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公爵令嬢のオリビアは婚約者の王太子ヒョイから、突然婚約破棄を告げられる。
オリビアの妹マリーが身ごもったので、婚約者をいれかえるためにだ。
前代未聞の非常識な出来事なのに妹の肩をもつ両親にあきれて、オリビアは愛犬のシロと共に邸をでてゆく。
「勝手にしろ! 可愛くないオマエにはなんの価値もないからな」
「頼まれても引きとめるもんですか!」
両親の酷い言葉を背中に浴びながら。
行くあてもなく町をさまようオリビアは異国の王子と遭遇する。
王子に誘われ邸へいくと、そこには神秘的な美少女ルネがいてオリビアを歓迎してくれた。
話を聞けばルネは学園でマリーに虐められているという。
それを知ったオリビアは「ミスキャンパスコンテスト」で優勝候補のマリーでなく、ルネを優勝さそうと
奮闘する。
文字数 64,232
最終更新日 2024.11.20
登録日 2024.11.16
「ちがう。この人じゃない」
リオン王を見たポポはガッカリした。
捨て子のポポが聖女として、王宮にあがる決心をしたのは、リオン王が過去に会った推しだと思ったから。
この国には、「聖女は時の王と結婚すること」という掟があった。
なのに、日に日にリオン王のことが嫌いになってゆくポポ。
かわりに、護衛騎士レオンの事は、なぜか気になってしかたない。
そんな時、リオン王に真実の愛の相手エリザが現れ、王はエリザを国の聖女にすえることにする。
聖女交代の手続きの時、ポポは毒殺された。
失ってゆく意識の中でも、ポポはレオンの言葉をはっきりと聞く。
「本当はオレが」と。
そして、2度目の人生が始まる。
1度目の記憶をもったポポは、自分の推しを探す為、王都の市場で働いていた。
ある日、リオン王とレオン騎士は双子だと知る。
双子が忌み嫌われている国では、弟のレオンは姿をかえ存在を消していたのだ。
再び聖女として、王宮にあがったポポは、今度こそ幸せになろうと奮闘する。
出来損ない聖女とバカにされていたポポが、転生して幸せをつかむ話です。
文字数 81,448
最終更新日 2024.03.02
登録日 2024.03.02
アイリーンは、継母のカーラと義妹のマリーンにしいたげられていた。
マリーンは、あちこちで嘘をついてアイリーンを悪役令嬢にしたてあげ、あげくのはてにアイリーンの婚約者を奪いとる。
そんなアイリーンの気晴らしは物語をつくることだ。
ある日、新作を売りにいった帰り、アイリーンは道に倒れていた隣国の王子フランを救う。
フランは結界がゆるみ、病人が多発する自国のためにゴールデンローズを探しに来ていたのだ。
ゴールデンローズは、奇跡の花と言われている。
その花に触れるだけで、どんな病もたちまち治るからだ。
お互いを愛するようになっていたアイリーンとフランにゴールデンローズを咲かせられる女が見つかった、と知らせがはいる。
その女の正体はなんと、あのマリーンだった。
真実を確かめにマリーンの元に駆けつけるアイリーンとフラン。
だか、フランは命を落としそうになる。
フランを救えたのは、マリーンではなく、真実の愛に出会ったアイリーンだったのだ。
文字数 73,447
最終更新日 2023.10.28
登録日 2023.10.28
特産物のないポプリ国で、唯一有名なのは魔法だ。
初代女王は、歴史に名を残すほどの魔法使い。
それから数千年、高い魔力を引き継いだ女王の子孫達がこの国をおさめてきた。
時はアンバー女王の時代。
アンバー女王の夫シュリ王婿は、他国の第八王子であった。
どこか影の薄い王婿は、三女ローズウッドを不義の子ではと疑っている。
なぜなら、ローズウッドだけが
自分と同じ金髪碧眼でなかったからだ。
ローズウッドの薄いピンク色の髪と瞳は宰相ククスにそっくりなのも、気にいらない。
アンバー女王の子供は四人で、すべて女の子だった。
なかでもローズウッドは、女王の悩みの種だ。
ローズウッドは、現在14才。
誰に似たのか、呑気で魔力も乏しい。
ある日ストーン国のレオ王から、ローズウッド王女を妻にしたいとうい申し出が届いた。
ポプリ国は、ストーン国から魔法石の原料になる石を輸入している。
その石はストーン国からしか採れない。
そんな関係にある国の申し出を、断ることはできなかった。
しかし、レオ王に愛人がいるという噂を気にしたアンバー女王は悩む。
しかし、ローズウッド王女は嫁ぐことにする。
そして。
異国で使い魔のブーニャンや、チューちゃんと暮らしているうちに、ローズウッドはレオ王にひかれていってしまう。
ある日、偶然ローズウッドは、レオ王に呪いがかけられていることを知る。
ローズウッドは、王にかけられた呪いをとこうと行動をおこすのだった。
文字数 103,628
最終更新日 2023.04.01
登録日 2023.04.01
アイリスコーエンは、結婚して間がない。
それなのに、夫ゴットンの浮気を疑っている。
相手は、結婚直後にひきとった聖女見習いのキャルだ。
キャルは、平民出身で酒場で働いていた。
アイリスは、キャルが、貴族学校へ編入する前に、『貴族社会のしきたりを教えて欲しい』と王子から頼まれたのだ。
けど、キャルは態度が悪い。
それなのに、アイリスの義父や義母までが、アイリスをおいだして、聖女と息子を結婚させたがっている。
聖女の義両親になれば、権力が手にはいるからだ。
お飾り妻となったアイリスは、嫁入りの時に持ってきた魔道具で気晴らしをする毎日だった。
ある日、聖女のことでもめて、アイリスは実家へもどる。
実家に、レオン王子がやってきた。
この王子が、アイリスにキャルの教育を頼んだのだ。
「すべては、この王子のせい」
苦々しく思うアイリスに、レオン王子は屈託なく笑いかける。
「魔鳥の卵を探しに、森へいこうぜ」
「どうして」
「聖女に負けない魔力を、備えるためだ」
それから、アイリスの人生に、転機が訪れたのだ。
文字数 59,356
最終更新日 2022.12.10
登録日 2022.12.10
公爵令嬢ソフィは、王太子パリスに、突然婚約破棄を告げられる。
王の誕生日を祝う舞踏会の
出来事だった。
パリスは、ギア公爵令嬢と結婚するつもりだ。
ギアは、元娼婦。
ひょんな事から、ソフィとパリスと街で出会った。
パリスのお気に入りの、ギアを利用して、王家に取り入ろうとした悪徳貴族ババネア公爵が、ギアを養女にする。
パリスはギアの言いなりで、
ソフィのストレスは、爆発寸前。
ソフィのストレス解消法は、少し変わっていて雑草を抜くことだ。
ある夜、庭園で雑草を抜いていると、護衛騎士ライオネルと出会う。
ライオネルに好意を抱くソフィは、ギアに宝石泥棒にしたてられる。
やがて、企みがばれる。
怒った王は、パリスを廃位し、ソフィに王家に残るよう告げた。
新しく王太子に選ばれたのは、意外な男だったのだ。
文字数 14,795
最終更新日 2022.08.06
登録日 2022.08.05
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