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音大でヴァイオリンを専攻しながらも、日々音楽よりも女遊びにいそしむ椎名哲朗。
彼はある合コンで目を奪われるような美人と出会うが、彼女は場の空気をまったく読めず、周囲から浮きまくっていた。実は同じ大学で『ピアノ姫』と呼ばれている音楽バカの天才ピアニスト、真山調だったのだ。
ひょんなことから哲朗は調とホテルに行くことになり、流されて一夜を共にしてしまうが――。
文字数 49,112
最終更新日 2023.05.10
登録日 2023.04.18
ヴィチェランテ王国の女王クレメンティーナは焦っていた。先日二十四歳の誕生日を迎えたのに、いまだ伴侶が決まらないのだ。ヴィチェランテは代々強い魔力を持つ女王が治めており、国の安寧のため、クレメンティーナもまた次の王女を生まなければならず、独り身では魔力も弱まってしまうと言われていた。国庫は豊かで、美貌にも恵まれているのに、結婚できない理由はただひとつ。婚約がととのうたびに、なぜか相手が不幸に襲われてしまうからだ。いつの間にか『災禍の女王』と呼ばれるようになり、ついに九回目の婚約が破談になった時、「もうよくない、俺で?」――あまりに思いがけない相手が手を挙げたのだった。
文字数 23,253
最終更新日 2023.03.23
登録日 2023.01.31
謀反で城を追われた王女アマーリア。
四年もの苦しい流浪の旅で、彼女を支え続けてくれたのは左頬に深い傷痕を持つ従者のリナルドだった。
寡黙ながらも、勇敢で、誰より忠実なリカルド。
いつしかアマーリアは誰よりも忠実な彼に惹かれていくが、追跡の手が間近に迫ってきて――。
* アマーリア・ルチア・ディ・レマルフィ
城を負われたレマルフィ王国の王女
* リナルド・カルヴィーノ
顔に大きな傷跡がある騎士
文字数 10,018
最終更新日 2023.02.13
登録日 2023.02.12
野獣? それとも極道?
とんでもない美形なのに、妙に迫力があって、そのくせコーディネートセンスは皆無。
そんな彼のお見合いを成功させるのが、ローマの百貨店で働く私に課せられたミッションだった。
不愛想で、近寄りがたくて……とにかくハードル高過ぎです!
それでもお客様を放っておくわけにはいかなくて――。
「俺と結婚してください!」
「えっ?」
「いろいろ練習させてほしいんだ」
お見合いの、そして結婚生活の練習?
断りきれずに始まった関係で、あくまで仮の夫婦だったはずなのに……。
桐島亜美(きりしま あみ)
ローマの高級百貨店に出向中の販売員
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東野林太郎(ひがしの りんたろう)
スイスの製薬会社に勤める研究者・実は日本のトップ製薬会社の御曹司
文字数 61,131
最終更新日 2022.03.30
登録日 2022.01.30
「千晶がいつも笑顔でいられるよう、僕のすべてを捧げる」
出会った相手は、イタリア貴族の血を引くハーフの世界的ピアニスト。
五歳年下の彼は少し子どもっぽいけれど、いつもがんばってリードしてくれて、笑顔がとびきり優しくて、その視線はまぶしいくらいまっすぐで――。
わけあって幼い甥を育てる看護師の千晶。
本当なら出会うはずもない存在なのに、二人の未来が重なるはずないのに……どうしてこんなに胸が苦しいんだろう?
秋風にのって、アンジェロと千晶の協奏曲(コンチェルト)が優しく紡がれていく。
*r-18シーンがある場合は、目次に「r-18」マークがつきます。
文字数 63,631
最終更新日 2021.03.13
登録日 2021.01.22
「おお、聖乙女様がお目覚めだ!」
吉崎真由利は二十五歳。
仕事と恋に悩む幼稚園教諭。
絶賛落ち込み中の自分を励まそうとブレスレットを買ったところ、いきなり失神して異世界に引きずり込まれてしまう。
やがて目覚めると、十八世紀風の騎士の格好をした四人の美形男子に囲まれていた。
「ここはどこ? 聖乙女って何? ていうか、あなたたち誰?」
状況を理解できず、パニック状態の真由利に、騎士たちは国難を救うため召還したのだと説明する。
彼らは、善の魔法を操る王国ガイゼンを守護する封魔騎士団の四騎士だった。
正義感の強い小柄女子と、素直になれない騎士団長との、不本意な溺愛物語。
* こちらは他サイト様でも連載中(r18シーンなし)です。
文字数 3,470
最終更新日 2021.03.04
登録日 2021.02.14
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