恋愛 痣小説一覧
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生まれつき顔に大きな痣があるエレティアは、社交界において決して有利ではなかった。
しかし彼女には心強い味方がいた。エレティアの家族は、痣を気にすることなく、彼女のことを一心に愛していたのである。
偉大なる両親や兄姉の影響によって、エレティアは強い令嬢になっていた。
そんな彼女はある時、舞踏会で一人の同じ伯爵令息のルベルスと出会った。
ルベルスはエレティアにひどく同情的だった。
彼はエレティアのことをどこか見下し、対応してきたのである。
そんなルベルスに、エレティアはあまり好感を抱いていなかった。
だが彼は、後日エレティアに婚約を申し込んできた。
ルベルスはエレティアに他に婚約を申し込む者などいないと彼女を侮辱して、自分が引き取ると主張したのである。
ただ、そんな主張をエレティアの家族は認めなかった。
彼らはエレティアのことを大切に思っており、ルベルスのようなふざけた者に渡す気などなかったのである。
そんな折、エレティアにもう一人婚約を申し込んでくる者がいた。
彼の名は、ジオート。エレティアが舞踏会で会っていた侯爵令息である。
文字数 20,252
最終更新日 2024.02.28
登録日 2024.02.23
完結しました。
生まれつき左胸の上に奇妙な形の痣があるラメルーシェ。その痣は年々大きくなり、どんな名医にかかっても原因は不明だった。
公爵令嬢であったラメルーシェには生まれた瞬間から婚約者がいたが、ラメルーシェは奇病にかかっているのだと医者から匙を投げられ時にここぞとばかりに婚約破棄されてしまう。
「そんな不気味な痣を持つ気持ち悪い女となど結婚出来ない」
婚約者であった第三王子はずっと前から浮気していて、その美しい恋人と新たに婚約をすると言い、すがり付くラメルーシェを殴ったのだった。
「王子の婚約者で無くなればもうお前に価値は無い」と父親からも見捨てられ……婚約破棄など不名誉だと、ラメルーシェは奇病で死んだ事にされ森の奥へと追放されてしまう。
残り少ないと思われる命が尽きるのをひっそりと待つ人生だったのだが……ラメルーシェが17歳になったその日に奇跡が起きたのだった。
文字数 36,300
最終更新日 2022.11.03
登録日 2021.12.02
愛されること,それだけが私の生きる意味。
ずっとそうだった。愛されることは,相手にとって都合がいいこと。そう思ってた。これは,私の生きる意味が『君との未来』に変わるまでのお話。
文字数 11,009
最終更新日 2022.10.03
登録日 2022.10.03
エルーナの顔には、生まれつき大きな痣がある。
その痣のせいで、彼女は醜い傷ありと蔑まれて生きてきた。父親や姉達から嫌われて、婚約者からは婚約破棄されて、彼女は、痣のせいで色々と辛い人生を送っていたのである。
ある時、彼女の痣に関してとある事実が判明した。
彼女の痣は、聖痕と呼ばれる選ばれし者の証だったのだ。
その事実が判明して、彼女の周囲の人々の態度は変わった。父親や姉達からは媚を売られて、元婚約者からは復縁を迫られて、今までの態度とは正反対の態度を取ってきたのだ。
流石に、エルーナもその態度は頭にきた。
今更、態度を改めても許せない。それが彼女の素直な気持ちだったのだ。
※5話目の投稿で、間違って別の作品の5話を投稿してしまいました。申し訳ありませんでした。既に修正済みです。
文字数 22,130
最終更新日 2021.07.10
登録日 2021.06.29
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