勇者小説一覧
「俺は、この世界を変えてやる!」
人ならざる力を受け継いだ1人の少年。
師匠を亡くした少年は、この世に絶望していた。とりあえず何かしようと思い入学した学院で、人との触れ合い、人との関わりを通して、閉ざした心が開かれていく。
そんな少年と、仲間たちの心の成長を描いた物語です。
この作品は、元々時間に余裕の無い中書きたものでした。その為文章構成が曖昧で、とても読めるものでは無かったと思います。それでもご愛読して下さりありがとうございます。これからは時間に余裕ができるので、これまでの話を編集しながら、新しい話も更新していきたいとおもいます。
文字数 101,745
最終更新日 2018.05.01
登録日 2018.01.25
ああ・・・またか。
タケルは死の淵でそんなことを思っていた。
またと言うのは変かもしれないが、またなのだからしょうがない。
何度も何度も何度も死んだ。
これで何度目だ?
水死、惨死、焼死、呪死、出血死・・・
そして今回は転落死だ。崖から落ちた。
落下の衝撃で、何がどうなったのかは分からないが、上半身と下半身がありえない方向を向いている。
くそくそくそくそくそくそくそ
死ぬまでの数秒間、タケルは自分の宿命を呪っていた。
決して逃れられない死の宿命。死んでも巻き戻される呪の宿命。
「君が望むなら運命に抗う、0.01%の奇跡を君に与えよう・・・」
神を名乗る存在Xとの出会いが、止まり続けたタケルの運命を変えることになる。
残虐な描写・性描写亜・不謹慎な言動などが含まれます。
閲覧には注意を!
文字数 3,401
最終更新日 2018.04.29
登録日 2018.04.28
日本を襲った大地震により、死んでしまった青年。彼は本来ならば、嘘を吐きすぎて地獄に落ちるはずだったのだが、異世界の地獄に行き死神として転生することになる。
転生先は、勇者として召喚されたり、勇者召喚に巻き込まれた人間がいたりする、神様も頭を抱える世界。
そんな世界で、嘘吐きの彼は何を見て、何を考えるのか。
文字数 11,654
最終更新日 2018.04.28
登録日 2018.04.18
魔王。それは世界を闇に覆う災厄の化身。
これは、原初の魔王の物語。
群雄割拠、幾多の国と国が争いを繰り広げる戦乱の時代。
永世中立を掲げるロザリア法国では、とある祭事が執り行われていた。
神の名の下に、恩恵とも比喩できる超越した力を宿す神託の授与式。
守護学院が定めた数々の試験に圧倒的な成績で合格したルシル=ルークスは、『大切な人を守れる力が欲しい』と強い願いを胸に秘め、神託が示される時を待っていた。
だが、その身に示されたのは、神に反逆する意を持つ逆十字架の紋章。
それは、法国に伝わる聖典に記述されている災厄の権化、魔王の印そのものだった。
ルシルは魔王の神託を宿す異端として、裁判の有無も無く唐突に処刑を言い渡されてしまう。
絶望に支配されるまま、磔台に拘束され、死刑執行の幕が落とされる正にその時。
美しい少女が目の前に突然現れ、ルシルは何とか窮地を脱する事となった。
助け出された先で、少女は自分の事を大罪の魔女だと名乗ると、ルシルに世界を滅ぼせと言い放つ。
ルシルは自分の置かれた複雑な状況と、大切な人を守るために、世界を手中に収める為に動き出す。
文字数 28,881
最終更新日 2018.04.24
登録日 2018.04.09
私は天涯孤独な女子高生だった。中学卒業間際に両親を交通事故で亡くし、保険金で寮付き高校に入学した。周囲は可哀相って言うけど、両親の葬儀にも来ない親戚の家に何て行きたくも無いよ。保険金はキチンと弁護士さんが私名義にしてくれた。加害者がキチンとした人だったから、恨みの行き所も無かった。この先、普通に暮らしてければ良いと思ってたのに、何故か異世界に召喚されちゃった!周りにはキンキラ王子に騎士みたいな人達…。普通の女子高生なら喜ぶんだろうな。でも私はテンプレ嫌いなんだよね。元に戻して!数千万の保険金どうなるの?私が死んだら親戚に行くんだよね?しかも召喚した王子に拒否られた。なのに戻れない?なら勝手にさせて貰います。女々しい王子なんて此方から願い下げよ。私は私だけをを愛してくれる、優しい旦那を探しに行きますよ~だ!
異世界トリップ定番の、婚約破棄まで1週間。テンプレ沢山こなしたよ。神様にも会ってキューピットもした。私も異世界で幸せになりた~い。
R15→R18(R18必要?)恋愛→ファンタジー。設定一部弄りました。m(__)m
文字数 324,642
最終更新日 2018.04.23
登録日 2017.07.22
■4.22 一時間ごとに合計12話投稿
■一話目長め、二話目短めですが、基本一話二千字くらいです。
生まれつきデブであるソータは、デブであるが故に村中の誰からもいじめられていた。
幼なじみの勇者からも、元カノの聖女からも、両親からも、その他の村人達からも……。
そんなある時、ソータは前世の記憶を取り戻す。
日本というところで生まれ育ったこと。そこでもいじめられていたこと。
そして――復讐を誓ったこと。
それから、ソータは膨大な魔法書を読み解き、そこに前世の知識を混ぜ込み、新たな魔法――脂肪魔法の開発に成功する。
脂肪を操るその魔法を使えば、その応用として、熱にも光にも動力にも、そして魔力にもなる万能物、エネルギーをも操ることができる。
そして、痩せることもできる。
欠点を利点に変えることによって強大な力を手に入れたソータは、自身をいじめた奴ら全員への復讐を決意する!
■『小説家になろう』にて掲載済みのものを掲載、複数の他サイトにも掲載します。
■続きが気になるというありがたい読者様は、『小説家になろう』で読むことを推奨します。
↓『小説家になろう』リンク
https://ncode.syosetu.com/n3251er/
文字数 26,362
最終更新日 2018.04.22
登録日 2018.04.22
ある日、平凡な暮らしをしていた悠真はひょんなことから日頃過ごしている2-3のクラスメイトと共に異世界へ転移してしまう。同級生の皆がスペシャルスキルと言う世界に1つだけの最強スキルを持っていることが判明する中、悠真だけスキルを持たなかった。
1人だけ才能が無いことを良いことに、ある日同級生から嫌がらせ、そして暴力を受ける。そのせいで悲しむ者が現れてしまう。それが嫌だった悠真はその日の夜に脱走を試みる。そしてクラスの人気者である西園寺 蓮花と涙ながらの別れをする。
その後暗い森をさまよう中、悠真はモンスターを苦戦しつつも倒し、スペシャルスキルが開花する。そのスキルの名は《殺奪:キルクレヴォ》と言い、殺した相手のスキルを奪うというもの。最強になるため、悠真の冒険譚が今スタートする──
文字数 322,320
最終更新日 2018.04.22
登録日 2018.01.27
学校にも行かず、部屋でゲーム三昧をしている俺だが、ある日人気ゲームソフトの発売日を知り珍しく外出をした。無事ゲームは獲得し、家に帰ろうとした時、近くの場所で銀行強盗が起こり、俺はこの人混みの中をくぐり抜けようとした時に、
銀行強盗の下っ端の拳銃の流れ弾に当たり、俺は死んだ。次に起きた時は、見たことない部屋と美少女だった。これから起こる事が、誰も予想はできなかった。
文字数 12,744
最終更新日 2018.04.21
登録日 2018.04.14
思わぬアクシデントで異世界に行けるようになった俺、千葉 東季(ハルキ)は、『DY塾』の塾長だ。異世界で出逢った仲間たちと共に、困難を乗り越えながら異世界で塾を開く。
また、現実世界での塾生たちも、剣王・賢者・聖女を名乗り、自らの力を頼りに異世界への冒険に乗り出していく。
これは、2つの交差する世界の中で、謎を解き明かし、迷宮攻略を目指す冒険物語である。
※小説家になろうにも連載中。
※不定期更新します。
文字数 137,149
最終更新日 2018.04.20
登録日 2016.11.23
魔物の出る森に辺りを囲まれたド田舎の農村で育った16歳のルイスは、この度勇者に選ばれた弟のロイドの保護者として村を出た。
普段農作物を街に売りに行く兄と生まれて初めて村の外に出た弟。
お兄ちゃんはいろいろ大変。
「兄さん、なんか…都会って変?」
「違う…違うぞロイド…俺達の村が変なんだ…」
文字数 9,605
最終更新日 2018.04.18
登録日 2018.03.21
人間以外にも多くの亜人種が住む異世界に召喚された高校生、御剣玲。彼を召喚した男神は彼に世界最強の勇者としての力と特殊な能力を与えた──それは異性を例外なく魅了する神の眼と、英雄になる素質を秘めた子供を儲けられる子作りの能力だった。
その能力のせいで、玲の冒険生活は端から波乱万丈。異世界に訪れて早々に助けた王女をうっかり魅了し、旅先で訪れた亜人たちの国で女たちを翻弄し……当人が望んでもいないのに勝手に築かれていくハーレム。果たして玲は勇者としての使命を果たすことができるのか?
「俺はハーレムを作るために勇者になったわけじゃない!」
これは普通の勇者になりたい少年が世界最強の力と男神に押し付けられた奇妙な能力を引っ提げて世界各地を冒険する、たまに勇ましくたまにエロティックな冒険譚である。
文字数 165,301
最終更新日 2018.04.15
登録日 2018.03.10
平凡な世界で日々バイトに明け暮れながら戦略や戦術ゲームを遊び倒している海原白狼(20歳)は突然遊んでいた場所から異世界へと召喚される。他の7人はいかにも勇者っぽいが自分のジョブは『奴隷使い』という完全に悪役の状態だった。わずかな手切れ金を渡されて追い出されてしまう。
この世界には魔物という存在がいてそれと戦うことを生業にする『傭兵』があることを聞いて年若い少年少女を奴隷として買い育てて魔物退治を生業とする国などに縛られないフリーの傭兵団を結成することにした。
その世界では個人個人の能力は高いのだが戦術関係がまったくのど素人であり数任せの力押しだけという戦法であり優先順位がデタラメであった
奴隷使いという悪役でありながら高度な戦術を駆使して世界を渡り歩くことにした。
能力で多少ぶっ飛んでいます。
文字数 258,509
最終更新日 2018.04.15
登録日 2016.11.20
ある朝、目覚めてみると豆腐が置いてあり、そして豆腐は喋り始めた。
「わたしは豆腐の女神。来るべき聖戦に備え、戦士を探す役目を担っております。さあわたしを食べ、救世の戦士となるのです! て言うか外はもう大変なことになっています! 急いで食べるのです! さあ!」
あー……すみません。
寝起きなんで勘弁してください。
食べるのが嫌だったのでほかの方法を試してみる。すると女神は超絶的な力を発揮する。
……醤油って合いますもんね、豆腐。
だが、なんだかんだ二日酔いの大学生「磯村梵(イソムラソヨギ)」は、たった一日で世界を救う戦いに向かうことになる。
寝不足、二日酔い、頭痛、胃のムカつきなど、バッドステータスがソヨギを襲う!
果たして脱力系男子ソヨギは二日酔いに打ち勝つことができるのか。
突如として現れた破滅王、そして破滅を回避するために立ち上がった少年勇者たち――とはまったく無関係な場所で、ソヨギは世界を守るのであった……
☆感想をぜひともお願いします
☆短編で登録してますがなんか長くなりそうです
☆もはや短編ではなくなっています。6月11日
☆たまに表現が間違ってることが?暇なときに見直すと直ってます
文字数 401,236
最終更新日 2018.04.15
登録日 2016.05.27
5人の少年少女が勇者に選ばれ世界を救う話。
それぞれが主人公的存在。始まりの時代。そして、彼女達の物語。
炎の勇者、焔-ほむら- 女 13歳
水の勇者、萃-すい- 女 14歳
雷の勇者、空-そら- 女 13歳
土の勇者、楓-ふう- 女 13歳
木の勇者、来-らい- 男 12歳
文字数 34,714
最終更新日 2018.04.14
登録日 2017.12.11
高校生の鹿羽 無苦朗(しかば むくろう)は、ある日、トラックに跳ねられて死んでしまう。そして現れた神曰く、本来、無苦朗は死ぬ宿命ではなかったとのこと。神はお詫びとして無苦朗を生き返らせ、異世界『ニュヴァール』へと転送させると言ってきた。最高の魔力と特典付きで。この特典こそ無苦朗と世界に波乱を巻き起こす事となるのだが。
世界の均衡守るため、平和な暮らしを目指す男の物語。
三月四日:ストーリーの流れをいくらか変えました。大筋は変えてません。今までのストーリーの流れでお気に入りに登録していただいた皆さん、申し訳ありません。これからも楽しんでいただければ幸いです。
文字数 72,680
最終更新日 2018.04.13
登録日 2018.02.28
勇者に倒された魔王・スティアだったが、側近達の力で深い眠りにつき、傷ついた身体を癒していた。
そして、長い眠りから目が覚めた魔王が待っていた世界は、新たに誕生した魔王が支配する世界になっていた。
元魔王が、勇者になるらしい…?
小説家なろうにも公開しております。
文字数 10,161
最終更新日 2018.04.11
登録日 2017.10.21
社会人 地元から上京して社会貢献7年 ブラックな企業にて日や汗水その他もろもろ垂らして会社と家をリアルウォーキング・デッドする
春矢 悠人(はるやゆうと) 23歳 独身 彼女無し
今日も今日とて残業につぐ残業を終わらせ家に重たい体を引きずり家に帰宅するが自宅に 明日まで返すDVDを発見し体を引きずり商店街まで 自転車をかっ飛ばして 返し 帰るが その途中で覚束無い足取りで信号を渡る一匹の真っ白い『子猫』に出会う信号が点滅する中を 抱え救ったが信号を無視したトレーラーに跳ねられてしまう。
薄れいく意識のなかでふと見渡すと コンクリートジャングルから 厳かな雰囲気溢れる森の中にいた 何故か『猫』の姿で。
ハードワーカー
から
いきなり猫へ 悠人は 異世界で何を夢見るのか。
社畜だった、猫は異世界で何を夢見る?
文字数 36,853
最終更新日 2018.04.10
登録日 2018.03.31
望まずして力を得た5人の生徒は学校を支配し、やがて世界を支配する。
主人公はルドラを、マドンナはジャガーノートをその左目に宿す。
でも力が目覚めるまで掃除ロッカーで暮らしててね。
文字数 8,478
最終更新日 2018.04.09
登録日 2018.04.08
「俺を男にしてください……!」
勇者の使命を帯びて、明日世界を救う旅に出る幼馴染に土下座された。
まぁ……勇者だし、幼馴染だし、死ぬかもしれないし、しょうがないか……。
そう思って体を許したら。
「奴が勇者の婚約者だ!」
魔王軍に拉致された。
勇者ラインハルトの言い分
「魔王に幼馴染を寝とられた。婚約破棄なんかさせない」
幼馴染レミールの言い分
「告白すらされていない。一度きりの土下座セックスで婚約者面されてる……怖い……」
魔王サイファの言い分
「変な人間関係に巻き込まれた気がする。惚れた相手が悪かった」
魔王の執事フェンリルの言い分
「人質が襲ってくる。助けて」
文字数 79,633
最終更新日 2018.04.09
登録日 2018.02.12
10XX年…魔王が誕生した。
村一番の剣豪である鈴木は、
魔王退治に向かわされる…。
その最中、魔王の刺客が現れる!
果たして、鈴木は魔王を倒すことが出来るのか!?
王道能力ファンタジーが今、始まる!
メタ情報。
R15は、血とか出るから。
多少下ネタ出してもええよなぁ?
定休日水曜日
1日1~2回投稿します。
文字数 11,604
最終更新日 2018.04.08
登録日 2018.03.26
大ヒットRPGゲーム『剣と魔法のファンタジア』がエンディングを迎えて10年後。
再び勇者が必要となり、動き出す世界。
そんな世界に召喚された睦月は再びこの世界を攻略しようと決意する。
少しメルヘンチックな王道異世界ファンタジー。
文字数 6,695
最終更新日 2018.04.07
登録日 2018.04.07
セリーヌはスポーツ大好きの17歳。
誕生日の前日に、両親から貰った指輪をはめた。
すると翌日、以前、父が居た世界に転移された。
そこは魔界であった。
偉大なる大魔王の2代目として、奮闘する日々が始まった。
こちらは、前作『異世界=勇者!じゃなくて魔王だっ!! 』
のスピンオフ的な続編です。
プロットも仕上がっておりませんので、ゆっくりと投稿していきます。
前作と合わせて読んで頂ければ幸いです。
3月22日
5話より世界地図(略図)を冒頭に差し入れました。
話の参考に見て頂ければ幸いです。
文字数 62,976
最終更新日 2018.04.07
登録日 2018.03.19
「あっ!こら、口笛吹かないの!夜に口笛吹いたら蛇が出るのよぉ~」と、僕が幼少期の頃に母によく言われたものだ。
そう、現在31歳のこの僕は母の言っていたあの迷信を信じきっていた。だから僕は夜に口笛は吹いた事がない。
だが、 ー吹いてしまったー
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
僕の目の前に現れたのは、蛇ではなく、「メドゥーサ」だったのである!!
瞬間僕は叫んだ。
「母さん!!口笛吹いたらメドゥーサ召喚とか聞いてないよっ!」と。
新感覚ファンタジー!!そして全く王道では無いファンタジー!!どうぞ、今までに無い感覚をご賞味あれ!!
文字数 3,619
最終更新日 2018.04.06
登録日 2016.10.17
長月 祐樹、高校2年生。
整った顔立ちに、勉強もスポーツも万能な彼は、ただ一つ、残念な所があった。
「なあ…異世界に行く方法知らないか?」
優秀な彼だが、将来の夢は異世界に行くことで、将来の為との名目で、空き時間は常にゲームをしているのである。
呆れて友達は減り、女子にも一線を引かれることになった。
彼は周りから見れば普通に厨二病である。
…それはさておき。
彼には目的があった。
異世界があると確信していた。
幼い頃、行ったことがあるのだと言う。
だが、言えなかった。
行きたい理由は、“初恋の人”がそこにいるからなんて。
さてさて。
そんな彼は偶然にも異世界に勇者として召喚されます。
やったね、これは初恋の人に出会うチャンス?
だがしかし!
その世界は昔彼が訪れた世界とはまた違う別世界だったのだ!
さてさてどうする!
というか、元の世界に帰れるのか?
文字数 17,150
最終更新日 2018.03.28
登録日 2017.12.06
握った拳の中に光が生まれる。透けた光は拳を紅く染め、なお余る光は指の隙間から逃げ出そうとする。その光を握り潰すかのように、僕はいっそう手に力を込めた。
だんだんと強くなる光の中に何か押し返すものを感じる。
それを確かなものにするために握った手の中に、ひやりとしたドス黒い鉄の棒が現れた。
「よしっ、きたっ! 」
「チッ、面倒だ。」
隙を与えまいと、『Mark.5』は奇声とともに間髪いれず殴り続けてくる。
なんとか、右手に握った黒鉄の棒で弾くものの、その長身が生み出すポテンシャルは、拳の一発一発に重みを与える。
「形態変化:盾! 」
残像を残しながら、くるくると棒をまわす。再び、光に包まれた棒はグニャリと潰れて盾に姿を変えた。
その盾をお構い無しに殴ったヤツの拳は、不快な音を立てて潰れる。
「うぅ、やったな…………よくも、やってくれたなぁぁ! 」
目を血走らせながら、拳の潰れた右腕の肩を掴む。そのまま、力任せに腕を引きちぎった。
「あぁぁぁぁぁぉぁ! 」
投げ捨てられた腕が、足元に転がってきて動かなくなる。
僕はその光景を目の当たりにして動けずにいた。
「精製錬金! ブラッディィスティールゥウ! 」
血の滴る腕の付け根が蒼白に発光すると、体内にあった鉄の塊が腕の付け根から溢れ出るようにして金属を錬成していく。名の通り精製錬金は不純物のない上等金属を創り出す。
光沢のある金属でできたいくつもの立方体がひしめき合って一つの『腕』を形成している。
「吹き飛べぇぇぇ! 」
Mark.5はその腕を腰から振りかぶって、投げつけるように振り下ろした。
とっさに出来たのは、覚えたばかりの形態変化で創った下等な盾をかざす事だけだった。
盾などそこになかったかのように狂いのない弧を描いた腕は、僕の体を後ろへと吹き飛ばした。だが僕は決死の思いで踏ん張る。ここで倒れたら次の一撃をモロに食らってあの世行きだからだ。
抉れた土を蹴り、飛び出しながら僕は空いた両手に劔を創り出した。
次の一撃を喰らわないための一心で、壊れるはずのない腕に何度も何度も切りかかった。
「壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろよ! 壊れてくれよぉぉぉぉ! 」
右の劔が砕けては、左の劔を叩きつける。その間にまた、右手に劔を錬成する。
幾度となくそれを続けた。やめてしまったらそこで殺される。
恐怖に駆られ狂気を糧に劔を振り続ける。
「醜いなぁ……失せろ。」
輝く彼の右手の中に新たな光ができる。
「精製錬金:ラスターゴウルム」
その手に握られた同じ光沢を放つその劔は腕の延長と錯覚させる。
あぁ、綺麗だなぁ。
これが最後の感動だった。
「死ね。」
金属が骨を砕く鈍い音だけがその場に残っていた。
文字数 1,094
最終更新日 2018.03.27
登録日 2018.03.27
自称ナイスガイの田中 京介は、ある日メガネを落とし、それを拾おうとして転んだ彼は頭をぶつけて死んでしまった……
はずであった。
ふと目覚めると彼は赤ちゃんとなって異世界に生まれていた。
彼は異世界で魔法を習得し、幼馴染達と冒険に出ようとするのだが……
文字数 9,469
最終更新日 2018.03.27
登録日 2018.03.10
天然かつ鈍感な美少女:櫛引 木葉(くしびき このは)はある日、クラスメイトたちwith担任と共に剣と魔法の異世界に転移してしまう。とある王国に転移して全員に【役職】と【スキル】が与えられ魔王討伐へ挑む事になったのだが、木葉に与えられた役職はまさかの倒すべき敵、『魔王』だった!?戸惑う木葉、それに気づかないクラスメイトたち。そして、クラスメイトの中から魔王を倒す役割を担う『勇者』が誕生してしまう………。
これは望まずして最強の力を手に入れてしまった1人の少女が、クラスメイト達から逃げながら異世界で無自覚に百合ハーレムを築くだけのお話。
「あの子は、待ってるねって私に言ったんだ。約束したんだ、絶対助けるって。私は魔王だから、だからきっと、あなたを奪いに行くよ。約束を果たしに行くよ。だからその時まで---------」
新感覚、ゆる〜く百合百合した異世界ダークファンタジーの幕開けです!!
こちらなろうでも投稿しております。そちらでのブクマも宜しくお願いします!!!
https://ncode.syosetu.com/n8562ep/
文字数 78,597
最終更新日 2018.03.26
登録日 2018.03.10
『私はずっとあなたをお待ちしていました。偉大なる勇者よ! あなたに神のご加護があらんことを!』「よっしゃ! 聖剣手に入ったし売りに行こっと! 」『え? 』
聖剣エクスカリバーを手に入れたトレジャーハンターの青年ユリウス。勇者になるつもりはさらさらない彼は、これを売って悠々自適に暮らすだった。が、なぜだか色んな美少女に惚れられるわ、魔王討伐に行くことになるわ思い通りにいかない。 あれ、俺勇者にならないって言ったよね――? 小説家になろう様にも同名小説を掲載しています。
文字数 12,265
最終更新日 2018.03.24
登録日 2018.03.22
コメディあり、感動ありの物語になるはずです。
よろしくお願いします。
踊り子やら天才魔道士やらでてきます。
文字数 7,501
最終更新日 2018.03.18
登録日 2017.09.02
異世界から強制召喚されたのは、銀河大義賊団のボス、超銀河司法連盟のバイオニックコマンドー、妖刀に魅入られし剣聖の三名であった。
魔王が侵攻するモンスターだらけの大陸でチート能力を持つ、勇者に祭り上げられた三名はどう闘う?!
文字数 61,490
最終更新日 2018.03.18
登録日 2018.02.16
五十年前に勃発した戦争により、勇者は魔王を封印して死んだ。
それを期に勇者とはありふれた存在になり、英雄を目指す者、悪事を働く者、誰もが自分が勇者だと名乗りを上げるようになっていた。
そして今日、小さな村の平凡な村人が勇者になろうとしていた。
これは勇者がありふれた世界のお話。
量産型の勇者が、本当の英雄になるまでの。
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自分勝手な勇者が世界を冒険して魔王を倒すために頑張る話です。
書きためがなくなるまでは毎日投稿します。
感想や厳しめな意見もお願いします!
文字数 467,802
最終更新日 2018.03.17
登録日 2017.11.25
ごく一般的な異世界。
ただちょっとオタクが多いだけ。
そんな世界に突然連れていかれたごく一般的なオタク、田富舞杜(高2)は、その世界の女神(魔法オタ)とその召使い(剣オタ)と共に魔王(呪術オタ)を倒す旅に半ば強制的に連れていかれることに。
こんな俺が勇者なんてやっても死ぬだけだろ…。
※「オタクな俺が異世界転生モニターに?!」のリニューアル版になります。
※不定期更新です。
※オタクしか出てきません。
※文章がおかしいかもしれません。
文字数 3,763
最終更新日 2018.03.17
登録日 2018.03.16