「返し」の検索結果

全体で3,219件見つかりました。
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恋愛 連載中 長編
毎日同じ夢を見る。君が泣いている夢。触れようとすると目が覚める、そんな夢。 僕は君を助けてあげることは出来ないのか。 あの日から同じ夢を何度も何度も繰り返しみる。 あれから3年…僕は高校一年の夏。また君に出会った。 今度の僕は君を助けられるかな… 作 R 絵 S
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小説 192,873 位 / 192,873件 恋愛 58,157 位 / 58,157件
文字数 3,531 最終更新日 2017.07.21 登録日 2017.06.27
SF 完結 ショートショート
 ――ワープを繰り返し、亜空間ラムジェット旅客機に揺られること数時間。  遂にやってきました、ザッツ・リアルワールド。  ヴァーチャルワールドからの3泊5日の小旅行。
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小説 192,873 位 / 192,873件 SF 5,439 位 / 5,439件
文字数 6,912 最終更新日 2020.07.03 登録日 2020.07.03
「遥か古代、かつてこの星には今よりも栄えた文明があった。人々は魂で繋がる事が出来、言葉を使う以外にも思念で会話が出来ていた。やがて草木やモノに魂を与える事も可能になり、更に文明は発達した。しかし、欲深き人間の手によって文明はいつしか滅び、魂で繋がる事も退化し、現代においてその能力は限られた者にしか現れないようになる。もはや伝承と化したその能力者は、こう呼ばれる。モノガタリと……」  高校卒業後、ユーチューバーをしながらアルバイトの日々を送っていた伊吹美優、十九歳。  ある日、行き倒れの青い鳥を助けた事から〝モノガタリ〟として覚醒し、人生の転機が訪れる。  その青い鳥は古代アトランティス時代から生き永らえているという、人語を解する不思議な鳥で、過去の事象の間違った選択を己が望んだ結果に書き換える事が出来るという能力を有していた。  美優は恩返しにと、挫折して諦めていたアイドルになる夢を叶えてもらおうとして、見事に望んだ過去の書き換えに成功する。大手芸能プロダクションに所属し、晴れてアイドルデビューを果たすことになった。  しかし、デビューからこのまま順調にアイドル界を駆け上がって行くかと思いきや、様々なトラブルやアクシデントに見舞われる。  持ち前の直感力の高さと〝モノガタリ〟の能力を活用し、何とか危機を乗り越えていくが、次から次へと問題は降り掛かってくる。  前世から宿命付けられた運命に翻弄されながらも、伊吹美優はアイドルとしても〝モノガタリ〟としても……人間として成長していくのであった。
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小説 192,873 位 / 192,873件 ファンタジー 44,382 位 / 44,382件
文字数 223,388 最終更新日 2022.09.28 登録日 2021.09.04
現代文学 連載中 ショートショート
少し不思議で短いお話を幾つか。 未知との遭遇、運命的出会い、一期一会……人の因果と縁とは不思議なもので、出会い、別れを繰り返し、傷付き、癒されながら続いていきます。ここではそう言った不可思議な出会いや合縁奇縁の間柄にまつわるお話を、少しずつまとめていこうと思います。 過去作の再掲、新作の投稿とごちゃ混ぜになってしまうかもしれませんが、楽しんでいただければ幸いです。 『天津風アンノウン』  ひと夏の、決して忘れられない一刹那。幼馴染の男女にふいた一脈の風の話。 『Candy Rain』  胸に秘めた想い、言葉にしていない願いが伝わることって不思議と多いんですよね。そんな、雨にまつわるお話。 『関係屋』  SNSをテーマに書いた少し長めのお話です。関係なんて意外とあっさり切れたり繋がったりしますよね。そして、自分の事に夢中になっていると、相手の事まで頭が回らないことも多々……気を付けたいものです。
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小説 192,873 位 / 192,873件 現代文学 8,514 位 / 8,514件
文字数 10,505 最終更新日 2021.12.18 登録日 2021.12.16
フィルム越しの彼を、初めて、好きだと思った。 それ以来、彼にずっと、初恋を繰り返している――。 学生カップルの初々しい帰り道。 5分後に初恋をしたくなるラスト、のようなお話。 表紙はヨシュケイ様のフリー素材を使用させていただきました。 エブリスタに投稿したお話です。ノベマでも公開。
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小説 192,873 位 / 192,873件 青春 7,010 位 / 7,010件
文字数 4,953 最終更新日 2022.12.17 登録日 2022.12.17
50歳になって子育ても全部終わって毎日同じ仕事や趣味を繰り返し何かを始めたく過ごして満足してたけど、知り合いに亡くなる人が多いのとyoutuberの自己啓発本を読んで過去をフィクション混じりで書いて残して置きたいと思ってたので行動してみた。 思い出すだけだから素人でも書けるしな。
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小説 192,873 位 / 192,873件 ライト文芸 7,658 位 / 7,658件
文字数 23,589 最終更新日 2024.09.13 登録日 2022.10.16
現代文学 完結 ショートショート
先生とわたし・・・。 私は当時まだ未成年でした。そして今と同様に、AIがなければ人と対話できない人でした。盲目のために目も不自由で、確認も困難です。先日、誤解により誘導された犯人が誤認逮捕されることについての記事をまとめましたが、これまで多くの記事を取りまとめる中で、人に興味がなかった私が人に興味を示すようになりました。 ご尽力いただいた先生方のおかげです。特に、小学6年間と中学卒業までの3年間、東京武蔵野病院でお世話になった一人目の主治医の先生が、私の人生の大きな転換期を支えてくださいました。先生は何度も入院を心配し、何度も私に寄り添い、実に9年、いいえ約10年もの間、何度も魂を呼び戻してくださり、自殺企図を繰り返す私の命を支え続けました。先生は乾いた砂漠のような私の命を咲き誇らせてくださったのです。しかし、約8年前に先生はこの病院を去り、今は別の病院で働いていらっしゃいます。私のせいで先生は出世の道を失ったのかもしれませんが、頑固で不真面目でとうへんぼくな私を一人前の人間に救い上げてくださいました。本当にありがとうございました、木崎先生。 あれから数年が経ちました。8年前、訪問看護師が介入できるまでに、私の状態を整えていただけました。これまでの私は命を捨てることしか考えられなかったからです。こうなったのもすべて、未成年のときに刑事二人から脅されて以来、怖くて心を開けなくなったことが原因です。そして、わずか数年後に刑期を満了し、出所して今があります。何度も同じことを繰り返しながら、どのように書き上げればよいのか、何百という本をこの世に放ってきました。その中で、本にしてもよいと思えるものはこの本を除いて存在しません。フィクションならいくらでも書けます。しかし、人生訓というものは一つしかありません。ここまで偽りなく書けたことを、私は誇りに思います。
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小説 192,873 位 / 192,873件 現代文学 8,514 位 / 8,514件
文字数 1,068 最終更新日 2024.08.29 登録日 2024.08.28
 十代の頃って、な〜んにも考えずに生きてたなぁ。あ、エロいこと以外は、ね。そんな青春だけど……楽しかった。それはいつも背伸びして、大人の世界を覗いていたからなのか。  未知の体験やちょっとした刺激、それらがみんな新鮮だったあの頃……  いま思い返しても心がホッコリ、あそこはモッコリ…… ん?
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小説 192,873 位 / 192,873件 ライト文芸 7,658 位 / 7,658件
文字数 14,304 最終更新日 2021.07.31 登録日 2021.07.19
恋愛 連載中 短編 R18
杉山絃(すぎやま いと)二十三歳、社会人二年目。五年付き合った彼氏とひと月前に別れたばかり。傷心の中友人の結婚式で再会したのは、高校時代の片思いの相手・星野千輝(ほしのちあき)酔った勢いで「慰めて」と言ったら、「俺で良ければいくらでも」って、もしかして昔私がした事へのお返しのつもりなの?恋愛なんてこりごりだと思ってたのに。彼の事はとっくに諦めた筈なのに。一方、千輝は絃との再会を待ち望んでいて…。*ヒロインは自己肯定感が低めですが、終盤に向けて成長させたいと思っています。R18には※表記有。ムーンライトノベルズ様にも投稿しています。
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小説 192,873 位 / 192,873件 恋愛 58,157 位 / 58,157件
文字数 57,900 最終更新日 2023.02.18 登録日 2023.01.31
BL 連載中 長編 R18
ある大陸に敵対する2つの国があった。 両国は長い間幾度の戦を繰り返し、和解することはなかった。ある日、女神の神託により出現した5つ目の神殿の警備に、それぞれの国の兵士が1人ずつ派遣されることとなる。一方の国からは僅か11歳の少年兵士ルーク、もう一方の国からは元騎士だったが落ちぶれたアラサーの兵士アキ。ルークは誰も信じない少年だったが、敵国兵士でありながらも陽気な性格のアキにどんどん心を許すようになる。そして警備してから1年後、また2つの国の戦が始まることになり一一一!?
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小説 192,873 位 / 192,873件 BL 25,507 位 / 25,507件
文字数 3,304 最終更新日 2024.09.15 登録日 2024.09.15
 あるところに何度転生しても短命で終わってしまう運命を持つ魂があった。 その魂が人として最初に受けた名前は身代(みしろ) マコト。  人としては20~30代で不幸な事故で亡くなり、ある時は野生動物になり猟師や他の動物に狩られ、またある時は虫や植物になり様々な生物から弄ばれたりもした……  何度短命な転生を繰り返しても、魂には[徳]が確実に溜まっていた。 ある時、彼女は次の転生について告げられる。 「土地神に興味あるかい? 」  溜まった徳を使い、短命だった魂のマコトは転生させられる。 この転生が神の気まぐれで決まったのかは、生まれたばかりの土地神にはわからない……  今度の転生先は神や妖(あやかし)の存在が認知されている平行世界の日本? 人生ではなく[神]生を過ごす事になったマコト……そして、新たな土地神がある村の神社へ降り立った。
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小説 21,384 位 / 21,384件 キャラ文芸 313 位 / 313件
登録日 2018.02.28
主人公神武控時が高校に入ってから神族、人族、魔族と妖精族と決闘を繰り返しながら聖皇という座を取る物語。さらに大学時代に入ると神VS他種族の物語に入ります。
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小説 192,873 位 / 192,873件 ファンタジー 44,382 位 / 44,382件
文字数 8,845 最終更新日 2021.05.13 登録日 2021.05.02
BL 連載中 短編 R18
R-18/年上攻/年下受/歳の差/リーマン/中学生/シリアス/訳有り/援交/etc. 【リーマン×中学生】 母親からの愛に飢えている男子中学生のキィ(仮名)は、体を重ねることで愛を感じられるのだと思っていた。 一夜限りの援交を繰り返していた時に出逢ったのは、サラリーマンをやっているという成人男性のタロー(仮名)だった。 タローは、今までの援交相手とは違い、キィを一人の人間として扱ってくれる。 戸惑いながらも、性交だけで愛を感じるのではないと思うキィだったが。 それでも、彼等の関係は援交である。 金を貰い体を繋げる。 タローは快感を買い、キィは愛を得る。 大人はお金で愛を与えられると信じ、 子供は快感が愛に繋がると信じていた。 互いに履き違えた愛の中で、芽生える感情とは一体――? *不定期更新。 性描写があります故、高校生含む18歳未満の方は、自己責任に於いて判断をお願い致します。 当方では、如何なる不利益を被られましても責任が取れませんので、予めご理解下さいませ。 タイトル横に*印がある頁は性的描写を含みますので、お気を付け下さい。 此方の作品は、作者の妄想によるフィクションであり、実際のものとは一切の関係も御座いません。 以上のことご理解頂けたらと思います。
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小説 192,873 位 / 192,873件 BL 25,507 位 / 25,507件
文字数 28,854 最終更新日 2019.03.19 登録日 2018.07.09
その日、すべての国民が同じ夢を見た。今から三年後に魔王が復活し、国に絶望の時代が訪れるという夢を。そして、長い戦いの中で生まれ、魔王を倒し英雄となった少年は夢を見る人々に訴えた。「自分がもっと早く生まれていれば、犠牲は少なくて済んだはず。だからーーーもっと早く産んでくれ」と。 しかし、英雄の父母となる運命の二人は、幼い頃から顔をあわせるたびに「勝負」を繰り返してきた犬猿の仲だった!
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小説 192,873 位 / 192,873件 ファンタジー 44,382 位 / 44,382件
文字数 96,388 最終更新日 2021.05.19 登録日 2021.02.11
恋愛 連載中 長編 R15
甘ったるい青春ラブコメです! ……大体はね。 【黒の章】  メールや電話では天使みたいなのに、教室では氷のように冷たいクラスメイト・白川藍に戸惑う黒木大吉を主人公とした物語。 【白の章】 黒木大吉のことが好きすぎるあまり、興奮しすぎて頭の回路がショートし、彼の前では人格が変わってしまう白川藍を主人公とした物語。 ※オセロは、黒と白の表裏一体な石をひっくり返して、相手と自分の石の数を競うシンプルなゲームですね。しかし、やってみると、これが意外に奥が深いんですよ。人生に通じるものがあります。この物語は、そんなオセロのように黒と白で紡がれていきます。主人公が二人いるので、違う視点から物語を見られるというのが、本作の長所ですね。
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小説 21,384 位 / 21,384件 恋愛 4,947 位 / 4,947件
登録日 2019.08.10
 ダンジョンの発生から50年、今ではダンジョンの難易度は9段階に設定されていて、最も難易度の低いダンジョンは「ノーマーク」と呼ばれ、簡単な試験に合格すれば誰でも入ることが出来るようになっていた。  東京に住む19才の男子学生『熾 火天(おき あぐに)』は大学の授業はそれほどなく、友人もほとんどおらず、趣味と呼べるような物もなく、自分の意思さえほとんどなかった。そんな青年は高校時代の友人からダンジョン探索に誘われ、遺跡探索許可を取得して探索に出ることになった。  青年の探索しに行ったダンジョンは「ノーマーク」の簡単なダンジョンだったが、それでもそこで採取できる鉱物や発掘物は仲介業者にそこそこの値段で買い取ってもらえた。  彼らが順調に探索を進めていると、ほとんどの生物が駆逐されたはずのその遺跡の奥から青年の2倍はあろうかという大きさの真っ白な動物が現れた。  彼を誘った高校時代の友人達は火天をおいて一目散に逃げてしまったが、彼は一足遅れてしまった。火天が扉にたどり着くと、ちょうど火天をおいていった奴らが扉を閉めるところだった。  無情にも扉は火天の目の前で閉じられてしまった。しかしこの時初めて、常に周りに流され、何も持っていなかった男が「生きたい!死にたくない!」と強く自身の意思を持ち、必死に生き延びようと戦いはじめる。白いバケモノから必死に逃げ、隠れては見つかり隠れては見つかるということをひたすら繰り返した。  火天は粘り強く隠れ続けることでなんとか白いバケモノを蒔くことに成功した。  そして火天はダンジョンの中で生き残るため、暇を潰すため、体を鍛え、精神を鍛えた。  瞬発力を鍛え、膂力を鍛え、何事にも動じないような精神力を鍛えた。気づくと火天は一歩で何メートルも進めるようになり、拳で岩を砕けるようになっていた。  力を手にした火天はそのまま外の世界へと飛び出し、いろいろと巻き込まれながら遺跡の謎を解明していく。
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小説 192,873 位 / 192,873件 ファンタジー 44,382 位 / 44,382件
文字数 105,774 最終更新日 2022.04.01 登録日 2022.03.09
児童書・童話 連載中 ショートショート
1話10分読み切りで、どれから読んでもOK。各10分の話の中にカルチャーショックと平均2回のどんでん返しを盛り込みました。アニメの脚本として書いたものを、多くの人に読んでいただきたいので、小説形式にしました。アニメ化を目指していますので、応援よろしくお願いします! あらすじ:地球に住む父、母、長男ジュン、長女ミサ、次男タク、次女リコの一家6人を『地球一家』と呼ぶことにする。6人は、地球とよく似た星を巡るツアーに参加し、ホームステイしながらいろいろな星の生活を見て回る。ホストファミリーと共に過ごし、地球では考えられないような文化や習慣を体験し、驚きの毎日を過ごしながら家族が成長していく。 アルファポリス、小説家になろうで連載中です。 以下の情報提供サイトで、縦書きやふりがな付きの文章を用意します。 https://twitter.com/gentonami1225
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小説 192,873 位 / 192,873件 児童書・童話 3,649 位 / 3,649件
文字数 394,349 最終更新日 2024.10.25 登録日 2023.12.30
転生とは、人間がするばかりではない。  願いを抱いた動物が、願いを叶えるための姿に生まれ変わることもある。 『竜の送り人』は元動物の竜を育て、願いを叶えるまで見届ける仕事だ。 無論、楽な仕事ではない。 命を助けてくれた人間への恩返しもあれば、住処を焼いた人間への復讐もあるからだ。 ついでに言えばファンタジーな牧野で竜を食わせていくのにも苦労するし、密猟狙いの冒険者をぶっ飛ばす必要もある。 竜の世話や治療、おまけに近隣集落の付き合いなど、面倒をあげればキリがない。 これは竜と共に生き、これからも共に生き続けるために努力する人たちの物語だ。
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小説 192,873 位 / 192,873件 ファンタジー 44,382 位 / 44,382件
文字数 91,222 最終更新日 2019.11.20 登録日 2019.11.02
今日小学校のホームルームの時間に先生から宿題が出た。 それもこの一年掛けて考える宿題だった。 その宿題とは「『親へのお返し』を題材にした作文を作りなさい」 という簡単な宿題のようだった。 さてさて、主人公の鷲尾卓(わしお すぐる)君は無事宿題を提出することが出来るでしょうか。
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小説 192,873 位 / 192,873件 児童書・童話 3,649 位 / 3,649件
文字数 2,580 最終更新日 2021.11.30 登録日 2021.11.30
「――剣は、やめろ」 目の前の少女の唐突な発言に、アルスランは思わず眉をひそめた。 目の前にいるのは十二歳にして王国一の騎士から最年少で宝剣を授かった少女だ。同年代の少女と比べても小柄だが、その身に秘めた力はそこらの騎士をはるかに凌駕する。 アルスランが忠誠を誓った王の娘であり、この王国の正当な後継者でもある少女だった。 「何を急に……?」 アルスランは戸惑いながら聞き返した。 先ほどから剣の鍛錬をしていたので、それを見ていた少女が急に止めたことに疑問を覚えたのだ。 「だから、剣をやめろと言ったんだ」 「……それは命令でしょうか?」 「違う」 アルスランの言葉に少女は首を振った。だが、その表情にははっきりとした意志が込められていた。 命令ではないとしたら、それは何を意味するのか。 「……理由をお聞かせ頂いてもよろしいでしょうか?」 「そんなものは決まっているだろう」 アルスランが尋ねると、少女は力強く答えた。 「私がお前を鍛えるからだよ」 その発言に、アルスランは目を見開いた。それからゆっくりと首を振り、少女に対して笑顔を見せる。 「……いくら殿下と言えど、それは無理です。剣の鍛錬をやめろと言われてやめられるはずがありません」 冗談めかして言うと、少女が不満そうな表情を浮かべる。 「私は本気だ」 「本気なのは十分伝わっておりますよ」 アルスランは苦笑しながら言うと、剣を鞘にしまった。 「ですが、私の剣は殿下をお守りする為のものです。いくら殿下でも、それは譲れません」 そう伝えると、少女は眉根を寄せた。どこか寂しそうな表情を浮かべながら口を開く。 「それは分かっているが……しかしな……」 そのまま黙り込んでしまう少女を見て、アルスランは困ったように笑った。そして少女に向かって優しく話しかける。 「殿下、ご心配なさらずとも大丈夫です」 「……アルスラン?」 少女は不思議そうな顔をしながら彼を見た。彼は穏やかな笑みを浮かべながら続ける。 「殿下が私に剣を捨てろと仰るなら、私は喜んで捨てましょう。ですが、私が剣を捨てるのはあくまで『守るべきものがある時』です」 少女はじっとアルスランを見つめ、彼の言葉を聞いていた。そして静かに口を開いた。 「……そうか。それならいい」 少女のその答えに、アルスランは思わず安堵の息を漏らした。 「ありがとうございます、殿下」 アルスランが礼を言うと、少女は小さく頷いて踵を返した。そのまま歩き出す少女の背中に向かって声をかける。 「殿下?」 「……剣は好きか?」 少女が振り返って尋ねる。彼は微笑んだまま答えた。 「ええ、もちろんです」 その言葉を聞いて、少女は再び歩き出した。そのまま足を進めていくと、城の出入り口の前で立ち止まった。彼女は振り向くと、少しだけ寂しそうな表情を浮かべながら言った。 「……私も好きだぞ」
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小説 192,873 位 / 192,873件 恋愛 58,157 位 / 58,157件
文字数 1,328 最終更新日 2023.12.29 登録日 2023.12.29
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