小さな幸せ 小説一覧
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件
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28歳契約社員の蒲田和香は、ゲームセンターで無双する謎の男・保と出会う。
彼は中卒で派遣切りされた無職だが、クレーンゲームの腕前は神レベル。
そして、超進学校に合格した過去を持つ天才でもあった。
「この才能、絶対に無駄遣いだ!」
崖っぷちOLの和香は、資格を取らせて稼げるようにする代わりに結婚して養うことを提案する。
「面白そうだからいいよ」と、軽く承諾する保。
ところが、結婚してみれば保の正体は次から次へと明らかになっていく!?
「ちょっと待って!話が違うじゃない!」
これってもしかして
現代版・玉の輿ラブコメディ!?
【登場人物】
蒲田和香(カバタ•ワカ) … 28歳契約社員 将来が不安
阿部保(アベ•タモツ) …27歳派遣社員 才能の無駄使い中
清藤祥子(セイドウ•サチコ)… 和香の同僚正社員様
レオンさん … バーのオーナー
紀生(キイ) …ボードゲームクラブの中学生
文字数 1,526
最終更新日 2025.08.03
登録日 2025.08.01
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感情は、ある日ふと使い方がわからなくなった。
それでも人と話し、微笑み、日々を過ごしている。
桜彩(さよ)は、そうして生きている。
過去に何があったのかは、もううまく思い出せない。
誰かに愛された気がして、
誰かを大切にしたような気がする。
都市のなかの、少しだけ自然の残る静かな場所で、
彼女はひとりの人と出会う。
特別ではなく、でもどこか確かな時間が、
ゆっくりと、ふたりのあいだを満たしていく。
居場所が欲しいと願ったことがある。
でも願ったぶんだけ、何かを失った。
だから、もう願ってはいけない──そう思っている。
劇的な出来事は起きない。
怒りも涙も、ここにはない。
けれど、何もない時間のなかで、
ふとした言葉に、手の温度に、
かすかなぬくもりを感じる瞬間がある。
これは、壊れたままの心が、
それでも誰かと生きようとする、静かな物語。
誰かの隣で、そっと微笑むような、
そんな人の物語。
文字数 5,227
最終更新日 2025.07.07
登録日 2025.07.07
3
4
ローズ通りの小さな花屋で暮らす少女・フィリーヌ。
血のつながりはなくても、町の人たちと笑い合う日々が、彼女にとっての大切な家族だった。
彼女の花かごには、いつも小さな花束がいくつか入っている。
パン屋さんにはミモザ、仕立て屋さんにはヒナギク…
それぞれの花に、ひとことだけ手書きのメッセージを添えて。
言葉を持たない花が、町の人の心にふれて、やさしさがすこしずつ広がっていく。
けれど、ある日ひとりの紳士が、フィリーヌの胸元の“銀のスプーン”に目を留めたとき
運命は、静かに動き出す。
これは、小さな花束と、少女のまごころがつむぐ“見えない手紙”の物語。
文字数 8,012
最終更新日 2025.04.11
登録日 2025.03.30
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今です
そう聞こえた気がした。
「勝手に決めんな!」まさしく勇者の姿がそこに…あったのかもしれない。
理不尽に打ち勝つ…村人だわ。獣から農作物を守る日々。
魔王はすぐ近くにいたんだな。守る!世界は平和です。
文字数 785
最終更新日 2021.05.23
登録日 2021.05.23
7
むかし、むかし2月30日があった頃のお話。
1年で最も不幸日を尋ねると人々は言いました。
「2月30日!?やめてくれ、聞いただけで具合が悪くなる」
それは、本当のなのか?
それは、みんなにとってなのか?
文字数 1,656
最終更新日 2021.04.10
登録日 2021.04.10
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