倉澤　環（タマッキン）

猫についてポツリポツリと書いていきます。

それぞれに悩みを抱えたたまごたちが猫と出会い、素敵な色と心をプレゼントされます。 でも、自分の力を全てあげてしまったねこは、パッタリと倒れてしまいます。 たまごたちと猫のあたたかいお話です。 短い短いお話です。

父の介護、何回にもわたる転居による転校で、自分の夢ややりたい事を諦めてきた主人公『空』。 　中学校三年生で転校した空は、家から近いという理由で、超進学校に進学する。 　入学式で出会った上級生『加藤茜』の積極的なアプローチで付き合うことになるが、茜の明るさや、自分との共通点を知ることで、空は茜にどんどん惹かれていく。 　そんな時、父母の部屋にバットが投げ込まれるという事件が起きる。警察に通報した方が良いという空に対し、父母は頑なにそれを拒絶するのだが、それには理由があった。 　空にとって許しがたい事件は、誰にとっては忘れがたい事実だった。

糖尿病、人工透析、脊柱管狭窄症など病のデパートの彼の介護記録です。

僕と雅美は、付き合って1年記念の旅行へ出かけた。 そこで、スマートフォンを見ながら笑う不思議な女性と出会う。 僕と出会う時、いつも彼女はスマートフォンを見ていた。 しかし、その画面に映っているものは。

幼いころ、陰口を言う母の口から不気味な蟲が這い出てくるのを見た男。 それから男はその蟲におびえながら生きていく。 そんな中、偶然出会った女性は、男が唯一心を許せる「蟲を吐かない女性」だった。 徐々に親しくなり、心を奪われていく男。 しかし、清らかな女性にも蟲は襲いかかる。

全て会話文で進行します。 愚者はこれから旅立つもの。 無鉄砲にも感じる無邪気さで新たな場所を求めて出発し、隠者は過去の経験を見つめ直すため、俗世から離れていこうとしています。 そんな二人が森の中で出会い、それぞれの考えを話します。

人気絶頂にも関わらず、突然引退すると告げる作家。 必死で引き留める担当に、自分がなぜ作家になったのかを話し出す。 実は自分が今まで発表してきた作品は、自身のものではないという。 今まで発表してきた天才的な小説は誰のものなのか。 なぜ森山は引退しなければならないのか。 ちょっと怖いお話です。

子供たちにとって、思い出がたくさん詰まった『ぎんなんの木』 ある日、区画整理のため、ぎんなんの木が切られることになってしまいます。 子供達は寂しい気持ちを抱えながら、最後のぎんなんを拾います。 そして、その日がやってきました。

勉強もスポーツも万能の優。しかし、昔の卒業生「でんすけ」の記録には勝てない。全ての競技で一位を取り、どんな競技にも記録が残る不思議なでんすけ。でんすけとはどんな人物だったのかを校長に尋ねた優は、村に起こった危機と、それを救った若者と少年の物語、そして村長の家系に伝わる秘密を知る。