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忌み子として伯爵家の養女となった皇女ルーナは、原作のファンタジー小説では兄を殺した新皇帝の妃となるはずだった。しかし皇帝は自分ではなく、死神と恐れられる公爵に嫁ぐようにルーナに命じ、さらにはルーナに「死神公爵を殺せ」と命じる。
断れば自分を引き取って育ててくれた家族……は、別に死んでもいいのだが、家族の中で唯一味方をしてくれていた兄は守りたい。
原作ではルーナが皇帝を殺す前に死んでいるキャラだが……原作ルートで死ぬ前に……殺さなければ!!
一方死神公爵はルーナのことを見ると目を逸らすが……「可憐だ」と呟いて?
文字数 93,612
最終更新日 2024.01.15
登録日 2024.01.07
アザリアは疫病を広めた魔女として国中から憎まれながら死んだ。
人々の傷や病を引き受け、聖女の奇跡としてきたアザリアは「どうしてこんな死に方をしなければならないのか」と絶望の内に意識を失う。
と、思ったら、次の瞬間、目の前には王子アルフレッド。婚約者レイチェルの顔の傷を治すよう命じられた。それは自分が殺される一年前の出来事……。
「嫌です」と、はっきり答えるアザリア。
聖女として周囲の望むように従順に生きて来た人生が、焼かれて終わったのだから、二度目の今度は他人に悪女と言われても構わない。嫌なものは嫌、と、好きなように生きよう。それで燃やされるならそれもよし!
一度目の人生で疎遠だった家族に溺愛され、王家にハメられた商人の息子が……おや、どうやら……自分は、彼が好きになってしまったようだ。振り向いてほしい!全力で復讐を手伝いますから!!
文字数 37,572
最終更新日 2024.01.12
登録日 2024.01.07
≪注意≫この作品は容赦なく人が死に、主人公バカップルのために理不尽な目に遭う人間が多発します。
【あらすじ】
何をやってもダメダメな最弱の魔女ジルは、世にいる素敵な魔女の方々のように「捨て子を拾って自分好みのナイトに育てよう」と一生懸命がんばったはずだった。
しかし、育ったのは筋肉隆々の大男。しかもお世話になった村の女性の殆どに手を付けた色狼。
予定と大分違うけれど、健やかに育てばまぁいいか、と思っていた養い子の18の誕生日。何を考えたか、養い子は村を焼き払ってしまいました。
ジルは人間の法はわかるが、魔女として養い子を守ると覚悟を決めた!村焼きから始まる魔女と最強魔法使いの逃亡生活!養い子が私を見る目が完全に捕食者ですが、魔女を食べたら呪われるから見逃してね!
文字数 23,476
最終更新日 2024.01.08
登録日 2024.01.07
一目でわかる関係性。
勇者弟→魔女の魔力を対価に元の世界に帰りたい。
魔女→人間になるの嫌だけど勇者弟は可愛い。
騎士→魔女殿を人間に落として娶りたい。
【あらすじ】
世界を救うために異世界の人間を拉致して勇者にしたてようぜ、というあまりにクソな「勇者召喚」に反対した氷の魔女。けれど放っておけば世界は滅亡するわけで、国は結局勇者召喚を行いました。
三十人ほど魔術師は生贄になったものの、無事に勇者召喚は成功し、たのだけれど、オマケがついてきた。眉目秀麗、勇者のギフトもりもりな兄の「オマケ」でついて来てしまった根暗で気弱で、ギフトの一つもない凡人の「弟」アキラ君。
ヘクセは「勇者召喚に協力しなかったのだから」と国から弟アキラ君の保護を命じられ、共同生活が始まった。
「へぇ、異世界の料理、美味しいねぇ。もっと作りなよ、アキラ君」
無才で無能でどうしようもない臆病者という自己評価のアキラ君と、自分が世界で一番強い魔女だという自己肯定感の塊の魔女。
「高校デビューに賭けてたんです……俺を元の世界に戻してください!」
「いやぁ、それは無理だねぇ。私の魔力を全部使えばできなくもないけど、そうすると私、人間になっちゃうし」
「わかりました、ヘクセさんの自立支援をします、魔法がなくても生きていけるようお手伝いします」
どうしてそうなった。
文字数 36,530
最終更新日 2024.01.08
登録日 2024.01.07
伝説の勇者を兄に持つセレンは、ある日突然兄が率いる勇者パーティから追い出される。
「王女であるマリアンヌが聖女として目覚めたので、歌姫の能力しか持たないお前はお荷物だ」
故郷に帰る路銀もなく途方にくれたセレンは「貴様が勇者か、今すぐ死ね」と魔王に襲撃され、咄嗟に子守歌で眠らせてしまった。
文字数 12,871
最終更新日 2021.08.14
登録日 2021.08.14
深夜!徘徊する老人!上がる奇声!汚染されるカーテン!
人はなぜ夜も働かなければならないのか……そういう職種を選んだからだろ、以外の回答が見つからないまま、介護士の金子は朝日を浴びながら自転車を漕ぐ。
「今日の夜勤明けは何食べよう」
文字数 16,517
最終更新日 2021.04.13
登録日 2021.04.12
あやかし姫を娶った中尉殿は、西洋料理でおもてなし
レンタル有り旧題:あやかし姫を娶った中尉殿は、西洋料理を食べ歩く
さて文明開化の音がする昔、西洋文化が一斉に流れ込んだ影響か我が国のあやかしやら八百万の神々がびっくりして姿を表しました。
猫がしゃべって、傘が歩くような、この世とかくりよが合わさって、霧に覆われた「帝都」のとあるお家に嫁いで来たのは金の尾にピンと張った耳の幼いあやかし狐。帝国軍とあやかしが「仲良くしましょう」ということで嫁いで来た姫さまは油揚げよりオムライスがお好き!
けれど困ったことに、夫である中尉殿はこれまで西洋料理なんて食べたことがありません!
さて、眉間にしわを寄せながらも、お国のためにあやかし姫の良き夫を務めねばならない中尉殿は遊び人の友人に連れられて、今日も西洋料理店の扉を開きます。
文字数 168,432
最終更新日 2021.03.22
登録日 2019.12.15
仕事に疲れた会社員ワタルは帰宅途中、お姫さまを拾った。欲しいものがたくさんあって、困るという彼女とワタルは欲しいものを全部手に入れたらどうだろうかと考える。
文字数 3,629
最終更新日 2020.07.22
登録日 2020.07.22
土日が休みのめぐみは日曜日の夜が長ければ長いほどよかった。遊びほうけて好きな事をして、出来る限り日曜の夜を伸ばす。遊び終わって、家の近くの公園まで来ても中々家に入りたくはない。ブランコにでも乗ろうと公園に入ると、ベンチの上に王様がいた。
もうすぐ処刑になるそうで、決まったのなら一日でも早く明日がくればいいと王様はぼやいていた。
文字数 4,211
最終更新日 2020.07.22
登録日 2020.07.22
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