響 蒼華

響 蒼華

ほそぼそと連載をしていきたいと思っています。 頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 感想など頂けると大変励みになります。
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―その華は、虎の帝の為にこそ かつて、力ある獣であった虎とそれに寄り添う天女が開いたとされる国・辿華。 当代の皇帝は、継母である皇太后に全てを任せて怠惰を貪る愚鈍な皇帝であると言われている。 その国にて暮らす華眞は、両親を亡くして以来、叔父達のもとで周囲が同情する程こき使われていた。 しかし、当人は全く堪えておらず、かつて生き別れとなった可愛い妹・小虎と再会する事だけを望み暮らしていた。 ある日、華眞に後宮へ妃嬪として入る話が持ち上がる。 何やら挙動不審な叔父達の様子が気になりながらも受け入れた華眞だったが、入宮から十日を経て皇帝と対面することになる。 見るものの魂を蕩かすと評判の美貌の皇帝は、何故か華眞を見て突如涙を零して……。 変り行くものと、不変のもの。 それでも守りたいという想いが咲かせる奇跡の華は、虎の帝の為に。 イラスト:佐藤 亘 様
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小説 780 位 / 184,985件 キャラ文芸 8 位 / 4,368件
文字数 30,223 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.18
『エッカート侯爵家には魔女が居る』 19世紀、女王の統治のもと繁栄する大英帝国。 ロンドンより離れた場所に存在する、エッカート侯爵家。 日本びいきの変わり者と評判の侯爵の城には、ある噂がある。 『エッカート侯爵家には魔女が居る』 東の国より来た、死者と語らう力を持つ恐ろしい魔女が居るのだという。 そんな侯爵家の敷地にある古い塔の下にて、一人のメイドが死んでいるのが見つかった。 自殺とされた彼女の死を皆が沈黙に覆い隠そうとしているなか、城は招かれざる客を迎える。 閉ざすような雨の下、魔女は溜息をつき、少女は顔を曇らせた。 そして、死者は失われた愛を取り戻し、笑う――。 ※現代では女性蔑視や障害者差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。 イラスト:雨神 あきら 様
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小説 2,790 位 / 184,985件 ホラー 41 位 / 6,787件
文字数 10,004 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.18
―あるところに、王子と妖精がおりまして 童話の王国と讃え称される美しい王国がありました。 王国には、愛され、祝福された素晴らしい王子がおりました。 その名づけ親であるフェアリー・ゴッドマザーと呼ばれる妖精は、気高い娘を選び出し。 王子の花嫁たるに相応しい『真実の乙女』として、王子の元へ導くのです。 それは、王国中の乙女たちが憧れながら語るおとぎ話。 しかし。 何故か、最近『乙女』が量産されているのです……。
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小説 6,749 位 / 184,985件 恋愛 2,970 位 / 56,197件
文字数 8,509 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.05.18
旧題:明治あやかし戀草紙 槿花は狐に抱かれ夢綴る 動乱を経て世は変わり、時代は明治。 眞宮子爵の令嬢である奏子は、人々に淑やかで美しい理想の令嬢と言われながらもある秘密を抱えていた。 それは、巷で流行する恋愛小説の作者『槿花』であると言う事。 名家の令嬢が作家をしている事がわかれば騒動どころではない。それ故に必死に綴る情熱と滾る妄想を抑え、令嬢らしからぬ素に特大の猫を被っていた。 何れ婿を迎える為に、何時か書けなくなる時が来るのを諦めながら居たある日のこと。 夜会にて出会う憧れの美男美女が、ある出来事から千年を生きる天狐の姉弟であると知ってしまう。 姉は奏子の小説のファンであると言い、奏子が何れ執筆できなくなる日が来ることを知ると、何と弟を婿として差し出すと言う。 弟は嫌がっているし冗談と思っていたものの、気が付けば祝言の日を迎える事になっていた……。 ※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。
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小説 121 位 / 184,985件 キャラ文芸 2 位 / 4,368件
文字数 135,713 最終更新日 2024.05.17 登録日 2023.03.20
ささやかな願いなのです けれど、大切な願いなのです わたしの、初めての願いなのです ただ、このひとと共に居たいのです……―― 地方に未だ強い迷信が残る山村・瀬皓。 その有する土地には山があり、その山には強大な力を持つあやかしが住んでいるとされていた。 ある時から、村に原因不明の疫病が流行り、神隠しが起きるようになり、原因である山の大蛇を鎮める為に贄を差し出して許しを請うのだという事になる。 村長の娘・初穂が贄として向かった山の祠、そこに現れたのは何とも大人しそうな線の細い青年だった。 獰猛どころか陰気で弱気ですらある青年・玖澄。 彼は初穂を見ると花嫁として歓迎の意を露わにする。 そして、どういう事かわからぬうちに彼の屋敷へと連れていかれ、嫁御寮して愛され大切にされる事になる。 だが、初穂はある『使命』を帯びていて……。 ――あやかしの命を狙う贄と、贄を愛し慈しむあやかしの、不思議な物語。
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小説 13,687 位 / 184,985件 キャラ文芸 134 位 / 4,368件
文字数 119,504 最終更新日 2024.04.28 登録日 2024.04.01

大正石華恋蕾物語

レンタル有り
■一:贄の乙女は愛を知る 旧題:大正石華戀奇譚<一> 桜の章 ――私は待つ、いつか訪れるその時を。 時は大正。処は日の本、華やぐ帝都。 珂祥伯爵家の長女・菫子(とうこ)は家族や使用人から疎まれ屋敷内で孤立し、女学校においても友もなく独り。 それもこれも、菫子を取り巻くある噂のせい。 『不幸の菫子様』と呼ばれるに至った過去の出来事の数々から、菫子は誰かと共に在る事、そして己の将来に対して諦観を以て生きていた。 心許せる者は、自分付の女中と、噂畏れぬただ一人の求婚者。 求婚者との縁組が正式に定まろうとしたその矢先、歯車は回り始める。 命の危機にさらされた菫子を救ったのは、どこか懐かしく美しい灰色の髪のあやかしで――。 そして、菫子を取り巻く運命は動き始める、真実へと至る悲哀の終焉へと。 ■二:あやかしの花嫁は運命の愛に祈る 旧題:大正石華戀奇譚<二> 椿の章 ――あたしは、平穏を愛している 大正の時代、華の帝都はある怪事件に揺れていた。 其の名も「血花事件」。 体中の血を抜き取られ、全身に血の様に紅い花を咲かせた遺体が相次いで見つかり大騒ぎとなっていた。 警察の捜査は後手に回り、人々は怯えながら日々を過ごしていた。 そんな帝都の一角にある見城診療所で働く看護婦の歌那(かな)は、優しい女医と先輩看護婦と、忙しくも充実した日々を送っていた。 目新しい事も、特別な事も必要ない。得る事が出来た穏やかで変わらぬ日常をこそ愛する日々。 けれど、歌那は思わぬ形で「血花事件」に関わる事になってしまう。 運命の夜、出会ったのは紅の髪と琥珀の瞳を持つ美しい青年。 それを契機に、歌那の日常は変わり始める。 美しいあやかし達との出会いを経て、帝都を揺るがす大事件へと繋がる運命の糸車は静かに回り始める――。 ※時代設定的に、現代では女性蔑視や差別など不適切とされる表現等がありますが、差別や偏見を肯定する意図はありません。
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小説 9,877 位 / 184,985件 キャラ文芸 90 位 / 4,368件
文字数 343,775 最終更新日 2024.01.18 登録日 2021.05.28
名門の相神家の長男・周は嫡男であるにも関わらずに裏庭の離れにて隠棲させられていた。 けれども彼は我が身を憐れむ事はなかった。 忘れられた裏庭に咲く枝垂桜の化身・花霞と二人で過ごせる事を喜んですらいた。 花霞はそんな周を救う力を持たない我が身を口惜しく思っていた。 二人は、お互いの存在がよすがだった。 しかし、時の流れは何時しかそんな二人の手を離そうとして……。 イラスト:Suico 様
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小説 7,136 位 / 184,985件 キャラ文芸 64 位 / 4,368件
文字数 15,127 最終更新日 2023.03.30 登録日 2023.03.30
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