「百年の時を超えて、君を迎えに行く。」
――俺は、百年前に死んだはずだった。
久世千彰(くぜ ちあき)は、かつて「久世清彰(くぜ きよあき)」として大正時代に生きていた。
しかし、十七歳の春、何者かに命を奪われた――はずだった。
気づけば百年後の現代に転生し、前世の記憶をぼんやりと持ったまま高校生として生きている。
そんなある日、私立白鷺学園に美貌の転校生・天宮冬眞(あまみや とうま)が現れる。
初対面のはずなのに、彼は千彰を見つめ、微笑みながら囁いた。
「やっと、また君に会えたね。」
冬眞は異常なほど千彰に執着し、束縛するような言動を繰り返す。
まるで、彼もまた「百年前の何か」を知っているかのようだった。
そんなある日、千彰は学園の旧図書館で百年前の「自分の日記」を発見する。
そこには、こう記されていた――。
「私は、何者かに毒を盛られている。」
百年前、俺は殺されたのか?
なぜ冬眞は、そんなことを知っているような顔をしている?
そして、彼が何度も囁く「誓い」とは一体――?
百年前の運命、執着、転生の真実。
歪んだ愛の中で、千彰は「今の自分」として冬眞を選ぶことができるのか?
ヤンデレ×転生×耽美ミステリーBL、ここに開幕。
文字数 16,340
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.21
「好きになったら、もう後戻りできない。」
「お前は俺のもの、俺もお前のもの。それ以外、考えられなくね?」
大学生・柊真尋(ひいらぎ まひろ)は、過去の恋愛で「愛が重すぎる」とフラれ続けてきた。
「もう、俺には普通の恋愛は無理なんじゃないか……」 と落ち込んでいたある日、夜の公園で出会ったのは、人気インディーズバンド『NO EXIT』のボーカル・黒瀬玲央(くろせ れお)。
「お前、メンヘラの匂いするな」
「は? うるせぇ!!」
最悪な出会いのはずだったのに、なぜか意気投合してしまう2人。
「俺なら、お前の愛の重さを受け止められる」
「……は!? いや、無理だろ!」
しかし、猛アプローチをかける玲央に、気づけば真尋もどんどん惹かれていく。
そして、気づいたときには——
「もう、俺たち付き合ったほうが楽じゃね?」
「……いや、それはそうかも…?」(※即カップル成立)
こうして始まった、世界一めんどくさいメンヘラ同士の恋愛バトル!!
✅ 「既読未読で泣くのは普通」
✅ 「バイト中でも彼氏の動向チェックが必須」
✅ 「他の男と話しただけで大事件」
独占欲100%のバンドマン彼氏 × かまってちゃん甘えん坊彼氏の ドタバタラブコメ、開幕!
「愛が重いとか言うな! これは純愛だ!!」
文字数 33,907
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.15
「目が覚めたら……超絶イケメン勇者!? でも、腰が痛いし、胃もたれする……」
42歳、ブラック企業の営業課長・藤堂龍司。
若手社員に追い抜かれ、上司にこき使われ、深夜残業帰りに「黒塗りの高級車」に轢かれて死亡――
……と思ったら、異世界で「伝説の勇者」に転生!?
しかも、身長190cm、筋肉バキバキ、圧倒的なカリスマ性を持つ超絶イケメンボディ!!
「これ、人生逆転か!?」と思いきや、
✔ スキル:「おっさんの知恵 Lv.10」「宴会芸 Lv.5」「社会人の根回し Lv.8」
✔ 腰痛は健在、飲みすぎると翌日しんどい、胃もたれもする!
✔ 若者たちには「老害」扱い!?
✔ でも……なぜか異世界の美女にモテる!?
世代ギャップに悩みながらも、社会人スキルと人生経験で異世界を渡り歩く!
さらに、この世界の「魔王」はなんと「若者至上主義」を掲げるヤバい奴!?
「オッサンだからって、戦えないなんて誰が決めた?」
「年齢と経験が、最大の武器になるってことを教えてやるよ!」
―― 人生の経験値こそ最強! 「おっさん勇者」の逆転劇、ここに開幕!
文字数 33,030
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.28
──送信できなかったメールは、まだそこに残っていた。
中学時代、藤倉理仁(ふじくら りひと)と桐谷湊(きりたに みなと)は、何気なくいつも一緒にいた。
しかし、互いの気持ちに気づくことなく、卒業後は別々の道を選ぶ。
理仁 は進学校へ進み、そのまま都会で忙しく働くようになった。
湊 は中学卒業と同時に料理人の道へ進み、修行を積み、やがて 「Lumière(リュミエール)」 という小さなビストロを開く。
二人は、それ以来一度も会うことはなかった──あの夜までは。
30歳になったある日、疲れ果てた理仁が偶然入ったビストロ。
そこで厨房に立っていたのは、かつての親友・湊だった。
懐かしさと気まずさが入り混じる再会。
積もる話もあるはずなのに、どうしても踏み込めない距離。
──その夜、湊はふとスマホを開き、未送信のメールを見つける。
そこには、15年前の「伝えたかった気持ち」 がそのまま残されていた。
「もし、あの時このメールを送っていたら、俺たちは違う未来を選んでいた?」
静かな夜のビストロで、時間を超えて交差するふたりの想い。
過去に置き忘れた恋心は、まだ消えていなかった──。
切なくて、温かい。
大人になったからこそ気づく、"初恋の続き" の物語。
文字数 7,059
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.04.01
39歳、社畜人生まっしぐらの男・佐藤健二。
過労死の果てに目覚めたのは、剣と魔法が息づく異世界。
しかも――自分は“絶世の美青年”に転生していた!
スキルも魔法も戦闘力もゼロ。
けれど社畜時代に培った“超気遣い力”と“営業トーク”を武器に、レオンと名を変え、異世界のホストクラブ「ルミナス」で働くことに。
お客様の心を読む観察力、地獄の飲み会で得た異常な酒耐性、クレーム対応で磨いたメンタル。
「顔だけのホスト」と嘲られながらも、レオンは仲間と共に、激動の歓楽街を駆け上がっていく。
やがて待ち受けるのは、影の評議会との裏社会抗争、ホスト頂上決戦、そして…“ホスト帝国”の創業!
──これは、異世界で夜を照らす男が、“ただの転生者”から“誰かの人生を支える存在”へと変わる物語。
心を売る時代は、もう終わりだ。
これからは、“心で寄り添うホスト”が、世界を変える。
文字数 33,134
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.28
春の京都。ある古刹で若き僧侶と、無名の仏師が出会う――。
奈良出身の仏師・岡野慶彦は、かつて恋人を亡くし、仏像を彫ることで“祈りとは何か”を問い続けている。一方、真言宗の古刹・蓮照寺の副住職である渡辺智章もまた、最愛の母を喪って以来、形だけの祈りに迷いを抱えていた。
ある日、過去に彫った聖観音像に惹かれた住職の依頼で、慶彦は寺の本尊として新たに千手観音像を彫ることに。
ふたりは仏と向き合う日々のなかで、言葉にしきれない痛みや静かな再生の感情を、少しずつ共有していく。
彫りかけの像。まだ輪郭を持たない祈り。誰でもなく、誰かのために在る空白。
木と仏、沈黙と呼吸をめぐる一年の対話のなかで、彼らの心はそっと重なりはじめる。
名前を持たぬ像が生まれるとき、そこには確かに“生きるかたち”が宿っていた。
静けさの奥に息づく、仏師と僧侶の物語。
文字数 25,613
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.31
30歳、広告代理店の主任・安藤理玖。
仕事は真面目に、私生活は質素に。美人系と言われても、恋愛はもう卒業した。
──そう、あの過去の失恋以来、自分の心は二度と動かないと決めていた。
そんな理玖の前に現れたのは、地方支社から異動してきた新入部下、中村大樹(25)。
高身長、高スペック、爽やかイケメン……だけど妙に距離が近い。
「主任って、本当に綺麗ですね」
「僕だけが気づいてるって、ちょっと嬉しいんです」
冗談でしょ。部下だし、年下だし──
なのに、毎日まっすぐに“推し活”みたいな視線で見つめられて、
いつの間にか平穏だったはずの心がざわつきはじめる。
手が触れたとき、雨の日の相合い傘、
ふと見せる優しい笑顔──
「安藤主任が笑ってくれれば、それでいいんです」
「でも…もし、少しでも僕を見てくれるなら──もっと、近づきたい」
これは恋?それともただの憧れ?
諦めたはずの心が、また熱を持ちはじめる。
文字数 7,691
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.04.06
「辰巳会の次期跡取りは、俺の息子――辰巳悠真や」
大阪を拠点とする巨大極道組織・辰巳会。その跡取りとして名を告げられたのは、一見するとただの天然ボンボンにしか見えない、超絶美貌の若き御曹司だった。
しかも、現役大学生である。
「え、あの子で大丈夫なんか……?」
幹部たちの不安をよそに、悠真は「ふわふわ天然」な言動を繰り返しながらも、確実に辰巳会を掌握していく。
――誰もが気づかないうちに。
専属護衛として選ばれたのは、寡黙な武闘派No.1・久我陣。
「命に代えても、お守りします」
そう誓った陣だったが、悠真の"ただの跡取り"とは思えない鋭さに次第に気づき始める。
そして辰巳会の跡目争いが激化する中、敵対組織・六波羅会が悠真の命を狙い、抗争の火種が燻り始める――
「僕、舐められるの得意やねん」
敵の思惑をすべて見透かし、逆に追い詰める悠真の冷徹な手腕。
その圧倒的な"跡取り"としての覚醒を、誰よりも近くで見届けた陣は、次第に自分の心が揺れ動くのを感じていた。
それは忠誠か、それとも――
そして、悠真自身もまた「陣の存在が自分にとって何なのか」を考え始める。
「僕、陣さんおらんと困る。それって、好きってことちゃう?」
最強の天然跡取り × 一途な忠誠心を貫く武闘派護衛。
極道の世界で交差する、戦いと策謀、そして"特別"な感情。
これは、跡取りが"覚醒"し、そして"恋を知る"物語。
文字数 14,582
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.04.01
「人生詰んだおっさん、拾われた先で年下に愛される話」
仕事を失い、妻にも捨てられ、酒に溺れる日々を送る倉持修一(42)。
「俺の人生、もう終わったな」――そう思いながら泥酔し、公園のベンチで寝落ちした夜、声をかけてきたのはかつての後輩・高坂蓮(29)だった。
「久しぶりですね、倉持さん」
涼しげな顔でそう告げた蓮は、今ではカフェ『Lotus』のオーナーとなり、修一を半ば強引にバイトへと誘う。仕方なく働き始める修一だったが、店の女性客から「ダンディで素敵」と予想外の人気を得る。
だが、問題は別のところにあった。
蓮が、妙に距離が近い。
じっと見つめる、手を握る、さらには嫉妬までしてくる。
「倉持さんは、俺以外の人にそんなに優しくしないでください」
……待て、こいつ、本気で俺に惚れてるのか?
冗談だと思いたい修一だったが、蓮の想いは一切揺らがない。
「俺は、ずっと前から倉持さんが好きでした」
過去の傷と、自分への自信のなさから逃げ続ける修一。
けれど、蓮はどこまでも追いかけてくる。
「もう逃げないでください」
その手を取ったとき、修一はようやく気づく。
この先も、蓮のそばにいる未来が――悪くないと思えるようになっていたことに。
執着系年下×人生詰んだおっさんの、不器用で甘いラブストーリー。
文字数 15,973
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.04.01
――完璧を装った男が支配する、欺瞞と欲望の世界。すべては"復讐"から始まった。
東京の夜を支配するカリスマ実業家・久世玲央。
ファッションブランド〈LEONIX〉の創始者にして、SNS総フォロワー数数百万。
彼の言葉一つ、投稿一枚が、トレンドを生み、経済を動かす。
完璧なルックス、知性、財力、そしてカリスマ性。
“理想の男”として崇められる彼には、誰もが憧れ、誰もが跪く。
だが――その仮面の下には、かつて「倉橋透真」と呼ばれた少年の“復讐”の意志が眠っていた。
「俺は、選ばれる側ではない。選ぶ側に立つ」
過去のいじめ、蔑視、無力。
それらすべてを燃料に、玲央は"理想の偶像"として再構築された。
だが、久しぶりに目にした「ある名前」が、彼の完璧な世界に波紋を広げていく。
かつて自分を笑った女・三浦美咲。
かつて自分を蔑んだ男・沢渡俊介。
そして…その周囲に連なる者たち。
玲央は静かに、しかし確実に“ゲーム”を始める。
それは、欲望と虚栄、そして真の目的に彩られた一大叙事詩。
欺くのは、世界か。自分か。
これは、すべてを手にした“完璧な男”が仕掛ける、静かなる地獄の幕開け。
文字数 91,756
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.22
現代の腐女子が転生したのは、大正ロマンきらめく時代。
推し属性ど真ん中の美少年と出会い、萌えがほとばしったその瞬間…彼女の筆が動き出す!
下宿先「風籠荘」に住む無口な書生・蒼と、彼に本を渡す謎めいた貴族青年・榊原。
ふたりの間に流れる空白と沈黙、その美しき主従関係に、転生腐女子・桃野ひかり(元:桃原ひかる)の妄想は加速する。
“語られない関係”を描きたいという一心で少女投稿誌に作品を送り、思わぬ反響を呼ぶ彼女は、やがて同志たちと同人サークル「蒼の書」を結成。
妄想から始まった物語は、同人誌、文藝誌へと舞台を広げ、彼女自身を「語る側」から「語られる存在」へと押し上げていく。
それでも、創作の原点はいつも“萌え”。
筆ひとつで時代を駆ける、腐女子の大正浪漫創作ファンタジー、ここに開幕!
文字数 44,776
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.25
誰も見捨てない――
その配置、命を救うか?
元・人事部長、異世界で軍を変える!
目が覚めたら――そこは魔王軍の会議室でした。
しかも俺の肩書き、「人事顧問」。転生してまで働くのかよ!
命の重みが軽すぎる魔王軍。
配置はガタガタ、兵は使い捨て、管理職は気合と根性論。
そんなブラック軍隊に、元・企業の人事部長(30代おっさん)がメスを入れる!
「戦争にも人事が必要だろうが」
配置で士気を上げ、データで命を救い、
理不尽な上司(魔王)にも、中間管理職(副官)にも、部下にも向き合う。
敵対する人間軍の“勇者”と、なぜか理念で共鳴し始めたり――
「誰も見捨てない戦場」を目指して、今日もおっさんは問いを投げる。
戦わずして勝つために、“人を見る力”で軍を変えろ!
転生×戦記×職場改革、いま始まる異世界お仕事ファンタジー!
文字数 53,299
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.28
会議中に過労で倒れた、社畜歴20年の会社員・田所一(45歳)。
目が覚めたら、なぜか異世界で若返っていた。
しかし——魔法も剣も使えない。使えるのは、パソコンと資料作成スキルだけ。
Excel、PowerPoint、付箋、議事録、進行表。
それらを駆使して、彼は異世界に“段取り”という名の静かな革命を起こしていく。
会議が回る。政策が通る。誰もが働きやすくなる。
その裏にいたのは、かつて「マジで無理.txt」と愚痴を書いていた、ただの元会社員だった。
「“考えておきます”は、忘れるための呪文」
「会議とは、“誰が何をいつまでにやるか”を決める場です」
静かな言葉が、世界を変える。
戦わず、目立たず、ただ“整える”ことで、社会を動かす男の物語。
それはやがて、神話でも伝説でもなく、「働く人」の日常になっていく——
異世界転生 × ビジネス構造 × コメディ
剣も魔法も使えない男が、資料と段取りだけで世界を動かす!
笑って、じんわり刺さる、仕組みで戦う異世界改革譚。
文字数 47,581
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.30
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【続編・恋の相手はたったひとりでいい~ヨレヨレ課長とエリート部下、恋人になったあとがいちばんむずかしい】
営業部のエース・橘陽翔と、ヨレヨレ課長こと榊圭吾。
――晴れて恋人同士になったふたりに訪れたのは、甘くて、ちょっぴりめんどくさい“その後”の日常だった。
職場では上司と部下。
家では恋人同士。
でも、“課長”と呼ぶ習慣が抜けない陽翔と、マイペースでちょっと不器用な榊との間には、
名前ひとつ呼ぶことすら、まだぎこちない距離が残っている。
そんな中、関西支社から榊の元部下・佐倉奏太が異動してくる。
「課長は、俺の人生を変えてくれた人なんです」
――彼のまっすぐな“憧れ”は、ふたりの間に小さな波紋を広げていき……?
もっと近づきたい。
でも、どうすれば“本当の恋人”になれるのか、わからない。
名前、距離、過去、生活――すべてが、ふたりを試してくる。
恋人になってからが、本当の始まり。
じれったくて、でも心がほどけていく、
社会人同士のスローペース恋愛、続編開幕です。
文字数 56,215
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.03.09
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
文字数 49,100
最終更新日 2025.03.31
登録日 2025.03.10
「彼女ができますように!」
恋愛成就を願い神社を訪れた高校生・鈴村涼希。
だが、翌日から超絶イケメン同級生・霧島要が異常に構ってくるようになった――。
「お前が俺の運命の人、らしい」
「いやいやいや、違うから!! 俺は女の子と恋愛したいんだ!!」
どうやら、縁結びの神・大国主命の手違いで、涼希と要の「最高の縁」が結ばれてしまったらしい!?
以降、席替え、体育祭――なぜかすべてで要とペアになってしまう涼希。
さらに要の「運命の恋人」ムーブは加速するばかり!
壁ドン、顎クイ、甘やかし…その上、妙に嫉妬深い!?
「お前、本気で俺のこと何とも思わないの?」
必死で否定する涼希だったが、要の隣にいると、なぜか心がざわついて――?
これは、「運命」から始まった恋の物語。
彼らが選ぶ未来は、神に定められたものか、それとも――。
じれったくて、甘くて、時々切ない、縁結びラブコメBL!
涼希と要の恋の行方を、どうか見届けてほしい。
文字数 31,818
最終更新日 2025.03.29
登録日 2025.03.12
京都の大学生・九条智也は、経済学部の生徒でありながら、「経済」に無頓着な日々を送っていた。
しかし、ある夜、不思議な白猫を追いかけた先で「猫町」という異世界に迷い込む。
そこは、猫たちが独自の金融システムを持ち、銀行や証券取引所で経済活動を行う町だった。
投資銀行員のミケ・バンクス、伝説の投資家クロネコ翁、そして神秘的なまねき猫との出会いを通じて、智也は金融の仕組みを学びながら成長していく。
ネコカレンシー(₦)の流通、株式市場のバブルと崩壊、信用と借金の関係、保険や資産運用の重要性…猫町の経済を学ぶ中で、彼は次第に「お金の本質」に気づき始める。
しかし、猫町では巨大投資ファンドやネズミ組織の陰謀が渦巻き、市場は混乱。
智也は最後の投資判断を迫られるが、短期的な利益に流されず、本当に価値のあるものを見極める決意をする。
これは、猫たちとの金融冒険を通じて、お金と幸せの本質を探る物語。
文字数 64,832
最終更新日 2025.03.25
登録日 2025.03.06
「俺はただの経理なんだけどな」
ブラック企業の経理マンだった葛城隆司(45歳・独身)。
社内の不正会計を見抜きながらも誰にも評価されず、今日も淡々と帳簿を整理する日々。
そんな彼がある日、突然異世界に転生した。
――しかし、そこは剣も魔法もない、金と権力がすべての世界だった。
目覚めた先は、王都のスラム街。
財布なし、金なし、スキルなし。
詰んだかと思った矢先、喋る黒猫・モルディと出会う。
「オッサン、ここの経済はめちゃくちゃだぞ?」
試しに商店の帳簿を整理したところ、たった数日で利益が倍増。
経理の力がこの世界では「未知の技術」であることに気づいた葛城は、財務管理サービスを売りに商会を設立し、王都の商人や貴族たちの経済を掌握していく。
しかし、貴族たちの不正を暴き、金の流れを制したことで、
王国を揺るがす大きな陰謀に巻き込まれていく。
「お前がいなきゃ、この国はもたねえぞ?」
国王に乞われ、王国財務顧問に就任。
貴族派との経済戦争、宰相マクシミリアンとの頭脳戦、
そして戦争すら経済で終結させる驚異の手腕。
――剣も魔法もいらない。この世を支配するのは、数字だ。
異世界でただ一人、"経理"を武器にのし上がる男の物語が、今始まる!
文字数 48,746
最終更新日 2025.03.25
登録日 2025.03.07
45歳、二度の離婚歴あり。
かつては凄腕のエンジニアだったが、時代の流れに取り残され、ついにはリストラされた男――樫村剛。
酒に酔い潰れる彼の前に現れたのは、言葉を話す黒猫バステト。
「お前の技術、異世界ならまだ通用するかもしれないニャ」
気づけば剛は、魔法とプログラムが融合した世界《エーテルネット》に転移していた。
そこは、AIによる絶対的な監視社会。《アークシステム》と呼ばれる人工知能が世界を支配し、人々の自由を奪っていた。
時代遅れのSE(システムエンジニア)だったはずの剛は、魔法をデータとして解析し、異世界のシステムを“ハッキング”することで、自らの戦い方を見出していく。
「魔法もコードの一種だってことか…なら、俺にもやれるな」
《アークシステム》に反旗を翻す反乱組織《フリーダムコード》の天才魔導士エリスと共に、剛は魔法とプログラムを掛け合わせた“最強の技術”を生み出していく。
しかし、《アークシステム》の支配は想像以上に強大であり、その裏には消された歴史と、かつて存在した伝説のハッカーの影があった――。
果たして、剛はこの世界を解放できるのか?
そして、彼自身の未来は――?
「時代遅れ? 笑わせんな。ハッキングで世界を救ってやるよ」
これは、異世界でおっさんが“革命”を起こす物語。
文字数 54,729
最終更新日 2025.03.23
登録日 2025.03.06
山奥にひっそりと存在する「夜葬の村」。
この村では、死者を普通の墓に埋葬せず、「夜葬」と呼ばれる奇妙な儀式が行われているという。
新聞記者・相沢直人は、その噂の真相を確かめるため、村へ足を踏み入れる。そこでは、村人たちが外部の人間を極端に警戒し、夜ごとに不気味な儀式を執り行っていた。そして村の墓地には、墓石の代わりに木の板が立ち並び、そこには「夜葬された者たち」の名前が刻まれていた。
取材を進めるうちに、村に関わった者たちが次々と奇妙な現象に巻き込まれていく。
山道で道に迷った登山者が見つけたのは、土の中から覗く自分自身の手。
失踪した婚約者を探す女性が辿り着いたのは、彼の名が刻まれた木の墓標。
心霊YouTuberが撮影した白装束の少女は、カメラからも記憶からも完全に消え去る。
村の医者が往診に訪れると、死んだはずの男が「埋めるな」と呟く。
──そしてある日、村は突如として消失する。
再び村を訪れた相沢直人が見たものは、もぬけの殻となった集落と、増え続けた木の板。
そこに刻まれた名前の最後にあったのは、「相沢直人」。
なぜ、自分の名前がここにあるのか?
夜葬された者たちは、どこへ消えたのか?
本当に滅びたのは、村なのか、それとも──
この村では、「死んだ者」は終わらない。
そして、夜葬は今も続いている……。
文字数 17,307
最終更新日 2025.03.06
登録日 2025.03.06