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聖女アグネスは6年前の大がかりな浄化の後、力を急速に失い、浄化の依頼をされなくなっていた。それでもただ一人、律儀に彼女を指名し続けてくれた竜騎士を浄化しようとして失敗し、自分の力が本当に失われたことを悟る。
その場で引退を決め、別の聖女を呼ぼうとしたとき、彼は彼女を引き留めて、彼女に浄化してもらいたいと切望する。力の無い自分に残された方法は、交わることしかないと告げると――。
全4話です。
文字数 14,546
最終更新日 2024.08.16
登録日 2024.08.13
公爵令嬢フェリシアは、8年に及ぶ婚約関係にあった王太子レイモンドから、ある日突然、前代未聞の「誠実な」婚約破棄を提示された。
彼にしなだれかかる令嬢も、身に覚えのない断罪とやらもない。賠償として、レイモンドはフェリシアが婚姻するまで自身も婚姻せず、国一番の金山と、そして、王位継承権まで、フェリシアに譲渡するという。彼女は承諾せざるを得なかったが、疑問を覚えてしまう。
どうして婚約破棄をするの?どうしてここまでの賠償を――?
色々考えているものの、結論は考えていないものと大差が無くなってしまうヒロインと愛が深すぎて溺愛を通り越してしまったヒーローの話です。
文字数 41,121
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.05.18
ある日の深夜、フォンド公爵家で女性でありながら執事を務めるアマリーは、涙を堪えながら10年以上暮らした屋敷から出ていこうとしていた。
けれども、たどり着いた出口には立ち塞がるように佇む人影があった。
それは、アマリーが逃げ出したかった相手、フォンド公爵リチャードその人だった。
本編4話、結婚式編10話です。
文字数 62,751
最終更新日 2024.05.30
登録日 2021.01.03
今日はハロウィン。魔界の女性は吸血鬼の王太子の伴侶選びの儀式に大騒ぎだが、魔女エミリーは、魔界と人間界が重なるのに乗じて、失恋の痛みを押し隠し、人間界で少女たちの恋を応援するおまじないを売っていた。そこに「想い人と濃密な夜を過ごす」おまじないを売って欲しい望むお客が現れる。
*箱入り娘の魔女と少し腹黒かつ執着愛風味の吸血鬼の恋模様です。
文字数 19,035
最終更新日 2021.12.05
登録日 2021.12.01
辺境伯令嬢ジェシカは吸血鬼。年頃になり、めでたく血への渇望も覚えたけれども、彼女は男性臭アレルギーの体質だった。
男性に近寄れず、もちろん血を吸うことはできない。困り果てた彼女の下に、夜会の招待状が届く。
その夜会は、10年の眠りから覚めた吸血鬼の王を祝う盛大なもの。ジェシカは両親の猛反対を押し切り、その夜会にかけることを決意する。
*この話の吸血鬼の設定は一般的なものとは異なります。ご容赦ください。
**一般的なR18は軽微です。
文字数 32,851
最終更新日 2021.07.22
登録日 2021.07.04
公爵令嬢エリザベスは、王太子エドワードから幼いころから熱烈に求婚され続けているが、頑なに断り続けている。
彼女には、前世、心から愛した相手と結ばれ、毒殺された記憶があり、今生の目標は、ただ穏やかな結婚と人生を全うすることなのだ。
容姿端麗、文武両道、加えて王太子という立場で国中の令嬢たちの憧れであるエドワードと結婚するなどとんでもない選択なのだ。
彼女の拒絶を全く意に介しない王太子、彼女を溺愛し生涯手元に置くと公言する兄を振り切って彼女は人生の目標を達成できるのだろうか。
「小説家になろう」サイトで完結済みです。大まかな流れに変更はありません。
「小説家になろう」サイトで番外編を投稿しています。
文字数 180,333
最終更新日 2021.01.27
登録日 2020.09.26
侯爵令嬢シルヴィアは、ウィンデリア国で2番目に強い魔力の持ち主。
幼馴染の公爵家嫡男セドリックを幼いころから慕っている。成長につれ彼女の魔力が強くなった結果、困った副作用が生じ、魔法学園に入学することになる。
最短で学園を卒業し、再びセドリックと会えるようになったものの、二人の仲に進展は見られない。
そうこうしているうちに、幼い頃にシルヴィアが魔力で命を救った王太子リチャードから、
「あと半年でセドリックを落とせなかったら、自分の婚約者になってもらう」と告げられる。
その後、王太子の暗殺計画が予知されセドリックもシルヴィアも忙殺される中、シルヴィアは半年で想いを成就させられるのか…。
「小説家になろう」サイトで完結済みです。なろうサイトでは番外編・後日談をシリーズとして投稿しています。
文字数 164,243
最終更新日 2020.10.03
登録日 2020.10.02
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