硝子工房小説一覧

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道南・函館市のある場所に、その硝子工房はあった。 好きなことに熱中すると生活がおろそかになる職人のセイと、助手である仮面の青年ヨル。そして喋る看板猫のつつじ。 穏やかに時間の過ぎゆく工房で、二人と一匹は楽しく、どこか不思議な日々を過ごしていた。 この優しい日々が何時までも続いていくのだと思っていたある日、ヨルがセイに願う。 ――自分の為に『星』を作って欲しいと。 セイは戸惑い、見え隠れする『何か』を感じながらもヨルの為に作り上げようとする。 いつか辿り着く場所への、導きの星を――。
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文字数 103,517 最終更新日 2024.06.23 登録日 2024.06.17
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