郷愁 小説一覧
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件
1
年末の夜、こたつでひとり酒を楽しむ女性。
ふと覗いたちくわの穴の向こうに、誰かの”目”があった――?
ちくわの向こうの誰かとの、ちょっと心温まる交流譚。
文字数 3,751
最終更新日 2025.10.25
登録日 2025.10.25
2
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
文字数 121,842
最終更新日 2025.07.29
登録日 2025.07.09
3
4
5
文字数 19,528
最終更新日 2022.06.03
登録日 2022.06.03
6
魔女にも、かつて家族があった。
美しい故郷があった。
明るい茶色の髪や、白い肌や、動物たちや、歌や、赤い夕陽。好きなものもたくさんあった。
彼女は今日、処刑される。
文字数 1,560
最終更新日 2020.10.21
登録日 2020.10.21
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