國小説一覧
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深夜とも早朝とも呼べない時間でもテレビはチカチカと生きている。
スイッチをつければそこに世の中がみえる
嘘を並べていてもこれが今なのだと、言いたげ
文字数 355
最終更新日 2021.01.17
登録日 2021.01.17
なあ、おじいさん
今日の雲気持ち悪すぎひん？なんで？
あ？しらん
なんで知らんの？
歳とってるやつがなんでも知ってると思うな
文字数 793
最終更新日 2020.12.25
登録日 2020.12.25
自分の後方を象る影が自分を追い越してしまうのではないかと怖くなって歩みをやめた
そしたら、影もあゆみをやめた。
文字数 809
最終更新日 2020.12.15
登録日 2020.12.15
バイトの帰り道この信号に引っかかると、右手にパチンコ屋が見える。
今日だって計算されたようにパチンコという文字のパが消えたまま。
文字数 1,943
最終更新日 2020.12.11
登録日 2020.12.11
ふわふわと漂うコンビニの袋
ランドセルを背負った女の子の後ろをふわふわり
気配を感じたのか、女の子が振り返った
文字数 178
最終更新日 2020.11.19
登録日 2020.11.19
あからさまな態度であからさまなこというからあからさまになるのであって、
ヘンテコな顔であからさまなこと言うてもそれは、ヘンテコになるのですね。
文字数 157
最終更新日 2020.11.09
登録日 2020.11.09
あの日と変わらない佇まいで人の往来を許し続ける、この駅を利用したことはない
すぐ側の小さな公園で朝まで話をすることにかまけて、だからこそなんとか過ごせた日常を思い返す
文字数 296
最終更新日 2020.11.08
登録日 2020.11.08
手首のところを逆の手の指でむにゅっと押さえると手首に玉みたいなのが浮き出てくる
その数には個人差があるらしく、その数と将来の子供の数が比例するという噂が教室の中で飛び交い、一人一人みてまわる女の子が現れたことがあった
文字数 834
最終更新日 2020.10.23
登録日 2020.10.23
雨粒が降り頻る中、傘をさして歩く
ある程度歩いたところで靴下が濡れてきた
そういえばこのスニーカー穴があいていたんだった。
文字数 288
最終更新日 2020.10.16
登録日 2020.10.16
どこかで猫が喧嘩をしている鳴き声が聞こえています。
うちの飼い猫が目をまんまるにして、窓からその姿を探しています。
文字数 279
最終更新日 2020.10.12
登録日 2020.10.12
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