「信」の検索結果
全体で9,962件見つかりました。
江戸、浅草にて――妻を亡くしたやもめ浪人の親信(ちかのぶ)が長屋に戻ると、刀傷を負って逃げ込んできた若侍が倒れていた。放り出すわけにもいかず、手当てをする。気がついた若侍は、名を幸之進(ゆきのしん)といい、眉目秀麗ではあるものの、侍と呼んでよいものかというほどには侍らしからぬ男だった。傷が治ったのなら出て行けばいいものを、居心地が良いと言っては居座る。厄介な男は、親信の子供たちを手懐け、周りを引っかき回し、そして何故だか妙に馴染んでは長屋暮らしを満喫するのであった。
登録日 2021.07.23
「美少女クレーマー」。近隣の店にクレームばかり付けていることから、そんなニックネームを付けられた怒りっぽい女子高生、菜野香(なのか)。
彼女がある時、不思議な相談を受ける。
「そのクレームで、あたし達の夢を再起不能になるまで砕いてはくれませんか」と。
依頼者はナノカとは違った学校に通う、女子高生作曲家。彼女は独断で「夢を追う会」を作って活動を始め、協力してくれる人を探していたらしい。
ナノカはそんな時、僕を誘った。
「ちょっと情真(じょうま)くん、手伝いなさいよ」
一人で協力するより二人でやった方が手伝いができると協力させるのが僕だった。ナノカといれる時間が作れる、なんて利点があった僕は「いいよ」と返答してしまう。
それが夢のない僕への拷問になろうとも知らず。
夢を追う人間達の中でとんでもないトラブルが起きていることも分からず。
夢を追う人達が明るく、素敵に一人の命を奪おうとしていることにも気付かずに。
日常の謎に挑みつつ、高校生達の心に焦点を当てた人の死なないラブコメ青春ミステリー、開幕!
「カクヨム」や「小説家になろう」、「ノベルアッププラス」でも連載しております。
表紙イラストは檀上大空様に描いていただきました。
文字数 250,043
最終更新日 2024.09.12
登録日 2024.02.21
8年前、突如目の前に現れた光を放つ宇宙人らしき相手に「何でも一つ願い事を叶えてあげる。」と言われて「空を飛べるようになりたい!」という願い事を叶えてもらった空飛一郎(ソラ・ヒイロ)。願い事を叶えてもらってから5年後に突如として現れた人を襲う怪物から日本を守るヒーローになるまでのお話。
文字数 213,581
最終更新日 2024.08.05
登録日 2024.07.02
様々な情報が行きかい、スマートフォン等の情報端末が発達した現代日本。某通信系企業でシステムエンジニアとして働いていた望木 朝夫は、父親が事故で入院した事をきっかけに、彼がなるはずだったとある学校での講師を担当する事になる。
その学校とは、日本にある学校ではなく、世界各国から生徒が集い魔術師になるための知識を学ぶ特別な学校だった。
あまりに非現実的な話で驚く朝夫だったが、実在する魔術師。そして、朝夫の相棒といわれる存在・ライブリーが、電子の精霊という特殊な存在であるという事実を、父親と旧知の仲である魔術師・テイマーより告げられる事となる。
「父親の容態が安定するまで」という条件付きで承諾した朝夫だったが、そこでは企業で働いていた時には味わう事のなかった非日常が待ち構えていたのであった。
※小説家になろうで掲載している作品のカクヨム編集版となります
登録日 2020.04.13
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文字数 20,828
最終更新日 2021.04.09
登録日 2021.03.08
深山揚羽(ミヤマ アゲハ)は周りから【サナギ】と呼ばれている。
それは、子供の頃に付けられたあだ名。
母親の蝶子が元舞台女優の【蝶野花代】で、8つ上の姉の瑠璃がモデルなのに、揚羽自身は2人ほど容姿に恵まれていないからだ。
自信をなくした揚羽は、前髪で顔を隠し、常に俯き、人の陰にいた。
そんな揚羽を見つけたのは、高校の一つ上の先輩の衛(マモル)だった。
衛もまた、本当の自分を隠すように振る舞っていた。
そんな2人が関わって変わっていく話。
全20話
※R15にしていますが、エロはありません。
2021/4/11本編完結。
4/12〜14 番外編、後日談公開完了。
文字数 31,490
最終更新日 2021.04.14
登録日 2021.04.05
幼なじみの圭介と美樹。
美樹は心臓の病のため長い長い入院状態、美樹の兄勇斗と圭介はお互いを信頼しあってる間柄だったのだが、勇斗の死によって美樹と圭介の生活があり得ない方向へと向かい進んで行く。
文字数 65,148
最終更新日 2022.12.31
登録日 2022.06.15
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■愛はリスキーで取り扱い注意なブツだろー! と叫んだ10代の思い出■
『あなたの思う、愛とはなんですか?』
中学生のときの国語の宿題だ。
教材はトーベ・ヤンソンの『猫』
自由と野生を愛する飼い猫と、そんな彼(彼女?)を家に縛り付けたい女の子の関係性を描いた短編だ。
クラスメイトは『素晴らしいもの』『人として必要なもの』と答えていた。
私は親との会話を例に上げて
『相手が承知しているリスクを任せること。相手が責任を取れる人だと信じること』
と答えた。
先生は言った。
『えらい具体的な例出てきたな』
あ、スベった。
でも愛ってそんなキラキラしたもんか?
愛が原因で登場人物全員ひどい目にあってるのに、この話を見て『愛=素晴らしい』と思うのか?
愛はもっとリスキーで取り扱い注意なブツだろー!
10代の自分はヒネたがきんちょで理屈っぽくて青臭くて、でも、多分今の私も似たりよったりの解答をしてしまう。
中学生時代の思い出話です。
登録日 2023.02.02
葛西亮二が高校時代に付き合っていたという尾藤香澄美が現れ、桐生瑞希は心中穏やかでない。気持ちの落ち着かないまま、亮二とともに源頼家の周辺の女性を調べていく。すると、梶原景時事件、畠山・稲毛事件、三幡姫入内の裏に女たちの関わりが解ってくる。そうして北条時政の策謀、大江広元や北条政子の思惑、二代将軍頼家の失脚から死にも複雑に絡む背景が見えて来た。二人は頼家最後の地、修善寺に足を伸ばし、政子・頼家の足跡を辿る。また、陶子の先輩の羽林(うりん)信吾が亮二の調査に興味を示す。
一方、過去の出来事も進展している。
黄蝶の逃避行、比企能員の死、小御所合戦と続く中、安達景盛は比企方につくのか北条方につくのか決断を迫られる。そこに青墓の「宿」の木曽喜三太が現れ、景盛に重大な事を告げる。
果たして亮二と瑞希の調査は上手くいくのか? 安達景盛と黄蝶の運命は? そうして頼朝の死の真相は?
文字数 108,088
最終更新日 2024.09.17
登録日 2024.09.01
自分はゲイではないという確信を持ちたくて、夏休みのある夜、男同士のセックスをのぞき見するためにハッテン場の公園に出かけたみちるは、我慢できずにトイレで自慰をしているところを見知らぬ男に動画撮影され、それをネタに脅されて男に抱かれてしまう。
「ご主人様」と呼ぶことを強要し、SMプレイに付き合わせるくせに、みちるがどうしても嫌だと思うことは絶対にしてこない男は、Sにしては優しすぎるように思えて……?
◆七森みちる(ななもり みちる)……本作の主人公。有名私立高校の2年生。中背やや華奢。根は真面目なのに、無理にちょっと悪ぶっているタイプ。一人称は普段は俺、プレイ時は僕。
◆ご主人様=平岡理一(ひらおか りいち)……自慰動画でみちるを脅している男。整った顔立ちで常に丁寧語。中肉高身長。一人称は私。(名前は中盤まで出てきません)
◆ ☆★は性描写あり。重複投稿。
文字数 61,807
最終更新日 2017.12.25
登録日 2017.12.19
愛と憎しみがたっぷりのチョコレートを”み~んな”召し上がれ♪
なずみ智子の【ホラー風味なショートショート】とかのネタバレ倉庫
⇒ https://www.alphapolis.co.jp/novel/599153088/606224994
★リアルタイムでのネタバレ反映ではなく、ちまちま更新予定です。
ショートショート第25弾をお届けいたします。
バレンタインデー用に書き上げました前後編です。
文字数は前後編合わせて13,000字ほどでございます。
話のぶっ飛び具合、登場人物たちの浅はかさとお馬鹿さには、ツッコミどころ満載かと思います。
しかし若者同士の恋愛のいざこざが、作中のような”超大騒動”に発展することなどは「普通はない」と信じたいものです。
文字数 13,033
最終更新日 2019.02.02
登録日 2019.02.02
【 兄が、最も王に相応しい人間だった】
共通の信念を胸に抱き、今はもう叶わない理想を追いかけ戦う、双子の物語。
勝つのは兄か妹か。
はたして、亡き兄の望んだ結末に辿り着けるのだろうか。
文字数 1,601
最終更新日 2019.05.13
登録日 2019.05.11
――世界が厄災に包まれたとき、異世界から勇者が現れる。
その伝説を信じる聖教会に属するソレイユは勇者の供を命じられるがパーティーを追放されてしまう。
教会を追われたソレイユは旅に出る。そして本当に大切な人と出会うのだった。
文字数 7,810
最終更新日 2021.12.06
登録日 2021.11.06
「アズナ、僕の妃になってくれないだろうか?」
「えっ……⁈」
ここは、水の都・ウェールズ王国。第一王子エクセル・ウェールズ様の私室。
そこには、エクセル様と、幼馴染である私がいました。
「そ、そんな急に言われても……」
「もちろん無理にとは言わないよ。だけど……僕は本気で考えているんだ」
「は、はい……」
ど、どうしよう……私は内心焦っていた。
こ、こんなの断れるわけが無いじゃないですか!エクセル様は私の初恋の人なのです。小さい頃からずっと好き。でも、身分の違いから諦めていました。
でも、こんな形で告白されるなんて……嬉しいけど……恥ずかしいですよぉ~!
「で、でも私なんかが妃になったら大変ですよ?」
「大丈夫さ!僕は君とならやっていける自信がある!」
うぅ……そんな真っ直ぐな目で見られたら断れないじゃないですかぁ~!ずるいですよぉ~!
「……わ、わかりました!その告白お受けします!」
そんな事がありまして、私の婚約者は王子様になってしまったのでした。
それから数年経ち、私は20歳になりました。そして今日は結婚式の日。
「アズナ……綺麗だよ……」
「そ、そんな見ないでください……」
純白のドレスに身を包み、姿見で自分の姿を確認していると突然後ろから抱きしめられてしまいました。振り向くとそこには王子様のエクセル様の姿がありました。
「そんなこと言わずにもっとよく見せてくれないか?」
「うぅ……恥ずかしいですよぉ~……」エクセル様は私から離れると今度は手を取り指輪をはめてくれました。
「それじゃあ行こうか?」
「は、はい!」
私とエクセル様は結婚式の会場に向かいました。道中では街の人たちから祝福の言葉を頂いてとても嬉しかったです。
式場に着くと既に大勢の人がいました。その中にはお父様やお母様の姿もありました。私たちに気がついた二人は笑顔で手を振ってきました。私は照れながら手を振り返します。隣を見るとエクセル様も同じようにしていました。
いよいよ結婚式が始まりました。神父様に誓いの言葉を復唱され、いよいよキスをして指輪を交換します。お互いの指に指輪をはめると拍手が起こりました。そして教会の外に出て、外で待っている馬車に乗り込みました。
御者さんが馬を走らせ始め、ゆっくりと進み始めます。
文字数 1,410
最終更新日 2023.10.20
登録日 2023.10.20
俺の名前は桜坂滝郎(さくらざかたきろう)22歳で大学を卒業したばかり。
俺はとにかく勉強をして色々な知識を得た。だがそんな知識じゃ現代では人よりちょっと頭がいいだけだ。いらぬ知識ばかり増え就職活動は困難になる。おまけに青春なんてしてこなかったわけだからコミュ障すぎて面接もだめ。とにかくもう、勉強してきてなんの意味があったのか、生きていてなんの意味があるのか。そんなことを思ってる中訳あって死に至る。
するといままでの行いが報われたのか天から神様がむかえにきて一言いった。
「異世界で生かそう!」
テンション高い上にパリピっぽい神様。
正直信じていいのか…。
文字数 8,984
最終更新日 2018.12.12
登録日 2018.09.16
ある男は、怒りこそ諸悪の根源であるという信条を持っていた。しかしある日、とある矛盾に気がついて……。
果たして怒りを認めない男の運命は……?
2019/7/31 改稿しました!
文字数 9,423
最終更新日 2019.07.31
登録日 2019.04.20
文字数 1,242
最終更新日 2020.06.19
登録日 2020.06.19
加賀百万石を築いた前田利家と、秀吉の命により非業の死を遂げた佐々成政。
史実に名を残した武将に転生した二人の男。
利家はまったく歴史を知らない元ヤンで、戦国乱世でも『正史』通り真っ直ぐ生きようとする。
一方の成政は歴史オタクの元ひきこもりで、自らの運命を『未来知識』で曲げて幸せになろうとする。
まだ尾張国を統一していない信長の元、犬千代と内蔵助として出会った二人は初対面で「こいつ大嫌いだ!」と嫌いになるが、徐々に互いを認め合うようになる。
二人は互いに影響を与えつつ、やがて日の本を東西に分かつ、大戦の大将へとなる道を歩んでいく。
※架空戦記です。史実と異なります。
文字数 504,986
最終更新日 2024.02.27
登録日 2020.11.06
文字数 81,395
最終更新日 2021.11.27
登録日 2021.10.17