オイラはブラックサンタクロース〜聖夜の黒い悪戯坊や〜

 ブラックサンタクロースは、ドイツの伝承です。

 クリスマスに悪い子のところに来る、黒いサンタクロースです。これがなかなか面白いのですよ。

 背負った袋から、豚の内臓をぶち撒ける。悪い子を袋に入れて棒で叩く。挙句の果てには袋に入れて、連れ去ってしまう。

 クリスマスに豚の内臓をぶち撒けられるなんて、考えただけで辛くなりますよね。

 このお話しに出てくる『黒サンタくん』は、真っ黒い服を着た悪戯坊や。イブの夜サンタクロースのソリにぶら下がって、行く先々で、小さな悪戯を振りまいて歩きます。

 悪い子ではなさそうなのに、なぜそんな事をしているのでしょう? それにちょっぴり寂しそう。

 クリスマスにぴったりの短編小説です。
 
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