ざまぁ小説一覧
佐々木百花は社会人2年目の24歳。恋人はなし。仕事に対する情熱もなし。お金もないのにハマってしまったのが、ホストクラブ。
すっかり気に入ってしまった担当――エイジといい気分で自分の誕生日を過ごした百花だったが、エイジがデートしている現場を目撃し撃沈。さらに勤め先の社長が逮捕。人生どん底に。
そんな時、夢で見た椿の木がある古民家にたどり着く。そこは誰でも気が済むまで語ることができる〈物語り屋〉。男女がややこしく絡んで縺れた恋愛話を物語ってきた。
〈物語り屋〉店主の美鈴は、美しくも妖しい掴みどころのない男。話して鬱憤を晴らすだけなら何時間でも何日でも話を聞き、報復を願う場合は相談者の大切な思い出の一日の記憶をもらい請け負っていた。
恋の縺れを解いてくれる?
むしろぐちゃぐちゃにしちゃう?
今、美鈴と百花ふたりの運命が大きく動き出す――。
文字数 35,767
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.27
伯爵令嬢の私ミーシアは、妹のミリザに従う日々を送っていた。
家族はミリザを溺愛しているから、私を助ける人はいない。
それでも16歳になって聖女と判明したことで、私はラザン王子と婚約が決まり家族から離れることができた。
婚約してから2年が経ち、ミリザが16歳となって聖女と判明する。
結界魔法しか使えなかった私と違い、ミリザは様々な魔法が使えた。
「結界魔法しか使えない聖女は役立たずだ。俺はミリザを王妃にする」
婚約者を変えたいラザン王子の宣言と人々の賛同する声を聞き、全てが嫌になった私は国を見捨てることを決意する。
今まで国が繁栄していたのは私の結界があったからなのに、国の人達はミリザの力と思い込んでいた。
文字数 41,134
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.14
王宮で「優雅な花嫁」として育てられながらも、婚約者である王太子は宮廷魔術師の娘に心奪われ、彼女を側妃に迎えるため主人公を冷遇する。
追放同然で古城へ送られた主人公は呪われた薔薇園で不思議な騎士と出会い、静かな暮らしを始める。
だが王宮が魔物の襲来で危機に瀕したとき、彼女は美しき薔薇の魔力を解き放ち、世界を救う。
今さら涙を流す王太子に彼女は告げる。
「もう遅いのですわ」
文字数 110,628
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.15
聖女の選抜において、公爵令嬢であるファナティアは平民に敗北を喫することになった。
しかし彼女は、潔く敗北を受け入れており、むしろ平民の聖女を支えようと前向きな気持ちでさえいた。
だが聖女は、職務当日に行方不明となってしまった。
さらに相次いで、王太子もいなくなる。二人はほぼ同じタイミングで、姿を消してしまったのだ。
そのせいで、ファナティアは聖女としての仕事を請け負うことになった。
選抜において二番目の成績だった彼女に、自然と役目は回ってきたのである。
懇意にしていた第三王子ウルグドの助けも借りて、ファナティアはなんとか聖女として務めることができていた。
そんな彼女の元に、王太子が現れる。彼は聖女と駆け落ちしていたが、心を改めて帰って来たという。
ただ当然のことながら、それはファナティアとしても王国としても、受け入れられることではなかった。既に王太子に、居場所などはなかったのである。
文字数 15,005
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.06
【一日5秒を私にください】続編です。
境遇を悲観せず前向きに生きること、
テオルドに人を想う感情を起動させ、
周りとの関わりを経てユフィーラは命を繋いだ。
王国内での内輪揉め問題や国内部の黒い部分。
新しい命との邂逅。
人伝に拡がる保湿剤からの出逢い。
訳アリ使用人達の過去。
楽観主義でも大切な人達の為に時には牙を剥くユフィーラ。
更に拡がった世界で周りを取り込んでいくユフィーラ節第二弾。
その他外部サイトにも投稿しています。
文字数 52,136
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.08
【素直になれないクール系美少女はいかが?】
主人公を意識しているくせにクールを決め込むも、照れすぎて赤面したり、嫉妬でツンツンしたり……そんなクーデレ美少女な王女様を愛でながら、ボケとツッコミを楽しむ軽快ラブコメです!
しかも彼女は、最強で天才で、だからこそ、王女様だというのに貴族からも疎まれている孤高のぼっち。
なので国王(父親)も彼女の扱いに困り果て、「ちょっと外の世界を見てきなさい」と言い出す始末。
すると王女様は「もはや王族追放ですね。お世話になりました」という感じでクール全開です。
そうして……
そんな王女様と、単なる平民に過ぎない主人公は出会ってしまい……
知り合ってすぐ酒場に繰り出したかと思えば、ジョッキ半分で王女様は酔い潰れ、宿屋で主人公が彼女を介抱していたら「見ず知らずの男に手籠めにされた!」と勝手に勘違い。
なんとかその誤解を正してみれば、王女様の巧みな話術で、どういうわけか主人公が謝罪するハメに。親切心で介抱していたはずなのに。
それでも王女様は、なぜか主人公と行動を共にし続けた結果……高級旅館で一晩明かすことに!?
などなど、ぼっち王女のクーデレに主人公は翻弄されまくり。
果たして主人公は、クーデレぼっち王女をデレデレにすることが出来るのか!?
ぜひご一読くださいませ。
文字数 678,292
最終更新日 2025.01.09
登録日 2022.09.24
【完結保証】
酷い頭痛で目を覚ますと、目の前に驚くほどのイケメンがわたしの顔を覗き込んでいた。
そして不思議なことに、わたしは「エミリー」と呼ばれている。
これってまさか、乙女ゲームの世界に転生したの!?
喜んだのも束の間、このゲームが未プレイだと思い出してしまった。
あーもうっ! この世界、どう生きていけばいいのーー?
攻略対象のイケメン王子は性格が少しアレだし
ヒロインは大人しすぎて、何を考えているのか全く分からない!
そして最も驚いたのは、大切な親友のシャルロッテが悪役令嬢!?
わたしはただのモブだけど、親友の危機には黙っていられない!
そんな中、予期しない事件が起こり、
二人のシャルロッテは巻き込まれ、物語は思いがけない方向へ……
文字数 22,962
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.05
ああ、どうしてこんなことになってしまったんだろう……
断頭台を登る足が震える。こんなところで死にたくないと、心の中で叫んでいる。
「《シルラ》、君は皇妃に相応しくない! その罪を悔い、死で償え!」
私に無情にも死を告げるのは、私の夫である《キッサリナ帝国》の皇帝陛下 《グラレゴン》で、その隣にいるのは、私の代わりに皇妃の座に収まった、《美里(みさと)》と呼ばれる、異世界から来た転生者だった。
「さようならシルラ、また、来世で会えたら会いましょうね。その時には、仲良くしてくれたら嬉しいな!」
純粋無垢な笑顔を浮かべ、私にお別れを告げる美里。
今の人生、後悔しかない。
もしやり直せるなら……今度こそ間違えない! 私は、私を大切に思う人達と、自分の幸せのために生きる! だから、お願いです女神様、私の人生、もう一度やり直させて……! 転生者という、未来が分かる美里に対抗して、抗ってみせるから! 幸せになってみせるから! 大切な人を、今度こそ間違えたりしないから!
私の一度目の人生は幕を閉じ――――
――――次に目を覚ました時には、私は生家の自分の部屋にいた。女神様の気まぐれか、女神様は、私の願いを叶えて下さったのだ。
不定期更新。
この作品は私の考えた世界の話です。魔物もいます。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
文字数 37,016
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.28
侯爵家の令嬢であるアルティアは、家で冷遇されていた。
彼女の父親は、妾とその娘である妹に熱を出しており、アルティアのことは邪魔とさえ思っていたのである。
しかし妾の子である意網を婿に迎える立場にすることは、父親も躊躇っていた。周囲からの体裁を気にした結果、アルティアがその立場となったのだ。
だが、彼女は婚約者から拒絶されることになった。彼曰くアルティアは面白味がなく、多少わがままな妹の方が可愛げがあるそうなのだ。
父親もその判断を支持したことによって、アルティアは家に居場所がないことを悟った。
そこで彼女は、母親が懇意にしている伯爵家を頼り、新たな生活をすることを選んだ。それはアルティアにとって、悪いことという訳ではなかった。家の呪縛から解放された彼女は、伸び伸びと暮らすことにするのだった。
程なくして彼女の元に、婚約者が訪ねて来た。
彼はアルティアの妹のわがままさに辟易としており、さらには社交界において侯爵家が厳しい立場となったことを伝えてきた。妾の子であるということを差し引いても、甘やかされて育ってきた妹の評価というものは、高いものではなかったのだ。
戻って来て欲しいと懇願する婚約者だったが、アルティアはそれを拒絶する。
彼女にとって、婚約者も侯爵家も既に助ける義理はないものだったのだ。
文字数 7,646
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.08
ローザンネ国の島国で生まれたアンネリース・ランメルス。彼女には、双子の片割れがいた。何もかも与えてもらえている片割れと何も与えられることのないアンネリース。
そんなアンネリースを育ててくれた乳母とその娘のおかげでローザンネ国で生きることができた。そうでなければ、彼女はとっくに死んでいた。
そんな時に別の国の王太子の婚約者として留学することになったのだが、その条件は仮面を付けた者だった。
ローザンネ国で仮面を付けた者は、見るに堪えない顔をしている証だが、他所の国では真逆に捉えられていた。
文字数 24,766
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.04
子爵家当主だった父が叔父一家に陥れられたことによって、『わたくし』ブランシュはすべてを失い両親と共に追放されてしまいました。
しかしながらその際に起きたトラブルにより、『わたし』こと前世・佐々岡奈央の記憶が覚醒します。その結果――平民となってしまったものの前世の記憶が蘇ったおかげで素晴らしい人生を歩めるようになり、最愛の人に出会えたり前世では叶えられなかった夢を叶えられたり、幸せな日々を過ごしていました。
だから『わたくし』にとっては怨敵ですが『わたし』にとって陥れた人達は恩人で、ある日そんな人達が肉親の裏切りに遭い失脚して追放されたと知りました。なのでその人達を助けるために、居場所を調べて会いに行ったのだけど――。
その時のわたしは、まだ知りませんでした。
まさか、あんな勘違いが起きてしまうだなんて。
文字数 4,766
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.07
メリアム侯爵家の令嬢クラリッサは、婚約者である公爵家のライアンから蔑まれている。
クラリッサは「お前の目は醜い」というライアンの言葉を鵜呑みにし、いつも前髪で顔を隠しながら過ごしていた。
そんなある日、クラリッサは王家主催のパーティーに参加する。
いつも通りクラリッサをほったらかしてほかの参加者と談笑しているライアンから離れて廊下に出たところ、見知らぬ青年がうずくまっているのを見つける。クラリッサが心配して介抱すると、青年からいたく感謝される。
数日後、クラリッサの元になぜか王家からの使者がやってきて……。
✴︎感想誠にありがとうございます❗️
✴︎(承認不要の方)ご指摘ありがとうございます。第一王子のミスでした💦
✴︎ヒロインの実家は侯爵家です。誤字失礼しました😵
文字数 32,293
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.23
ゲーム知識を使い国を奪う。ヒロイン達を闇堕ちさせ、魔王軍へと引き摺り込む。敵は容赦無く抹殺する。様々な国を手に入れる為に暗躍する。それが魔王軍知将の仕事。
女魔王に異世界転移された俺。
転移先は俺のやり込んだオープンワールドの世界にそっくりだった。
俺はそのゲーム知識を女魔王に見初められ、魔王軍の知将へと転生した。
村を奪い、国に内乱を起こし、戦争へと誘う。全ては女魔王が世界を総べる為。
これは俺達、魔王軍が異世界に住む支配者達を駆逐し、異世界全土を征服する物語。
※表紙イラストはイラストレーターのこでびる先生に依頼し描いて貰った物となります。作中登場キャラクターの「レオリア・リベルタス」となります。
文字数 270,087
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.01.03
ルナとルーク伯爵は婚約関係にあったが、その関係は伯爵の妹であるリリアによって壊される。伯爵はルナの事よりもリリアの事ばかりを優先するためだ。そんな日々が繰り返される中で、ルナは伯爵の元から姿を消す。最初こそ何とも思っていなかった伯爵であったが、その後あるきっかけをもとに、ルナの元に後悔の手紙を送ることとなるのだった…。
文字数 8,153
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.08
幼い頃、母親が公爵の後妻となったことで公爵令嬢となったクラリス。正式な養女とはいえ、先妻の娘である義姉のジュディットとは立場が違うことは理解していた。そのため、言われるがままにジュディットのわがままを叶えていたが、学園に入学するようになって本当にこれが正しいのか悩み始めていた。そして、その頃、双子である第一王子アレクシスと第二王子ラファエルの妃選びが始まる。どちらが王太子になるかは、その妃次第と言われていたが……
文字数 134,979
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.11.16
【キャラクター文芸大賞】参加中です!投票いただけたら幸いです!
後宮×契約結婚×溺愛×料理×ミステリー
町の外れには、絶品のカリーを出す小料理屋がある。
小料理屋を営む月花は、世界各国を回って料理を学び、さらに絶対味覚がある。しかも、月花の味覚は無味無臭の毒すらわかるという特別なものだった。
月花はひょんなことから皇帝に出会い、それを理由に美人の位をさずけられる。
後宮にあがった月花だが、
「なに、そう構えるな。形だけの皇后だ。ソナタが毒の謎を解いた暁には、廃妃にして、そっと逃がす」
皇帝はどうやら、皇帝の生誕の宴で起きた、毒の事件を月花に解き明かして欲しいらしく――
飾りの妃からやがて皇后へ。しかし、飾りのはずが、どうも皇帝は月花を溺愛しているようで――?
これは、月花と皇帝の、食をめぐる謎解きの物語だ。
文字数 45,783
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.31
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
文字数 1,605,858
最終更新日 2025.01.09
登録日 2021.12.12
栗原南17才。ネット小説ではよく読んだシチュエーションだった。だから、自分がそうだとわかった時、覚悟をした。勇者か聖女か悪役令嬢か。はたまた単なるモブか。
与えられた役割は、サリエット・フィッシャー公爵令嬢。
悪役令嬢、なのに聖女。
この二つの役割は、南にとっては成立する気がしない。しかも、転生してきた世界は、大好きで読み込んでいた物語。悪役令嬢であるサリエットのほかに聖女が別にいるはずだった。けれど、サリエットは間違いなく聖女としての力も持っていて……。だが、悪役令嬢としての物語は進んでいく。
この物語、一体どんな物語になるのか、南にはさっぱりわからない。
※アルファポリスのみの公開です。
※毎日7時に更新します。
文字数 3,296
最終更新日 2025.01.09
登録日 2023.12.24
多くの女神が存在する世界で豊穣の加護というマイナーな加護を持つ伯爵令嬢のアンリは理不尽な理由で婚約を破棄されてしまう。
相手は侯爵家の子息で、本人の言い分では…
「百姓貴族はお呼びじゃない!」
…とのことだった。
優れた加護を持たないアンリが唯一使役出るのはゴーレムぐらいだった。
周りからも馬鹿にされ社交界からも事実上追放の身になっただけでなく大事な領地を慰謝料変わりだと奪われてしまう。
王都から離れて辺境地にて新たな一歩をゴーレムと一から出直すことにしたのだが…その荒れ地は精霊の聖地だった。
森の精霊が住まう地で農業を始めたアンリは腹ペコの少年アレクと出会うのだった。
一方、理不尽な理由でアンリを社交界から追放したことで、豊穣の女神を怒らせたことで裁きを受けることになった元婚約者達は――。
アンリから奪った領地は不作になり、実家の領地では災害が続き災難が続いた。
しかもアンリの財産を奪ったことがばれてしまい、第三機関から訴えられることとなり窮地に立たされ、止む終えず、アンリを呼び戻そうとしたが、既にアンリは国にはいなかった。
文字数 84,087
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.11.11
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
文字数 162,144
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.09.10
ファレソン伯爵家の令嬢、アンネリアは、貴族令嬢とは名ばかり。物心ついた時から使用人はおらず、平民の様な生活を送って来た。
そもそも、こんな生活を強いられているのには理由があった。かつて父と父の友人だったアッグレム伯爵が、母をめぐり激しいバトルを繰り広げていたのだ。その結果、母は父を選び、結婚した。
自分が選ばれなかった事を逆恨みしたアッグレム伯爵は、ファレソン伯爵家に執拗なまでの嫌がらせを繰り返した。その結果、貴族界からも嫌われ、借金まみれになったファレソン伯爵家。
膨らんだ借金の返済めども立たず、このまま爵位を返上し平民になるか!というところまで、追い詰められていたのだ。
そんな中、アンネリアにある縁談が舞い込んできた。
相手はなんと、若き当主、アレグサンダー・ビュッファン侯爵だったのだ。彼は非常に優秀で、父親亡き後、侯爵家を今まで以上に豊かにした手腕の持ち主。さらに王太子殿下の右腕として、今貴族界で一番注目されている方なのだ。
そんな方が、どうして?
首をかしげるファレソン伯爵家の皆に、ビュッファン侯爵がある契約を持ち掛けてきたのだ。
彼には愛する女性がいるのだが、彼女は平民の為、周りが結婚を反対している。その為、適当な貴族令嬢と結婚して周りを安心させたい。そして平民の女性と子供が出来たら貴族令嬢と離縁をして、平民の女性と2人で子供を育てたいという、とんでもない内容だったのだ。
子供が出来るまで、お飾りの妻を演じろ、子供が出来たら用無しと言う、なんとも失礼な契約に、両親は反対するが、当のアンネリアは家族の為に、その契約を受け入れる事を決意。
その見返りに、借金を全額返済してもらう約束を結んだのだ。
こうしてビュッファン侯爵夫人として輿入れしたアンネリアだったが、そこで待っていたのは、意地悪な平民、キャサリンによる激しい嫌がらせだった。そのせいでアンネリアは、メイド以下の生活を強いられたのだ。
貴族令嬢なら耐えがたい苦痛なのだが、アンネリアは違った。
“借金を支払ってくれた侯爵様の為に、しっかり働かなきゃ!”
彼女は笑顔で毎日過酷な仕事をこなしていたのだ。メイド仲間も出来、毎日楽しい生活を送るアンネリアに対し、苛立ちを募らせるキャサリン。
そして当主でもある、アレグサンダーは?
ご都合主義全開のお話しです。
よろしくお願いいたします。
文字数 137,819
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.11.24
婚約者の王太子によって悪役令嬢にされてしまったスカーレットは両親と共に国を出奔することになったのだが、海の事故で両親が亡くなってしまう。
愛する両親を救うための二度目の人生、三度目の人生も上手くいかず、スカーレットは両親や領民を危険に陥れる存在を一掃することにした。
ループを繰り返してリッチとなったスカーレットの逆襲が始まる。
※物語後半に残酷な描写があります。ご注意ください。
文字数 63,741
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.29
見目麗しい人間が集まる王都、見目麗しくない人間辺境の第二の王都。
その第二の王都の領地を運営する見目麗しくない、輝く光る頭、けれど心はとても優しい男性、ジュリアスの元に、巷で有名な悪役令嬢が押しかけ女房にやってきた!
しかしその実は、悪役令嬢はただの噂で?
でも、その事を利用して自分の夢である商売をしていて!?
判断が早いリコネルと、おっとりした禿げた年上のジュリアスとの、騒がしくも忙しい領地改革!
※朝6時10分 昼12時10分 夜17時10分の、1日3回更新です!
文字数 55,284
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.04
望まれて結婚してはずなのに、初夜の場で夫に愛人を紹介されました。
夫は愛人の子を後継者にする為、私とは白い結婚を貫くと宣言しました。
その上、私に愛人を作れと言います。
私が清いままだと、三年後に白い結婚による離婚が成立してしまうからです。
しかし相手が誰であれ、純潔を証明出来なければ、白い結婚での離婚は認められません。
「相手を選ばせてやるのは、俺のせめてもの温情だ」
契約書を前に、夫は私を嘲笑いました。
愛人を作る事を拒否したら、私を下男に襲わせるつもりなのです。
解りました。
私も愛人を作りましょう。
後悔しないでくださいね?
旦那様。
※本編は三人称です。
文字数 15,184
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.01
父親が過去に起こした不始末の責任を負わされ、恋人のいる男へと嫁ぐことになった子爵令嬢アリッサ。
平民の恋人に入れ込むあまりに長く独身を貫いているという、どう考えても夫婦として上手くやっていけそうにない相手との結婚。拒みたくとも王命で定められたことなので拒否権は無い。
あまりにも理不尽な縁談。いくら王命とはいえあまりにもアリッサを蔑ろにし過ぎである。
しかし彼女は自分に降りかかった不幸を嘆くことなく、こう考えた。
周囲が私に理不尽な事を強いるのなら、私も理不尽な対応で返してやるわ……と。
文字数 151,170
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.11.27
伯爵家の長女であるカトリーヌ・ベネディクトは、父、義母、使用人のほとんどから使用人のような虐待を受ける生活。
伯爵家での味方は、亡くなったカトリーヌの母の遺産で雇われている侍女のマチルダと、執事のレイモンドだけ。
ある日、婚約者のルパート・モンテグロが義母の娘である義妹のジェニーと楽しそうに歓談している姿を見かけ、領地に籠ろうと亡き母の実家・レゼド侯爵家を回って田園地帯のベネディクト伯爵領へと向かう。
しかしその途中、彼女が移動のために使っていた乗合馬車が事故を起こしたことを、王都に残った執事のレイモンドが知る。
そしてその事故によって、伯爵家の生活が一変する。
果たしてカトリーヌの行方は…?
文字数 10,250
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.04
婚約破棄やざまぁ要素のある短編集です。
新しい年ですね。
今年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m
文字数 39,877
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.01
世界最大の力を持つドレーク帝国。
その帝国にある冒険者パーティー中でも、破竹の快進撃を続け、今や魔王を倒すことに最も期待が寄せられると言われる勇者パーティー『光の戦士達』。
そこに属する神官シュウは、ある日リーダーであり勇者として認定されているライルによって、パーティーからの追放を言い渡される。
神官として、そして勇者パーティーとしてそぐわぬ素行不良、近年顕著になっていく実力不足、そしてそんなシュウの存在がパーティーの不和の原因になっているというのが理由だが、実のところは勇者ライルがパーティー内で自分以外の男性であるシュウを追い払い、ハーレム状態にしたいというのもあった。
同じパーティーメンバーである婚約内定者のレーナも既にライルに取られており、誰一人として擁護してくれず失意のままにシュウはパーティーを去る。
シュウは教団に戻り、再び神官として生きて行こうとするが、そこでもシュウはパーティー追放の失態を詰られ、追い出されてしまう。
彼の年齢は20代後半。普通の仕事になら就けるだろうが、一般的には冒険者としては下り坂に入り始める頃で伸びしろは期待できない。
またも冒険者になるか?それとも・・・
拠り所が無く、愕然とするシュウはだったが、ここで一つのことに気が付いた。
「・・・あれ?これで私はもう自由の身ということでは!?」
いい感じにプラス思考のシュウは、あらゆる柵から解き放たれ、自由の身になった事に気付いた。
そして以前から憧れていた田舎で今までの柵が一切ない状態でスローライフをしようと考えたのである。
しかし、そんなシュウの思惑を、彼を見ていた女達が許すことはなかった。
※カクヨムでも掲載しています。
※R18は保険です。多分
文字数 734,214
最終更新日 2025.01.09
登録日 2023.04.28
騎士様からの突然の『さようなら』(婚約破棄)に辺境伯令嬢クリスは微笑んだ。
その時を待っていたのだ。
クリスは知っていた。
騎士ローウェルは裏切ると。
だから逆に『さようなら』を言い渡した。倍返しで。
文字数 58,388
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.11.16
伯爵令嬢エステルは王子ラインハルトの婚約者だったが、新たな才女出現でポイ捨て。傷ついたが「これで束縛から解放!」と前向きに田舎へ移住する。
村に着くと水不足や病気が多く困り果てていた。エステルは小さな治癒魔法や浄化魔法を組み合わせ、井戸を清め、傷病人をケア。すると「すごい!」と村人感激。地味だが確実な効果がみるみる評判に。
日々「ありがとう」を受け取りながら生活するのは初めて。王都では当たり前と見下された力も、ここでは大絶賛。彼女は毎朝起きるのが楽しみになり、隣の畑で採れた新鮮野菜を分けてもらってほくほく。
やがて隣国の騎士エリオットが訪れ、彼女の働きぶりに心打たれ「あなたのような人が我が国にもいて欲しい」と讃える。そんな正直な賞賛に胸がときめく。
一方、王国は期待した才女が役立たずで破綻寸前。ラインハルトは「エステルが必要だ」と必死に呼び戻そうとするが、エステルは畑仕事の合間に軽く断る。
「こちらで愛されてるので戻りませーん!」
村人がエステルに料理を振る舞い、エリオットが微笑み、子どもたちが元気に駆け回る。平和で暖かいこの場所は王宮の冷たさとは大違い。
王子がいくら後悔しても、エステルはもう二度と振り向かない。毎日が充実しているからだ。
文字数 55,561
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.17
文字数 66,187
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.11.09
家電メーカーの商品部に勤めていた私は、自信作の「自走式掃除機能付きゴミ箱」を会議室に持ち込もうとした瞬間――異世界転生して、婚約破棄された伯爵令嬢ミレイア・ブランフォードになってしまったのだ。
悪女ジュリアと元婚約者レオンに裏切られた悲劇のヒロイン……のはずが、私にはこの「自走式掃除機能付きゴミ箱」――長いから「自走式ゴミ箱」でいいや、がある!!!
優れた吸引力と収納力で嘘も裏切りも一掃し、悪女と元婚約者を叩き出してやる!
「私とミレイアとゴミ箱に仇なすゴミは、全部片付ける!」
家電愛に満ちた伯爵令嬢が巻き起こす、前代未聞の“ゴミ掃除”が今、幕を開ける――!
文字数 15,350
最終更新日 2025.01.09
登録日 2025.01.05
ある夜会で出会った少年と交わした淡い約束が忘れられず、一途に思い続けてきた子爵令嬢リディア。
しかし、その少年こそが成長して王国随一の貴公子となったエドワルドだった。
身分違いを理由に先方の家から冷遇され、正式に婚約破棄の知らせまで届いたリディアは、深く傷つきながらも自立の道を模索する。
その過程で彼女は思わぬ形で事業に成功し、次第に噂が宮廷に伝わり始める。
すると、かつて冷たい態度をとったエドワルドが再び現れて――。
文字数 84,382
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.27
侯爵令嬢セシルは、王子レナードの雑用をすべて任され、事務処理から書類管理、調整役まで引き受けていた。なのに「もうお前は必要ない」と婚約破棄され、心も身体も疲れ切ってしまう。
無気力のまま隣国グリーゼを訪れたところ、偶然出会った将軍オズワルドが「災害対策をまとめる人材がいなくて困っている」と嘆いていた。セシルは王子の雑用で培ったスキルを発揮し、地図や物資管理を一気に整理し、魔物の侵攻ルートを分析してみせる。
するとグリーゼ軍は対策をスムーズに実行し、大被害を免れることに成功。セシルの補佐能力が思わぬ形で威力を発揮し、将軍だけでなく国王までもが「まさに救国の女神!」と絶賛する。
以来、セシルはグリーゼの官吏として任命され、災害対策や交易管理など幅広い分野で手腕を振るう。地味な雑用ばかりだった技術が、ここでは国を救うほどの価値を持っていたのだ。
話を聞きつけた祖国の王子レナードは後悔し、使者を送り「やはり戻って雑務を頼みたい」と言うが、セシルは苦い笑みを浮かべる。
「雑用だなんて…こちらでは誇りある仕事として私を扱ってくれます」
文字数 41,632
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.27
生まれながらの病弱で、実家でもあまり期待を持たれなかった伯爵令嬢フローレンス。唯一、婚約者の侯爵子息ディアスだけが彼女を支えてくれるはずだった。しかしディアスは、政治的な駆け引きに利用するためにフローレンスを引き立てていただけで、真実を知った瞬間に彼女を切り捨てる。喪失感のなか、フローレンスは隣国からやってきた貴公子アシュレイの強引な甘やかしに戸惑いながらも、自らの才能を見出して復讐への一歩を踏み出す。いつしか彼女の周囲に新たな陰謀が渦巻き始め、フローレンスは己の運命をつかむ覚悟を迫られる。
文字数 67,456
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.27
地味な魔法しか使えないと馬鹿にされ、祖国の王子に婚約を破棄された貴族令嬢リアナ。しかしその“地味”と呼ばれた力は、隣国では中核を支えるほど重要だった。
魔力不足に悩む隣国は、彼女の小さな魔力を“大切な資源”として大歓迎し、とりわけ隣国の王子はリアナの献身と優しさに惹かれていく。
一方で婚約を破棄した祖国の王子は、隣国で絶大な信頼を得たリアナに嫉妬と未練を募らせ、いまさら呼び戻そうとするが……リアナの心はもう動かない。
祖国で見下されていたはずの“地味な力”が、隣国では絶対に欠かせない宝だとわかり、彼女は本当の自信を取り戻す。
文字数 60,732
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.27
王子との婚約を当然のように受け入れ、幼い頃から厳格な礼法や淑女教育を叩き込まれてきた公爵令嬢セリーナ。しかし、王子が他の令嬢に心を移し、「君とは合わない」と言い放ったその瞬間、すべてが崩れ去った。嘆き悲しむ間もなく、セリーナの周りでは「大人しすぎ」「派手さがない」と陰口が飛び交い、一夜にして王都での居場所を失ってしまう。
ところが、塞ぎ込んだセリーナはふと思い出す。長年の教育で身につけた「管理能力」や「記録魔法」が、周りには地味に見えても、実はとてつもない汎用性を秘めているのでは――。落胆している場合じゃない。彼女は深呼吸をして、こっそりと王宮の図書館にこもり始める。学問の記録や政治資料を整理し、さらに独自に新たな魔法式を編み出す作業をスタートしたのだ。
この行動はやがて、とんでもない成果を生む。王宮の混乱した政治体制や不正を資料から暴き、魔物対策や食糧不足対策までも「地味スキル」で立て直せると証明する。誰もが見向きもしなかった“婚約破棄令嬢”が、実は国の根幹を救う可能性を持つ人材だと知られたとき、王子は愕然として「戻ってきてほしい」と懇願するが、セリーナは果たして……。
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文字数 57,138
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.29
王子と婚約していた辺境伯の娘サフィールは、控えめで目立たない性格ゆえ「役立たず」と侮られ、ついに破棄を言い渡される。胸の痛みを抱えながらも、「私は本当に無能だろうか?」と自問自答。実は祖母から受け継いだ古代魔法の知識を、ほとんど見せたことがないだけでは――と気づく。
意を決したサフィールは、王都を離れてひっそりと各地を回り、祖母の足跡を辿る旅に出る。
その頃、王都は魔物の侵入と自然災害で大混乱に陥っていた。
文字数 46,290
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.29
【地味令嬢? いいえ、隣国では最高に輝けるお姫様なんです】
侯爵令嬢リリアーナは、舞踏会やパーティで派手に振る舞えず、祖国の王子レオンから「地味すぎる」と酷評される。
愛想を尽かされた挙句、婚約破棄を言い渡された。
傷ついたリリアーナは、息抜きがてら隣国へ旅を決行。
その地で開催される文化祭を訪れた際、彼女の上品な所作や落ち着いた言葉遣いが皇太子フリックスの目に留まり、一気に注目されるようになる。
たちまちフリックスと意気投合したリリアーナ。
そんな時、彼女の状況を知った王子レオンが後悔して取り戻そうとしてくるが「もう隣国の方が居心地いいんで」と切り捨てる。
文字数 46,352
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.26