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「世界の危機」にそなえて厳しい修行に耐え聖女となったリリア。
だが「世界の危機」はいつまでたっても訪れず、仕事はひと月に一度・国の式典で祈りをささげることだけ。なまけ者なリリアは「こんな生活も悪くはないわね」と部屋で恋愛官能小説を読みながらのんびり過ごしていた。外では完璧な聖女を貫き、ズボラな本性を知る幼馴染であり護衛騎士のゼロにはため息をつかれつつ、このままの生活が続くと思っていたのだがーー?
ある日、「国を守るため、東西南北の辺境伯の元に向かい、彼らに『祝福』をあたえてもらいたい」と王命が下る。『祝福』の内容を『性的な内容』と知らないリリアはあっさりと引き受けてしまい、内心穏やかではないゼロと共に辺境伯たちの元へと旅立つことになるーー
文字数 2,304
最終更新日 2025.01.12
登録日 2025.01.12
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