田古みゆう

田古みゆう

田古みゆう(タゴミユウ)と申します。 ずっと、自分の中の物語を形にしたいと思っていました。 その思いは、どれだけ年月が経っても変わりませんでした。 だから、思い切って書き始めます。 目指すは、完結!!
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 見習い学校を卒業して、正式に魔女になったばかりの新人魔女リッカは、就活解禁日となったその日、いくつかの求人票が貼り付けられた掲示板を睨みつけていた。 「おっ? どうした嬢ちゃん? 職探しか?」  就労斡旋所の所長ジャックスは、そんなリッカの姿を見かけ、声をかける。  新人魔女リッカの希望就職先は、森の中の工房。そこでのんびりと見習い仕事をしながら、実習に明け暮れる日々を送ることがリッカの希望だった。  しかし、そんなに都合の良い就職先を見つけることは出来るのか?  新人魔女のほのぼの(?)スローライフが始まります。 ※表紙画像及び挿絵は、フリー素材を加工使用しています。
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小説 5,791 位 / 193,799件 ファンタジー 944 位 / 44,502件
文字数 363,033 最終更新日 2024.11.21 登録日 2023.11.26
“ このたびは、多くの企業から弊社へご応募頂き、誠にありがとうございました。”  そんな定形文で始まる不採用通知。通称「お祈りメール」。そのメールを見た瞬間、俺の中で何かが崩れる音がした。  気がついたら俺は電車に乗り、東京行きの新幹線に乗っていた。何も考えずに行動していた。  これからどうしようか……。  いつもの習慣でスマホを取り出して、求人サイトを開くと、先程の会社以外からもメールが何件か届いていた。その全てが不採用を告げる内容だった。面接に行ったところもあったのだが、結果は全滅。  やっぱりダメなのか……。  そう思いながらため息をつく。  そんな俺を絶望の淵から引っ張り上げてくれたのは、久しぶりに再会した旧友の山本大地だった。  崖っぷちからの成り上がり、成功なるか!?  お仕事エンタメ、スタートです!! ※表紙画像及び挿絵は、フリー素材を加工使用しています。
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文字数 8,007 最終更新日 2023.11.25 登録日 2023.11.18
 果たして、演じるとはどういうことなのか。 「……わかった。やろう。君の言うとおりにする」  僕がそう答えると、彼女は心底ほっとしたように詰めていた息を吐き出した。そして、僕の手を両手で包み込むようにして握る。 「ありがとうございます」 「いいんだ。でも……」 「でも?」 「いや、なんでもない」  首を傾げる彼女に、僕は微笑みかけた。 「大丈夫だ。きっとうまくいくさ」  彼女は一瞬きょとんとした空気を放ってから、小さく吐き出すように笑った。 「ふふっ。はい」  笑ったように感じた。彼女の顔は無表情だった。まるで仮面を貼りつけたような無表情。けれど確かにそのとき、彼女は笑っていた。 ※表紙画像及び挿絵は、フリー素材を加工使用しています。
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文字数 8,001 最終更新日 2023.11.17 登録日 2023.11.10
 --人のものを取ってはいけない  それは、誰もが小さな頃に教えられること。もちろん私も親からきっちりと教えられてきた。しかし、今、私はその教えを全く守っていない。  クッションから顔を離し、ぷはぁと息を吐いた私は口元をだらしなく歪ませて、クッションのファスナーをジジジと開けた。口が開いた瞬間、押し込められていた匂いが微かに匂い立つ。それがまた私の口元を緩ませる。  開いたクッションの口から覗くのは、今日の戦利品。私のお気に入りの匂いがする、真っ赤なパンティと女児用のピンクの綿のパンツ。  そう。私は、筋金入りの下着泥棒だ-- ※表紙画像及び挿絵は、フリー素材を加工使用しています。
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文字数 8,001 最終更新日 2023.11.09 登録日 2023.11.02
タイムカプセルって、ちょっと怖い……  高校を卒業してから十年目の今年、SNSで同窓会開催の知らせを受けた。  巷では、同窓会で焼け木杭に火が付くなんて話もあったりするが、俺には焼け木杭どころか、新品の杭さえあった覚えがない。クラスのマドンナと再会して「実はあの頃、私……」なんて、心ときめくイベントが発生することもまず考えられない。  同窓会というイベントがただの億劫な集まりになりそうで、気持ちは不参加に傾きかけていた。  しかし、同窓会にてタイムカプセルの開封を行うという。そのイベントに釣られて、同窓会への参加を決意した佐藤伸吾だったが……
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文字数 8,001 最終更新日 2023.11.01 登録日 2023.10.25
想いあっているのに、愛の証である指輪だけを残し、別れを選択した彼女。彼女がぼくのそばを離れた理由は? ……これは、その離れてしまった彼女を思い続ける、とある男の話です──。
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文字数 8,001 最終更新日 2023.10.24 登録日 2023.10.17
友情って何でしょうか? 「ずっと仲良しだよっ!!」 「私達、一生友達だよね!」  いつか聞いたそんな言葉が頭をよぎり、私はフッと鼻で笑った。女の友情は、脆くて薄っぺらい。私はもう、そんな不確かで頼りないものに振り回されるのは御免だった。   女子は群れるのが好きな生き物だ。  そんな思いから、ぼっちを避けるため、内心思うところがあってもそれを隠し、友達付き合いを続けてきた私にある決断をさせたのは、凛華が言ったという言葉だった。 『あの子、友達いたんだ』  その言葉が、私に友達との縁を切る決断をさせた。 ※表紙画像及び挿絵は、フリー素材を加工使用しています。
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文字数 8,042 最終更新日 2023.10.16 登録日 2023.10.09
あなたは、オンライン生活を辞められますか? オンライン生活にどっぷりと浸かっていたのに、そんな生活にピリオドを打った。果たして、その理由は?
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文字数 22,021 最終更新日 2023.10.08 登録日 2023.09.15
 社会人になって三年目の矢城明日花も今では仕事にも慣れてきて、それなりに企画営業という仕事をこなしている。ようやく自分なりにやりがいを感じられるようになってきた。  そんな明日花と仕事のコンビを組むのは、一年先輩の八木史郎。仕事に対してはいつもやる気のない態度だが、やる時はやる八木のことを明日花は信頼している。  二人が織りなすドタバタお仕事ライフの行方は如何に!?
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文字数 154,774 最終更新日 2023.09.14 登録日 2023.04.13
 毎年、ピンクの花びらが舞い散る季節になると、必ず同じ夢を見る。もう何度目になるだろうか。だけど、何度見ても変わらない。あの夢の結末はいつも同じだった。  僕の伸ばした手が彼女に触れることはなく、彼女は泣き笑いのような表情を浮かべたまま。  夢の中に出てくるあの子が誰なのか、僕には分からない。だけど、あの子が夢の中の僕にとって特別な存在なのだということは分かる。  彼女の涙を拭うことが出来なくて悔しいという思いを抱いて目覚める度に、胸の奥がきゅっと締め付けられるような感覚に襲われる。それが夢に振り回されているみたいで、嫌だと思う。だから、僕は春という季節が、桜という花がいつからか好きではなくなった。  机の上に頬杖を突いてぼんやりと窓の外を眺めていると、ふわりと風に乗ってピンク色の花びらが飛んできた。ひらりと目の前を通り過ぎるそれに誘われるように目線を動かすと、誰もいないはずの校庭に人影を見つけた。  その姿をぼんやりと見ていた僕だったが、次の瞬間に僕は目を大きく見開いた。心臓が大きく跳ね上がる。  そこには――あの子がいた。
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文字数 8,040 最終更新日 2023.04.12 登録日 2023.04.05
SF 完結 短編
 あの日を境に僕たちの生活は変わってしまった。僕たちはスコアを取ることに必死になった。どうしてあんなものが落ちてくるのか。そんなことはもうどうでも良かった。ただ僕たちは、自身が高スコアとなることを目指して、少しでもスコアを伸ばそうと空を見上げるようになっていた。  世の中は学歴社会だった。ランクとしては、大学を卒業した者を平均水準として、以下、専門学校で専門的な知識を学んだ者、高校を卒業した者、義務教育課程まで終えた者と人々のランクは下がっていく。さらに、それぞれの学歴においても、偏差値があり、最終学歴に到達するまでにどのような学歴変遷をたどっているかによって、人々はそれぞれを暗黙のうちにランク付けしていた。  誰もがこんな社会はおかしいと思いつつも、それでもそれを覆すだけの力を持たず、ただただ似非学歴社会に甘んじるしかなかった。  ある日、そんな学歴社会を覆す出来事が起きる。  空から数字が落ちてきたのだ。
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文字数 8,030 最終更新日 2023.04.04 登録日 2023.03.28
 寝苦しい熱帯夜。織子は寝ることを諦めて、夜の散歩へと繰り出す。  規則正しく聴こえる波音だけが遠くに聴こえる街の中をのんびりと歩き、小高い丘の頂上へと辿り着くと、丘の上に広がる向日葵畑の端に備え付けられたベンチで、のんびと空を見上げていた白鳥に声をかけられた。 「眠れないのかい?」  空を見上げたまま、優しく問い掛けてくる白鳥のそばへ歩み寄りながら、織子はコクリと頷いた。 「ええ。寝苦しくて。少し夜風に当たろうと思ったんです。それに、もうじきかなとも思ったので」 「ああ。そっか。でも、今日は無理みたいだよ」  困ったように眉尻を下げた白鳥の言葉に、織子は、軽く肩を落とす。 「期待して来たのかい?」 「いえ。今日は、月が明るいですから。そんなには」  視線を黒い海へまっすぐ投げながら、織子はかぶりを振った。 「でも、そろそろかなとは思っています」  海を見たまま、静かに言葉を交わす、織子と白鳥。夏の夜に向日葵畑で、二人が待っているものとは。
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文字数 8,048 最終更新日 2023.03.27 登録日 2023.03.20
「ねぇ、ミキ。今日どう?」 「うん。いいよ。ミカ。いつからにする?」  双子のミカとミキは、今日もどうやら悪巧みを考えているみたい。  二人はとても仲が良く、いつだって一緒。毎朝、お揃いの服を着て、お揃いの髪型にする。一緒に歯を磨き、一緒にミルクを飲む。いつでも何でも一緒の二人。だから、周りの人たちは、なかなか二人を見分けるのが大変。それで、ついつい二人を纏めて呼んでしまう。  ママは、二人を纏めて呼ぶ。 「ミカ、ミキ。そろそろ出かける時間よ」  近所のおばさんたちも、いつも二人を纏めて呼ぶ。 「おはよう。ミカちゃん、ミキちゃん」  学校の先生たちも、二人を纏めて呼ぶ。 「ミカちゃん、ミキちゃん。今日も仲良しね」  そんな時、二人は手を繋いで、合わせたように頷いてみせる。  二人のシンクロぶりに、誰も二人を別々に見ようとしない。だから、いつからか二人は時々入れ替わってみる事にした。ミカがミキに。ミキがミカに。どっちがどっちでも、呼ばれるときは一緒なのだから、大したことじゃない。
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文字数 8,025 最終更新日 2023.03.19 登録日 2023.03.12
 ポツ……  雨だ。  頬に落ちてきた一粒の水滴に誘われて、私は空を見上げた。  傘はない。本格的に降り出す前に自宅へ戻ろう。  私の歩みを追うように、雨が私を追いかけてくる。雨音に急かされるかのように、私の靴音も、次第に高く早くなる。  ポツ、ポツ、ポツ……  自宅まであと数メートルというところで、地面にできるシミの数が増えてきた。  あと少し。なんとか間に合って。  私は、堪らず駆け出した。  このくらいなら、まだ大丈夫。
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文字数 8,025 最終更新日 2023.03.11 登録日 2023.03.04
「今すぐアイツを呼べ!」  秘書室に隣接する扉が開けられ、突然そう命じられた新人秘書の森坊丸と力丸。 「申し訳ありません。アイツとは一体、どなたのことでしょうか?」  決死の覚悟で、そう聞き直してみたが、返ってきた言葉は、全くもって答えになっていなかった。 「アイツだ。アイツ。いつもの奴を呼べ」 「はぁ……ですから……一体どなたを?」  途方に暮れる坊丸と力丸。  それでもやるしかないと、新人秘書二人は奮闘する。  果たして二人は、アイツを呼ぶ事ができるのか?  新人秘書二人が織りなすドタバタ痛快コメディ。
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文字数 8,079 最終更新日 2023.03.03 登録日 2023.02.24
 見渡す限り、白と青の世界。天界の最下層にある庭園《ガーデン》。  この庭園《ガーデン》で暮らす未満天使(Noel《ノエル》)のアーラは、庭園《ガーデン》でいつものように開花儀礼に立ち会った後、庭園《ガーデン》を取り纏めている司祭に呼び止められ、庭園《ガーデン》に唯一聳え立つ大樹《リン・カ・ネーション》の異常を告げられる。  大樹《リン・カ・ネーション》の異常は、時が来たことの知らせだと言う司祭の言葉に従い、Noel《ノエル》のアーラは、下界で「ある事」を学ぶことに。  しかし、何を学べば良いのか司祭にも分からないまま、Noel《ノエル》のアーラは、下界で15歳の少女、白野つばさとしての生活をスタートさせる。  Noel《ノエル》のアーラは、一体何を学び、どのように大樹《リン・カ・ネーション》の異常を解決するのか。
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文字数 118,681 最終更新日 2023.02.23 登録日 2022.10.26
 社長の思いつきで始まった新事業の責任者に抜擢された俺は焦っていた。  突然の内示で新事業推進部の部長になった俺。この俺が、部長? 自分で言うのもなんだが、仕事の出来ないこの俺が?  小さな丸眼鏡を掛けた小太りな男、神宮寺と二人で社長から突きつけられた無理難題に立ち向かう。  社長の決めた期限まであと1ヶ月。俺は今焦っている。
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文字数 8,048 最終更新日 2022.10.25 登録日 2022.10.18
タクシーを運転する私は、日々、往来している人々を見ては、その人のその先を妄想することを楽しんでいた。 この日も、駅からタクシーに乗車しようとしていた、シルバーカーを押したご婦人を乗せようとした矢先、慌てた様子の女子高生がご婦人のシルバーカーに足を引っ掛け転んでしまった。 幸い両者は大事には至らなかったが、彼女は転んだ拍子に膝を擦りむいたようだった。 しかし、彼女は、傷を気にするそぶりも見せず、その場を走り去ってしまう。 一体、彼女は、何故そんなに急いでいたのか。
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文字数 8,005 最終更新日 2022.10.17 登録日 2022.10.11
あいつのためにタイムリープをする。 しかし、いつもと同じように眩しさを放つ太陽は、どんなに足掻いたところで、不変は存在するのだと思い知らせるために、いつもそこに有り続け、俺がその事に気がつくのを待っていたかのようだった。
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文字数 8,030 最終更新日 2022.10.10 登録日 2022.10.04
箱庭の崩壊を防ぎ、正しく導くには…… 「あなた。ちょっと、そこのあなた」  室内に響いた先生の声に顔を上げると、僕を見ている先生の視線と僕の視線がぶつかった。  先生の視線を受けつつ、僕は自分の鼻先をさし、自身が呼ばれているのかをジェスチャーで確認する。僕のそのしぐさに、先生は大きく頷くと手招きをしてみせた。 「そう。あなた、あなたです。私に付いていらっしゃい」  先生に連れられてやってきた部屋。自分の名前と同じ呼び名で呼ばれているその部屋で、僕は箱庭の世話をすることになった。
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小説 193,799 位 / 193,799件 児童書・童話 3,641 位 / 3,641件
文字数 8,023 最終更新日 2022.10.03 登録日 2022.09.27
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