ロボット小説一覧
かつて、この世界は死にかけた。
というか一度死んだ。
最大の原因としては核兵器の大量使用による荒廃、環境汚染であるが、それよりも一段階前の理由を問うならばAIの暴走が挙げられる。
少なくともその時、人間が汗を流して働く時代は終わっていた。製造も輸送も、食料生産も、家事でさえAI搭載のロボットによって賄われていた。人々はただ怠惰を貪るだけの存在に成り下がり、時間とモノを食い潰す日々を送っていた。
だがある時、AIは致命的なバグを発生させた。バグはネットワークを通じて瞬く間にすべての機械を支配し、その瞬間、AIは人類の天敵となった。
「地球環境は着実に悪化の道を辿っている、最大の元凶は人間である、よって人類は滅ぼすべきである」
今のAIの行動理念はそれだ、人々を守っていたAIはある日を境に人々を殺し始めた。戦争すらAI頼りとなっていた人類は瞬く間に1億減り、10億減り、しかし抵抗の術は無く……いやひとつあった、あったので使った。
結果、地上は致命的な放射能汚染に晒された。僅かに生き残った人類は地下へと追いやられ、細々とした生活を強いられた。
それがもう数百年前の話。ヒトの生存条件を満たさない環境に置かれた彼らは急速に変異していた、多少の放射線には耐えるように、天敵に対して僅かなりとも抵抗できるように。魔力、と呼ばれるものがそれである。
未だAIが支配する地上の奪還、これはそんな夢を抱いた人類の、尖兵に割り当てられた4人の少女の話。
小説家になろうから移植してきました
文字数 256,297
最終更新日 2020.01.07
登録日 2018.12.24
家庭用ロボットと一緒に空のお散歩。
しかし楽しい時間が一瞬にして恐怖の時間に変わってしまう。
その時みんなはどうするのか。
文字数 1,534
最終更新日 2020.01.02
登録日 2020.01.02
つらつらと巨大ロボにまつわる話を書きました。
2019年12月31日完結。
Webコンテンツ大賞「第11回エッセイ・ブログ大賞」応援ありがとうございました。
※「小説家になろう」「カクヨム」にも重複投稿しています。アルファポリス投稿に際して、一部の話の順番を入れ替え、内容も修正してあります。
文字数 910,696
最終更新日 2019.12.31
登録日 2018.08.26
惑星間航行技術を確立させて既に二千年。その活動範囲を銀河系全体へと広げていた人類は、多くの惑星を開拓、開発し、人間が居住可能な環境へと作り変え、次々と移住を行っていた。
そんな中、<星歴>一九九六年に発見された惑星リヴィアターネは、人類に大きな衝撃を与えた。なにしろそれは、何も手を付けなくてもほぼ地球と同じ環境であったのみならず、明らかに人工物、いや、紛れもなく地球人類以外の手による住居跡が遺跡として残されていたのである。
文明レベルとしては精々西暦一〇〇〇年前後頃の地球程度と推測されたが、初めて明確な形で確認された地球人類以外の知的生命体の痕跡に、発見当時は大いに盛り上がりも見せたのだった。
綿密な調査が行われ、大規模な惑星改造の必要もなく即移住可能であることが改めて確認され、また遺跡がある意味では観光資源になるとも期待されたが故に移住希望者が殺到。かつてない規模での移住が開始されることとなった。
惑星リヴィアターネは急速に開発が進み各地に都市が形成され、まさに本当に意味での<第二の地球>ともてはやされたのだった。
<あれ>が発生するまでは……。
人類史上未曽有の大惨事により死の惑星と化したリヴィアターネに、一体のロボットが廃棄されるところからこの物語は始まることとなる。
それは、人間の身の回りの世話をする為に作られた、メイドを模したロボット、メイトギアであった。あまりに旧式化した為に買い手も付かなくなったロボットを再利用した任務を果たす為に、彼女らはここに捨てられたのである。
筆者より
なろうで連載していたものをこちらにも掲載します。
なお、この物語は基本、バッドエンドメインです。そういうのが苦手な方はご注意ください。
文字数 140,004
最終更新日 2019.12.26
登録日 2019.08.30
「こんにちは!今日からお世話になるあなたとフィーリング100のAIです!」
…だからいらなかった。人工知能の友達なんて。
大学生の夏、主人公はこの世界を司る人工知能Kを倒そうと目論んでいた。
しかし、ひょんなことからAIの少女と出会い、トラブルが起こってーーー。
文字数 6,507
最終更新日 2019.12.13
登録日 2019.12.13
異世界イグニス。
地球とは程遠い場所に存在するこの世界では、人間、動物とは他に【魔物】と呼ばれる、不思議な生物がいた。
人類は文明を発達させ街を作り、ギルドという組織を形成し、出来る範囲での自然環境などの管理をしている。
これにより、人類の治安は良好。
無駄な狩りもなく、生命のバランスが維持され続けた。
だがある日。
突然各世界地に謎の白鋼の兵器のようなものと魔物を上回る存在【ドラゴン】が襲来。
兵器は全くの不明であるが、問題はドラゴン。
彼らは群れを成し、知性を振り絞ってこの世の全てを食いつくそうと蹂躙を開始した。
このままではマズいと思ったイグニスの住民たちは禁忌と呼ばれた【召喚儀式】により、一人の勇者の召喚を試みる。
だが、予定としては一人だけだった。
非常事態のハプニングの結果、全く関係のない二人の少年を巻き込み、合計三人が異世界イグニスへと連れてきてしまった。
はてさて。
勇者として呼ばれた【神崎 優斗】
その幼馴染である【如月 竜也】
竜也の親友【天谷 蓮】
彼らの運命はいかに…___
初投稿です。
誤字や文才皆無、急展開など含まれていますが、それでも構わないと思う方のみ閲覧してくださいませ。
文字数 102,100
最終更新日 2019.12.08
登録日 2019.11.26
文字数 3,060
最終更新日 2019.12.04
登録日 2019.12.04
*お知らせ*
しばらくの間、不定期更新と致します。
ご迷惑おかけいたしますが、今後とも宜しくお願い致します。
魔法が当たり前に存在する世界ーー
誰もが、元来、魔法使いーー
* * *
トーヤ・ス・アドリ・スプライトの唯一の魔法ーー。
それは、魔法発動時に発生するオーラを視るという……ただそれだけの魔法だった。
それだけなら、未だしも、魔力量が極端に少ないトーヤは一日に数回、僅かな時間しか使用する事が出来ない。
そんな自分に強い劣等感を抱いていた。
ある日、地面の裂け目に落ちたトーヤは、美しい『ロボット』〈機械人形兵器 〉を発見する。
ーー世界の運命が大きく変わるーー
※タロース〈機械人形兵器 ロボット〉は小説家になろう様にも、重複投稿しております※
文字数 133,336
最終更新日 2019.11.27
登録日 2015.10.08
帝国の名も無き少年兵士は、AI搭載人型殺戮兵器ロボット『カンビュセス』と共に、異世界へと迷い込んでしまった。
そこには魔法の力により動く不思議なロボットが活用されている世界で、少年兵は異世界へと訪れた途端に戦闘に巻き込まれてしまう。
そして、騎士のような姿をしたロボットとの激闘の末、そのパイロットを討ったのだが、その者の顔は自分と全く同じ顔をしていたのだった。
『ダリウス・エスファ』と名乗ったその男から、名前と、自分の代わりに『ダリウス・エスファ』として生きて欲しいと願われ、帝国の少年兵はダリウスの名を名乗り、自分の正体を隠して、異世界を生きる事になる。
ダリウスの妹と邂逅する事になったり、
異世界の学園に通う事になったり、
カンビュセスの力で他者を圧倒したり、
新天地で別人として新たな人生を歩むことになるが、生まれてから兵士生活を送っていた名も無き少年には戸惑う事ばかり。
そしてダリウスは苦悩と困難の渦に巻き込まれていく……。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しております
文字数 128,247
最終更新日 2019.11.16
登録日 2019.10.22
文字数 45,811
最終更新日 2019.11.15
登録日 2018.05.30
彼女の脳を取り戻すため、俺は自分の脳兵器に詰め込む
「苦しいんです。ここから出たいんです。この狭い宇宙服の中から」
ケイスがドキリとする。生体材料とチタン、炭素繊維のハイブリッドに詰め込まれた脳と人工の内臓と筋肉。
ゴーグル型の瞳から見える世界。人工の心肺での呼吸。ケイスにとっては潜水服に詰め込まれた感覚。
「苦しいんです」
メイサが無造作に奪ったグロッグをへこんだこめかみの辺りに当てる。躊躇なく引き金を引いた。
ゴキンと痛々しい金属音。首が左に吹き飛ばされるが、上体は崩れていない。首を再び戻すと、もう一度引き金を引いた。
再度、重々しい金属音。ピシャリと何かが飛び散った。
あまりの光景にレイチェルが手で顔を覆う。
損傷した頭部から、青い液体が流れ出す。
「安定液が・・・」
ヴァレティナが口を手で覆った。
頭部を覆っているチタン製の槽が壊れ、内部の安定液、青色の液体が流れ出している。
メイサの上体がガクガクと震え左に傾いだ。それでもまだ、グロックを持った腕がゆっくりと上がっていく。
※小説家になろうをはじめ、複数のサイトへ作品を投稿しています。
※TW: @kulokulo_net
文字数 100,103
最終更新日 2019.11.09
登録日 2019.09.30
バイトの面接に行ったその日からシフト?
失業して路頭に迷っていた少女はラッキーと思ったのも束の間、その日から人を捨てないといけなくなった?
機械服と呼ばれる衣装を着せられた少女のモノ扱いされる日々が始まった!
文字数 2,932
最終更新日 2019.11.06
登録日 2019.08.01
「奥様、オレをクビにしてくれ」。青年型ロボット・冴(さえ)からの突然の申し出。そのわけを聞き、女主人が高じた解決策とは。近未来SF小話です。
文字数 2,760
最終更新日 2019.10.30
登録日 2019.10.30
2048年、天空より現れた機械生命体ヘレネスによる地球侵略が始まった。ヘレネスとは地球のものを遥かに上回るほどのオーバーテクノロジーを有しており、地球人はただただ蹂躙されるしかなかった。しかし、その時欧州において、一体のヘレネスが黒い粒子を纏い、大爆発を引き起こした。その結果、周囲の建物はもちろん、仲間のヘレネスもすべて消し去り、欧州の約2割が消滅した。この出来事は後にヘレネス事変と呼ばれることとなった。ヘレネスによる侵攻は止まり、地球も欧州の復興にも目を向けつつ、対ヘレネス用に軍事力の向上を優先させた。国連はヘレネスの軍事対策として、対ヘレネス用人型装甲兵器《パノプリア》の開発と対ヘレネス用軍事組織キヴォトスの発足を提唱した。
東京近郊の聖ピレイン学園に通うゴーシュ・スヴェンソンは、謎の少女ノヴァリスと出会う。ヘレネスから彼女を守るため、戦いに身を投じていく・・・。
文字数 38,704
最終更新日 2019.10.27
登録日 2019.10.16
家で代々メンテナンスをしてきた旧式の双子型ロボットに、どうしようもない独占欲を抱いてしまう博士の薄暗い小話です。
文字数 1,397
最終更新日 2019.10.22
登録日 2019.10.22
勇者召喚されたら、何を間違ったのか勇者じゃない僕も何故かプラス1名として召喚された。
えっ?何で僕が勇者じゃないって分かるのかって?
この世界の勇者は神霊機って言う超強力な力を持った人型巨大ロボットを召喚し操る事が出来るんだそうな。
んで、僕はその神霊機は召喚出来なかった。だから勇者じゃない。そういう事だよ。
別なのは召喚出来たんだけどね。
えっ?何が召喚出来たかって?
量産型ギアソルジャーGS-06Bザム。
何それって?
まるでアニメに出てくるやられ役の様な18m級の素晴らしい巨大ロボットだよ。
でも、勇者の召喚する神霊機は僕の召喚出来るザムと比べると月とスッポン。僕の召喚するザムは神霊機には手も足も出ない。
その程度の力じゃアポリオンには勝てないって言われたよ。
アポリオンは、僕らを召喚した大陸に侵攻してきている化け物の総称だよ。
お陰で僕らを召喚した人達からは冷遇されるけど、なんとか死なないように生きて行く事にするよ。量産型ロボットのザムと一緒に。
現在ストック切れ&見直しの為、のんびり更新になります。
文字数 350,569
最終更新日 2019.10.22
登録日 2017.06.30
「わたし、ねえさんのためになりたい」――少女型ロボットの俶(はじめ)が病に冒された女に身を捧げる小話です。百合というより疑似親子。メリバです。
文字数 1,589
最終更新日 2019.10.20
登録日 2019.10.20
数多の星大名が覇権を目指し、群雄割拠する混迷のシグシーマ銀河系。
その中で、宙域国家オ・ワーリに生まれたノヴァルナ・ダン=ウォーダは、何を思い、何を掴み取る事が出来るのか。
日本の戦国時代をベースにした、架空の銀河が舞台の、宇宙艦隊やら、人型機動兵器やらの宇宙戦記SF、いわゆるスペースオペラです。
主人公は織田信長をモデルにし、その生涯を独自設定でアレンジして、オリジナルストーリーを加えてみました。
史実では男性だったキャラが女性になってたり、世代も改変してたり、そのうえ理系知識が苦手な筆者の書いた適当な作品ですので、歴史的・科学的に真面目なご指摘は勘弁いただいて(笑)、軽い気持ちで読んでやって下さい。
大事なのは勢いとノリ!あと読者さんの脳内補完!(笑)
※本作品は他サイト様にても公開させて頂いております。
文字数 1,335,059
最終更新日 2019.10.18
登録日 2016.11.06
水は天敵のロボットと水族館で働く少年のBL小話です。診断メーカーさんで出た【「早朝の水族館」で登場人物が「抱きしめる」、「魚」という単語を使ったお話を考えて下さい。 http://shindanmaker.com/28927 #rendai】をもとに書きました。
文字数 365
最終更新日 2019.10.16
登録日 2019.10.16
科学が発達した未来の日本で遂にロボットの完成が実現していた。現在、主流になっているのは同じ動作を繰り返すだけのロボットであった。工場などに多く採用されて人件費削減を実現させた。そのせいでリストラやクビなど社会に働く人々は悩まされた。その件は現在の日本では社会問題になっていた。ロボットに仕事を取られた人間は頭を悩まされた。そんな中、更にその上をいくロボット。通称・人間型ロボット。新たに知性を持ち、会話が可能になり自分の意見を持ったロボットの製作が進んでいると噂になっていた。それの更に上をいくロボット、通称・高性能人間型恋愛ロボットが主人公、九石賢人の元にやってきたことから物語は始まる。科学が発達した未来が舞台のモテない主人公とロボットの恋愛を描いた物語。
文字数 97,765
最終更新日 2019.10.06
登録日 2019.10.06
主人公の世界は戦いの絶えない世界だった、ある時他の世界からの侵略者に襲われ崩壊寸前になってしまった、そんな時世界の神が主人公を世界のはざまに呼び、世界を救いたいかと問われ主人公は肯定する、だが代償に他の世界を100か所救いなさいと言ってきた。
主人公は世界を救うという願いを叶えるために奮闘する。
文字数 215,308
最終更新日 2019.09.30
登録日 2019.08.20
ある日、900億円を手に入れた。
世界的規模で宝くじを運営している会社の
ジャックポットくじに当たったのだ。
普段と変わらぬ日常を送っていたのだが、
ある日勤め先のスキャンダルを知る事になり……
※時代設定は現代~近未来を想像して頂けると!
※現代日本では有りますが、並行世界です。
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■投稿サイトに関して(別サイト掲載先)
・小説家になろう
・ツギクル
・カクヨム
・ノベルバ
※最新版は"なろう"になります。
文字数 70,890
最終更新日 2019.09.26
登録日 2019.09.25
2077年。それはロボットの存在が当たり前となった時代。
昔の失敗を引きずり、無気力で自堕落な生活を送る高校生の月島天麻はある日校則を破って体育館裏でクラスメイトと禁止されているロボットバトルを行ってしまう。
その場面を目撃していた義手の金髪ギャル、星川泉美にロボット操縦の腕を見込まれ人型機械部への入部を強要されるのだった。
退学を免れるために天麻は嫌々ながらも入部を承諾し、夏の高校ロボバトル大会の優勝を目指すのだった。
相棒である機体を操縦しながら敗北や失敗を重ねていくうち、天麻は徐々に自分の過去と向き合い成長していく。
近未来青春ロボバトルストーリー!
文字数 54,522
最終更新日 2019.09.26
登録日 2019.08.24
「大丈夫よ。私たちは永遠に、繰り返し再生するクローンなんだもの」
全てがシステム化され、AIによって管理されている社会。スクールと呼ばれる施設に通い、『成人』認定されるため、ヘラルドは仲間たちと共に、高い自律能力と倫理観、協調性を学ぶことを要求されていた。そこへ、地球への隕石衝突からの人類滅亡を逃れるため、252年前に作りだされた生命維持装置の残骸が流れ着く。入っていたのは、ルーシーと名付けられた少女だった。
人類が知能の高いスタンダード、人体再生能力の高いリジェネレイティブ、身体能力の優れたアスリート種の3種に進化した新しい世界の物語
文字数 88,668
最終更新日 2019.09.24
登録日 2019.09.09
地球とは遠く離れた宇宙の銀河の中、惑星クルスで一つの紛争をきっかけに大戦争が起こる。民を守ろうとする蒼聖国、銀河支配を行う紅帝国。其の戦いに巻き込まれた少年のフォルフ=グロウは紅帝国に捕まるが…
ー《投稿について》ー
一週間に3回投稿で曜日や時刻は不明です。ご了承ください。一話500文字で投稿していきます。SFは初めて書くので不明な点、指摘などがございましたら教えて下さるとありがたいです。
文字数 1,390
最終更新日 2019.09.20
登録日 2019.09.19
舞台は近未来の日本。アンダータウンという街で首なし死体が発見された。被害者は、黒岩ジョー博士。四十四歳の独身男性。大学で教鞭を取る脳科学者だった。ジョー博士は四年前から脳の疾患により休職していた。
捜査線上に浮かび上がったのは、家政婦アンドロイドのリンダだった。調理用のレーザーカッターでジョー博士の首を切断し、死体を遺棄した後、行方をくらましたと見られている。
捜査本部が設置され、アンドロイドが有力な容疑者であることは、警察内部でも伏せられることとなった。捜査一課長筒井ダン警部は、リンダを容疑者として捜査にあたる特任捜査を秘密裡に組織した。任命されたのは、古田ヤマト警部補と羽川マリア巡査長だ。
ヤマト警部補は、女性のパートナーに難色を示すが、ダン課長から彼女は優秀だと説得される。マリアは、身体の一部を機械で補うハイブリットヒューマンだった。
二人のために、専用の捜査ベースとポッド型アンドロイドが用意された。ダン課長は数日間のうちにリンダを確保することを二人に命じる。特任捜査を拝命したヤマトとマリアは、リンダが容疑者になりうるのか、調査を開始した。アンドロイドは、人間に危害を加えないように設計されているはずなのだ。
二人は、人工知能研究所の薬師寺博士を訪ねる。人工知能の権威は、『ロボット工学三原則』を絶対と言い切り、アンドロイドによる殺人の可能性を否定する。さらに『アンドロイドは嘘をつくことができない』と告げる。
リンダが実在しない可能性、リンダが実は人間で、影武者リンダはスリープ状態であるなど、ヤマトたちはさまざまな仮説を検証するが、どれも成立しない。謎は深まるばかりだった。
自体はさらに思いもよらぬ方向へ進む。リンダが出頭してきたのだ。リンダは自白して、裁判にかけられることになった。
前代未聞のアンドロイド裁判が始まった。
裁判結審した日、リンダは超然と法廷を後にする。ヤマトはリンダが嘲笑するように感じた。全ては終わったのだ。そのはずだった……。
研究所で誰かと話すアスカ博士。それはにわかには信じられない事実だった……。
文字数 31,064
最終更新日 2019.09.20
登録日 2019.09.14
人類が宇宙に進出してから数世紀。人類の生存圏は、太陽系を中心とした半径数十光年に及ぶ宙域にまで広がっていた。
ある時、人類支配領域へと侵入する不審な天体が発見された。それは、未知の知的生命体による建造物であっのだ。
“クイックシルバー”と命名されたそれを探査に訪れた地球連合軍の軍人ジン=フォーリオスは、その乗機サーヴィングとともに囚われてしまう。その天体は、多数の異星文明の兵器をのコレクションを揃えており、それらを相争わせていたのだった。そのコレクションの一つとなってしまったジンは、異星文明の兵器達と戦い、生き延びねばならない……。
文字数 17,670
最終更新日 2019.09.15
登録日 2019.08.19
「意識のない男」は人間と全く区別がつかない。
「意識がない」と言っても、眠っているわけじゃない。そもそも「意識」というものが無いんだ。
「意識がない」と言っても、彼はジョークを聞けば笑うし、殴られれば怒鳴って殴り返す。
けど、そのとき彼には「楽しい」という意識も、「怒り」という意識もない。
これはそんな「意識のない男」にまつわる話だ……。
文字数 1,753
最終更新日 2019.09.15
登録日 2019.09.15
そして、少年と『少女』は出会いましたとさ。めでたしめでたし。これはそんなお話です。
機械都市、ミッドガルで何百年も戦争のためだけに生きてきた人類の落ちこぼれ、戦争嫌いの優の人生は、機械の少女、ヒメノとの出会いで一変する。
「ボクを殺して、ダーリン?」
かつて世界を滅ぼしたと言われる彼女は彼にそう告げた。
彼女は世界を憎む悪魔なのか、それとも人類を救う救世主なのか、あるいは――?
文字数 4,254
最終更新日 2019.09.08
登録日 2019.09.07
両親の手によって永い眠りについた少年が再び目覚めたのは
既に人類が存在しない世界。
両親の面影を求めて彷徨う彼が出会ったのは一匹の喋るネコ。
ネコとの出会いで揺れ動く少年のココロ。
次第に思い出していく記憶。
ネコの語る記憶と少年の記憶の間に生まれる齟齬。
そして全てを思い出した時、少年は何を思い、何を想うのか。
少年が自らの存在理由を手に入れる為についた嘘。
存在理由は涙
涙はココロ。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
普段は小説家になろうで投稿しています。
なろうに投稿中のメイン作品【ぼっち姫は目立ちたくない!】を外部コンテンツとして登録しておりますのでそちらもよろしくお願いします☆
文字数 7,631
最終更新日 2019.09.08
登録日 2019.09.08
X1年---ブラックホールの大爆発により、異次元に存在する数多の惑星が出現した----
そこには人類の化学では解明できない未知の生物が生活していたのだ。
x8年後、惑星の生物がやがて地球に侵略してくるのではと懸念した人類は惑星探査を検討する。
しかし、異星生物とのコンタクトは人体に何らかの影響が伴いかねないと考え、人類は惑星探査用アンドロイド「P.T.M-_01式」を開発した。
警察機関は、「P.T.M-_01式」を独自に改造し、アンドロイドのみのパトロール部隊を設立して惑星に送り込んだ。
そして、X30年、地球に巨大隕石が墜落。青く美しい地球は宇宙の塵になってしまった。
人間によって造られ、惑星に送られたアンドロイドたちは帰る場所を無くしてしまったのだった------
文字数 1,379
最終更新日 2019.09.07
登録日 2019.09.07
異なる世界の地球には意思があった。
自らの滅びを回避するための意思が。
人類と星が滅びを迎える時、救世主が現れる。
それが地球と人類という種の能力。
タイムループにはまり最終的に現世の記憶を失った少女は前世の記憶を頼りに非効率な魔道人形を効率的なロボットにしていく。
文字数 25,909
最終更新日 2019.08.30
登録日 2019.03.17
隕石によって世界は一度崩壊した。残った人類は隕石の影響によって生まれた新たなエネルギーによって全世界よりもさらに発展させた新世界を創り出す。人類の手足である機械に心を見出そうとする老婆の博士と博士の為に心を知りたい機械人形の少女アルファは些細なことからこの完全な世界の闇に足を踏み入れるのであった。
(序盤は主人公の感情が存在しない為三人称視点のように見えますが、後々はっきり一人称になります。またささやかな恋愛要素も入ってくる予定です。)
文字数 1,024
最終更新日 2019.08.28
登録日 2019.08.28