数 37,650
最終更新日 2024.10.30
登録日 2024.10.02
平凡な大学生、秋夜は同じ学部の雪大をいつも目で追っていた。
絵画が霞むような美貌、教授も舌を巻く頭脳、それを奢らない謙虚な性格、そんな完璧を擬人化したような彼を気にするのは当然のことだった。だから話したこともない同性を目で追っていても自分の感情を深く考えることはなかった。
ある日、友人が主催した飲み会がきっかけで雪大と友人になった。友人としての日々を過ごすうち、自身の恋心に気付いた秋夜は雪大を避け始める。しかし雪大は初めての友人を失いたくないと追い縋る、秋夜は抑えられなくなった性欲のままに雪大を陵辱し、心身共に傷付けた。
その日から雪大は不可解な行動を取った。秋夜に襲われると分かっていながら友人だった頃のままの日常を望んだ。秋夜は雪大が誰にも助けを求めず逃げようともしないのをいいことに不慣れな調教を施していく。
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調教初心者による大人しいヤンデレへの調教ものになります。
※R18ですが、序盤にその要素はほぼありません。
※昭和の設定ですが昭和らしさはほぼありませんのでご了承ください。
※若干のオカルト要素があります、ご了承ください。
※暴力・陵辱表現があります。
※拙作「俺の名前は今日からポチです」「ストーカー気質な青年の恋は実るのか」の世界の過去の話となっておりますが、ストーリー・キャラ共にリンクしませんので単体でお楽しみ頂けます。
文字数 282,980
最終更新日 2020.09.30
登録日 2020.06.20
平民として生まれ育ったユリウスは、ある日死んだと聞かされていた父親が実はこの国の国王であったことを知らされ、王城で暮らすこととなる。
慣れない王子としての暮らしの中、隣国との戦でユリウスは隣国の王に関われていた少年ウルを救出する。
人懐っこく明るいウルに心を開いていくユリウス。しかし、男娼として扱われていたウルはユリウスへ抱いて欲しいと迫り、ユリウスはそれを頑なに断っていた。
肌を重ねることなく、何度も夜を過ごす2人の関係は少しずつ変化していく。
道化師×王子の身分差BL
【攻め】ウル 16歳
明るく人懐っこい道化師の少年。芸人としても多才だが、今まで男娼として扱われることのほうが多かった。
自分を助けてくれたユリウスに感謝しており、恩返ししたいと思っている。
【受け】ユリウス 19歳
平民として生まれ育った王子。未だに王子としての実感は薄い。
おおらかでさっぱりとした性格。ウルのことを守ってやりたいと思っている。
文字数 67,307
最終更新日 2024.09.30
登録日 2024.04.08
異世界に飛ばされた月読 愛美(つきよみ まなよし)。神によって”ギャップ”と呼ばれた世界で愛玩動物としてもてはやされている”獣人”と呼ばれた獣たちの飼育と接客を任されてしまった。
この世界に来て1ヶ月。少しずつ慣れてきた愛美(通称マナ)だが、慣れないことが1つ。
それは獣人きってのNo.1ではあるが高額すぎて落札されない、美麗ではあるが最低クズ野郎である虎の獣人、アリッストの世話をする事。
いつもクズ呼ばわりされ挙句の果てには”種付け”として行為を迫る絶倫獣人にマナは太刀打ちが出来ないでいる。
最低クズだが美麗獣人と健気かつどこか闇を持った眼鏡イケメンの異世界飼育日記が始まる。
文字数 69,200
最終更新日 2023.03.04
登録日 2023.01.10
ある日、猟師のシゲルの元へ、伯母が山羊と生まれたての子猫を連れてきた。
「お前の仕事は、これを助けることじゃ」
見てくれはいいが酒と女にだらしないシゲルは困惑する。
ちいさなちいさな、三毛猫のオス。
しかたないので、みけと名付けた。
そして、慣れないなりに育てたある日、目の前にちょこんと座っている綺麗な少年は…。
「シゲルさん」
どうやらこいつは、シゲルが山羊の乳で育てたみけらしい。
シゲルへの愛が斜め上に飛んだ三毛猫オスのみけ、化け猫として爆誕。
※ 明治以後くらいを想定していますが、すごくすごくすごーく緩い設定です。
漁師が銃を所持できるくらいの時代と思ってください。
※ HP、pixiv、なろう、エブリスタに公開中。
文字数 14,005
最終更新日 2021.10.11
登録日 2021.10.11
旦那と嫁、シリーズから。
旦那は、書道家。
嫁は、バーテン見習い。
二人とも野郎です。
(当時の説明文のまま載せています。)
旦那⬇︎
31歳 職業 書道家。
身長180cm 体重68kg
目は切れ長の奥二重。
性格 目先の事からコツコツとこなしていくタイプ。嫁と暮らしてからは現実的な性格に磨きがかかった。
嫁⬇︎
年齢24歳。職業自由人(笑)今は夜のバーに勤めている。
身長167cm体重56kg
脱色しまくった金髪。ピアスは両耳3つ開いている。目は幅広気味の二重。瞳が茶色。
性格 サッパリしている。照れ屋。褒められる事に慣れていない。はっきりしない事が一番嫌いらしい。
文字数 23,709
最終更新日 2021.07.28
登録日 2021.07.28
『明日のきょうだい』
中学3年生の奏に突然できた弟は、父親がどこかで作ってきた愛人の子供、秋。
新しい家族を迎えて家は緊張感に満ちていたが、高校受験を控えた奏は秋を無視していつも通りの生活をしようとする。
しかし、兄の隼が秋を虐げているのを見つけてしまい、兄として少しずつ弟を守ろうとする。
『今日のよき日に』
中高一貫男子校の、唯一の高校からの編入生の芒月 秋。優等生だが周囲から浮いている浦原 壱は、自然と秋の世話係になった。少し変わっているが大人しい秋は壱の手助けもあって少しずつ学校に慣れて来たように見えた。しかし、壱の友人の篠宮 千歳から、秋は誰とでも寝る便利な奴だと聞いてしまい、見えていなかった秋の本性の気付き始める。
文字数 120,138
最終更新日 2023.07.08
登録日 2020.02.01