歴史時代小説大賞エントリー小説一覧
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江戸時代。村々を土砂災害から守る為に働いていた侍がいる。
数馬(かずま)は貧乏御家人の三男坊として生を受けたが、運よく町方与力である豊島家の婿養子となる。
義父から豊島家の家督を継ぎ、奉行所で働き始めた数馬だが、周囲からのやっかみがあり孤立していた。
仕事に対してやる気が持てず、義父や上司への恩義の気持ちだけでなんとか勤めをこなしていた。
もうすぐ父親になるというのに、その自覚すら持てない。
不安な気持ちを抱えたまま、日々を過ごしていた。
そんな中、土砂流出現場を視察するため、上司と共に地方巡回に出かける。
そこで出会う人々と触れ合うことで、数馬は少しずつ自分の在り方を学んでいく。
2023/8/3
第9回歴史・時代小説大賞で奨励賞をいただきました。
応援してくださった皆様、ありがとうございます!
文字数 37,403
最終更新日 2023.06.23
登録日 2023.05.31
江戸時代、大奥は将軍の側室たちが住む場所であった。大奥に入ることができるのは、美しく優れた才能を持つ女性たちだけであった。
その中でも、最も美しく才能あふれる女性たちは「大奥の花」と呼ばれ、将軍や諸侯たちの目に止まり、最高の地位を得ることができた。
そんな中、江戸の町に住む貧しい家に生まれた少女・お千代は、美しく、歌や踊りの才能に長けていた。彼女の才能に目をつけた男たちは、大奥に入れるよう働きかけた。
しかし、お千代には大奥に入ることに対する疑念があった。そこで、彼女は大奥の中での暮らしを知るため、身分を隠して偽名で大奥に入ることを決めた。
お千代は、大奥の中で、厳しいしきたりや複雑な人間関係、そして、他の女性たちが抱える悲しみや苦悩に直面しながら成長していく。
そして、彼女は大奥の花たちの中で、最も美しく、才能あふれる女性となり、将軍の目に止まることになる。
しかし、その運命には様々な試練が待ち受けていた。大奥の中で、彼女が選んだ道とは?
文字数 29,299
最終更新日 2023.06.04
登録日 2023.05.14
『狼藉の日本統一』
この小説は、日本の歴史を舞台に、主人公の狼藉が日本の統一と変革に尽力する姿を描いた物語です。
文字数 27,961
最終更新日 2023.06.04
登録日 2023.05.14
「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。衆目駭然として敢えて正視する者なし、これ我が東行高杉君に非ずや」
明治四十二(一九〇九)年、伊藤博文はこの一文で始まる高杉晋作の碑文を、遂に完成させることに成功した。
晋作のかつての同志である井上馨や山県有朋、そして伊藤博文等が晋作の碑文の作成をすることを決意してから、まる二年の月日が流れていた。
碑文完成の報を聞きつけ、喜びのあまり伊藤の元に駆けつけた井上馨が碑文を全て読み終えると、長年の疑問であった晋作と伊藤の出会いについて尋ねて……
この小説は二十九歳の若さでこの世を去った高杉晋作の短くも濃い人生にスポットライトを当てつつも、久坂玄瑞や吉田松陰、桂小五郎、伊藤博文、吉田稔麿などの長州の志士達、さらには近藤勇や土方歳三といった幕府方の人物の活躍にもスポットをあてた群像劇です!
文字数 262,627
最終更新日 2022.12.19
登録日 2019.07.04
室町時代末期。群雄割拠の時代がひたひたと忍び寄り始めた頃。
安芸国吉田荘の領主は心配性の若い殿さまだった。
そんな殿さまの奥方は楽天的で明るい。
これはそんな二人の晩秋の一幕。
文字数 10,268
最終更新日 2019.04.03
登録日 2019.04.03
戦国時代、尾張国に『槍の又左』と渾名される槍の名手がいた。
名は前田又左衛門利家。
織田信長の馬廻衆として、赤母衣衆として仕えた彼は義理の甥・前田慶次に負けぬ傾奇者であった。
これはその彼の愛と苦悩の物語。
*この物語はフィクションです。
*ムーンライトノベルズでも公開しています
文字数 27,555
最終更新日 2017.06.30
登録日 2017.05.31
天下の趨勢が固まりつつあった戦国末期。
未だ群雄割拠の中にあった奥州に一人の英傑がいた。
その名は伊達藤次郎政宗!
己の野心を隠さず、あるがままに生きた漢。
これは峻烈でありながらも家族への愛が人一倍強かった一人の男の恋の話。
文字数 55,406
最終更新日 2017.06.26
登録日 2017.05.20
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