チーム 小説一覧
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件
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高校バスケの集大成であるインターハイ地区予選。
試合終了まで残りわずか。2点リードされた状況で私、朝比奈ヒカリの目の前で対峙しているのは、小さい頃から切磋琢磨してきた月島ミズキだった。
これまで何度も行ってきた1on1。しかし、私が選んだのはミズキちゃんが予想だにしなかった両手の3Pシュートだった。
放ったボールは高い弾道で美しいアーチを描きリングに向かった…。
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全ての始まりは、幼少期。
私の心には1つ年上の女の子である月島ミズキが放つワンハンドシュートの残像が焼き付いている。
バスケで輝かしい時間を共に過ごした小学校時代を経て、二人の関係に仲間たちの出会いが交わる。
中学、そして高校へと進むにつれて、予期せぬ苦難が訪れ、光と影を交錯させていく。
ヒカリが描くシュートのアーチは、憧れの影を乗り越え、栄光の軌跡を描けるのか…
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この作品は下記にも掲載しています。
・小説家になろう
・カクヨム
・Nolaノベル
・ノベルバ
文字数 76,306
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.10.31
2
聴き手の世界と重なる時
── “聞くこと”から、世界は変わり始める。
仕事では成果を求められ、家庭では母として、妻として、休む間もなく過ぎていく日々。
人の話を聞く余裕も、自分の声を確かめる余裕も、いつの間にか失われていた。
主人公・望月恭介は、福祉業界の企画職として働く30代後半の男性。
かつては人の想いに寄り添うことを大切にしていたが、
今では効率や数値に追われ、心がすり減っていた。
そんなある日、学生時代に通っていた特別養護老人ホーム「ひまわり荘」での記憶が蘇る。
認知症の利用者・佐藤さんとの出会い、
「あなた、いつも来てくれる優しい人ね」と言われた瞬間のあたたかさ――。
それは、彼が“聴く”ことの意味を初めて体で理解した日だった。
しかし、社会に出てからの恭介は、
効率と競争の中でその感覚を見失っていた。
家族の支え、同僚とのすれ違い、
そして「聴く力」を指標化した新制度「LI(Listening Index)」の登場。
人の心を数値で測ることに、恭介は強い違和感を覚える。
けれどその制度がきっかけで、
「本当に聴くとは何か」「人の声はどこまで届くのか」
という問いが、彼の中で静かに動き始める。
やがて彼は、小さな地域施設「みどりの郷」と出会う。
派手さはないが、一人ひとりの声を大切にする現場。
その姿に、かつて自分が信じていた“福祉の原点”を見つける。
本作は、家庭と職場のはざまで揺れる大人たちが、
「聴く」という行為を通して、自分自身を取り戻していく物語。
“共感”が希薄になった時代に、
人と人がつながり直す瞬間を描くヒューマンドラマです。
仕事、家族、制度、価値観――。
どれも簡単には折り合えないものばかり。
それでも、誰かの声に耳を澄ませた時、
見えなかった世界が、静かに重なり始める。
「聴くこと」は、変化の始まり。
そして、“自分の声を取り戻す”ための第一歩。
⸻
🕊 感情と社会をつなぐ、静かな再生の物語。
読むたびに、「誰かの声を聴きたくなる」作品です。
文字数 60,236
最終更新日 2025.11.13
登録日 2025.10.07
3
刑事課黒田班に配属されて数ヶ月経ったある日、マキこと牧里子巡査は[ミドウ案件]という言葉を知る。
それはTMS探偵事務所のミドウこと、西御堂あずらが関係する事件のことだった。
ミドウはマキの上司であるクロこと黒田誠悟とは元同僚で上司と部下の関係。
警察を辞め探偵になったミドウは事件を掘り起こして、あとは警察に任せるという厄介な人物となっていた。
事件で関わってしまったマキは、その後お目付け役としてミドウと行動を共にする[ミドウ番]となってしまい、黒田班として刑事でありながらミドウのパートナーとして事件に関わっていく。
文字数 100,892
最終更新日 2025.01.30
登録日 2022.09.01
4
権力者の悪行によって、脅かされる市民の安全を確保するために派遣されたスパイチーム4人の成長と熱い友情物語。
「スパイってもっとかっこいいことするんじゃないんすか?」
おちゃらけた素早さ重視の隊員。
「私は戦闘しか教えられないからパス」
効率重視、戦闘要員の隊員。
「私人を撃ったことなんてないので…」
自分を過小評価、透視能力と機械に強い隊員。
「僕にできることなんてこれぐらいですから」
優しい獣、嗅覚と体力、持久力を兼ね備えた隊員。
この4人が織りなすスパイミッションストーリー。
この4人が苦しんだ過去、幸せだった過去、そしてこれから歩む未来を見届けるのは貴方。
文字数 7,777
最終更新日 2024.12.30
登録日 2024.12.29
5
バル・メルキオーは精霊管理協会・鉱物精霊技術研究所に所属する優秀な研究者だったが、上司と揉めた翌日に特殊強襲部隊に左遷されてしまう。
特殊強襲部隊――そこはバルが研究していた《鉱物人形》たちが活躍する部署だ。魔物退治のエキスパートが配属されていると言われれば聞こえはいいが、精霊管理協会の中でも最も死が近い部署である。鉱物人形は国家機密。それを研究していたバルを上の連中は効率よく処分しようと考えたというわけだ。
人生に諦めを感じながら新しい配属先に向かったバルは、鉱物人形のオパール、ルビ、エメラルド、オブシディアンの四人に歓迎される。なんでも、バルの書いた論文を読んで一緒に働きたいと願っていたらしい。なかよくしていけるかもと安堵するバルだが、鉱物人形たちにはいろいろな思惑があるようで……
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文字数 16,936
最終更新日 2024.05.10
登録日 2023.01.27
6
害蟲駆除チーム《ユグドラシル》の個性豊かな住人の何気ない日常を描いた作品。不定期更新となります。《ユグドラシル》の住人達は異能者の集まりで、彼らの異能力をもって怪異でもある《蟲》退治に勤しみます・・・近いうちに、タイトルの変更及び内容の大幅修正を図る予定です。変更後のタイトル(予定)は
「夢幻星動伝」となります。
文字数 571,745
最終更新日 2022.12.03
登録日 2021.08.29
7
「へっふぇ!? 等級A!!? うそうそ!?え?? このスキルが???」
今日も無量大数ある異世界から稀の稀の稀稀に選ばれし死した者が転生される
内1割がここ『ミカエル』に転生されてくる
『移動職人』椎名祭はまた一人『滅師職人』をチームメイトとして預かる事となった
「ってまーた私より子供じゃん! 私は子守りじゃねっつーの!」
異世界転生されて来た御船創技の姿を見ながら、彼女はそう言って嘆く
ただし彼の『スキル』を、その等級を見て、目の色が変わった
等級はA、SSR転生者…いや滅師を引き当てた
「最初に言ったけどここは全世界の監督所。その役割は全異世界の均衡を保つ。
転生者がその世界に悪影響を及ぼすと『ミカエル』に判断されたならそれを絶対的に排除するようにと動いている。それが滅師」
「そーぎ君、何も難しく考える事はない。やる事は至極単純なんだ。君たち滅師のやる事はたった一つ」
「異世界転生された者、『移動職人』である私が連れて行くその先で出逢うだろうその者に、容赦無く第二の死を与えて欲しい。
───それが『滅師職人』の仕事」
文字数 52,439
最終更新日 2019.12.01
登録日 2019.11.16
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