夫が聖女を溺愛中。お飾り妻になったので、魔道具をつくりにいきます

アイリスコーエンは、結婚して間がない。

それなのに、夫ゴットンの浮気を疑っている。

相手は、結婚直後にひきとった聖女見習いのキャルだ。

キャルは、平民出身で酒場で働いていた。

アイリスは、キャルが、貴族学校へ編入する前に、『貴族社会のしきたりを教えて欲しい』と王子から頼まれたのだ。

けど、キャルは態度が悪い。

それなのに、アイリスの義父や義母までが、アイリスをおいだして、聖女と息子を結婚させたがっている。

聖女の義両親になれば、権力が手にはいるからだ。

お飾り妻となったアイリスは、嫁入りの時に持ってきた魔道具で気晴らしをする毎日だった。

ある日、聖女のことでもめて、アイリスは実家へもどる。

実家に、レオン王子がやってきた。

この王子が、アイリスにキャルの教育を頼んだのだ。

「すべては、この王子のせい」

苦々しく思うアイリスに、レオン王子は屈託なく笑いかける。

「魔鳥の卵を探しに、森へいこうぜ」

「どうして」

「聖女に負けない魔力を、備えるためだ」

それから、アイリスの人生に、転機が訪れたのだ。
24h.ポイント 21pt
535
小説 25,567 位 / 197,105件 恋愛 11,706 位 / 58,438件

あなたにおすすめの小説

家出をした令嬢~捨てた家の没落は知りません

satomi
恋愛
侯爵家長女のマーガレット。最近はいろいろ頭とか胃とか痛い。物理的じゃなくて、悩ませる。実の母が亡くなって半年もしないうちに、父は連れ子付きで再婚…。恥ずかしい。義母は、貴族としての常識に欠けるし。頭痛いわ~。

お望み通り、別れて差し上げます!

珊瑚
恋愛
「幼なじみと子供が出来たから別れてくれ。」 本当の理解者は幼なじみだったのだと婚約者のリオルから突然婚約破棄を突きつけられたフェリア。彼は自分の家からの支援が無くなれば困るに違いないと思っているようだが……?

はっきり言ってカケラも興味はございません

みおな
恋愛
 私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。  病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。  まぁ、好きになさればよろしいわ。 私には関係ないことですから。

とまどいの花嫁は、夫から逃げられない

椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ 初夜、夫は愛人の家へと行った。 戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。 「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」 と言い置いて。 やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に 彼女は強い違和感を感じる。 夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り 突然彼女を溺愛し始めたからだ ______________________ ✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定) ✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです ✴︎なろうさんにも投稿しています 私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ

記念日当日、婚約者に可愛くて病弱な義妹の方が大切だと告げられましたので

Rohdea
恋愛
昔から目つきが悪いことをコンプレックスにしている 伯爵令嬢のレティーシャ。 十回目のお見合いの失敗後、 ついに自分を受け入れてくれる相手、侯爵令息のジェロームと出逢って婚約。 これで幸せになれる─── ……はずだった。 ジェロームとの出逢って三回目の記念日となる目前、“義妹”のステイシーが現れるまでは。 義妹が現れてからの彼の変貌振りにショックを受けて耐えられなくなったレティーシャは、 周囲の反対を押し切って婚約の解消を申し出るが、 ジェロームには拒否され挙句の果てにはバカにされてしまう。 周囲とジェロームを納得させるには、彼より上の男性を捕まえるしかない! そう結論づけたレティーシャは、 公爵家の令息、エドゥアルトに目をつける。 ……が、彼はなかなかの曲者で────…… ※『結婚式当日、婚約者と姉に裏切られて惨めに捨てられた花嫁ですが』 こちらの話に出て来るヒーローの友人? 親友? エドゥアルトにも春を…… というお声を受けて彼の恋物語(?)となります。 ★関連作品★ 『誕生日当日、親友に裏切られて婚約破棄された勢いでヤケ酒をしましたら』 エドゥアルトはこちらの話にも登場してます! 逃走スマイルベビー・ジョシュアくんの登場もこっちです!(※4/5追記)

誰もがその聖女はニセモノだと気づいたが、これでも本人はうまく騙せているつもり。

幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・クズ聖女・ざまぁ系・溺愛系・ハピエン】 グルーバー公爵家のリーアンナは王太子の元婚約者。 「元」というのは、いきなり「聖女」が現れて王太子の婚約者が変更になったからだ。 リーアンナは絶望したけれど、しかしすぐに受け入れた。 気になる男性が現れたので。 そんなリーアンナが慎ましやかな日々を送っていたある日、リーアンナの気になる男性が王宮で刺されてしまう。 命は取り留めたものの、どうやらこの傷害事件には「聖女」が関わっているもよう。 できるだけ「聖女」とは関わりたくなかったリーアンナだったが、刺された彼が心配で居ても立っても居られない。 リーアンナは、これまで隠していた能力を使って事件を明らかにしていく。 しかし、事件に首を突っ込んだリーアンナは、事件解決のために幼馴染の公爵令息にむりやり婚約を結ばされてしまい――? クズ聖女を書きたくて、こんな話になりました(笑) いろいろゆるゆるかとは思いますが、よろしくお願いいたします! 他サイト様にも投稿しています。

【完結】王太子殿下が幼馴染を溺愛するので、あえて応援することにしました。

かとるり
恋愛
王太子のオースティンが愛するのは婚約者のティファニーではなく、幼馴染のリアンだった。 ティファニーは何度も傷つき、一つの結論に達する。 二人が結ばれるよう、あえて応援する、と。

もう、今更です

ねむたん
恋愛
伯爵令嬢セリーヌ・ド・リヴィエールは、公爵家長男アラン・ド・モントレイユと婚約していたが、成長するにつれて彼の態度は冷たくなり、次第に孤独を感じるようになる。学園生活ではアランが王子フェリクスに付き従い、王子の「真実の愛」とされるリリア・エヴァレットを囲む騒動が広がり、セリーヌはさらに心を痛める。 やがて、リヴィエール伯爵家はアランの態度に業を煮やし、婚約解消を申し出る。