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「セラフィーナ・ラガザハート。汝は男でありながら聖女の地位に就いた。それはこの国の法、ひいては国そのものを欺いた重罪である。よって汝に死刑を言い渡す」
いきなりではあるが、聖女セラフィーナ・ラガザハートは死刑となってしまった。彼女は男の娘でありながら、本来は女性にのみ与えられるはずの聖女の座に就いてしまったからだ。聖女とはとても神聖なものであり、性別を偽ってその座に付くなど神への冒涜も同義なのである。故に、彼女は死刑になるより他になかった。
ギロチンが下ろされ、首が吹き飛ばされる。しかしその直前、不思議な光に身体が包まれ、セラフィーナは意識を失ってしまう。やがて眩しい光が消え、次に目を覚ましたのは、どこか見覚えのある教会。どうやら、聖女に就任したあの日に戻っているらしい。
ラッキー!これなら生き延びられるかもしれない!早速聖女を辞退して……って、ちょっと待って?既に自分は聖女になってしまっているではないか!!!!!!
という事は、ぼーっとしていたらまた死刑になってしまう!なんとか死ぬのを回避しなくては!これは、そんなデスエンドを回避する為に奔走する男の娘聖女セラフィーナと、それを取り巻く友人達とのドタバタハラハラコメディ物語である。
文字数 170,975
最終更新日 2021.07.26
登録日 2021.02.19
「ソフィ・ボワギルベール!お前は女なんだから、ボディビルなんかするな!筋肉は男についてこそなのだ!」
「うるせぇぇえええええ!!!!!黙れ!!!!!」
「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!」
令嬢、ソフィ・ボワギルベールは憤慨していた。この世界は何故、女性ボディビルダーが理不尽な目に合っているのかと!確かに女性は男より筋肉のつきが悪い!筋肉ムキムキだと男ウケが悪いとか言われる!でも、それはおかしいだろ!鍛え上げられた肉体は男女問わず美しいはずだ!!
しかし、実際はそうでは無かった。鍛えた女が嫌いな男性ボディビルダーによる、女性ボディビル狩りが横行し、女性達はプロテインが飲めなかったり、ジムが使えなかったりと散々な目に会っていた。そして、その魔の手がソフィにも忍び寄り…あとは上の通りです。
「もう我慢ならん!こうなったら、私が世にはびこる男性重視な馬鹿筋肉野郎を全部ぶっ潰して、女性ボディビルダーの正しさを世に知らしめてやる!!」
こうして彼女は立ち上がった!さっきボコボコにした男の返り血を浴びまくった黒いスカーフをその腕に巻いて!さあ、行くぞソフィ!筋肉ムキムキ令嬢の力を男どもに知らしめ、女性ボディビルダー達を救い出すのだ!!
文字数 15,828
最終更新日 2021.01.18
登録日 2021.01.18
文字数 3,955
最終更新日 2020.04.02
登録日 2020.04.02
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文字数 1,113
最終更新日 2019.06.20
登録日 2019.06.20
勉強もそこそこ、運動もそこそこ、人間関係もそこそこ。何もかも中途半端だけど、小説を書くのは大好き。そんな作家志望な高校生、吉住は、ある日喫茶店で一人の女性に出逢い、彼女に小説の執筆を協力してもらう。それがきっかけで、二人はお互いの事を少しずつ知ろうとしていく。ドタバタライフの作家ラブコメディ。
文字数 39,894
最終更新日 2019.05.12
登録日 2019.04.25
アイルランドに存在する妖精、ファー・ジャルグの話を元に、作成した話です。本来は絵本として作成したものなので、非常に短い作品です。
ある北の国の話。北の国の森には、真っ赤な帽子と真っ赤なマントを羽織った不思議な精霊、ファージャルグがいるのです。彼は度々人の前に姿を現して、いたずらをするのですが、旅人が森で迷ったりしている時は助けてあげたりします。そんな精霊と、ある二人の男のお話です。
文字数 2,870
最終更新日 2019.04.06
登録日 2019.04.05
不幸にも殺人犯から他人を庇って死んでしまった、正義感の強い少年、河部智也。しかし彼はその功績を認められ、異世界で第二の生活を送る事を女神に認められる。しかし彼に与えられた役割はなんと壁役で…?最強ガーディアンが全て守り抜く!コミカル?異世界ファンタジー!
文字数 204,124
最終更新日 2019.04.04
登録日 2018.08.26
短編小説です。ソーシャルゲームの現状について、面白可笑しく描いて見ました。暖かい目で読んで頂けると幸いです。一話おおよそ1000文字で構成しています。手軽に読めると思います。
明治時代、夏。「私」は自分の通勤路に美術館が建っている事に気付く。一際変わった彫刻館に、「私」は心惹かれて行くが果たして…?
文字数 6,429
最終更新日 2018.12.02
登録日 2018.12.02
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