勝気ツンデレヒロイン(?)小説一覧
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「フォスター公爵令嬢。私は君との婚約を破棄したいと考えている」
悪役令嬢と名高いフォスター公爵家令嬢アイリーンは、かなりの美貌だが高飛車で気の強い性格が災いし、婚約者である王弟殿下シリウスからついにそう告げられた。
シリウスを初恋の君として慕っていたアイリーンはショックを受けるものの、プライドが邪魔をして強がってしまう。
このところ、シリウスに近寄る女性がいた。
ホールデン侯爵家令嬢レベッカ。宰相の娘である。
彼女はシリウスと親密だと専らの噂だ。
ある日、シリウスと遠乗りの最中だったアイリーンは、誰かに狙われ、古井戸にシリウスと共に転落して意識を失ってしまう。
目覚めたアイリーンは、前世の記憶を思い出した。
遥か彼方、東の国で、女忍者として暗躍していたことを。
アイリーンは決意する。
身につけた忍びの術を駆使して、シリウスの心を繋ぎ止め、彼を守ると。
R18には※をしています。
文字数 37,447
最終更新日 2024.09.01
登録日 2024.08.24
ヴィンセント伯爵令嬢マーレイは、華やかな美人ゆえにお高くとまっており、男遊びが激しいと人々から誤解を受けているが、勝気な性格ばかりが表立つものの、実は繊細な心を持つ初心な乙女だ。
ある日、婚約者であるバルモアから婚約破棄を宣告される。
婚約破棄の理由は、マーレイからの冷酷な仕打ちの数々とのこと。
全く身に覚えのないマーレイだが、実はバルモアにはフローレンスという愛人がおり、彼女を妻に迎えようと画策していたのだ。
社交界ですっかり笑われ者となったマーレイは、悲しみを隠して気丈に振る舞う。
そんなとき、シェカール公爵サーフェスから極秘裏に呼び出された。
この呼び出しを契機に公爵に見初められたなら、娘の起死回生、汚名返上になると踏んだ父は喜んで承諾し、マーレイは彼の屋敷へと赴いた。
サーフェスは命じた。
「童貞の私に恋愛指南してくれ」と。
仮面舞踏会で運命の出会いとやらをした「かすみ草の淑女」なるレディに求婚するために。
だが、その「かすみ草の淑女」こそ、正体を隠したマーレイだった。
R18には※をしています。
文字数 171,154
最終更新日 2024.08.14
登録日 2024.07.04
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