法廷小説一覧

件
7
件
これは弁護士としての夢を諦めきれなかった女性と、彼女の体内に住む小さな男の物語。
極度のあがり症で法廷に立てなくなった新人弁護士・佐藤ヒロミ子。
彼女が最後の望みをかけたのは、10歳の時から彼女の肛門に住んでいる5センチの元英国人弁護士「男爵」だった。
肛門から男爵が顔を出して弁論するという前代未聞の方法で、彼女は「肛門弁護士」として法曹界の噂となる。
しかし、その代償は過酷だった——括約筋の機能は日に日に失われ、彼女の尊厳も同時に崩れていく。
そんな彼女を支えるのは、彼女の異常さえも受け入れる先輩弁護士・田中の愛と、体内の男爵との奇妙な絆。
「君は一人ではない。私はいつでも君の肛門の中にいるよ」
それぞれの正義と思惑が交差する中、彼らが見つけた新たな共生の形とは?
肛門から語られる真実の物語に、あなたは心を奪われる。
文字数 14,163
最終更新日 2025.04.04
登録日 2025.03.29
「私は長年、鳥鳴き村の道に立ち続けた信号機です。この度なぜか私は人間の裁判で証言台に立つことになりました」
物体のもつ思念を実体化するシステムが開発され、法廷で物に証言させる実証実験が行われることになった。物は一体、何を語るのか──?
証言台に立つ物が一話ずつ変わる、毎話完結型のショートショートです。
文字数 4,155
最終更新日 2023.03.22
登録日 2023.03.19
岐阜県郡上市で、ひとり息子が義理の両親を刺殺する事件が発生した。
現場で逮捕された息子の健一は、取り調べから黙秘を続け動機が判然としないまま、勾留延長された末に起訴された。
弁護の依頼を受けた、桜井法律事務所の廣田は、過失致死罪で弁護をしようとするのだが、健一は、何も話さないまま裁判が始まった。そして、被告人の健一は、公判の冒頭の人定質問より黙秘してしまう……
文字数 82,975
最終更新日 2021.11.21
登録日 2021.07.11
「婚約破棄してくれないか」「なら裁判しましょう」の流れで裁判することとなってしまったプラティーノ(私)とプラータ(婚約者)。公爵家であるプラティーノの家で婚約破棄が成立するかの裁判をするわけだが――。
文字数 1,137
最終更新日 2019.07.04
登録日 2019.07.04
文字数 6,709
最終更新日 2018.05.26
登録日 2018.05.22
7
件