「返し」の検索結果
全体で3,227件見つかりました。
「四大霊剣の力は絶大で、その他の魔術の比じゃないんだ。しかし君はその一つを、どういうわけか自力で跳ね返した……」
自らの過ちから最愛の幼なじみを失った〈エド〉。彼は一か所に集約することで神をも召喚できるという四つの霊剣を探しはじめる。
◯四大霊剣の種類と特徴について
四大霊剣とは、創造の力を受け継いだ四柱の天使が、神の怒りを買い、特殊な能力を持つ武器に変えられた姿である。以下にその種類と特徴を示す。
グングニル
心に念じるだけで、いかなる標的も射殺すことのできる邪槍。前身となった天使は友好的な性格ではなく、使用者の心をむしばみ肉体を奪おうとする。
フラガハラ
世界の風を司ると言われる片手剣。ブラウン家の魔術者が代々継承している。前身となった天使は友好的な性格で、ブラウン家の歴代の使用者に対し、真名(マナ)を明かしたとされる記録が散見される。
エクスカリバー
現世には存在しない神の火を司る霊剣。人の情念や罪の意識を無限に燃やし、心的に破壊してしまう。四大霊剣のなかで唯一、武具以外の形態を持ち、自らが選んだ魔術者の前に、青龍の姿となって現れると言われる。現在の所在は不明。
パラストラ
四大霊剣で唯一、神から創造の力を奪われなかったとされる観念的な武器。物質的な形態を持たず、所在はおろか実在の有無さえ不明である。……
文字数 47,927
最終更新日 2020.08.12
登録日 2020.07.20
外はぐにゅっ! 中はザクッ!
……かつての仲間に裏切られ、かろうじて別の異世界に逃げ込んだ勇者。
しかし、呪われた身かわしの衣を食べてしまった勇者は、自分の攻撃が一切当たらなくなってしまう。
スライムすら倒せなくなった勇者を、異世界の王は必要としない。
一気に底辺まで落ちた勇者は、それでも誓う。いつか世界を見返し、かつての仲間達に復讐してやると――
……とりあえず、その為に奴隷を買う事にしました。
文字数 3,325
最終更新日 2016.08.21
登録日 2016.08.20
過去に実の母親から酷い虐待を受けていた僕は、妹からも裏切られ絶望の日々を送る。
ようやく保護され、4年に及ぶ母親の虐待から解放されたが、そのあまりに長く残酷な虐待は、母親がいなくなっても僕の心に深い傷跡を残した。
里親に引き取られ、愛を知ってもその傷跡は無くならない。
里親に迷惑をかけてはいけない、過去を隠して普通の子として取り繕う日々。
次第にその黒く重たい気持ちは、自分を裏切った妹に向いていく。
あのとき、こんなに苦しい思いをするのなら、あのとき死んでしまえば良かったのではないか?今、僕がこんなにも苦しいのは妹のせいではないのか?
そして六年の時を経て、僕は妹に再会する。
始めは憎しみと憎悪の気持ちで妹と触れていた僕。
やがて明かされる僕の過去。妹がおった心の傷。周囲の人からの愛、隠された真実。
それは僕の青春に残酷な現実を突きつける。
ラスト一行で待ち構える、衝撃のどんでん返し!
文字数 20,621
最終更新日 2021.06.10
登録日 2019.08.09
主人公の天願也沙は、幸運の持ち主だった。
ある日、幼馴染みに教えてもらったゲームを始めてみる。
そのゲームの大会が開かれる事を知り、也沙はその大会に出場する事を決意する。
しかし、その大会にはゲームとは別の目的があった。
そこで知らされる也沙の過去、そして大会に隠された真実とは……
【テーマ】
馬鹿とハサミは使いよう!
使い方によっては、人を幸せにも不幸にもしてしまう。
十人十色で様々な考え方があるけれど、原子力みたいな過ちは繰り返して欲しくないなぁーといったテーマとなっております。
稚拙な文章ですが、そういったものを感じとって頂けたら嬉しく思います。
文字数 50,027
最終更新日 2021.08.19
登録日 2021.07.21
誰だって驚くだろ?
僕は、毎日毎日、何回も繰り返し同じ夢を見てきた。彼女は、僕の夢の中で何回も何回も死ぬ。自殺をしてしまうんだ。僕は、助けたくても助けられない。変わらないエンディング。
そんな、彼女が僕の目の前に現れたんだ。
しかも、僕が心に決めた自殺実行を阻止しに来たとか言い出す。
僕は、死にたいんだよ。
ラノベの主人公になりたいとは一言も言ってない!!!!
彼女は、こともあろうかあの哲学者、「ニーチェ」を名乗った。そして僕を「アラン」と呼ぶ。僕は、アランじゃないしきっと彼女はニーチェではない!!
死にたがりの僕の前に現れたのは、ニーチェを名乗る少女。
ニーチェとアランの幸福論が今、幕を開ける。
登録日 2017.07.15
全種族の最高最強の力を持つ吸血鬼。不老不死の肉体に、無限の魔力を有する吸血鬼に弱点は存在しない。そんな彼らの中で唯一の掟は、異種族の間に子供を作ってはならないことだった。
その掟を破り生まれた混血の吸血鬼プラムには、吸血鬼には存在しない数多の弱点が発現していた。太陽に焼かれる身体では外も歩けない。隠れ住む中で母が死に、父と二人だけが残され、吸血鬼の同胞に掟破りがバレ、親子は引きはがされてしまう。
純血からは馬鹿にされ、生まれてきたことが間違いだとさえ言われる日々。そんな中でプラムは決意する。
「混血が純血に劣っていないことを証明してやる……父さんも、母さんも、間違ってなんかいない!」
覚悟を胸に修行を始めたプラム。
そして千年間引き籠り、修行を終えたプラムは久しぶりに外へ出た。
「あれ……誰もいない?」
変わってしまった世界で、プラムは混血の力を証明するために戦う。
文字数 31,178
最終更新日 2021.05.12
登録日 2021.05.08
クロノは、ただの人間じゃありませんでした。
少女は、魔王に育てられた、元異国のお姫様だったのです。
「魔王様から伝言を預かっています」
と、クロノは勇者に告げます。
「『お主が真なる勇者なら、クロノにどうか人間の暮らしを教えてやってくれ』……そうおっしゃていました」
「…………」
勇者は何も言いません。
ただ黙ったまま、剣を構えました。
そして、戦いが始まりました。勇者の剣技はとても鋭く、とても重いものでした。
しかし、そのすべてをクロノはいなし続けます。
まるで、赤子の手を捻るかのように、余裕でいなしていきます。
やがて、勇者のほうが先に限界を迎えてしまいました。
ぜぇはぁと息を切らす勇者に対し、クロノはまったく呼吸を乱していないどころか、汗一つかいていません。
「……っ!」
その事実に、勇者は悔しげに歯噛みします。
そんな勇者に向けて、クロノは静かに語り掛けます。
「……私はかつて、この魔界を支配する人間界の姫でした。ですが、ある日突然、魔族たちが私の国へと攻め込んできたのです。理由はわかりません。彼らは私を攫い、人質として交渉の材料にしたのでしょう。私が攫われたと知ったお父様やお母様、お兄様たちは、私を助けるために必死に戦ってくれました。でも……結局、助け出すことはできませんでした……なら魔王をしめるのは、やっぱ私しか居ないと思いました」
「……はい?」
突然の話に、思わず聞き返す勇者。
すると、クロノは少し恥ずかしそうにしながら、こう答えました。
「つまりですね?魔王様は私を危険人物と認定して人間界に追放し、代わりにあなたを寄越してきたわけですよ!まったくもう!!」
ぷんすこと怒るクロノに対して、勇者は思わずぽかんと口を開けてしまいます。
それからしばらくして、ようやく理解が追いついたのか、彼は笑いだしました。
それは嘲笑などではなく、どこか楽しそうな笑い声です。
ひとしきり笑った後、勇者はゆっくりと剣を下ろしました。
そんな彼に向かって、クロノもまた構えを解きます。
そしてはクロノは言いました。
「さて、どうしますか?このまま私に殺されてみますか?」
その言葉に、勇者は再び笑い出します。
今度は先ほどよりも大きな声です。
しばらく笑って満足したあと、勇者は大きく息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出してから口を開きました。
「いや、やめとくぜ。俺はあんたを殺すためにここに来たんじゃないしな」
そう言って、勇者はそのまま踵を返して歩き始めました。その後ろを追いかけるように、クロノも付いてきます。
そうして二人は一緒に旅をすることになりました。
文字数 9,042
最終更新日 2023.10.14
登録日 2023.10.14
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我が妻、英子さんに対する、せめてものプレゼントです。ダイレックス朝倉店のビニール袋に包んで、お手紙を一つ添えて、池田家に配達してきます。長年の御恩は、こんなものじゃ、到底お返しできませんが、一つのボクの仕事です。今から、行ってきます。午前五時には、猿渡新聞店の新聞配達のアルバイトがあります。午前四時には、篠崎家を出ます。書籍化は無理だと思われますが、どうぞよろしくお願いいたします!
文字数 440
最終更新日 2022.09.22
登録日 2022.09.22
~選ばれた異世界転生者~
俺の名前は佐藤拓海(さとうたくみ)18歳である。
普通なら働いててもおかしくない歳である。
けれど、俺は働いていない。どうして?と思うだろう。
それは就活に失敗したからだ。
こうして俺のニート生活が始まった!
そして今日もパソコンに向かいゲームをしていると宛名不明のメールが届いた。
「何かのいたずらかな?」そう思いメールを開いた途端に疑問が確信に変わった。
メールにはこう書かれていた。
「あなたは異世界転生者に選ばれました」絶対にいたずらメールだ。
「異世界転生?そんなことできるわけないだろ。いたずらメールにしてはタチが悪いなこれ」そんなことを言いながら下の方にスクロールしていくとメールはまだ続いていた。
「PS,このメールを見ると強制的に異世界に転生します」
「・・・・・・ん!?」
状況が呑み込めずいたらいきなり視界が黒くなった・・・・。
第1章
~第2の人生の始まり~
誰かが何かを呼んでいる。
「・・・くん・・・ウくん・・・ユウくん」
そんな声が聞こえてきた。そして俺は、目を開けると見知らぬ部屋にいた。
「ユウくん起きて早くしないとご飯抜きよ」
そんな声がハッキリと聞こえてきた。俺はベッドから起き上がった。
「なんかからだがかるいな・・・」声も高くなっている、俺は真っ青になり近くにある鏡を覗き込んだ。そして、驚愕の声を上げた。
「子供になってる!?」思わず声をあげた。初めは夢だと思った。否、思いたかった。
しかし数秒経って宛名不明のメールを思い出し自分が転生したことを信じざる得なかった。
普通なら異世界に転生させたやつからの説明とかあるだろう。しかし、誰からの説明もない。
「よし、ごはん食べよう!」考えるより先にお腹が空いていたのだ。
ご飯を食べ終えて頭を整理する。
俺の名前はユウ=レインらしい。歳は5歳、この世界では魔法が存在する。
最初は異世界転生者だからチートなスキルを持ってたりとかそんな妄想もした。
しかし、俺には初歩の身体強化しか使えなかった。前世の記憶は残っている。
この世界では7歳から学校に通う。もう少しで久しぶりの学校なのだ。
正直学校にはいい思い出がない。だから第2の人生をエンジョイするのだ。
まずはいち早く強くなるために毎日訓練することに決めた。
「今日の分終わり」今日の訓練を終えた俺は太陽が沈みかけている中自分の魔力値を確かめてがっかりする。異世界に転生してもうすぐ2年が経つ。
体力値と筋力値だけはどんどん上がって魔力値はほんの少ししか上がらないのだ。初めは鍛え方を間違えている?と思っただろう。けれど、一切肉体的な訓練はしていないのだ。魔法を使い続けて魔力切れで倒れる。それを2年近く繰り返していた。
そうして今に至る。10日後には学校に行ける歳になる。「2度目の人生エンジョイしてやる!」
文字数 1,977
最終更新日 2018.02.27
登録日 2018.02.27
占いで相性の良い相手とお見合いするという企画に参加したら、女性はおらず、男二人だった。
しかも、学生時代に一度だけキスをした相手である。
うだうだしつつ、付き合うまでの話。
※エロはぬるい
※勢いだけで書いたので、後々見返して訂正を入れたいと思います。誤字脱字は生温かく見守って下さい。
文字数 7,878
最終更新日 2022.01.21
登録日 2022.01.21
伏見 颯人は生まれた時から霊と関わりやすい体質だった。
霊が視えるのは当たり前。霊に触ることもできるし、会話することもできる。それだけならまだマシだった。
しかし彼は霊と関わりやすい、つまり霊現象に遭遇しやすいのだ。
そんな彼がバイト帰りに出会ったのは女の霊だった。
乗っていた原付を止めて女性に話しかけた颯人だったが、女性は「街まで」としか言わなかった。
明らかに霊だったが、颯人は冷静に返した。
「…はぁ。そういうのは車相手にやりませんか?ただでさえ原付で二人乗りって厳しいのに」
うまく女性をかわし、無事家に帰ったはずだったが、彼女はついてきてしまった。
文字数 21,440
最終更新日 2015.10.09
登録日 2015.10.09
かつて歌姫と呼ばれていた母。
その母に憧れ音楽の道を目指す蓮斗。
けれど自分の才能の無さに絶望しだんだん音楽から遠のいていく。
いつかきっと母と同じ舞台に立つために。
葛藤を繰り返し奮闘する蓮斗は、その目標をいつか叶えることができるのか。
夢を追う高校生のストーリー
文字数 2,180
最終更新日 2018.09.20
登録日 2018.09.20
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12・28・通りの シャッターしまった店の前に陣どって
配達アプリ 起動した。
通りかかった
パーカーを頭にかぶってマントみたいにしてる男性。
聞き屋やってます。
話し聞きます。
愚痴聞きます。
悩み聞きます。
こんちくしょうめって思ってること聞きます。
通りかかった
右手にどら焼き、左手にセブンイレブンのコーヒー持った男性。
聞き屋やってます。
話し聞きます。
愚痴聞きます。
悩み聞きます。
こんちくしょうめって思ってること聞きます。
通りかかった
上げ底のスニーカーの女性。
聞き屋やってます。
話し聞きます。
愚痴聞きます。
悩み聞きます。
こんちくしょうめって思ってること聞きます。
通りかかった
左手にいっぱい入ったレジ袋、右手にトイレットペーパー持った男性。
聞き屋やってます。
話し聞きます。
愚痴聞きます。
悩み聞きます。
こんちくしょうめって思ってること聞きます。
大抵は
せいぜいチラッと見るくらい。
ほぼ無視、無反応。
配達アプリ止めて
動画の
今週のエンディングは、マルカ運輸チームも参戦しました。の「バカサバイバー」踊ってみた。
何回か繰り返し踊ってみた。
NPOみんなで聞き屋やろうプロジェクト。
https://ka2.link/situke/hukyuu-2/#a.
文字数 3,294
最終更新日 2022.12.28
登録日 2022.12.28
昔から子どもたちに愛されている様々な童話。
そんな童話をちょっとアレンジした笑える、泣けるようなオリジナルの童話(または完全オリジナル童話)を思いついたら更新していきいます!
女性向けにしましたが、童話が好きな男女向けです。
第1話、犬の恩返し
第2話、ヅラデレラ
第3話、翼
第4話、フランダースの犬(後半部分のみオリジナル)
第5話、人魚姫(ラスト部分のみオリジナル)
第6話、ハチの妖精と人間(完全オリジナル)
文字数 9,967
最終更新日 2023.06.07
登録日 2023.06.01
異世界に転生した引きこもりクズニート。
今度こそ真っ当に生きていこうと決意していくが成長して冒険者になった途端に仲間や恋人に裏切られてしまう。
すべては自分の失敗のせいだ。そう嘆き、反省しながら元ニートは『失敗成功』を繰り返して努力で異世界で生き抜いていこうと決意した。
だが、敵はあまりにも強大であり世界の終焉が間近だった——
文字数 6,179
最終更新日 2021.01.17
登録日 2021.01.17
Aランクに最も近いと言われるパーティー『断空の剣』。
結成五年目である若手パーティーの快進撃を可能にしたのは、メンバーの一人レントのユニークギフト《魔蔵庫》だった。
《魔蔵庫》のスキル【魔力貸与】は、レントの魔力をパーティーメンバーに貸し与えるもの。
レントの人並み外れた魔力量と【魔力貸与】によって、パーティーメンバーは本来数発しか打てないスキルを連発。
強敵モンスターをガンガン倒し、桁外れのスピードで成長してきた。
だが、レントは魔力を貸すばかり、貸した魔力は返ってこない上、直接戦闘ができず、経験値もたまらない。
レント本人にはメリットがまったくなかった。
メンバーたちが急成長する一方で、レントは取り残され、他のメンバーとの差は開く一方だった。
『断空の剣』の三人――幼馴染の男剣士ガイ、同じく幼馴染で元婚約者のミサ、ガイに惚れている回復士のエル。
三人は『魔力回復の腕輪』を手に入れ、用済みとなったレントを追放することに。
ただ追い出されるだけでなく、屈辱的な仕打ちを受けたレント。
心の底から怒り、「俺の魔力を返しやがれッ!」と叫んだことが切欠となり、ギフトが《無限の魔蔵庫》へと進化。
可愛いサポート妖精エムピーと一緒に――。
【強制徴収】で貸していた魔力の取立。
【リボ払い】で利息たっぷりゲット。
【魔力運用】で最大魔力量増加。
【スキル購入】で魔力を払ってスキル購入。
【魔力出納】でリキャストタイムなしでスキル連発。
さらには、仲間に囮にされ、同じくユニークギフトで苦しむ少女と出会い、順調な旅を続けるレント。
一方、元パーティーは返済に追われ、魔力は空っ穴。
スキルも満足に使えず、落ちぶれていく一方。
やがて両者は再会するが、レントは容赦なく取り立てる。
「これは復讐じゃない。正当な取り立てだッ!」
ガイたちが【リボ払い】の恐ろしさに気づく頃には、もう既に手遅れだった。
登録日 2023.08.30
主人公は、「由子の兵法」の著者である由子が、大韓を建国するまでの物語です。
城主に陵辱され殺された姉の敵討ちをするも、敵わず殺される所を救われ、その者に師事する。
由子は後に「一振り十殺」と恐れられる飛燕剣と言う剣技を生み出し、城主を討って姉の復讐を遂げるが、お尋ね者となり各地を放浪する。
越南領主の命の危機を救い、我が義弟と称されて招かれるも断る。当時、亡国韓の公主・紫水蘭(水姫)が客将として越南に身を寄せていた。彼女は諸葛亮の再来と謳われる才女であり、越南ではなく、彼女に忠誠を誓う事を認めるなら仕えると答えた。韓の公主は、亡くなった姉に瓜二つであったからだ。
由子は天下一の武勇にこだわった。理由は、自分にあの時、力があれば姉を救えたと後悔していたからだ。
「由子の兵法」は天下に広く知られ、由子を手に入れ様と、天下統一の野望を持つ斉国に攻められる。
斉国には中華最強と謳われる馬光(紫光)がおり、由子とは浅からぬ因縁があった。その馬光の正体は亡国の韓の王子で越南の宰相となった紫水蘭の兄であった。
意に反して兄妹で争う事となる。
越南は、かつての韓・魏・趙・秦を北遼から奪い返して国号を越南から晋へと改めた。
富国強兵を進める斉は遂に北伐を開始し、晋と共に北遼を中華から駆逐して北に還す事に成功する。
天下は晋と斉に二分されるも、斉の天下一への野望は尽きず西侵して晋と覇を争う。
丞相となった紫水蘭は、韓再興の夢を由子に託して病の為、亡くなる。弔い合戦と称した由子の不敗の兵法によって斉は滅び、晋によって天下は統一される。
韓は馬光(紫光)によって再興され、由子は斉王に封じられるも放棄し、表舞台から降りて野に降る所まで1部。
第2部は晋帝が統一僅か2年で後継者もなく、死去する所から始まる。晋の五柱国によって後継者争いが起き、これの事件は後に「五柱国の乱」と呼ばれる。
馬光は陰謀によって北伐中に命を落とす。馬光の娘(公主)によって由子は迎えられ、乱収拾の為に軍を起こす。
楚王・龐越との争いに勝ち、韓が天下を統一し、由子が大韓帝国を建国する。
第3部は、建国から300年経ち、再び中華は不穏な空気に包まれていた。北方騎馬民族である遼に攻め込まれ、帝都は包囲され、皇帝や皇族が殺される。
新主人公は皇族唯一の生き残りとなる。最後まで抵抗するも討ち死にし、大韓が滅ぶまでの物語です。
文字数 59,692
最終更新日 2024.01.08
登録日 2023.11.24
■あらすじ
❖妹に結婚を押し付けられた手違いの妻 VS 拾いもの妻との離婚を全力で回避したい辺境伯❖
ブランドン辺境伯のユリオスが結婚を申し込んだ相手は、ヘンビット子爵家の妹のリリーだった。
だが、結婚当日、屋敷を訪ねてきたのは冴えない印象のマーガレット。彼女はリリーの姉だ。
既に結婚誓約書が提出され夫婦となっていた二人。この結婚は妹が姉に押し付けたもの――。
そうとも知らず、まだ見ぬ夫との幸せな生活を夢見て、辺境の地へと嫁いできたマーガレット。
彼女は対面早々、ユリオスから「俺が結婚したかったのは、妹だっ! これは手違いの結婚だ」と宣言される。
そうして半年だけの手違いの妻となったマーガレットは、秀でた腕前を持つ薬草師。ただ、その薬作りは彼女の趣味に過ぎない。
ユリオスが思わぬ拾いものに気づいた時には、妻はユリオスを恐れて逃げ惑う。
マーガレットにどんどんと心惹かれていくユリオスは、なんとしても離婚を回避したい。
夫の恋心に気づかず逃げ惑う妻と夫の攻防戦!
数々のどんでん返しの末に勝利を掴むのは――。
妻か⁉ それとも夫か⁉
どたばた鬼ごっこラブロマンス開幕!
登録日 2024.04.06