ヒストリカル小説一覧
粛正権──咎人の身柄を引き取り、生かすも殺すも自由にする権限。主に金持ちが娯楽の為に買う事が多い。
砂漠の王国カスディールでは窃盗・暴行は死罪に値する。その罪を背負った咎人、女盗賊「蟷螂」ことライラは、現在劣悪な収容所で処刑を待つ日々を送っていた。
収容から数日目。そんな彼女の”粛正権”を買いたいと申し出た者が現れた。
それは、両目を覆い隠す程の長い前髪、スラリと長身の骨張った体つき黒装束の男──国でも恐れられた黒の呪術師「蛭」だった。
身柄を引き取られたものの、この男……全く殺す気が見えず。
そうして根暗な呪術師と粗暴な盗賊の二人暮らしが始まるが……?
根暗陰キャ呪術師×荒くれ女盗賊。アラビアンちっくロマンス(物理)です。
文字数 129,652
最終更新日 2018.08.06
登録日 2018.07.11
「マリーニ・ベレングリデ公爵令嬢。今日を限りにお前との婚約を解消させてもらう」国王主催の舞踏会で婚約破棄を申し渡した王太子クリステン。だが彼にはある秘密があって……。
いわゆる婚約破棄モノ、ざまぁ、ものですが、非定番。あんまりない展開というか全然ない……こういうのもアリでしょ?と、執筆してみました。
全3話の予定です。
文字数 13,878
最終更新日 2018.07.27
登録日 2018.05.11
孤児院育ちのカーネリアンは懲罰房に入れられ、瀕死の状態に陥った末に前世の記憶を取り戻した。
今の自分が乙女ゲームの悪役令嬢で、お気に入りキャラの主人公を苛め抜いた末、大切に思っているはずの人達の恨みを買い……しまいには殺される。それがゲーム内におけるカーネリアンに定められたシナリオ。
貴族ニコルにより懲罰房より救われたカーネリアンは彼の義妹となった。ゲームの通りに貴族令嬢となってしまったことで、運命の時が近づいていることを知った。
「もしシナリオからは逃れられないなら、それまで大好きな本を読んで勉強しよう。少しでもニコル様のお役に立てるように」
文字数 27,163
最終更新日 2018.07.10
登録日 2018.07.07
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
文字数 336,701
最終更新日 2018.05.22
登録日 2018.04.27
田舎でのびのびと暮らしていたジュヌヴィエーヴは、突然やって来た顔も知らない父親の迎えに連れられ、パリへと出て行く。
強欲な父に騙されたと知ったジュヌヴィエーヴは故郷に帰ろうとするが、狡猾な父に行く手を阻まれ続ける。
鬱憤が溜まって限界に達しようとしていた頃、ジュヌヴィエーヴは一人の異国人と出会った。
十六歳になったばかりの少女が恋をしたのは、厭世的に生きる四十七歳の寡夫だった――
拙作『侯爵様と家庭教師(https://www.alphapolis.co.jp/novel/795339435/122132057)』の主人公リュネットの祖父母の出会いの物語です。
文字数 67,642
最終更新日 2018.04.06
登録日 2017.10.19
家族に夜逃げされた令嬢アティは得意なポーションを作ることで、どうにか生きていこうと考えた。しかし、世間知らずの彼女は危険な場所でポーションを売ろうとしてしまう。
悪人に捕まったアティは監禁され、無理矢理働かされていた。そんな状況から彼女を救ったのは、王国の騎士たちだった――。
錬金術士見習いになった令嬢と、イケメンエリート騎士たちの乙女ゲーム風恋愛物語。
文字数 67,349
最終更新日 2018.03.31
登録日 2018.03.02
ゴンドール女王国の未亡人女王、マルティナ・ゴンドールはその美しい顔を曇らせて悩んでいた。突如、隣国が攻めて来たのだ。
自国の戦力は相手の半分。しかも敵には後ろ盾もあった。国の危機に亡き夫の国から増援が来る事に。ただし、その増援の人物を王配にして欲しいという条件が。
最強戦力と言われるその増援は、彼女の義理の甥であるレナード・オールドカースルただ一人だった。
あろうことか、彼はいきなりマルティナに求婚してきたのだ。
マルティナはこの国家(貞操)の危機を乗り越えて国を守れるのか?
全四話。
文字数 14,598
最終更新日 2018.03.13
登録日 2018.03.13
【2018.2.21 本編完結しました】
今はもう没落した元伯爵令嬢のマリアは、長い間ガードナー公爵と愛人関係にあった。だがある日公爵が主催した夜会で、公爵と王女殿下の婚約を告げられた。既婚者だと思っていた彼は実は独身で、マリアは「愛人」ですらなかったのだ。
妻がいると思っても止められなかった恋だった。だけど相手にとっては左手の指輪すら、マリアに踏み込まれないための偽装だったのだ。
「あんた、私を抱きたいの? どうぞ、使い古しでも良ければ。私は構わないわ」
傷心のところを現れた青年に自棄になって身を任せたマリアだったが、実はその青年はこの国の第三王子で……。
意地っ張りで素直になれない、でも根は純粋なヒロインが、いつも笑顔ながら実は腹黒?なヒーローに受け止められ、二人で幸せをつかむまでの物語。
文字数 137,585
最終更新日 2018.03.07
登録日 2018.01.31
聖教の高位神官である父を持つエルミアは、五十年に一度の秘儀に参加した。神の花嫁になるというそれは、眠り薬を飲み意識のないうちに神を降ろした男性と同衾するものだった。
儀式の後、エルミアは神殿を出た――ひとりで暮らすべく、遠方にある森に向かっていく。
予想外だったのは、高位神官の息子であり初恋のアムラスが着いてきてしまったことだった。
ふたりだけになった僻地で、アムラスはエルミアを翻弄しはじめた――自分のものになれ、と神官にあるまじき実力行使を続ける。
エルミアが溺れかけたとき、あらたに僻地を尋ね来るものがいて――。
水曜日・土曜日に更新予定です
小説家になろうさまでも公開中
文字数 119,380
最終更新日 2018.02.17
登録日 2017.10.22
~闘う民と笑わない貴族~
闘う民・武民の少女スザンナは、成人の儀式として12歳で一人旅をしていた。そんなある日、賊に襲われている馬車を見つけ、助けたことで伯爵家の長子フェレスと出会う。
護衛を失ったフェレスはスザンナに護衛を依頼し、その後も2人は交流を重ねるが、15歳で成人したフェレスの姿を見て、スザンナは身分の違いを思い知る。
やがて戦火に巻き込まれていく
全く笑わないフェレスと、笑顔を絶やさないスザンナの淡い恋心が迎える結末は…――
◆28,000文字くらいで完結します
◆公開中の『ラピスラズリと琥珀』とリンクします。
『ラピスラズリと琥珀~魔女の粉の物語~』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/906063693/563138867
◆物語の【手描きPVが】あります(ネタバレしますのでご注意ください)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12482957
文字数 28,448
最終更新日 2017.12.05
登録日 2017.11.05
ようやっと裳着も迎えられ、結婚話までもが進んでいるというのに…今上帝の姫宮さまは、どうやら今日もご機嫌ナナメのご様子。そして、腹心の女房の目が届かぬ隙に、密かな企みを実行に移したのでございました―――。
※これは、パラレル平安時代を舞台にした時代劇…のようなものです。史実とは無関係の、あくまでもどこまでもフィクションです。むしろ異世界ものだと思ってください。
※多少の流血表現があるためR15にしておりますが、そこまで過激な描写はありません。
※当作品は別サイトでも公開しております。
https://ncode.syosetu.com/n5670do/
文字数 132,704
最終更新日 2016.11.10
登録日 2016.10.30