「灰」の検索結果

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恋愛 完結 短編 R18
「最初から、お前だけだった、…―――」 人間を犯して喰らう残虐な人狼のボスは、人間の妹を愛した。 ―――――― 由緒ある侯爵家に嫁いだ娘は、人狼の子だった。 帝都を跋扈する「ハイイロ」と呼ばれる人狼たちは、人間を襲い、欲しいままに犯し、喰らう。特に満月の夜は凶暴性が増し、若い娘を好んで凌辱した末に無残に食い散らすため、夜が明けると惨殺された娘の亡骸が帝都中に転がることになる。 そんな満月の夜。 類まれな美貌を持つ娘を匿った侯爵家の子息、京月院(きょうげついん)スミカは、娘に一目ぼれし、決まっていた羽菱(はねびし)財閥家との縁談を断って、娘を娶る。しかし、祝言の夜、乗り込んできた羽菱家の令嬢率いる無法者たちが凶行に走り、娘は銃弾を浴びる。瀕死の状態で倒れた娘の元に、白き人狼が降り立った、…―――――― 【ロウ】 白き人狼。灰色人狼(ハイイロ)たちの統領(ボス)。人間と人狼の混血。ユイの双子の兄。 【ユイ】 人間の女の子。人間と人狼の混血。ロウの双子の妹。 【ヴィル】 灰色人狼の雄。ロウの側近。武勇に優れた元帥。 【シュン】 灰色人狼の雄。ロウの側近。武勇に優れた元帥。 【カルナ】 灰色人狼の雌。元老院によるロウの番(つがい)候補。 【ナツナ】 灰色人狼の雌。元老院によるロウの番(つがい)候補。 【京月院スミカ】 由緒ある侯爵家の跡取り息子。ユイを見初め、求婚する。 【羽菱アキコ】 財閥家の娘。スミカの婚約者だったが破棄される。 【羽菱ハルコ】 財閥家の奥方。アキコの母親。 *『蒼き狼の愛慕』続編。 *【完結】読んで頂きありがとうございます。
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小説 192,873 位 / 192,873件 恋愛 58,158 位 / 58,158件
文字数 56,455 最終更新日 2024.07.27 登録日 2024.07.06
恋愛 連載中 長編
高校一年生、烏坂 夕は、施設の都合で急遽見ず知らずの人と一緒に暮らすことになる。夕はその人のことを先生と呼び慕い、一緒に暮らしいていく。夕の人生は、先生に出会うまでは散々なものだったが、学校での友達との交流や、先生と毎日を過ごしていくうちに幸せを見つけ出していく。一方、先生の方も何かあるようで…?    不器用な二人が日々を通して互いを知り、恋を、愛を知っていく             そんな物語です。 年齢差恋愛(15歳差)ものです。苦手な方はお控えください。 そして、現実的にありえないことが起こったり、不可解なところや無理矢理感がすごいところもあります。何でも許せるという方のみご覧ください。 趣味で投稿しているので、更新は早かったり遅かったりまちまちです。
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小説 192,873 位 / 192,873件 恋愛 58,158 位 / 58,158件
文字数 214,506 最終更新日 2024.10.26 登録日 2024.07.31
 太古より幾度となく噴火し、隆起し、砕けては噴火して出来た渓谷の底、陽の光も届かない奥底でソレは生まれた。  火山灰と大地の奥底から噴き出すガス、触れた蝶が瞬時に地に落ちる瘴気だけが存在するその淀みで、ソレは足を滑らせて上から落ちてくる生き物の死骸を食べ、瘴気に染まって泥のようになった川の水を啜り、長い年月を生きた。そうして暗闇と瘴気の中で過ごして幾星霜。ソレは代わり映えのない陰鬱な世界に飽き、谷底から上へと這い出た。  ソレは己と同じ命持つものを見つけて喜び、近付いた。しかしソレはあまりに大きく、小さな命持つものにとって異形だった。畏怖と嫌悪によって拒絶されたソレは渓谷に戻ろうかと考えたが、みなしごを拾う。  孤独な異業の者と身寄りのない子供。  彼らは異種族でありながら固い絆で結ばれた家族となっていく。  あまりにかけ離れた種族であるがために問題は毎日のように起こるが、彼らは愛しみあう日々を過ごす。  孤独な異形の生き物が父親となり、身寄りのない人間の子供が異形の娘として成長していく物語。 ※シリアス皆無 ※ふんわりファンタジー
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小説 192,873 位 / 192,873件 ファンタジー 44,382 位 / 44,382件
文字数 20,985 最終更新日 2024.07.03 登録日 2024.03.10
所詮、美味しいものと健康は並び立たないもの・・・。 覚悟を決めて突き進みましょう!
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小説 192,873 位 / 192,873件 エッセイ・ノンフィクション 8,131 位 / 8,131件
文字数 1,188 最終更新日 2018.05.06 登録日 2018.05.05
2020年、3月。 この日、東京が消失した。 原因は未だわかっておらず、世界は混乱に包まれたままだった。 東京に住んでいたものたちは消息を絶ち、消失した都市部を中心に、何十キロにも及ぶ巨大な“クレーター”が出現していた。 消失したエリアに侵入することは、現在の科学では不可能だった。 そこは事象の境界面と言われ、異常な重力が働いている未知の領域だと、学会により発表されていた。 人々は、そこにあったものは全て、跡形もなく消えてしまったものだと思っていた。 そこに住んでいた人たちはもちろん、東京という街そのものが、完全に消失してしまったのだと。 東京都豊島区巣鴨一丁目のアパートに暮らしていた男子高校生、灰原ハジメは、世界から東京が消失してしまったことに気づいてはいなかった。 消失したはずの都市部では、人々は普段と変わらない生活を送っていた。 何も変わってはいなかった。 グラウンドに寝そべる午後の木陰も、街を行き交う電車の音も。 ——空から、「月」が消えていることを除いては。 子供の頃、隣の家に住んでいた幼馴染が、なんの連絡もなく突然彼のアパートを訪れる。 幼馴染の名前は、伊藤詩織といった。 彼女とは長い間会っていなかった。 …会えるはずもなかった。 なぜなら彼女は、小学生の時に行方不明になっていたからだ。 もうすでに8年もの時が流れていた。 この世界にはもういない。 とっくに死んでいるんじゃないか?と、周りの人たちは囁いていた。 「私とキスしてくれる?」 唐突なその言葉に、彼の頭は凍りつく。 …お前、誰だ? 顔も声も、目の色も、あの“詩織”で間違いなかった。 ただ、何かが違っていた。 突然押し倒され、無理やり唇を奪われる最中、彼は彼女の胸から、心臓の音が消えていることに気づく。 これは、世界の終わりと始まりを紡ぐ、失われた記憶の中にある物語。
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小説 192,873 位 / 192,873件 ファンタジー 44,382 位 / 44,382件
文字数 85 最終更新日 2024.05.25 登録日 2024.05.25
 普通の男子大学生、異世界転生で暗殺の才能が開花する……!  『転生美少年アサシンメイドと没落令嬢エルザお嬢様』のリメイク作品です。ノベルアップ+様にも投稿しています。
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小説 192,873 位 / 192,873件 ファンタジー 44,382 位 / 44,382件
文字数 7,323 最終更新日 2021.10.20 登録日 2021.10.16
あの日、目に映る世界の何もかもが灰色に見えていた これからどう生きればいいの どこへ行けばいいの 誰も教えてくれないのに 学校へは行かなきゃいけないの どうしてわたしは何も楽しいと思えないの? 〝普通〟になれないの? 親を悲しませるの? 長く長く 心の底で 耳の奥で 響く自問自答の声 でも、大丈夫 20年後 貴女は最愛の人と結婚して 可愛い子どもと、マイホーム 何もかも手に入れて幸せに暮らしているから 大丈夫 そのままの自分でいいよ あの日の空を今でも覚えている わたしに伝えてあげたい 自叙伝
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小説 192,873 位 / 192,873件 エッセイ・ノンフィクション 8,131 位 / 8,131件
文字数 935 最終更新日 2023.10.06 登録日 2023.10.06
現代文学 連載中 ショートショート
どこかとがっている風華。私はそんな風華が苦手だった。  ある日風華が枯れ葉のついた木を見つめて「ねぇ、あの木の葉っぱいつまであると思う?」と私に問いかける。 いつもは強くてとがっている風華からの弱い声に私ははっと息を飲んだ。  幼い私は風華の心の中にある灰色の行き場のない気持ちを知ることができなかった。 ただ、枯れ葉を抱いたその木だけが風華の気持ちを知っているかのように、風華はその木をずっと見つめ続けていた。 風華と枯れ葉を抱いた木との対話、風華の本当の気持ちにきづけなかった「私」の悲しく切なくも、幸せを願う気持ちに包まれた物語です。
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小説 192,873 位 / 192,873件 現代文学 8,514 位 / 8,514件
文字数 4,625 最終更新日 2021.11.19 登録日 2021.11.17
BL 連載中 長編 R18
「ねえ、琥珀。あなたは本当に俺から奪うつもりがあるんですか」 スラムに住む孤児の少年、灰簾(カイレン)。 見知らぬ男たちに仕事だと言われて連れてこられた屋敷で彼は領主の慰み者にされるが、用心棒・琥珀の力を借りてそこを抜けだす。 砂漠に隠れ住む民、言葉を奪われ、生贄を差し出すのと引き換えに住むことを許される居留地の人々、凍りついた大学の奥で体制転覆を目指す学者たち……。 何年もの間ふたりで逃亡生活を続け、旅を重ねるうちに、琥珀を愛し始める灰簾だが、琥珀には彼を愛せない事情があった。 やがて、成人した灰簾は自分の運命を知ることになるのだが、その時世界は破滅に向かって転がりはじめ、ふたりの蜜月は終わりを告げる── 正義とは、自由とは、愛とは。泥のような世界で出会ったふたりの愛を描くダークファンタジー。 ※fujossy版から改訂しています。 ビターエンド、人が結構死んだり殺されたりします。
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小説 192,873 位 / 192,873件 BL 25,507 位 / 25,507件
文字数 61,135 最終更新日 2022.08.10 登録日 2022.07.03
恋愛 連載中 長編
悪役令嬢の従者が主人公の物語です。 貧民街で死にかけていたジェシー(7歳)は、サンロード公爵家の令嬢、アルティア(10歳)に拾われる。ジェシーはアルティアの従者になった。しかし、貧民街の孤児を従者にするなんて、と周囲は二人に冷ややか。明らかになる、サンロード公爵家でのアルティアの弱い立場。公爵は、正妻が亡くなってから自宅に引き入れた愛人とその子供を寵愛し、アルティアはほったらかし。使用人たちもアルティアに冷たかった。ジェシーはアルティアを護るため、立派な従者になろうと努力する。が、ある時、大失敗してしまい………、アルティアを護る力が欲しいと願ったジェシー。そのとき、ジェシーの記憶の蓋は開かれる。ジェシーは、ただの貧民街の孤児ではなかったのだ(発覚は第1章11話)。 主人公は転生者ではありません/乙女ゲームの世界(しかし、主人公は気づかず)/主人公は攻略対象?/ゲームヒロインが転生者?/チート主人公(本当は○○の息子)/お嬢様は悪役令嬢/恋愛/主人公はお嬢様一途/魔族と人間の戦争
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小説 192,873 位 / 192,873件 恋愛 58,158 位 / 58,158件
文字数 167,668 最終更新日 2019.08.29 登録日 2019.06.22
恋愛 連載中 長編
小説家になろうで総合15,000,000pv突破。 2019年商業作家デビュー。 ごく普通の高校生、真良湊(しんらみなと)は、高校一年の春休みを機に、生活が一変した。 女子生徒から王子様と呼ばれる数少ない友人。 そして男子生徒から絶大な人気を誇る幼馴染と同じクラスになり隣の席に座っていた“氷の女王”の異名を持つ女子生徒からは強く興味を持たれ しまいには歴代最高と名高い生徒会長には、強制的に生徒会に加入させられたり…… 湊の意思とは裏腹に、彼を取り巻く環境が目まぐるしく変化していく。 平凡な湊と、非凡な彼らとの日常の物語。
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小説 192,873 位 / 192,873件 恋愛 58,158 位 / 58,158件
文字数 83,933 最終更新日 2022.08.06 登録日 2022.06.29
 何の意味もないのかもしれないし、間違った方法なのかもしれない。それでも勝手にSNSは使わないという縛りを設けて、2022年にただ毎日投稿だけを続けた無謀な挑戦の活動記録。
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小説 192,873 位 / 192,873件 エッセイ・ノンフィクション 8,131 位 / 8,131件
文字数 2,856 最終更新日 2023.01.14 登録日 2023.01.14
現代文学 完結 ショートショート
ド素人が書いた短い小説ですが、ぜひ一度読んでください。
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小説 192,873 位 / 192,873件 現代文学 8,514 位 / 8,514件
文字数 2,037 最終更新日 2024.05.04 登録日 2024.05.04
BL 完結 ショートショート R18
「燠火(おきび)の眼」の半年後の話です。 少年の願いごとに弱い男と、それを理解している少年。 当て馬が出ます。少年は泣き寝入りしないタイプです。 完全にBL。 少年: 静かな口調だが男には強気。(男の愛情がわかっているから) 男: 普段は落ち着いているがヘタレ。(少年の押しに弱い) /こちらでの「少年」の定義は刑法準拠(20歳未満)です。 2024.6.23. 了
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小説 192,873 位 / 192,873件 BL 25,507 位 / 25,507件
文字数 3,769 最終更新日 2024.06.23 登録日 2024.06.23
生意気な天才科学者の少女が、付き人みたいな青年と、冒険を繰り広げます。たぶん。 二人のお供は、青年の飼い猫のみ。 頭脳担当の少女、体力担当の青年、ネコ担当の灰色猫、の三すくみで物語は順当に、こじれていきます。たぶん。 1:Starting from a button of the mistake. ※SF色の強い、現代ファンタジーです。 ※格好良い青年と、ボサボサ髪の天才少女と、その他が出てきます。
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小説 21,384 位 / 21,384件 ファンタジー 8,289 位 / 8,289件
登録日 2017.02.10
主人公:調 教子(しらべ のりこ) 見た目は普通の女子で高校1年生。 教子の一族は代々サーカスの調教師の家系である。 教子はその天性の調教師としての才能から将来を嘱望されていたが、 内心では決まりきった自分の人生にうんざりしていた。 そんな境遇に変化を起こすため、教子は生徒会役員へと立候補する。 しかし学園生徒会は、新入生女子を(アレな意味で)食い物にする美少女獣人が集まる、もののけ生徒会だった! 灰色の青春を送る、冴えない女子校生調教師の一転攻勢がいま、始まる!
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小説 192,873 位 / 192,873件 キャラ文芸 4,376 位 / 4,376件
文字数 83,098 最終更新日 2022.01.04 登録日 2021.12.15
BL 連載中 短編 R18
灰色トカゲ族という獣人種が有る。 肌が灰色で、全体的に華奢で小柄、人間よりも身体能力が高いとされる獣人の中で、人間より勝る能力が殆ど無いという稀な種だ。 ルークはその灰色トカゲ族と人間のハーフだ。 どんな幸運が働いたのか、ずっと憧れていた歌姫シャルレの小間使いとして働いている。若干・・・いえ物凄く複雑な関係を築きながら。
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小説 192,873 位 / 192,873件 BL 25,507 位 / 25,507件
文字数 77,138 最終更新日 2024.06.29 登録日 2021.01.18
エルドール王国は暗黒の魔法に覆われ、人々は恐怖に怯えていた。この絶望の中、古の予言が語られる。「呪われし血を引く者」と「灰から生まれし者」が王国の運命を左右するという。マリアンナは自分がその呪われた血を引く者であることを悟り、シンデレラは「灰から」という言葉に導かれる形で運命が動き出す兆しを見る。二人はそれぞれの運命に向き合い、暗黒を砕く冒険に足を踏み出していた。運命の夜明けが彼女たちを待っている。
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小説 21,384 位 / 21,384件 児童書・童話 486 位 / 486件
登録日 2024.03.02
二百九年前の過去から飛ばされてきた少女が過去を取り戻す物語。元王女が失地を挽回しようとしてあがく物語。たった一人の家族、おかあさんの行方を捜す少女の物語。父の苦しみを肩代わりしようとする少女の物語。失ったから取り戻したい、欠けているから満たしたい、枷から逃れ飛び出したい、そんな少女たちがジュニアとかかわっていく物語。  恋愛と家族愛がテーマのサイエンティフィック・ファンタジー・アドベンチャー・ラブコメディー。
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小説 21,384 位 / 21,384件 ファンタジー 8,289 位 / 8,289件
登録日 2017.08.02
現代文学 完結 ショートショート
大衆酒場の帰り、近所の商店街を抜けた先にあるコンビニでタバコをふかしていたら見たことのある顔の男に声をかけられた。 「先輩久しぶりです!」 そう言った男は中学生の頃の後輩Y田君だ。 Y田君は部活動でペアを組んでいた中で仕事場の近くのスーパーのレジで働いていて、卒業後顔を会わせる数少ない知り合い。 「久しぶり。」 俺はタバコを吸う手を止めY田君の方を見た。 深夜一時のコンビニ。喫煙所にはサラリーマン二人、うんこ座りをした金髪で黒いジャージ姿の兄ちゃんが一人、そしてY田君と俺。 「そういえば自分、スーパー止めたんすよ。」 「へえ、今どうしてんの?」 俺は金髪ジャージを横目にY田君に訪ねた。 「バイト帰りっす。商店街にある焼き鳥屋でバイトしてます。先輩はなに帰りすか?」 「俺は飲み帰り。あそこに焼き鳥屋なんかあったっけ?」 更に訪ねた。金髪ジャージがたばこの灰をアスファルトに落とす。隣のサラリーマンは次に行く風俗の話で盛り上がっている。 「前ラーメン屋があったところですよ、カレーもやってた」 俺は760円のミニカレーつき味噌ラーメンを思い出しながら納得していると、金髪ジャージが口を開いた。 「そろそろ行こうぜ。」 深夜一時過ぎのコンビニ、二人はレジ袋さえ持っていない。 「アイスとかは無しな、とりあえず酒持ってこう。今日あのハゲだし」 金髪ジャージはたばこを備え付けの灰皿に捨てる。 「今は持ち歩きの灰皿とか持っとかなくちゃいけないぜ、肩身狭いしな」 そう言って立ち上がると二人はコンビニの中へ入っていった。 時間は三分もたたない内に二人は出てきた。 「コンドームとか余計だろ。絶対使う予定無いじゃん」 Y田君は言った。 「マナーだぜ、こんくらい。じゃあMの家にでも行くか」 彼らは来たときと同じようにレジ袋さえ持たずに自転車にまたがる。 「じゃあ先輩、また」 いつ来るかもわからない約束をして、俺は会釈で答える。二人は街灯の少ない住宅街へ消えていき、隣のサラリーマンは風俗の話からバンドの話になり更に盛り上がっていた。
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小説 192,873 位 / 192,873件 現代文学 8,514 位 / 8,514件
文字数 838 最終更新日 2018.09.16 登録日 2018.09.16
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