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異界の住人達を相手とする、客士と呼ばれる者達の物語。
《あらすじ》
明治期に文化の街として発展した菅原市。
この街の大学に通う太一はふとしたきっかけから、人ではないものによる怪異"異界騒ぎ"に対処するための組織「客士院」の一員となる。
戸惑いながらも「客士院」の一員として様々な出来事と遭遇していきその顛末を記していく太一。
やがて彼は『真統記』と呼ばれる禁書に関わる事件に巻き込まれていく。
《登場人物》
・太一(おおのはじめ)
大学生の身でありながら物書きにも勤しんでいる兼業(?)作家で、少し呪術などに関する心得を持っている。
日々の大半を執筆活動と材料集めの時間に費やしているが、社交的でないというわけではなく、 人並みの愛嬌も持ちあわせている。
今は没落して見る影もないが、彼の家はかつて歴史ある名家であったという。
・天野幸彦(あまのゆきひこ)
菅原市の大学で非常勤講師をしている男。
人を教える立場にあるが、少々卑屈な言動や振る舞いを見せる。
非常勤講師というのは表の顔で、裏では客士院に属しており「異界騒ぎ」と呼ばれる怪異を解決に導く任にあたっている。
ちなみに彼がこの裏稼業をしているのはそこそこ"実入り"がいいためであるらしい。
・望月詠子(もちづきよみこ)
北宮神社で祭宮を務めている女性。
また、客士の一人でもあり一癖ある客士達のまとめ役となっている。
普段は淑やかで品のある女性だが、人を手玉に取ろうとする癖があり、 しばしば天野や周囲の人間を困惑させている。
・弓納小梅(ゆみのうこうめ)
神代に滅びたとされる民の末裔で、客士の一人。
市内にある高校に通っているが、元は田舎の町の出身であり、菅原市へは中学進学に合わせてやって来た。現在は祖母の知り合いである小泉の家に下宿している。
普段は大人しく読書を好む少女だが、それに反して活発な一面もあり、 身体能力に関しては客士院の中でも一番高い。
・たまき
太の前に度々姿を現す少女。
容姿の割には大人と話しているのかと思ってしまうような落ち着いたしゃべり方だが、その目的や真意は謎に包まれている。
登録日 2019.12.29
いくつもの通報があった。その内容は不可解であった。
近所を暴走する背の低い奴がいる。猿や猪ではない。
走り抜ける物体から奇妙な音や声が聞こえる。
真夜中に現れ、光る時がある。
一瞬で通り過ぎるため、姿がよく見えない。
共通しているのは富士山スカイラインで目撃されるという事だ。
青年警察官が暴走する物体の正体を突き止める。
その正体は三輪車!?
登録日 2023.09.25
ここは、大正デモクラシー真っ只中の東京下町。急速な近代化が進む昨今、人々の心からは非現実的な幽霊や妖怪の存在は忘れられつつあった。しかしそんな中、一人の少年が、不思議な先生と出会い、摩訶不思議な世界へと誘われていく。
これは、不思議な世界へと繋がる骨董品店の主と、その店主に拾われた、ちょっぴり不運な少年のお話である。
登録日 2022.05.03
酒は飲んでも飲まれちゃいけねえ。
江渡城下の岡場所で使いっ走り兼用心棒をしている平蔵は、酒に酔った帰り道めっぽう美しい一振りの刀を手に入れた。
金になりそうだと長屋に持ち帰った翌朝、玉のように美しい女が平蔵の前に三つ指をついていた。
「ふつつかものですが、よろしくおねがいいたします」
……ただし、童女だったが。
ご神木で造られた特別な鞘を依り代とする神、鞘神(さやがみ)がその刀に宿っていたのだ。
質屋に売られようと刀をかついで平蔵のもとへと舞い戻ってくる童女、さや。仕方なくほっとくことにした平蔵は、次から次へと魍魎はびこる怪事件に巻き込まれてゆくのだった。
だめおっさんと人外幼女がおりなす痛快アクション時代劇。
登録日 2018.09.16
川連二高吹奏楽部きっての異端児、高久広美。
『人の未来が見える』彼女は、クセのありすぎる同い年たちと、どうやって付き合ってきたのか。そしてその能力ゆえに見えた未来と、どう向き合っていたのか。
スーダラサラリーマン、おっさん女子高生――または暗銀の魔女、深淵に潜む者。
様々な二つ名を冠された、謎の先輩。
彼女の考えていたことが、今ついに明かされる。
これは世界の裏側――別側面の物語。
※こちらは拙作「川連二高吹奏楽部~ここがハーレムだと、いつから錯覚していた?」の外伝になります。本編を読まなくても大丈夫ですが、そちらを読んでいただいた方がよりお楽しみいただけます。
登録日 2018.05.01
幼稚園児の守とひかるは、降園中に謎の怪物に襲撃される。
阿鼻叫喚の園児バス。
それを救ったのは謎の少女。水色のミニドレスを纏った少女はピュリウェザーと名乗り、天候を操って怪物を撃退する。
ミニドレスの少女は、守達に憧憬を残して立ち去っていった。
そして十年の月日が流れ――
中学生となった守の前に、再び怪物が姿を現した……
登録日 2017.03.27
雑賀明日香は高校に通いながらアイドルグループでセンターを目指しレッスンに励んでいた。
憧れていた先輩にも褒められて順調に活動していたが、ある日プロデューサーの春田から個人的に呼び出しを受ける。
特別なレッスンが幕を開ける。
明日香のセンターへの道 第一部 完
登録日 2019.11.11
オンボロ古民家に一人暮らしの天願七海は、就活失敗して奨学金と訳あり借金返済に追われる崖っぷち貧困女子。
ある夜、庭先で子猫サイズの痩せた小さいおじさん(福の神)を自転車でひいてしまい、家に住ませることになる。
不思議な小さいおじさんは七海の祖母あんずさんの知り合いで、食事を与えるとご利益が授かるらしい。
そのご利益目当てにイケメン神人(かみんちゅ)青年が家に押しかけてご飯を作ったり、美少女JKに目の敵にされたり。
「私は小さいおじさん(福の神)のご利益で、貧困脱出する!!」
「福の神様、どうか僕のもとへいらしてください」
「ふたりともワシのために争わないでくれ。あれっ、もしかしてこれって三角関係?」
登録日 2017.09.08
都内のとある町、大江戸町に日本人生徒54人、外国人生徒54人の合計108人で構成されるインターナショナルスクール大江戸学園が誕生した。今年度は学校創設10周年。新入生宮本桜は姉が卒業生、兄は新3年生。兄弟そろって大江戸学園の生徒。彼女はフランスからやってきたパートナー、カトリーヌ・ローラ・ジャルダンや、小中学校時代の旧友たち、新しい仲間たちとともに学園生活をスタートさせる。大江戸学園は外国人生徒をパートナーとして学校、家で苦楽を共に三年間共にするという画期的なシステムを導入している。外国人生徒は日本人のパートナーの家にホームステイしながら学園に通う。日本にない外国のよいところを取り入れ、また日本の良さを外国人生徒に体験してもらいながら客観的に日本や世界を見ながら学園生活を送る。桜達新入生がどんな出会い、どんな出来事を体験するのか。
これから大江戸学園の新しい学園生活が始まる。
登録日 2020.12.30
登録日 2015.07.07
ダンジョン脳症にかかった妹・美雪の薬代のためにダンジョン探索業「株式会社アーバレスト」でバイトをする冬馬マモルは、池袋ダンジョン探索中に動画配信者・清水沢マサキとの有償救難の取引現場をネット上に流されて、ダンジョン探索免許の1ヶ月免停を食らう。家計難におちいるマモルにアーバレスト代理人・東城チカコから特急の仕事。ダンジョンボーグ・バトイデア(二足歩行エイ)の討伐をグレーゾーンのシェルパとして請け負う。妹の延命、そして機械竜ヒューイの食費。家族の未来を背負ってマモルは、ヒューイとともにダンジョンへ入る。カクヨムで連載中です
登録日 2023.09.01
弟ができた姉のつづる、ちょっと過激な愛の日記。
※こちらは拙作「川連二高吹奏楽部」の番外編になります。本編を読まなくてもわかるようになっていますが、本編を読んでいただいたほうが、よりお楽しみいただけます。
登録日 2015.01.15
月食の前日に話しかけてくる不思議な光の少女。微睡の中、月の明るさに目が覚める。
この物語は中学二年生の女子、天手月渚(あまてるな)が、発達障害を持った影入一磨(かげいりかずま)とスポーツ大好き佐野央樹(さのおうき)、転校生の月読花月(つくよみかづき)と共に織りなす半年間の青春ファンタジードラマです。
月美山中学校は創立25周年。25年前に流行した月食の軌跡と言う本を手に入れ、25年ぶりの皆既月食であるスーパーブルーブラッドムーンを見た夜、突然彼女に何かが起こる。そして学校では一磨が健常な生徒になる異変も……
いつもと変わらない日常なのに、一磨の異変と転校生の花月によって月渚の人生は大きく動かされていく。
そして彼女は最後にようやく心に大切なものを手に入れる。
登録日 2018.10.17
魔王の娘、アイリーンは人間界の推理小説を読んで思った。
「探偵になりたい!」
探偵に憧れ、お嬢様は謎解きを始めた。まず舞い込んできたのは魔王城で起きた連続殺人――いや、連続殺モンスター事件。
ダークエルフの執事(助手)を巻き込み、アイリーンは推理を進めていく。サイクロプスを、ドラゴンを、そしてスケルトンを殺したのは誰か。
「犯人は――この中にいる!」 一度は言ってみたいこのセリフを、お嬢様は言い放つ。
※作者はバリバリのワトソンです。ノリと雰囲気を楽しむ、いい意味で『頭を使わないミステリ』を目指しました。一緒に「な、なんだってー⁉」と言っていただければ幸いです。一話一話も短め。
登録日 2020.10.28
めんつゆは正義!
白だしは故郷!
俺の肉じゃなくて、俺の作った肉じゃがを食えーっ!
他県からは修羅の国と揶揄される、九州北部のF県。五つの暴力団が抗争を繰り広げる街で、自称・若干あまりよくない星のもとに生まれた、ごく普通の男子高校生、坂田克真(さかた・かつま)は食堂を切り盛りしている。
食堂のオーナーは、美貌の男。裏社会で名を知られた竜胆夜壱(りんどう・よいち)
生まれ育ちすら不明の、博多の夜の街を仕切っている謎めいた存在。
そんなやっかいな食堂にやってくるのは、食えば不老不死になれると噂の克真の体を狙う様々な国の妖怪・魑魅魍魎、あやかしたちと、死の世界に半分、足を突っ込んだ、やっかいな人間だけ。
克真はなんだかんだとやっかいごとに巻き込まれながらも、持ち前のまっすぐな性格で、日々を乗り切っていく。
登録日 2017.11.08
舞台は近未来。
温暖化と戦乱の末、人々は海を拠点にしていた。
内乱の末に漂流していた某国の王女――ナギが、異形の巨船――ガルーダ号に救助される。
何とか故国へ帰ろうと、船員を説き伏せるナギ。
そんな船員は、驚くことにたったの二人だけ。
乗員がほとんどいない謎の巨船、それがガルーダ号であった。
二人の乗員にしても、人間味のない曲者揃いでナギを悩ませる。
そんな二人に振り回されつつも、ナギの珍道中が今始まった!
出所不明、正体不明、目的不明の味方を引き連れて、果たしてナギは故国へ帰り着けるのか?
抱腹絶倒(作者自称)の海洋アクションコメディーがここに開幕!
登録日 2017.10.04
殺人を犯した子供に現れる不思議な傷、『聖痕』
聖痕保持者は"シスマ"という壁の中で一生を過ごし、迫害されながら生きていく。
罪を償うことも許されず、殺人者として命を狙われる。
蔑みの目に晒され生きる彼らは何を思うのか。
これは、すべてを諦めるための物語。
登録日 2019.03.02
西暦2057年。
四十八番目の都道府県として認定された巨大な人工島。通称、イデアル・フロート。
島の防衛隊員を育成する学園で、人型兵器SV(サーヴァント)のパイロット候補生である十六歳の少女サナナギ・マコトは、演習にも関わらず訓練機の脱出装置を繰り返し使ってしまう事から“緊急脱出者(ベイルアウター)”と周りに揶揄されながらも努力と根性で頑張っていく。
夢は憧れの“薔薇の騎士”が隊長を勤める〈FREES〉の一員を目指して……。
全話挿絵(自作)付き!
『人装神器ゴーアルター』と一部設定などが共通しています。
よろしければ前作もどうぞ!
http://ncode.syosetu.com/n8457ch/
登録日 2016.11.17
舞台は文明が崩壊して、中世真っ青な世界観になった未来。
とある町の代表に請われて、パワードスーツを着た主人公とメイド型アンドロイドが、住人の失踪事件解決にやってきた。
解決役を買って出たくせに、今一つ主体性のない主人公。怪力無双のアンドロイドを御しきれず、主人公は自ら騒動の種を撒いていく。
それでも何とか調査を続ける主人公であったが、単純に見えた事件は、徐々にきな臭さを帯びてきて……。
主人公とアンドロイドが騒動を巻き起こす、痛快スプラッタアクションコメディ(作者自称)。
登録日 2017.08.01
父の死後、俺は「母」を相続した。
余命宣告を受けた父は俺にこう言った。「母さんのこと頼んだぞ」病床の父の手を握るのは二十代半ばの姿の女性型アンドロイド。彼女はもう三十年もともに暮らしてきた家族だ。
父の死後「母」は次第に深刻な動作不良を起こすようになっていく……。
ある一家の愛の話。
登録日 2023.11.22
都賀楽器店・店長、都賀雅人。
バリバリ仕事をしてじゃんじゃん稼ぐ彼も、かつては演奏者になることを諦め、打ちひしがれていた時期があった。
僕には才能がない。そう絶望していた青年を救ったのは、父親のたった一言。
気が付けばシリーズいちの稼ぎを叩き出すようになっていた彼。
生きている以上はしたたかにいこう。そんな商売人の、転んでもただでは起きない話です。
※こちらは本作「川連二高吹奏楽部」シリーズの外伝になります。本編を読んでいなくても楽しめるように作っています。
登録日 2020.07.10
不遇の少女は生贄に差し出されたのですが、旦那様は優しく紳士な妖怪でした!?
柚結《ゆゆ》はお母さんと二人暮らしでした。
とても貧乏でしたが、小さな茶屋と畑作りでなんとか親子二人で慎ましく優しさにあふれた幸せな生活をしていました。ですが……。
お母さんが長年の苦労がたたって病気で亡くなってしまい、柚結はお母さんの実家に引き取られます。
そこで柚結は衝撃の事実を知らされました。
「お前は17歳になったら鬼狐《おにぎつね》様の花嫁になるんだよ」
妖怪の神の花嫁とは供物のこと。すなわち、柚結は生贄になる運命だったのです。
この村里では鬼狐神は災いや天変地異を起こすと畏れられている。
ですが、柚結は運命を受け入れます。
母の実家の待遇はとても冷遇で、日々労働に明け暮れ、楽しみなどいっさいありません。
ある雪の降る寒い日、柚結が女中仲間のためにささやかな茶菓子を作ろうと台所に立つと、従姉妹の愛子に食材と高級な髪留めの泥棒扱いをされ、17歳になる前に婚礼衣装を着せられ家を追い出されてしまいました。
ゆく宛のない柚結は、猛吹雪のなか、雪山を彷徨います。
お腹は減り、喉が乾き、寒さに体温が奪われて、息も絶え絶えです。
「もう歩けない……。私、ここで死ぬんだ。……お母さんに会えるなら、死んだほうが幸せかも……ね」
気づけば柚結は、母とよく訪れていた小さな神社の祠の前で倒れてしまいました。
目を覚ますと……。
あったかい部屋に自分が寝かせられ、あったかいお布団のなかです。
そばで柚結と同じぐらいの少年がうつらうつらと座りながら寝ていました。
どうやら柚結を看病してくれていたようです。
少年は人間ではなく、なんと鬼狐神族の長だったのです。
「柚結お姉ちゃまがお兄ちゃまのお嫁さんなの?」
「違うよ、春乃。だって柚結さんとお兄ちゃんは婚礼もしていないもの。……家に帰れないのですか? 俺は妖怪です。……それでも、柚結さんさえ良ければうちに住みませんか?」
優しい妖怪、鬼狐神族の長の陽太《ようた》と陽太の兄弟たちとの、優しくて和やかで、時ににぎやかで……心穏やかな楽しい暮らしが始まります。
……時々、思いもよらぬ甘い胸キュンが待っているかもしれません。(*´艸`*)
これは、一人の居場所のない女の子が大切にされて愛され幸せになる物語。
登録日 2023.12.13