平安時代風味小説一覧
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異世界転生したらそこは平安時代のとりかえばやの世界だった?
アラサー腐女子だった明日香サン、気がついたら平安時代の貴族に転生してた。
物心がついた5歳の時熱を出して寝込み。
夢の中で前世のキオクを思い出してみれば……。
え?
ここってお話の世界?
どうみたってわたし、とりかえばやの男の子姫の方に転生しちゃってる?
学校で勉強した平安時代とはちょこっとだけ違う気がするし間違いない?
って、男の子の身体にはなったけどやっぱり好きになるのは男の人で。
うー。わたしの人生どうなっちゃうんだろう?
▪️とりかえばや物語を題材にした異世界転生物語です。
お楽しみいただければよいのですが。。
文字数 40,070
最終更新日 2024.02.13
登録日 2024.01.14
今は昔。美濃国、国司の娘に、菫野といふ幼き姫ありけり。
野に在りて、罠にかかりし狐を助けたまふ。狐、姫の優しき心に感じ入り、その恩義に報いんと、妖しの技を持って、姫に強力を授けん。
――それから数年後。
かつて菫野の母がお仕えしていた桐壺更衣。その更衣の遺児である女二の宮、桜花内親王にお仕えしてみないかという誘いが菫野にかかる。
女二の宮は、十四歳。同母の兄、安積親王と仲良く暮らしておられるが、やはり母を恋しがっておられるとのこと。
年の近い菫野なら、姉のように接することでお慰めできるのではないか――という期待。
「絶対、ぜったいに、何があっても強力のこと、知られてはなりませんよ」
そう、母に強く念を圧されたのに。
「あなたも、十六。素敵な公達に見初められて、幸せな人生を掴み取るのです!」
なんて言われてきたのに。そのために、豪華な衣装を用意してもらったのに。
初出仕の日。「心配だから」とついてきた、狐の狐太を追いかけて木に登ってしまった宮の愛猫。それを助けるためにウッカリ強力を披露してしまい?
その上、イケメン安積親王にバッチリ見られて、笑われて?
内裏で働く女房として、美しい絵巻物のような世界で、ときめく物語のような恋をくり広げるはずだったのに! もしかしたら、素敵な公達が付け文なんか贈ってよこしてくれるかもって期待してたのに!
初っ端から、期待も希望もベッキリ圧し折られた菫野。
こんな強力女房、誰が好きになってくれるっていうのよ。
「まあまあ、ドンマイ、ドンマイ」
次があるさと、孤太が心のこもらない慰めをくれるけど。
わたしは、ここで幸せな恋をしたいの! こんな強力なんていらないのよ!
華やかな宮中でくり広げられる、平安「剛力」恋愛物語。
文字数 116,940
最終更新日 2024.01.13
登録日 2023.12.10
都の外れで、女が捻り殺された──「ねじりおに」と呼ばれ恐れられたその鬼の呪いを祓うは、怪しい面で顔を覆った男と、少年法師の二人組。
「失礼、失礼、勝手な呪いなど返して仕舞えば良いのでは?」
物理で都に蔓延る数多の呪いを"怨返し"する、胡乱な二人のバディ×異種×鬼退治録。
※カクヨム掲載の『かきちらし 仮題陰陽怪奇録』の推敲版です。
文字数 28,609
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.12.25
今は昔。竹取の翁というものあらずとも、六位蔵人、藤原成海なるものありけり。この男、時に怠惰で、時にモノグサ、時にめんどくさがり。
いづれの御時っつーか今、女御、更衣あまた候ひ給わず、すぐれて時めき給ふ者もなし。女御なるは二人だけ。主上が御位にお就きあそばした際に入内した先の関白の娘、承香殿女御と、今関白の娘で、新たに入内した藤壷女御のみ。他はナシ。
承香殿女御は、かつてともに入内した麗景殿女御を呪殺(もしくは毒殺)した。麗景殿女御は帝に寵愛され、子を宿したことで、承香殿女御の悋気に触れ殺された。帝は、承香殿女御の罪を追求できず、かわりに女御を蛇蝎のごとく嫌い、近づくことを厭われていた。
そんな悋気満々、おっそろしい噂つき女御のもとに、才媛として名高い(?)成海の妹、藤原彩子が女房として出仕することになるが――。
「ねえ、兄さま。本当に帝は女御さまのこと、嫌っておいでなのかしら?」
そんな疑問から始まる平安王朝っぽい世界の物語。
滝口武士・源 忠高、頭中将・藤原雅顕、陰陽師・安倍晴継、検非違使・坂上史人。雑色・隼男。そして承香殿女房・藤原彩子。身分もさまざま、立場もさまざま六人衆。
そんな彼らは、帝と女御を守るため、今日もドタバタ京の都を駆け巡り、怠惰な成海を振り回す!!
「もうイヤだぁぁっ!! 勘弁してくれぇぇっ!!」
成海の叫びがこだまする?
文字数 117,295
最終更新日 2023.10.06
登録日 2023.09.01
閲覧ありがとうございます(^^)
元々は擬人化から創作したキャラ達をCPさせて書いていたお話を掲載しています
では簡単にキャラ紹介。
楓(帝と呼ばれていた時期もある)厳密には、土地を守護する職に就いている。狐かどうかの確認はまだ取れていない。
黒髪が長く艶やかで、霊力を強く保っている。神気もかなり強く、タロー(杏)に神気を分け与えられる、そんな関係。帯刀して歩く癖が抜けずに、現代でも変わらず。性格は、落ち着いていて、身内に甘い傾向アリ。
タロー(杏)
楓に千年ほど前に拾われた、半妖。神気が無くなると人間の姿が保てずに、狸へと近づいていく。
なんやかんや、楓に育てられた様なもので、早く自立したいと思いつつ、離れられずに、結局は神気を分けに貰いに来る羽目に。
なかなかの苦労人ではあるものの、明るく元気で、お人好しな性格。
葵
各土地の守護職よりかなり上の
俗に言うエライ人。
そして、スゴイ人。
元は人ではあるものの
姿形、性別にとらわれない
自由そうで、そうでもない
存在。
【この2人の他のお話】
杏の臆病な恋
小雪のこたつ開き
寂寥の薄桜
文字数 39,359
最終更新日 2022.05.28
登録日 2021.08.01
記憶を無くした青年が目覚めた世界は、妖、と呼ばれる異形の存在がいる和風の異世界だった
青年は目覚めた時、角を生やした浅黒い肌の端正な顔立ちの男性にイスミ アマネと呼びかけられたが、記憶が無く何も思い出せなかった……自分の名前すらも
男性は慌てたようにすぐに飛び去ってしまい、青年は何も聞けずに困惑する
そんな戸惑っていた青年は役人に捕えられ、都に搬送される事になった。そこで人々を統べるおひい様と呼ばれる女性に会い、あなたはこの世界を救う為に御柱様が遣わされた方だ、と言われても青年は何も思い出せなかった。経緯も、動機も。
ただチート級の能力はちゃんと貰っていたので、青年は仕方なく状況に流されるまま旅立ったのだが、自分を受け入れてくれたのは同じ姿形をしている人ではなく、妖の方だった……。
この世界では不吉だと人に忌み嫌われる漆黒の髪、漆黒の瞳をもった、自己肯定感の低い(容姿は可愛い)主人公が、人や妖と出会い、やがてこの世界を救うお話(になっていけば良いな)
※攻めとの絡みはだいぶ遅いです
※4/9 番外編 朱雀(妖たちの王の前)と終幕(最後)を更新しました。これにて本当に完結です。お読み頂き、ありがとうございました!
文字数 283,556
最終更新日 2022.04.09
登録日 2020.11.27
幼い頃に神隠しに遭った小雪は、その頃に出逢った少年との再会を信じていた。兄の恭一郎は反対するが、妙齢になるにつれ、小雪は彼のことを頻繁に夢に見るようになって…。
夢の少年と兄の間で揺れる恋の結末と、小雪が選んだ世界とは?
文字数 115,559
最終更新日 2021.01.19
登録日 2021.01.11
転移したら西洋ファンタジーの異世界!?
じゃなくて微妙な和風世界でした。これって日本の平安時代じゃない?
だって第四皇子って名乗っている人が目の前に居るし?
この皇子様、イケメンなのは良いのだけれど、
めちゃくちゃ年下なのよね。はっきり言って圏外? いや犯罪?
恋愛相手にしては、色々問題有り過ぎで、どうにもこうにもならなそう。
けど、なんとかして生き延びていかないと……。
そういえばこの皇家、二百年を待たずして滅びるんだって……。
あらやだ、なんだか不吉。
けどさ、私の寿命はそんなに長くないし、あまり関係なさそうだったなって思っていたのに。
あれよあれよと不吉な事件に巻き込まれて……。
文字数 29,780
最終更新日 2020.05.01
登録日 2020.04.20
お香の名手と誉れ高い父を持つ香姫は、現実主義者+ブラコン。香道の心得がある香姫の元に、変人の宮というあだ名がある宮様、敦正から「ある事件」の捜査依頼が飛び込んできた。
「この香り、どういう意味なのか。解読できないだろうか?」
お香では一目置かれている弱小貴族の姫と、容姿端麗で地位もあるが、ちょっと特殊な能力がある宮様コンビが送る、痛快(!?)事件簿。
文字数 79,253
最終更新日 2018.03.14
登録日 2017.11.30
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