散々婚約者に罵倒され侮辱されてきたリリアは、いい加減我慢の限界を迎える。
「もう限界だ、きみとは婚約破棄をさせてもらう!」と婚約者に突きつけられたリリアはそれを聞いてラッキーだと思った。
限界なのはリリアの方だったからだ。
なので彼女は、ある提案をする。
「婚約者を取り替えっこしませんか?」と。
リリアの婚約者、ホシュアは婚約者のいる令嬢に手を出していたのだ。その令嬢とリリア、ホシュアと令嬢の婚約者を取り替えようとリリアは提案する。
「別にどちらでも私は構わないのです。どちらにせよ、私は痛くも痒くもないですから」
リリアには考えがある。どっちに転ぼうが、リリアにはどうだっていいのだ。
だけど、提案したリリアにこれからどう物事が進むか理解していないホシュアは一も二もなく頷く。
そうして婚約者を取り替えてからしばらくして、辺境の街で聖女が現れたと報告が入った。
文字数 31,890
最終更新日 2022.04.22
登録日 2021.11.27
母親に似ているから、という理由で婚約者にされたマエラローニャ。しかし似ているのは髪の色だけで、声の高さも瞳の色も母親とは全く違う。
その度に母と比較され、マエラローニャはだんだん精神を摩耗させていった。
しかしそんなある日、婚約者の王太子から婚約破棄を告げられた。見ればその隣には、マエラローニャ以上に母に似た娘が立っていた。
それを見たマエラローニャは決意する。
文字数 3,829
最終更新日 2021.10.18
登録日 2021.10.17
死霊を祓うことのできる霊媒師・ミシェラは皇太子から婚約破棄を告げられた。だけどそれは皇太子の優しさだと知っているミシェラは彼に恩返しの手紙を送る。
そのまま新興国の王妃となったミシェラは夫となった皇帝が優しい人で安心する。しかもゆるい王妃様ライフを送ってもいいと言う。
破格の条件だとにこにこするミシェラはとてつもないポジティブ思考の持ち主だった。
勘違いものです
ゆるゆる更新で気が向いた時に更新します
文字数 31,261
最終更新日 2021.05.26
登録日 2021.05.18
涙が、血が、宝石となる世にも珍しい宝石姫ーーーだけど彼女は生まれが所以で長らく虐げられていた。一度は死んだ身、どうやら過去に戻ったようなので好き勝手させてもらいます!
文字数 6,112
最終更新日 2021.05.13
登録日 2021.05.12
公爵令嬢リーデハルトは見た目こそ儚げで華奢だが、その実かなりのぐーたら娘だった。
社交界での言葉遊びや腹の探り合いに辟易した彼女は、自身を病弱だと偽り、引きこもりの生活を送るようになった。
だけどそんなある日、彼女はひょんなことからこの国の第一王子であるユーリアスと婚約することになった。ユーリアスはなんちゃって病弱なリーデハルトとは違い、本物の病弱である。
お互いの利害が一致したがための婚姻であったため、てっきり白い結婚になるだろうとリーデハルトは思っていたけれど。
*エセ病弱ヒロインとガチ病弱ヒーローが色々頑張るお話です
文字数 27,193
最終更新日 2021.05.09
登録日 2021.05.06
奇跡的な力を使うことが出来る代わりに全ての人の記憶から自分の存在を消されてしまうという代償を持つフェリシアーーー。
6回目に『聖女として改めて』教会から神託を下されたフェリシアではあったが、しかしそこでフェリシアは聖女ではなく魔女として糾弾され、火あぶりの刑に処されてしまう。
絶望の中、フェリシアはある決意をする。
それは、次生まれ変わって自分にまた特別な力があったとしても、それは自分のためにのみ使おうということだった。
しかし、意識がとだえ目が覚めると、そこは5回目の聖女として力を使った直後のようだった。
時が巻き戻っているーーー?そう判断したフェリシアは、国を出る決意をした。
だけどその時、フェリシアを引き止める人物がいて………
「あんたは因果な運命の中にある。だから俺とこの国をひっくり返そう」
フェリシアに声をかけてきたのは星詠みの青年、リクレだった。
文字数 5,606
最終更新日 2021.05.02
登録日 2021.05.01
ルティカーナはいい加減限界だった。
自分のミスを他人に押し付け、そのくせプライドだけは天にものぼり、褒められたがりでいちいち上から目線で謎のアドバイスをかましてくる婚約者が。
「無能な婚約者なんていりません!なんでもいいから婚約破棄してくれないかしら!?」
限界を迎えたルティカーナが行ったのは鏡に愚痴をぶちまけることだった。
「鏡よ鏡、私って本当にリヴェルト様と結婚するの?本当に?絶対嫌なのだけど」
そう言ったルティカーナに、鏡は突然割れてーーーある単語を指し示した。その単語から導き出したのは仮面舞踏会。
仮面舞踏会にルティカーナが行くと、そこで出会ったのは半年前に異世界から訪れた、聖女の恋人だという男だった。
文字数 8,621
最終更新日 2021.04.19
登録日 2021.04.17
転がり込んできた政略結婚ではあるが初恋の人と結婚することができたリーフェリアはとても幸せだった。
彼の、血を吐くような本音を聞くまでは。
ほかの女を愛しているーーーそれを聞いたリーフェリアは、彼のために身を引く決意をする。
*愛が重すぎるためそれを隠そうとする王太子と愛されていないと勘違いしてしまった王太子妃のお話
文字数 45,579
最終更新日 2021.03.05
登録日 2021.02.14
夫に蔑ろにされていた妻、テレスティアはある日夜会で突然の爆発事故に巻き込まれる。唯一頼れるはずの夫はそんな時でさえテレスティアを置いて、自分の大切な主君の元に向かってしまった。
置いていかれたテレスティアはそのまま階段から落ちてしまい、頭をうってしまう。テレスティアはそのまま意識を失いーーー
気がつくと自室のベッドの上だった。
先程のことは夢ではない。実際あったことだと感じたテレスティアはそうそうに夫への見切りをつけた
文字数 24,262
最終更新日 2021.02.20
登録日 2021.02.14
公爵令嬢セシリアは《王妃の条件》を何一つ守らなかった。
16のある日、セシリアは婚約者のレイアルドに「醜悪だ」と言われる。そしてレイアルドはセシリアとの婚約を無に帰し、子爵令嬢のエミリアと婚約を結び直すと告げた。
「龍神の贄としてセシリア。きみが選ばれた」
レイアルドは人柱にセシリアが選ばれたと言う。しかしそれはただ単純に、セシリアを厄介払いする為であった。龍神の贄の儀式のため、セシリアは真冬の冷たい湖の中にひとり飛び込み、凄まじい痛みと凍えを知る。
痛みの中、セシリアが思うのは今までの後悔と、酷い悔しさだった。
(やり直せるものならば、やり直したいーーー)
そう願ったセシリアは、痛みのあまり意識を失ってしまう。そして、目を覚ますとそこは自室でーーー。
これは屑で惰性な人生を歩んでいたセシリアが、何の因果か10歳に戻り、死なないために真っ当な人間になろうとするお話です。
文字数 10,870
最終更新日 2021.02.06
登録日 2021.02.05
過去酷い振られ方をされた鍵阪 雫はある日いろいろと限界を迎える。
仕事が出来ないくせに先輩アピールだけは凄まじい先輩がついにやらかしてくれたのだ。
それによって堪忍袋の緒どころか火山を爆破させる勢いでダメになった雫は、とあるサイトにたどり着く。
そのサイトはいかにも怪しい裏サイトのようなもので、雫は半ばやけくそになりながらも自分の名を書き込んだ。
そうしたら気がつくと雫は、一番最悪なタイミングで過去に戻ってしまったようで………?
文字数 1,684
最終更新日 2020.12.12
登録日 2020.12.12
「お前との婚約を破棄する!!リーゼロッテ!!」
突如告げられたのは婚約破棄を告げる言葉だった。しかしリーゼロッテは動じず、むしろこの状況を喜ばしく思っていた。なぜなら彼女には、やりたいことがあったから。
*ざまぁから始まるあっさり恋愛小説です。短くおわる
文字数 12,538
最終更新日 2020.12.02
登録日 2020.11.30
転生したのはスマホアプリの悪役令嬢!
絶対絶対断罪なんてされたくありません!
なのでこの婚約、破棄させていただき…………………できない!なんで出来ないの!もしかして私を断罪したいのかしら!?
婚約破棄したい令嬢と破棄したくない王太子のじゃれつきストーリー。
文字数 13,261
最終更新日 2020.12.01
登録日 2020.11.24
公爵令嬢エレノアはある日突然、人の赤い糸を見ることができるようになった。では自分の婚約者はどうだろうと思って見てみると、最近どこぞの侯爵令嬢と仲良くしているらしい王太子の赤い糸はどこにも伸びていなかった。
「…………!?赤い糸が………ない!?」
まあ自分に伸びてるわけはないだろうと思ったが、しかし誰にも伸びてないとは!!
エレノアの野望は深い森でひっそり暮らす自給自足生活である。貴族社会から逃げ出す手がかりになるかもしれないとエレノアは考え、王太子と侯爵令嬢の恋を(勝手に)応援することにした!
*これは勘違い&暴走した公爵令嬢エレノアが王太子の赤い糸を探すだけのお話です。ラブコメディ
文字数 13,771
最終更新日 2020.11.30
登録日 2020.11.27
公爵令嬢フランチェスカ・ヴィヴィアナは既に何回目かの婚約破棄騒動に挑んでいた。この流れは既に知っているものである。なぜなら、フランチェスカは何度も婚約破棄を繰り返しているからである。フランチェスカから婚約破棄しても、王太子であるユーリスから婚約破棄をされてもこのループは止まらない。
そんな中、フランチェスカが選んだのは『婚約を継続する』というものであった。
ループから抜け出したフランチェスは代わり映えのない婚姻生活を送る。そんな中、ある日フランチェスカは拾い物をする。それは、路地裏で倒れていた金髪の少年でーーー
文字数 7,649
最終更新日 2020.11.23
登録日 2020.11.22
リリネリア・ブライシフィックは八歳のあの日に死んだ。死んだこととされたのだ。リリネリアであった彼女はあの絶望を忘れはしない。
じわじわと壊れていったリリネリアはある日、自身の元婚約者だった王太子レジナルド・リームヴと再会した。
レジナルドは少し前に隣国の王女を娶ったと聞く。だけどもうリリネリアには何も関係の無い話だ。何もかもがどうでもいい。リリネリアは何も期待していない。誰にも、何にも。
二人は知らない。
国王夫妻と公爵夫妻が、良かれと思ってしたことがリリネリアを追い詰めたことに。レジナルドを絶望させたことを、彼らは知らない。
彼らが偶然再会したのは運命のいたずらなのか、ただ単純に偶然なのか。だけどリリネリアは何一つ望んでいなかったし、レジナルドは何一つ知らなかった。ただそれだけなのである。
※タイトル変更しました
文字数 133,326
最終更新日 2020.11.21
登録日 2020.11.05
公爵令嬢シャーロットは暗雲たる気持ちで目を開けた。これで三回目だからだ。二回殺され、殺される度に過去に戻っているシャルロット。
三度目の人生。今度こそ殺されずに生き抜いてみせる。
一回目は処刑され、二回目は毒殺された。
一回目は何も知らず、二回目は想いを、気持ちを諦められなかった。
だけど三回目。さすがに期待なんてしない。希望なんて抱かない。
二回の死を経て、公爵令嬢シャーロットは令嬢としての幸せを掴むことを諦めた。
三回目の人生こそ好きに生きさせていただくわ!町娘でも村娘でも、好きなことをして生きていくんだから………!
これは公爵令嬢シャルロットが自由を求め、必死に生きようとする話
文字数 67,176
最終更新日 2020.08.21
登録日 2020.06.11
王妃ネアモネは婚姻した夜に夫からお前のことは愛していないと告げられ、失意のうちに命を失った。そして気づけば時間は巻きもどる。
これはネアモネが幸せをつかもうと必死に生きる話
文字数 107,856
最終更新日 2020.07.18
登録日 2020.06.13
公爵令嬢クラリスは物凄い爆弾を抱えていた。それがバレたら世間体的にも精神的にも死ッッ……!しかし彼女は破滅が約束された悪役令嬢である。
なので彼女は決めた!自分の婚約者とその側近をくっつけようとーーー!
「乙女ゲームをBLゲーに変えればいいんじゃない!」
そんな公爵令嬢クラリスのお話。
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軽い読み物です。オールギャグ
クラリスの脳内BL談義があります
文字数 7,311
最終更新日 2020.06.22
登録日 2020.06.19