児童書・童話 絵本・児童書大賞エントリー小説一覧
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11歳のニゲルは、毎日釣りに行く。
釣った魚は、晩のおかずにするのだ。
香ばしい皮に、自分で作ったソースをかけてかぶり付くと、中のジュワッとした身に甘辛いタレが絡んで本当においしいのだ。
そんなニゲルの住む小さな洞穴の家には弟と妹がいる。
最初からお父さんはいないけど、一年前この洞穴に引っ越してから、お母さんも突然居なくなった。だから、妹と弟は、お腹を空かして、ニゲルが帰ってくるまでずっと待っている。
何とかして魚を釣らないと、そんな弟達は今日も畑から掘った芋の煮っころがしだけになってしまうのだ。
だから1匹はだめだ。
何匹か捕まえてから帰ろう。
そう思っていた。
お兄さんに会うまでは……
これは11歳の男の子ニゲルが、伝説の魔導師に出会い、唯一の弟子となって自分の道を切り開いていくお話です。
***
後々アレ?似てるっと思われる方がいらっしゃるかもしれませんので最初にお知らせいたしますが、第3章から出てくる地名や城は架空のものですがほぼ、スコットランドに存在する場所ですので、世界観は中世ヨーロッパです。
文字数 186,196
最終更新日 2021.02.06
登録日 2020.10.16
「お母さん、どこへ行っちゃったの」
ひとりぼっちになってしまった子猫の心寧(ここね)。
そんなときに出会った黒白猫のムムタ。そして、猫神様の園音。
この出会いがきっかけで猫神様になろうと決意する。
心寧は猫神様になるため、猫神学園に入学することに。
そこで出会った先生と生徒たち。
一年いわし組担任・マネキ先生。
生徒は、サバトラ猫の心寧、黒猫のノワール、サビ猫のミヤビ、ロシアンブルーのムサシ、ブチ猫のマル、ラグドールのルナ、キジトラのコマチ、キジ白のサクラ、サバ白のワサビ、茶白のココの十人。
(猫だから十匹というべきだけどここは、十人ということで)
はたしてダメダメな心寧は猫神様になることができるのか。
(挿絵もあります!!)
文字数 120,945
最終更新日 2020.01.16
登録日 2019.11.27
ブラックサンタクロースは、ドイツの伝承です。
クリスマスに悪い子のところに来る、黒いサンタクロースです。これがなかなか面白いのですよ。
背負った袋から、豚の内臓をぶち撒ける。悪い子を袋に入れて棒で叩く。挙句の果てには袋に入れて、連れ去ってしまう。
クリスマスに豚の内臓をぶち撒けられるなんて、考えただけで辛くなりますよね。
このお話しに出てくる『黒サンタくん』は、真っ黒い服を着た悪戯坊や。イブの夜サンタクロースのソリにぶら下がって、行く先々で、小さな悪戯を振りまいて歩きます。
悪い子ではなさそうなのに、なぜそんな事をしているのでしょう? それにちょっぴり寂しそう。
クリスマスにぴったりの短編小説です。
文字数 7,773
最終更新日 2019.11.29
登録日 2019.11.29
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