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婚約破棄。
すべてが予定通りに進んでいたのに。
その一歩目から踏み外す、いえ、踏ん付けてしまった。
あたしはもっと要領の良い人間だと思っていたのだけど。
どうしてこうなってしまったのかしら。
ふんっ。
笑いたければ笑いなさい。
変に成功してしまって、失敗してしまったあたしの物語を、……恥ずかしいから、やっぱり見ないで!!
文字数 22,562
最終更新日 2021.11.04
登録日 2021.11.04
魔が差す、というか竜に刺されたというか、ケモとギルとシロップが言っていたように、「能力者」の物語を書きました。
現代に「能力者」がいたらどうなるか、という物語です。
「空腹」は、童顔の24歳と高校生、冴木の担当と、三人の男しか出てきません。
女の子や、可愛く愛らしいコケティッシュな竜は登場しません。
読まれる方はお気をつけください。
「被害者」は、バッドエンドです。
ふあふあな獣や虫や毛玉は登場しません。
読まれる方はお気をつけください。
「理想」は、「空腹」の数日後の物語です。
「空腹」のときよりも、冴木が酷い目に遭います。
読まれる方はお気をつけください。
「家族」は、バッドエンドです。
フサフサでモフモフの尻尾の仔犬は登場しません。
読まれる方はお気をつけください。
(「家族」は9月2日に投稿します)
その内、消すかもしれませんが、投稿してみました。失礼します。
文字数 34,346
最終更新日 2021.09.02
登録日 2020.12.03
「竜の国」から850周期ほど前の物語。
「亜人戦争」から150周期。
凄惨を極めた戦いは人々の記憶から消え、ラン・ティノの存在が澎湃たる時代の幕開けを予感させます。
これは、ティノが「聖語時代」の「二人目の天才」と称えられるようになるまでの物語。
「竜の庵」から旅立ったティノは、新しく創られた学園に通い、同世代の友人たちと穏やかな日々を過ごします。
ですが、ティノには、「人生の目標」がありました。
それは、「角無し」の竜になって、力の大部分を失ってしまったイオラングリディアーーイオリの力を取り戻すこと。
イオリが力を取り戻せば、再び彼女とーー。
「努力」の才能以外は、至って普通の少年。
「聖語時代」の「一人目の天才」ファルワール・ランティノールの遺産が、ティノを「期間限定」の「特別」な存在としてしまいます。
行き詰まった時代に風を吹き込むことになる、ティノの物語。
それでは、語ってゆきましょう。
文字数 383,401
最終更新日 2021.09.01
登録日 2021.07.10
「竜の国の魔法使い」「竜の国の侍従長」の次の物語です。
王様になれなかった青年の物語。
五人で竜の国に遣って来ます。
ニーウ・アルンの要請で東域に戻るまでの、「竜の国篇」です。
冒険者として活動する五人。
「魔触」の能力を持つライルは、降り積もった心に触れてゆきます。
個々の能力の高さ故に、リシェに目を付けられてしまう一行。
暗黒竜の外に出られるようになったダニステイルの少女たちとの交流。
迷宮での新たな出逢い。
大きなことは起こりますが、劇的なことは起こりません。
小さな悩みと選択と、竜と獣の物語。
文字数 280,015
最終更新日 2020.12.25
登録日 2020.08.14
ーー人獣と獣人が優勢な大陸。
ノウ幻想団から逃げ出した、ラクン・ノウ。
冒険者となるが、団員と馴染めず、また逃げ出す。
魔物に襲われ、危機に瀕するが、魔法使いに救われる。
なぜか同行するようになった魔法使い。
ふっきれたラクンは、魔雄ハビヒ・ツブルクの遺産を狙うことに決める。
ラクンは、魔雄を騙り、絶雄カステル・グランデの居館に向かう。
人竜カステル・グランデに正体を見破られるが、ひょんなことから二人の同行者を得る。
人猫と犬人、魔法使いと、四人で遺産のある場所に向かう。
そこには、同じく遺産を狙う、ベルニナ・ユル・ビュジエ。
ラクンは、ベルニナを放っておけず、「洞穴の主」の野望を止めるために旅立つのだった。
ーーそんな彼が、あまり活躍できない、一つ目の物語です。
文字数 266,884
最終更新日 2020.06.18
登録日 2020.04.01
二竜の雷竜が御座す大地ーー「ラープ」。
亜人種が優勢な大地。人種には厳しい「ラープの地」を、旅人であるラルプは巡ってゆきます。
まずは、最初の目的地と定めた、「エルフの里」。
そこから、隣のドワーフの集落へ。
同行者を得て、人種の村へ。
更に同行者が増えて、ひょんなことからデュラハンと遭遇。
デュラハンの願いを叶えるために「双雷竜」と、そしてーー。
ラルプの旅の転機となった四つの物語をお楽しみくださいませ。
**「竜の国の魔法使い」「竜の国の侍従長」と同じ世界ですので、未読ですとわかり難い箇所もあります**
文字数 84,254
最終更新日 2020.02.24
登録日 2020.01.31
聖王国は、隣国の侵攻を許し、王様と王子様はとんずら放きました。
王城に取り残され、囮とされてしまった姫さまは、謁見の間から遁走することになります。
森と、山を二つ越えた先にある国の、婚約者の許へとーー。
猫を被りすぎて、もはや猫そのまんまーー「猫まんま」の姫さまの物語でございます。
侍りますは、傅役のクロッツェ。
魔術が得意ですので、これから姫さまで遊べるのかと思うと、楽しみで仕方がありません。
これは、姫さまが王城から遁走し、結婚相手を見つけるまでの、短いようで長い、いえ、ほんの束の間の恋愛話?
それでは、姫さまのご活躍、御覧いただけたなら幸甚にございます。
文字数 115,941
最終更新日 2020.01.31
登録日 2020.01.14
「竜の国の魔法使い」の次の物語です。
世界を滅ぼすことも救うことも出来るコウと、同等の魔力量を具えた存在が東域ーーエタルキアで生まれ、リシェ達はその対処に向かいます。
部下や悪友、ストーフグレフに英雄王と、リシェの交流の輪も広がっていきます。
風竜ラカールラカや地竜ユミファナトラを始め、多くの竜と出会います。ですが、出会えなかった竜(水竜ストリチナ、雷竜リグレッテシェルナ)もちらりほらり。
氷竜の「いいところ」を擦るところから始まる物語は、この度もリシェの心胆に負担を掛けつつ、多くの喜びを齎す、かもしれません。自身の正体、竜との関係、古竜のこと。世界の秘密に近付くことで、自らの願いと望みに心付くことになります。
「千竜王」との関係によって、魂を揺さぶられることになる少年と竜の、成長の物語です。
文字数 864,009
最終更新日 2019.11.19
登録日 2019.03.16
剣と魔法のファンタジー。ですが、剣や魔法よりも竜との交流や国の運営が主です。
竜が魔力の調整役となっている世界。何者も竜に敵わないはずが、魔法使いは竜を超える魔力量を具えて生まれてきます。
一人でいれば排斥されるが、王となればその限りではない。
暴走して甚大なる力を知られた魔法使いに、主人公の少年は、国を造ることを勧めます。
二百周期の竜との断絶。通常なら不可能であるが、冠絶たる魔法使いであれば竜との交渉が可能。
竜の狩場に赴き、少年たちは、思い掛けない出会いと、ゆくりない事実を知ることになります。
精神に魔力が溜まってしまう為、少年は魔法使いの「やわらかいところ」を刺激して、魔力を放出させます。それ故、魔法使いとは微妙な関係に。竜との関係も悩みの種に。
魔力がない、魔法が効かないという特性を持つ少年は、竜と魔法使いとの交流を経て、自身の秘密を知っていくことになります。
未熟な〝目〟の少年と、魔法使いの王様の、成長の物語です。
文字数 603,703
最終更新日 2019.03.16
登録日 2019.02.07
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