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【無自覚の天才を溺愛したボカロPは、いつの間にやら執着されていました】
南波恭平(なんばきょうへい)は高校生ながらボカロPとして楽曲制作をしている。
入学して最初の授業で聞こえてきた声に、一瞬で虜になる。
その瞬間から、声の持ち主である河瀬響(かわせひびき)は特別な存在となった。
なるべくなら他人と関わりたくないと考えて避けている恭平は、響を毎日目で追わずにはいられないし、彼のために曲も書き始めた。
遠くから眺めているだけで十分で、勝手に曲を作って投稿しているだけで満足だった。
そのはずが、響との距離が縮まるにつれ、もっと親しくなりたいと願い始め、果ては曲を聞いて欲しくなり、その痺れるほどの声で歌ってくれないものかと夢に想い始める。
成人指定描写はありますが、最後の方です。予告なくきます。すみません。
文字数 109,700
最終更新日 2024.11.20
登録日 2024.10.31
公爵令嬢であるエマ・ヴァロワは、最高の結婚をするために幼いころから努力を続けてきた。
そんなエマの婚約者となったのは、多くの人から尊敬を集め、立派な方だと口々に評される名門貴族の跡取り息子、コンティ公爵だった。
夢が叶いそうだと期待に胸を膨らませ、結婚準備をしていたのだが──
「おそろしい女……」
助けてあげたのにも関わらず、お礼をして抱きしめてくれるどころか、コンティ公爵は化け物を見るような目つきで逃げ去っていった。
なんて男!
最高の結婚相手だなんて間違いだったわ!
自国でも隣国でも結婚相手に恵まれず、結婚相手を探すだけの社交界から離れたくなった私は、遠い北の地に住む母の元へ行くことに決めた。
遠い2000キロの旅路を執事のシュヴァリエと共に行く。
仕える者に対する態度がなっていない最低の執事だけど、必死になって私を守るし、どうやらとても強いらしい──
しかし、シュヴァリエは私の方がもっと強いのだという。まさかとは思ったが、それには理由があったのだ。
文字数 129,234
最終更新日 2024.09.19
登録日 2024.08.31
人好きのする端正な顔立ちを持ち、文武両道でなんでも無難にこなせることのできた生田雅紀(いくたまさき)は、小さい頃から多くの友人に囲まれていた。
しかし他人との付き合いは広く浅くの最小限に留めるタイプで、女性とも身体だけの付き合いしかしてこなかった。
偶然出会った久世透(くぜとおる)は、嫉妬を覚えるほどのスタイルと美貌をもち、引け目を感じるほどの高学歴で、議員の孫であり大企業役員の息子だった。
御曹司であることにふさわしく、スマートに大金を使ってみせるところがありながら、生田の前では捨てられた子犬のようにおどおどして気弱な様子を見せ、そのギャップを生田は面白がっていたのだが……。
これまで他人と深くは関わってこなかったはずなのに、会うたびに違う一面を見せる久世は、いつしか生田にとって離れがたい存在となっていく。
【続編】
「その溺愛は行き場を彷徨う……気弱なスパダリ御曹司は政略結婚を回避したい」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/911896785
文字数 75,431
最終更新日 2024.07.27
登録日 2024.07.20
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