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同じ父と母から生まれたシャルルとミシャル。
誰もがそっくりだと言った2人は瞳の色が違う以外全て瓜二つだった。
シャルルは父の青と、母の金を混ぜたエメラルドのような瞳を、ミシャルは誰とも違う黒色。
ミシャルの目の色は異端とされ、彼女は家族からも使用人からも嫌がられてしまう。
やがて耐えがたくなったミシャルは、自由と自分の運命を求め、館を飛び出す。孤独な夜道を歩き続けた末、彼女はある呪われた屋敷にたどり着く。その屋敷で彼女を出迎えたのは、冷ややかな微笑みを浮かべた美しい男、クロディクスだった。
文字数 65,476
最終更新日 2024.11.15
登録日 2023.01.02
侯爵家の令嬢ジェニエル・フィンガルドには、幼い頃から仲の良い婚約者がいた。数多くの候補者の中でも、ジェニエルは頭一つ抜きんでており、王家に忠実な家臣を父に持つ彼女にとって、セオドール第一王子との結婚は約束されたも同然だった。
年齢差がわずか1歳のジェニエルとセオドールは、幼少期には兄妹のように遊び、成長するにつれて周囲の貴族たちが噂するほどの仲睦まじい関係を築いていた。ジェニエルは自分が王妃になることを信じて疑わなかった。
16歳になると、セオドールは本格的な剣術や戦に赴くようになり、頻繁に会っていた日々は次第に減少し、月に一度会うことができれば幸運という状況になった。ジェニエルは彼のためにハンカチに刺繍をしたり、王妃教育に励んだりと、忙しい日々を送るようになった。いつの間にか、お互いに心から笑い合うこともなくなり、それを悲しむよりも、国の未来について真剣に話し合うようになった。
ジェニエルの努力は実り、20歳でついにセオドールと結婚した。彼女は国で一番の美貌を持ち、才知にも優れ、王妃としての役割を果たすべく尽力した。パーティーでは同性の令嬢たちに憧れられ、異性には称賛される存在となった。
そんな決められた式を終えて3年。
国のよき母であり続けようとしていたジェニエルに一つの噂が立ち始める。
――お世継ぎが生まれないのはジェニエル様に問題があるらしい。
文字数 11,342
最終更新日 2024.10.26
登録日 2024.08.26
アナスタシアは何度も死ぬたびに自分の15歳の誕生日にまで戻されるループに取り込まれた悪役令嬢。
何十回も殺されたことで疲れきったアナスタシアは、死に際くらいは自分で選ぼうとさっさと死ぬ事を決意する。
それなのに何故か婚約者の王子やヒロインがアナスタシアと仲良くなろうと近寄ってきて?
死のうとすればするほど死ねず、周りに愛されていく元悪役令嬢のはなし。
二話目から死にたがります。
謎が明らかになるのは終盤です。
基本おバカな令嬢に周りが振り回される少女漫画展開のお話。
タグのざまぁ、婚約破棄などは過去の話で悪役令嬢が受けた描写が入るので苦手な方への注意喚起のため設置しています。
本筋では殆ど関係ありません。
『この物語は自殺方法を考えて実行したり、死に方への言及といった行為が多分に含まれておりますが、行為を容認・推奨するものではありません。内容を模倣するような事や誰かに試すといった行為はしないでください。全てフィクションだと流して頂けますようお願い申し上げます。』
また、そう言った行為について嫌悪感を抱く方は読まれない事をおすすめします。
文字数 36,315
最終更新日 2024.08.25
登録日 2022.12.21
早くに母親をなくした珠里(しゅり)は酒と女に溺れた父親にお金を取り上げられ、バイトをしながら高校に通っていた。そんなある日、珠里は虚(うつろ)と呼ばれる悪い物に襲われてしまう。襲われる珠里を助けたのは呪いで人間の子供にされてしまった龍神さまだった。
ひょんな事から彼の呪いをといた彼女は身を守ってもらう代わりに、彼の呪いを解く手助けをすることに!
呪いを解くには色々試した結果キスする事が1番手っ取り早いと言われ…ファーストキスを龍神さまに捧げた彼女と、彼女を可愛がる彼が恋を自覚して結ばれる日はくるのか?
無自覚で溺愛する龍神さまと、無自覚で龍神さまの呪いを解くために一生懸命頑張ってキスを受け入れる2人のじれじれ生活が始まります。
文字数 28,293
最終更新日 2024.03.14
登録日 2022.12.19
白い結婚をしてから3年目。
夫ライドとメイドのロゼールに召使いのような扱いを受けていたエラリアは、ロゼールが妊娠した事を知らされ離婚を決意する。
「死んでくれ」
夫にそう言われるまでは。
文字数 10,954
最終更新日 2024.02.04
登録日 2024.01.06
敗戦し、敵国の王へ娘を差し出すことになったプラシィオ国の王は髪色だけが同じの侍女、エルシリアを王女の身代わりとして隣国に差し出した。
彼女は国民の命を賭けた犯罪の片棒を担がされ、味方もいない城に送りだされた。
少しずつ隣国で受け入れられるエルシリアは、やがて隣国ではなくてはならない存在となる。
そんなエルシリアにプラシィオ国の王が再び近づいてくると、プラシィオ国に有意な協定を結ぼうとエルシリアを利用しようとする。
そんな王に対してエルシリアは隣国の王女として対応する事に。
やがてプラシィオ国の王族はエルシリアの選択によって滅ぼされることになった。
家族思いの侍女が身分差も飛び越えて隣国の王女として幸せになるお話
文字数 16,028
最終更新日 2023.02.02
登録日 2022.12.30
神様が世界を一つ消してしまったとさ。
世界観はぼかしていますが、元になった神はインド神話を参考にしています。
伏線はほぼ回収したとおもいます。
沢山散りばめたので幾つあるか数えてみてください。
いつかちゃんとした物語にしたいと公開していたものを小説にリメイクしたものです。
文字数 9,056
最終更新日 2023.01.05
登録日 2022.12.22
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