「隠し」の検索結果
全体で2,831件見つかりました。
触れる指先で私の唇を濡らさないで……
いつだって貴方の指先は、冷めない熱を持っているから。
その熱で私を狂わせようとするのはもう止めて? そう言いたいのに……
「ちゃんと聞いて」
貴方に見つめられると、いつも顔を逸らして
貴方に話しかけられると、何度も耳を塞いで
「じゃあ逃げる?」
そんな訳ない! 私には貴方から逃げる必要なんてないのだから。
それなのに……
「ほら、捕まえた」
いつの間にか貴方の腕の中、逃げられなくなっている。
新しい課長として支社にやって来た優男、梨ヶ瀬 優磨。
誰からも好かれる明るい性格と優し気な容姿を持つ梨ヶ瀬を、あからさまに避ける女子社員の横井 麗奈。
ミーハーな性格であるはずの彼女だが、梨ヶ瀬の事だけは毛嫌いしているようで……?
そんなある日横井は部長に呼び出され、梨ヶ瀬のサポート役を頼まれるのだが————?
笑顔の裏で何を考えているのかを決して見せない二面性のある優男と、そんな男の隠した危なさに気付いて逃げ出したい女子社員。
そんな二人の攻防戦の行方は————?
梨ヶ瀬 優磨 29歳 179㎝
横井 麗奈 25歳 166㎝
表紙イラスト neko様 Twitter(@nkneokb)
文字数 121,199
最終更新日 2023.07.14
登録日 2021.05.30
――あなたには、ありのままのあなたを受け入れてくれる街はありますか?
そしてその街は、どんな街ですか?
目が涙で腫れて、腫れぼったい恥ずかしい顔をしている斎藤 要(さいとう かなめ)の顔が、鏡越しに反射した。
「こんな不細工な顔をしていたんだ」顔を真っ赤にしながら、涙で過呼吸気味な僕は、この人生をもがき生きるために大量の水を口に含んだ。
生きているという証が感じられた。
生きているということは、惨めな姿を受け入れ、そして受け入れてくれる人を大切にすることだ。
急行電車が通り過ぎた。手で一生懸命、真っ赤な頬を隠しながらアパートに帰る。
「ここはもう、自分がいて良い場所じゃない」
そう要は呟くと、家具や自分の所有物をまとめ始めた。
「また次の街へ引っ越そう」
次の街は、人情味溢れるノスタルジックな街だった。
要が引っ越した新しい街は、昔ながらの商店街が賑わう街だった。
たまにテレビ取材も来るような大型の商店街の街で、休日になると人がごった返している。
ただ引っ越した初日は人ごみが少なく、要を受け入れてくれたのは、大がかりの取材陣だった。
「ここで殺傷事件が起きました」
色々あった要は、一瞬驚くことがあっても、都心部の中でも賃料の安い地域に住めたこと、また引っ越し先のアパートのすぐ近くのお弁当屋にありつけたことで不安より、安堵に満ちていた。
以前住んでいた街は綺麗で清潔感のあるところだったが、辛い記憶が蘇り、不安と緊張で寝不足が多かった。
「初めて見る顔だね。お弁当、今日はサービスで400円のところ、300円だよ」
空腹が耐えられなかったので300円を差し出し、セールのお弁当を購入した。
「この街で事件は良くあることだけど、悪い街じゃないから、安心してね」
街の周辺は、若い20代の男女と老人が多かった。
周辺の居酒屋は若い人も、ちょっと変わった訳ありおじさんも、よぼよぼと歩いている70代のたくましいおじいさんも、皆集って酒を酌み交わしていた。
「ここの街の歴史を聞くかい! ここの街は物騒な事件が多くてさ~」
店の店主はがはがはと笑いながら、驚くようなことを口にする。
「でも、そんな街が好きで、なんだかんだ言って住み着いてるよ! お兄さんも気に入ってくれると嬉しいよ!」
キンキンに冷えたビールジョッキに注がれた380円のビールは今までどこで飲んだお酒より格別だった。
多分。ここなら好きになれる。
ここなら自分を受け入れてくれる。
目が涙で腫れて、腫れぼったい恥ずかしい顔で、アルコールを一気飲みする。
はじめまして。そして、ただいま。
新しい街は物騒なこともありそうだけど、今日はぐっすりと眠れそうだ。
文字数 1,081
最終更新日 2023.10.17
登録日 2023.10.17
ある日、突如世界中にダンジョンが現れ、そのダンジョンへ配信者達が行き、ダンジョン配信が流行し始めた。
そのダンジョン配信が流行っている中、高校生の暁駿(あかつきしゅん)は偶然迷い込んだダンジョンである仮面を手に入れる。
その仮面はただの仮面ではなく強力な力を得てダンジョン内のモンスターを倒していく。
その力を得たことをきっかけに駿はダンジョンプリズマーを名乗りダンジョン配信者として活動する事になる。そして別の仮面の少女を助ける事でヒーローユニットを組む事になる。
【マスクドダンジョン】というユニット名で活動する事になり少女はホワイトペインターを名乗り配信者コンビとして奮闘していくのだ。
※この作品は小説家になろう、エブリスタ、カクヨム、ノベルアッププラスでも投稿しています。
文字数 106,626
最終更新日 2024.02.18
登録日 2023.11.06
ムーンクロウ――その名は夜の闇に響き渡る伝説として、街の人々の間でささやかれている。彼の謎めいた姿が、一筋の光を求める者たちの希望となった。彼は正義のために闘い、悪事を行う者を裁く孤高の戦士として、夜の影に姿を隠していた。
しかし、その正体は常に謎に包まれている。彼の素顔や過去、そしてその真の目的は、街の人々にとっていまだ知りえぬ謎として残されていた。ある者は彼を英雄として祈り、ある者は彼の影に恐れを抱き、ある者は彼の行動の背後に隠された真実を探り続けた。その孤独な闘いは、街の暗闇を照らす光の中で永遠に続くのだろうか。彼の道は、未知の領域へと延びていくのだろうか、それとも彼の謎めいた姿は永遠に街の伝説として残るのだろうか。
文字数 13,662
最終更新日 2024.03.15
登録日 2024.03.14
サッカー大好き少年、大江空(おおえそら)は、幼い頃から天才選手と呼ばれ、将来はプロサッカー選手になることを夢見ていた。
そんな空は、あるとき練習に通う傍ら、アコースティックギターの路上ライブに魅入られる。それはフードで正体を隠した二人組のギタリストによるもので、二人の快活な曲を聴くと、胸の内に抱く夢を応援されているような気持ちだった。
ところが、空は中学二年の冬に左膝を負傷し、サッカーをすることができなくなった。空は夢を失ったのだ。
時を同じくして路上ライブも行われなくなり、世間では唯花(ゆいか)という芸名の天才ミュージシャンが知られ始めていた。
二年後、空は地元の公立高校に入学し、そこで同じクラスになった女生徒、鳴海玲奈(なるみれな)が、かつてのライブと同じ曲を弾いている姿を目撃する。
さらにそこに、天才ミュージシャンの唯花である千種一華(ちぐさいちか)が、編入生としてやってきて……。
文字数 122,443
最終更新日 2020.04.14
登録日 2020.04.14
ある殺人鬼がある館で人狼ゲーム形式を使って殺人事件をする話でわざわざこれから人狼形式で殺人することを予告するクレイジーな殺人鬼とそれに挑む自信家な探偵のサスペンスです。
恋愛小説とかサスペンスが好きな人の見てもらえたら滅茶苦茶うれしいです
人狼好きな方やミステリー好きな人は時間があったらぜひ見てみてほしいです。
人物紹介
明智 大海 この名は偽名 探偵役だが探偵ということは隠している 主人公22歳
木原 仁 男、ワトソン役 聡明そうな眼をしていてが目の下に大きなクマを作っている。17歳
田畑 輝 おっとりリス系の見た目の少女で赤白の水玉模様ワンピースをめかしこんでいる。都内の飲食店勤務29歳の少女です!
女将 とても巨乳な若女将、この店のおかみ頭はそんなに良くない29歳
本田 忠克 男、占い師をやっていると自称している、体がとても大きい。旅館だというのに喪服のようなスーツをきている。犯人が分かったら報告すると自負している。22歳
文字数 12,194
最終更新日 2022.08.05
登録日 2022.08.05
インディーズバンドで絶大な人気を誇った【INFINITE】を両親に持つ詩音だが、目の前で熱狂的なファンに両親を殺されてしまう。
詩音は周りの人々に気持ちを隠し復讐を誓う。
それは両親を殺した犯人を見つけ出し、殺すこと。犯人の目撃者だった詩音は、有名になれば犯人が自分を殺しにくるのではと考え、トップアイドルになる事を決心する。
文字数 19,304
最終更新日 2018.06.30
登録日 2018.06.30
水・火・土・風・光・闇・竜術そして魔術と科学。
それぞれの属性をもつ種族と1つの属性も持たなかった人族。
いつしか人族は力を求め、2つの国に別れた。
魔術の国、レディールと科学の国ダールバルト。
2つの敵対した国家は自国の国の技術を外に出す事はなく、そのため科学と魔術の両方の力が使える者はいない……はずだった。
だが、魔術の国で生まれ、科学の国で育ったレイアは2つの力を扱う事が出来る唯一の人間となっていた……!!
亡き母の教えを守り、力を隠し奴隷とし生きてきたレイアはとある理由からレディールとダールバルトの両国から追われることになってしまった。そんなレイアの前に現れたのは……。
そして明かされる意外な事実。
様々な種族が複雑に絡み合う中、レイアは一体どんな未来へと進むのか…!?
科学と魔術、そして魔法と竜術。
様々な力が今、ぶつかり合う。
バトルファンタジー、開幕!
文字数 4,664
最終更新日 2018.05.21
登録日 2018.05.21
スプーキーリサイクル
そこはいらないものを買い取ってくれるお店。
何を買い取っているのかって?
それは、人の恐怖———!
おそろしい恐怖体験と、それにまつわる物。
それを買取り、お金に変えてくれるのだ。
今日もまた、スプーキーリサイクルに来客があった。
ひとりは、トウヤという恐怖体験をした少年だ。
そして、もうひとり。
おびえるトウヤに「ついてきてくれ」と言われ、仕方なく来店した少年、サクマだ。
いよいよ、買い取り査定がはじまる。
ぽつぽつとトウヤが恐怖体験を語り出す。
(話を盛ってもムダ。店主は気づいてしまうよ。何しろ、店主はただの店主ではないからね)
トウヤの話が終わった、そのときだった。
突然トウヤは、謎の人物によって神隠しされてしまう。
戸惑うサクマに、スプーキーリサイクルの店主が言った。
「いっしょにトウヤを助けよう。そのためには、もっともっと、たくさんの恐怖を買い取らないといけないけれどね——」
そう、鬼の店主・ルドンは言った。
表紙イラスト:ノーコピーライトガールさま
文字数 71,380
最終更新日 2022.11.28
登録日 2022.10.26
※完結いたしました。お付き合いいただいた方、ありがとうございました!※
※投票やコメントなどぜひお気軽に><※
※メインCPはありますが逆CPや別CP妄想もご自由にどうぞ👍※
※リアタイ執筆のため投稿後の作品に加筆修正を行う場合があります。※
作品タグ→#すきおし #はじりょ #エンエレ
大学生の「はじめ」が恋をする同級生の「りょう」は、メタ要素が話題になったBLゲーム、『エント‥エレメント』が大好き。はじめも彼の勧めで現在同じゲームをプレイ中。
一目惚れした隠しキャラで推しキャラの「エーテルーフ」にもようやく会え、エン‥エレを人気作にした「トゥルーエンドルート」を味わえると期待でいっぱい。
りょうへの想いはなかなか伝えられないが、このまま平凡ながらも平穏で平和な日常の中、彼とエン‥エレを楽しめると思っていた。
しかしりょうを自宅へ泊めた翌日、目が覚めると──ベッドにはなんと推しキャラ、エーテルーフの姿が!
熱烈にはじめへ迫るエーテルーフと、りょうの不在に混乱するはじめ。
一方りょうは、目覚めるとエント‥エレメントの世界にトリップしていて……!?
***
BLゲームの推しが現実世界へトリップし、片想い相手(受)がBLゲームにトリップしてしまう相互異世界トリップもの。攻めのはじめと受けのりょうが現実とゲーム内世界で帰還のためにエン‥エレ界のキャラと関わりながら、それぞれ一生懸命がんばるお話です!
匿名感想など
・絵文字箱
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・web拍手
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・Twitter垢
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文字数 229,137
最終更新日 2023.11.28
登録日 2023.10.30
満月をテーマに、まったくイメージの違う短編2作を作成してみました。
満月の贈りもの
ケーキを囲んで、蒼良の誕生日をしていたが、蒼良は「ママの嘘つき」と言って泣き出した。
蒼良は誕生日には父親が帰ってくると信じていた。
しかし、実際は、蒼良の父は3年前、交通事故で他界していた。
悲しませないために、誕生日には帰ってくると、嘘をついていたのだ。
いつまでも隠しきれないと悟った私は、蒼良に本当のことを告げた。
そして、あの満月とともにパパは帰ってくるからと言ってしまった。
それから満月は蒼良にとって父親になった。
そしてその後の蒼良と名前に隠された真実がほんわか、あったかい気持ちになります。
檻の中の月
いつも警察のお世話になる手のつけられない俺。
酒におぼれ、自分の不甲斐なさをいつも他のせいにしてきた。
そんな俺を檻の中の月は小馬鹿にして・・・
酔いが覚めた次の日、迎えに来たのは母ではなく妹で、母が倒れたことを知る。
自分自身の愚かさと向き合うとき、月は俺に違った姿を見せてくれる。
人間は弱い、けれど・・・ときに強くなることができるのもまた人故なのである。
満月を通して、改めて生きること、家族の愛情に気づいていただければ幸いです。
文字数 4,239
最終更新日 2021.06.05
登録日 2021.06.05
函館に住む大学生・相坂凪(あいさか なぎ)は、異性よりも同性に惹かれることを周囲に隠しながらやりきれない日々を送る。
そんな中、日本全国を旅する颯太郎(そうたろう)と名乗る青年と出会う。
これが最後の旅だという発言、そして身体に残る手術痕のような傷跡。節々に不安を抱きながらも颯太郎に惹かれた凪は、彼と一夜の関係を持ってしまうのだった。
2つの港町が舞台のラブストーリー。
切なめですがハピエンになります。
※性描写があります(タイトルの横に※マークを記載しています)。
※攻め(凪)の一人称視点で進んでいきます。
※実在の地名がいくつか登場しますが、いずれも土地勘のない者が書いているので失礼があったら申し訳ないです。
文字数 36,604
最終更新日 2023.11.03
登録日 2023.10.04
篠田宗馬(シノダソウマ)はオンラインゲームを通じ、『シロ』くんと付き合うことになった。
しかし宗馬は『シロ』くんに隠していることがあった。
本当は自分が高校生だということを。
老け顔であることが功を総じてバレることはなかった。
そんな事情を知らない『シロ』くんは宗馬と一線を越えようとしていて…!
という流れの短編です。
ハピエンです。
※短編連作で続けていこうと思っています。
文字数 14,955
最終更新日 2023.12.03
登録日 2023.12.03
混沌とした古の世界を統一した伝説の剣を持つ英雄、バルタザール。彼は強大なグランフェルテ帝国を建国し、平和の時代をもたらした。しかし、バルタザールの死後、世界は再び混乱に陥る。新たな英雄マクシムが現れ、伝説の剣を手にエクラヴワ大王国を興し、グランフェルテをその奴隷国にすることで世界の勢力図を塗り替えた。
二百年が経過し、この歴史的背景のもと、グランフェルテには若きヴィクトールが七代目皇帝の地位に就いていた。彼は希少な「魔族」と呼ばれる種の血を引きながらも美しき容貌を持ち、化け物と畏怖される反面、人々を魅了するカリスマ性を有していた。
ヴィクトールはある日、エクラヴワ大王に宣戦布告し、伝説の剣と世界の奪還を宣言する。この突然の決断に世界は震撼し、エクラヴワの第三王子レオナールもまた、この事態に心を動かされる。レオナールは大王である父の支配方針に疑問を持ち、民衆の間で身分を隠し生活していたが、ヴィクトールと話し合い、平和的解決を模索しようと決意する。彼は仲間と共にグランフェルテ帝国の遠征先へと追い、接触を試みるが、その過程で多くの苦難に直面する。
この物語は、権力の闘争、裏切り、希望と絶望が交錯する中、ふたりの主人公の成長と彼らが築くべき新たな世界のビジョンを描く。伝説の剣の存在から始まった戦いと、それを超えた真の力とは何かを問うこの物語は、ファンタジーの枠を超えて、人間の本質と運命について深く掘り下げていく。
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※挿絵の作成、編集作業にAIを使用しています。
登録日 2024.04.17
初デート中の彼女と僕と、傍らをすれ違った4人。そんな薄い縁の6人は異世界へ魔王討伐のために召喚され、地獄の旅の末に魔王を倒すが、魔導士が息絶える。
安堵と失意のせめぎ合う心を隠して城へ帰還するが、討伐の報酬に他の3人は元の世界へ戻ることを要求する中、僕は魔導士の蘇生を願う。
――死者蘇生は無理。だが、再生なら叶う――
僕は待とう。君を。
*不定期更新ですが、一回2000字目標でがんばります。
文字数 115,722
最終更新日 2017.12.19
登録日 2017.02.28
その瞳を直に見てしまえば必ずベタ惚れしてしまう「魅了の魔眼」を持っている主人公の西園寺瑛斗(さいおんじ えいと)。
高校入学1ヶ月で生徒や教師をその魔眼で魅了してしまい、学校崩壊を引き起こして転校を余儀なくされた瑛斗。
転校初日に気をつけていたにも関わらず、メガネを落としてしまった瑛斗。
その魔眼の目で見た相手、如月涼葉(きさらぎ すずは)に一目惚れをするが、彼女も魔眼の力で瑛斗に一目惚れする。
涼葉にデレデレされて嬉しいけれど、本当の彼女を知りたいと思う瑛斗。
さらに転校翌日に後追いしてきた「威圧の怒髪天」の能力を持つツンデレ幼馴染竜宮寺朱夏(りゅうぐうじ あやか)までやってきて・・・。
如月涼葉を本来の姿に戻せるのか?
能力の謎とは?
そして、瑛斗が求めるのは真実の愛なのか、それともハーレムなのか!?
能ある鷹は爪を隠す―――魔眼隠し!
文字数 12,263
最終更新日 2021.04.06
登録日 2021.03.23
白蛇はいいぞ!人外×女子はいいぞ!な作品です。
【あらすじ】
とある山間部に「ツキオカ村」という小さな村があった。
その村には村の若い娘を神に嫁がせる慣わしが存在した。
それは神「ツクヲカベカガミノミコト」を崇め、娘の命と引き換えに救いを得る為の生贄の儀式でもあった。
ある時、その村の娘「キヨ」は慣わしにそって神の元へ嫁ぐことになった。
人の形を成していながら、顔を隠し感情を表に出さない「ツクヲカベカガミノミコト」。
嫁いだその日の夜、不安な思いのまま部屋に呼ばれたキヨは彼の真の姿とこの儀式の本当の意味と向き合うことになる。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
creation year 2019~2020
文字数 21,743
最終更新日 2021.05.31
登録日 2021.01.04
好きなことをずっと隠してた。
だって男が男を好きなんて、そんなことがバレたらお前避けるだろ。気持ち悪がるだろ。
だからずっと友達として付き合ってきた。
今までもこれからもずっとそうだと思ってた…。
文字数 3,198
最終更新日 2023.01.30
登録日 2023.01.30
設定編はこちらで:https://www.alphapolis.co.jp/novel/712272090/177810011
その男は暗く黒くどこまでも深く染め上げられた外套に身体をすっぽり隠していた。
頭巾から見え隠れする双眸の瞳もやはり黒曜石のように黒く、左腕の鱗籠手は黒鋼で背中の両手剣の刀身、柄、全てが黒鋼だ。
幾重もの剣戟のなか白刃を受け流し叩き返してきた籠手。その傷跡は死合う相手に幾度も死を呼び込んだことを伺わせた。槍襖を食い破るよりも多く首を跳ねたであろう黒鋼の大剣は切先から柄まで鋭く、黒光の珠が滑り落ちた。
世界はあまりにも曖昧で境界線が朧げとなった。
リードランを放浪するアッシュ・グラントは空を眺めそんなことを考えた。
今日この日を迎えるまでの出来事がそう思わせたのだ。それは昨日のことでもあったし、気が遠くなるほど昔の話でもあった。アッシュ・グラントの名を含む英雄譚は幾つかあったが、その始まりは百年以上も前になる。だから決定的にコレがといえる譚はなかった。いやどちらかと云えば、それを考えることが面倒だったのかもしれない。ただ漠然と曖昧さと朧げさを頭の片隅に置いておければ良かった。
今は行方をくらました友を探しダフロイトへ到着をしたばかりだ。
そちらに力を注ぐべきなのだ。
だから息を大きく吸い込み、アッシュ・グラントはダフロイトの南大門を静かにくぐった。
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※本編は文字数が多いので本当にお時間あるときに是非。
※本作は、残酷描写|暴力描写|性描写 がございます。
これらが苦手な方はお気をつけください。
登録日 2023.12.09