年の差夫婦小説一覧
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「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのお話から始まります。
また設定はゆるっとふわふわ、また所々に胸糞な所も御座います。
前作より最寄り読みやすく書いている心算です。
誤字脱字はどうかご容赦くださいませ。
文字数 187,534
最終更新日 2024.12.22
登録日 2020.07.24
記念すべき百代目のヴィンセント国王ウルには、ちっちゃくて可愛い妻がいる。
しかし、彼がこの幼馴染の愛娘マイリを娶ったのには、王国の創始に関わるのっぴきならない事情があった。
鬼畜面の守衛も、あらゆる可愛さを魔界に置いてきたような悪魔も、敵対している大司祭さえ、ちっちゃな王妃にかかればみんな「かわゆい!」
器は、元気いっぱいの愛くるしい幼女。
中身は、代々の国王に寄り添ってきた人智を超えた存在。
そのうんと大きな愛情に包まれた若き国王は、ただ一人の貴重なツッコミ担当。
この度初めて人間の器を得たマイリに振り回され、対価と称して時折首筋をガジガジされつつも、ウルは栄枯盛衰悲喜こもごも入り乱れる国々の狭間で祖国を守っていく。
※『新しい国王と王妃のままごとのようでいて時々血腥い新婚生活』より改題
断片漫画↓
https://www.alphapolis.co.jp/manga/894098289/376569275
文字数 168,817
最終更新日 2023.05.09
登録日 2021.10.18
クルミア王国の女王メルデス(38歳)は帝国貴族から再婚相手を迎えることとなった。
年上の公爵家の三男が婿入りして来るはずが実際に来たのは娘より若い四男のクルスで……
文字数 8,704
最終更新日 2022.02.18
登録日 2022.02.16
わけあって山村で生きてきた王女セイラには、聖なる巫女という不思議な力があった。何も知らずに暮らしていた彼女だが、ある日突然、敗戦国の姫として敵国に嫁ぐことになってしまう。
夫となった王子は見惚れるような美男子だったが愛情表現が病的で、いつでも妻と一緒にいようとする。重たい愛に疲れてくるセイラ。
彼の愛をかわしたいと思っていたのに、聖の女神は「巫女の使命は夫と真実の愛を誓うこと」などと、とんでもない神託を授けてきた。
女神の力によって王子の過去を知ったセイラは彼を懸命に愛そうとするのだが、王子の心の闇はなかなか深く……。
(過去になろうで公開していた作品です。)
文字数 70,890
最終更新日 2021.03.01
登録日 2021.03.01
永遠の愛を君に捧げんのスピンオフ?
ヘタレで一途なヒーローの父親もまたある意味ヘタレで御座いました。
シリルの両親のお話しとなります。
弱冠20歳でありながら冷徹鬼宰相補佐と異名を持つベディングトン公爵家嫡男デューク・ハーキュリーズ・アランデル。
彼には4歳年下の政略による婚約者ラングフォード侯爵令嬢ヴィヴィアン・エメリーン・カーショーがいる。
寡黙で仕事一筋のデュークには、昔から勝気でやや斜め上な性格の天然令嬢ヴィヴィアンの扱いが今一つわからず、何時も放ったらかし状態。
親友でもある氷炎の魔王と異名を持つ若きマンヴィル国王と、デュークの天敵でもありルーファスの婚約者のアレクサンドラからは「ヘタレ、役立たず!!」とほぼほぼ彼女より罵られる毎日。
ルーファス達が結婚した翌年、デューク達も周りからの薦めで結婚をする事になったのだが……。
気持ちが通じないままの二人は、長い年月を懸けて拗れたままの関係陥ってしまう。
シリル以上に、じれじれ拗らせMAXです。
一応短編を目指します。
文字数 2,927
最終更新日 2019.11.10
登録日 2019.11.08
幼い頃からの政略を含んだ婚約。相手は年齢の離れた大人の男性。
遊ぶ暇なく教育だけを一方的にされて、親友どころか友達も出来ずに相手は浮気三昧。不幸にしかならないと思える婚約なのに破棄になる事すらなかったのですが、どうして結婚した今なんですか?
いい加減我慢も限界ですので、此方にも考えがございます。
覚悟してくださいね、旦那様。
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短めで終わる予定です。スッキリとなるざまぁを目指してますので、主人公が辛辣です。
文字数 25,960
最終更新日 2019.04.22
登録日 2019.03.26
ノースウッド皇国の第一皇女であり才気溢れる聖魔導師のアレクサは39歳花?の独身アラフォー真っ盛りの筈なのに、気がつけば9歳も年下の隣国ブランカフォルト王国へ王妃として輿入れする羽目になってしまった。
夫となった国王は文武両道、眉目秀麗文句のつけようがないイケメン。
しかし彼にはたった1つ問題がある。
それは無類の女好き。
妃と名のつく女性こそはいないが、愛妾だけでも10人、街娘や一夜限りの相手となると星の数程と言われている。
また愛妾との間には4人2男2女の子供も儲けているとか……。
そんな下半身にだらしのない王の許へ嫁に来る姫は中々おらず、講和条約の条件だけで結婚が決まったのだが、予定はアレクサの末の妹姫19歳の筈なのに蓋を開ければ9歳も年上のアラフォー妻を迎えた事に夫は怒り初夜に彼女の許へ訪れなかった。
だがその事に安心したのは花嫁であるアレクサ。
元々結婚願望もなく生涯独身を貫こうとしていたのだから、彼女に興味を示さない夫と言う存在は彼女にとって都合が良かった。
兎に角既に世継ぎの王子もいるのだし、このまま夫と触れ合う事もなく何年かすれば愛妾の子を自身の養子にすればいいと高をくくっていたら……。
連載中のお話ですが、今回完結へ向けて加筆修正した上で再更新させて頂きます。
文字数 92,776
最終更新日 2019.03.06
登録日 2018.05.06
彼女の前に、道はない。彼女の後に、道ができる。
両親から様々な遺伝子と可能性を引き継いだ、最強を超える最凶な、とある女の子の「山椒は小粒でもピリリと辛い」を地でいく、(本人と一部の)笑いと(周囲の大多数の)涙溢れる、成長物語です。
【裏腹なリアリスト】の要所要所でいい味を出していた、美子・秀明夫婦の長女、美樹(よしき)が主人公の【裏腹~】スピンオフ作品。【半世紀の契約】後日談でもあります。
はっきり言ってコメディです。ちょっとシリアスだったり世知辛い話題が入っていたりしますが、コメディ以外の何物でもありませんので、そこの所をご了承の上、お読み下さい。カクヨム、小説家になろうからの転載作品です。
文字数 261,393
最終更新日 2017.12.19
登録日 2016.08.31
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