6
件
子どもを助けて死んでしまった高校生の俺は、唯一の生きがいだったRPGゲームの世界に転生した。
だが、転生したのは、破滅の運命しかない極悪な悪役貴族――ギルベルト・フォルムバッハだった。
物を操る魔法――操作魔法が使えるギルベルトは、数々の悪逆非道の行いのため主人公とヒロインたちに断罪される。
すでに広まった悪評と己の運命に絶望するもつかの間。
前世で操作魔法の魅力に憑りつかれた俺は極めることを決意する。
ゲームでは”小石しか操れない最弱魔法”という設定だが、100周プレイした俺は極めまくれば魔王さえ操れると知っていた。
何より、憧れの魔法が実際に使えるなんて最高だ。
どうせなら作中最強になってやれ。
魔法を存分に楽しむためには、周囲からの高評価も大事だな。
とりあえず良い子になって悪いことは全部止め、迷惑をかけた人たちにも謝った。
楽しくも厳しい努力を過剰に積んだら、人や魔物、さらには相手の魔法まで操作できるようになった。
ヒロインたちの困りごともゲーム知識と操作魔法で助けよう。
正直断罪フラグなんてヒロインや原作主人公を操作すれば一発解決なのだが、倫理的にまずいし可哀想なのでそれはしない。
命乞いのために助けただけなのに、ヒロインたちはなぜか俺を囲み重い愛をぶつけてくる。
おまけに、魔法学園の入学試験で原作主人公(男……だよな?)を倒したら、俺を”師匠”と崇め奉る始末。
鍛えまくった操作魔法は猛者溢れる学園でもやはり強く、俺は作中最強への道を着々と上る。
これは強くなりすぎた元最弱な悪役の無双譚と、最強の存在に魅せられたヒロインたちの物語。
文字数 121,170
最終更新日 2025.04.23
登録日 2025.04.01
弱小王国の末っ子王子ネオンは、12歳の誕生日、王族が授かるスキルを授からなかった。
そのまま罰として、世界を代表する三つの超大国に囲まれた「捨てられ飛び地」の領主を命じられ、追放されてしまう。
すると、そのショックで前世――日本で神器を発掘する考古学者だったこと――を思い出した。
ネオンは追放を良い機会と考え、慕ってくれるメイドと飛び地に向かう。
飛び地は荒れ果て、人もおらず、その日暮らしもままならない。
ネオンはメイドとのんびり暮らすために開拓を決心した瞬間、『神器生成』というスキルを発現した。
父親と兄たちはネオンの誕生日を正確に覚えておらず、この日が真の誕生日だったのだ。
『神器生成』を使ってみると、枯れ葉からエリクサーを生成したり、単なる石から古龍も貫く剣を生成したり、ゴミから神話級の魔道具を作るチートスキルだった。
超大国からの難民団を領民に迎え、目立たないように開拓するが世界最強の領地にしてしまう。
それだけで目立ってしまうのに、さらにもう一つ。
実は、難民団は超大国のスパイ集団だった(互いに、スパイ同士だとは気づいていない)。
ライバル国を探る拠点の製作が目的だったが、ネオンを見て方向転換。
自国に引き入れようと裏で画策し、彼が何かするたび本国に報告する。
結果、ネオンは自分の知らないところで、超大国が注目する重要人物となってしまうのであった。
一方、国王と兄たち。
ネオンの活躍のせいで、自分たちの利権が侵害されて逆恨み。
王国に伝わる秘術で魔神を召喚して飛び地を襲撃させ、確実な破滅への道をたどるのであった。
※2025/4/3:HOTランキング1位
文字数 156,799
最終更新日 2025.04.22
登録日 2025.04.01
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
文字数 138,961
最終更新日 2024.07.26
登録日 2023.01.31
テイマーのアイトは、ある日突然パーティーを追放されてしまう。
その理由は、スライム一匹テイムできないから。
しかしリーダーたちはアイトをボコボコにした後、雇った本当の理由を告げた。
それは、単なるストレス解消のため。
置き去りにされたアイトは襲いくるモンスターを倒そうと、拾った石に渾身の魔力を込めた。
そのとき、アイトの真の力が明らかとなる。
アイトのテイム対象は、【無生物】だった。
さらに、アイトがテイムした物は女の子になることも判明する。
小石は石でできた美少女。
Sランクダンジョンはヤンデレ黒髪美少女。
伝説の聖剣はクーデレ銀髪長身美人。
アイトの周りには最強の美女たちが集まり、愛され幸せ生活が始まってしまう。
やがてアイトは、ギルドの危機を救ったり、捕らわれの冒険者たちを助けたりと、救世主や英雄と呼ばれるまでになる。
これは無能テイマーだったアイトが真の力に目覚め、最強の冒険者へと成り上がる物語である。
※HOTランキング6位
文字数 108,981
最終更新日 2024.05.24
登録日 2024.05.03
男爵令嬢のポーラは、詩を詠うことで願った現象を起こす【言霊】という珍しいスキルを持っていた。
スキルを活かし、家の離れで人々の悩みを解決する”言霊館”というお店を開いて、家計を助ける毎日を送る。
そんなポーラは婚約者と義妹たちにも【言霊】スキルで平穏な日々を願っていたが、ある日「小言が多い」と婚約破棄され、家を追い出されてしまう。
ポーラと同じ言葉のスキルを持つ義妹に店を奪われ、挙句の果てには、辺境伯のメイドに勝手に募集に出されていた。
“寡黙の辺境伯”という、誰とも話さず、何を考えているのかわからないと恐怖される辺境伯の屋敷に……。
ポーラは恐れながら屋敷へ行くも、【言霊】スキルの特別な力を示し、無事メイドとして勤めることになる。
屋敷で暮らすようになってから、フェンリルの病気を癒したり、街の火事を静めたり、枯れそうな古代樹を救ったり……ポーラは【言霊】スキルで屋敷の問題を次々と解決する。
日々、他人のため、そして辺境伯のために頑張るポーラを、“寡黙の辺境伯”は静かに溺愛し始める。
一方、義妹たちの毎日は、ポーラを追い出してから少しずつ暗い影が差す。
お店をポーラから奪うも、最初のお客さんである少女の大切な花を枯らして泣かす始末。
義妹のスキルは他人を不幸にするスキルだった。
ついには王様の持病をも悪化させ、瀕死の状態にさせてしまう。
※HOTランキング2位、ありがとうございます!
文字数 100,237
最終更新日 2024.04.28
登録日 2024.04.25
アトリス王国の有名貴族ガーデニー家長女の私、ロミリアは亡きお母様の教えを守り、回復魔法で貧しい人を治療する日々を送っている。
しかしある日突然、この国の王子で婚約者のルドウェン様に婚約破棄された。
「ロミリア、君との婚約を破棄することにした。本当に申し訳ないと思っている」
そう言う(元)婚約者が新しく選んだ相手は、私の<義妹>ダーリー。さらには失意のどん底にいた私に、実家からの追放という仕打ちが襲い掛かる。
実家に別れを告げ、国境目指してトボトボ歩いていた私は、崖から足を踏み外してしまう。
落ちそうな私を助けてくれたのは、以前ケガを治した旅人で、彼はなんと世界一の超大国ハイデルベルク王国の王子だった。そのままの勢いで求婚され、私は彼と結婚することに。
一方、私がいなくなったガーデニー家やルドウェン様の評判はガタ落ちになる。そして、召使いがいなくなったガーデニー家に怪しい影が……。
※『小説家になろう』様と『カクヨム』様でも掲載しております
文字数 56,503
最終更新日 2023.02.02
登録日 2023.01.31
6
件