甘やかされて育った妹小説一覧
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件
「チルラっ!お前に離婚を告げてやるっ!」
「俺はお前のようなブスでつまらない女よりお前の妹の可愛いチルチを愛しているんだっ!」
「お姉様ぁ。お姉様の夫のネスレイン私がもらうわねぇ」
妹のチルチは確かに可愛く幼い頃から両親に愛され甘やかされ男性からちやほやされて育ちました。
チルチは私の物をなんでも奪っていきましたが、遂には私の夫まで奪っていくのです。
こんな情けない夫いらないのであげますけどね。
「チルラっ、処刑だっ!元妻といえどももう我慢ならんっ!」
「ふんっ、お前等風情がチルラを処刑できるとでも思っているのか」
「俺が悪かった!許してくれっ!元夫のよしみで助けてくれっ!」
「今更助けてくれと言われても私は20歳年下のイケメン王太子に溺愛され王太子妃として幸せに暮らしています。
前夫を助けてしまっては、前夫との未練があるのではあるのかとか前夫と関係を持っているのではないかとか
誤解されかねないので、助けるわけにはいかないんですよ。
というわけなので、さようなら」
「嫌だぁぁぁぁっ助けて、頼むっ、死にたくないっ、苦しみたくないっ」
やれやれ、今更泣きわめいてももう遅いっ!
文字数 1,722
最終更新日 2021.06.27
登録日 2021.04.11
「こんなの~ネット環境がない人はその分損してるじゃない~でしょ~ヌスク~」
「そうだっ!スイリナのいう通りだっ!これだと2000円分はDLCの値段を本体に上乗せしているようなものではないかっ!
その分本体価格を下げてネット環境のある人が有料DLCで買えばいいっ!」
「こんなの詐欺よ~訴えなきゃ~」
「はぁー、そう。まぁ辞めておいた方がいいと忠告しておくけれど、どうしても訴えるというわけね」
「辞めるわけないわぁ~私が勝つに決まってるものぉ~」
「スイリナ!なんて事をしてくれたんだっ!今まで甘やかしてきたが、今回の事は許される事ではないぞっ!」
「そんなぁー。許してぇ~。助けてお父様ぁ~」
「駄目だっ!なんとかしようとしても今更もう遅いっ!どうにもならんっ!」
「お前はもう成人してるんだ!自分で起こした裁判だっ!自分で責任を取れっ!」
「ごめんなさ~い。私が悪かったわぁお姉様ぁ~。助けて~。
お姉様の言う通り詐欺じゃなかったわ~」
「今更謝られてももう遅いのよスイリナ」
文字数 1,160
最終更新日 2021.04.25
登録日 2021.04.25
「お父様ぁお母様ぁ~ピリナねぇ~ゲーム専門学校に行きたいからぁ~学費ぃ~出してぇ~」
「ピリナ、お前はルゴナス大陸1可愛いんだからゲーム専門学校なんて行く必要はないっ!お前に結婚を申し込んでいる王族大公公爵がいくらでもいるんだっ!
高校卒業したら結婚しろっ!」
「そうよっ!ピリナっ!女は若い内に結婚した方がいいわっ!貴女には私みたいに後悔させたくないのっ!
ゲーム専門学校なんて行かずに高校卒業したら早く結婚しなさいっ!」
「ふぇぇぇーん。ピリナゲーム専門学校に行きたいのぉぉぉ~」
「ピリナっ!今度ばかりは泣いても駄目だっ!今までずっと好きに遊ばせてやったんだっ!もう十分だろうっ!
高校卒業までは好きにさせてやるっ!高校卒業したら結婚だっ!」
「そうよっ!ピリナっ!一日一日可愛いなんて薄れていくのよっ!いつまでも可愛い少女のままでは居られないわよっ!
というかっ!もう貴女16歳なんだからっ!少女と言ってもいいのかもきついわよっ!」
「ふんっ!俺様はっ!お前のようなブスで地味でつまらない聖女よりっ!
お前の妹のように可愛くておもしろくて一緒にいて楽しい聖女と結婚するっ!
俺様は真実の愛に目覚めたんだ!」
「ワラート!お前が第一聖女を追放なんてするからモンスターが結界を破ってきそうだぞ!
今更謝っても逃げ出す事は認めんぞっ!」
「ピリナ、まさか今から都合よく逃げられるとでも思ってるのかしら」
文字数 1,040
最終更新日 2021.04.12
登録日 2021.04.12
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