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東の果ての島国『狗那』で、父親と共に海賊兼用心棒をやっていたおえいは、雇い主の王信から光華の宮廷の侍女をやって欲しいと頼まれる。渡世の義理で受けたはいいものの、光華全土から恐れられる蛮族出身ゆえ正体を隠さざるをえず、来るのは厄介事ばかり。さらに襲いかかる忍者やら陰謀やら。大陸を揺るがす一大事変を侍女(さむらいおんな)が斬る!
文字数 8,977
最終更新日 2023.12.08
登録日 2023.12.02
儀礼、というと大層に聞こえる。だが誰でもそれに関わっている。寝る前におやすみなさい。食べる前に手を合わせて、いただきます。これも儀礼だ。
私は特殊な儀礼を研究している。それも宗教団体や市町村のような大きいものではない。一つの家族が受け継ぐ小さな儀礼だ。
これはどの家庭にもある、かもしれない小さな儀礼集である。
文字数 3,006
最終更新日 2023.02.23
登録日 2023.02.23
ガングニル侯爵家執事エムカは、令嬢ラティア·ガングニルの側仕えを務める一流の使用人である。主人のわがままに振り回され、無事王太子との結婚が無事成されるか気を揉む日々。
そんな日常はガングニル家当主ドラウフの一言によって壊滅する。
「エムカよ、娘に爆弾を仕掛けた。婚約破棄されれば爆発し、王宮は壊滅する!」
狂気の宣言!迫りくる期日!他の女の影!王国の命運エムカ双肩にかかった!
文字数 2,172
最終更新日 2020.07.04
登録日 2020.07.04
一日に12時間、決まった時刻に絶対眠る奇病『空蝉病』が蔓延する日本。その片田舎で、治療という名の病院生活を送っていた僕は、ある夜彼女と出会った。
夕暮れに起きる僕と、夜明けに目覚める彼女。二人が会える時間は、一日に15分。その間だけの関係だと思っていた。彼女に旅に誘われるまでは。
夜に鳴く蝉はいつ眠るのだろう。それとも眠らないのか。
文字数 6,940
最終更新日 2020.02.12
登録日 2020.02.10
システムによる支配を是とする統制政府と、それに反抗するレジスタンスの争いは、二年の歳月をかけて有耶無耶のまま講和に持ち込まれた。
レジスタンスのジョーカーと呼ばれた九世余(くぜあまり)は、融和のために政府の番犬、制職者(クレリック)を育成する統制学園に入学することになってしまう。
当然ながらあらん限りの敵意を向けられる学園生活。さらに監視役として制職者の新エース、九十九一欠(つくもいちか)を付けられる。官憲と反逆者、それぞれの最強が並び立つ所に何かが起きないはずもなく!?
冷たい光と荒ぶる影が織りなすサイバーアクション!
文字数 43,446
最終更新日 2019.09.29
登録日 2019.08.26
VR空間が日常の延長に広がって少し経った社会。アバター名スズナと片白はちょっと知られた仲良しの二人だった。
だが現実には、スズナは売れないクリエイター。上流らしい余裕が板についた片白に嫉妬し、そんな感情に自己嫌悪に陥る日々。
そんな彼に、大きな案件が飛び込む。
報酬は1億5千万円。依頼人は片白。
内容は、近く病で死ぬ彼に代わって、"片白"を演じることだった。
文字数 5,361
最終更新日 2019.07.25
登録日 2019.07.22
芦屋堂馬は剣術と温州みかんをこよなく愛好する以外は量産型の男子高校生。ある秋の晩に刀を持った頭のネジの緩そうな少女に襲われ、返り討ちにする。
図らずも手に入れた刀を持った時、剣の声が響いてきた!
"どうだ。この娘っ子、斬ってみるか?"
だが剣が喋るはずがない。鞘に納めて家に帰った。
"いや、聞こえるだろ!?なあ!"
その日から堂馬の周りには奇っ怪な出来事が次々と降りかかる。だが何があろうとも、剣が喋るはずがない。
"話してるじゃん!おーいきーこーえーまーすーかっ!"
剣術伝奇ここに開幕。
なろうにも連載しています。
文字数 86,327
最終更新日 2019.03.05
登録日 2018.05.26
そこは電磁嵐の渦巻く乾いた大地。オーロラが天を覆う光の惑星。人は何時からそこに居たのかを知らない。サラ・イミキ・ヴァグナ=メザリア・カイラギは死んだ。裏切りによって。喉を貫いて死んだ。木山颯太は蘇った。幾星霜の時を超え。電子の海の底から。そして二人は機士となる。それは運命か。否、全ては威力の導きのまま。威力が全てを支配する威界の天地に、鋼の血流れる巨人が産声を上げる時、星を揺るがす歴史が紡がれる!バイオレンス・サイエンス・ソード&ソーサリー(?)!超ド級ファンタジーここに開幕!
文字数 32,571
最終更新日 2018.06.12
登録日 2018.06.02
人は滝を昇ると龍となる。
オオヤシマに66ある龍の滝の一つ、イナバの村に住む女衛士、ヤヒロは、腕っぷしはあるが17にもなって独り身の嫁き遅れである。ある日、ヤヒロは密かに思いを寄せる村長の息子、ホオリが滝を昇ることになったと耳にする。
滝を昇る者の運命は二つに一つ。龍となって天に昇るか、力尽きて黄泉に下るか。人の世に戻ることは二度と無い。ヤヒロは自らが代わりに滝を昇ると村長に直談判するが……。
神代を知るものが未だいる時代、愛と龍の物語。
文字数 9,748
最終更新日 2018.03.10
登録日 2018.02.25
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