救世の血 セイバーブラッド

本作は架空の遠い未来を舞台にしたSFアクションです。ロボット兵器が続々と登場します。

長きに渡り、人類は地球で歴史・文明を築いてきたが、変革が起きる刻《とき》が訪れていた。
各国政府は核汚染対策に尽力して、同盟を組む処置をとるが、平和を取り戻す力に至らなかった。被害者である国民は、国家権力者に不信感、憤りを覚えて、双方に深い溝が生じた。

やがて、各国家は分断されて国境が消滅した。そして、国家・宗教・民族の存在意義が問われていき、それにつれて、法律や秩序は乱れていった。
 人類の道徳《モラル》は堕落していき、権力者に反発して大勢の国民が暴徒化、混乱を招く事態となった。
 新国家は国民の暴走を抑えようと〝地球連合軍〟を発足。世界の平和維持、反乱分子の活動阻止を目的に組織化され、連合統一憲法が制定されるが…

 当初、絶大な成果が発揮されたが、武力鎮圧や軍国主義の社会が根付き、国民との溝が埋まらなかった。
 国民は混沌とした時代に翻弄されるが、ここで改革の刻《とき》が到来する―――――
 
 人類は地球外で居住する力を手に入れて、宇宙開拓計画〝テラフォーミングプラン〟が実行された。
 地球の半分の人民が安住の場所を目指そうと、火星や宇宙居住区に移住した。
 宇宙移民活動が開始された2084年を、宇宙暦フロンティアセンチュリー略称〝F.C.〟に制定。宇宙の民〝コスモネーション〟=宇宙開拓時代の幕が開く。 
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