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サイラスが前世を思い出したのは義姉となったプリメリアと出会った時だった。この世界は妹が前世遊んでいた乙女ゲームの世界で、自分が攻略対象だと気付いたサイラスは、プリメリアが悪役令嬢として悲惨な結末を迎えることを思い出す。プリメリアを助けるために、サイラスは行動を起こす。
一人目の攻略対象者は王太子アルフォンス。彼と婚約するとプリメリアは断罪されてしまう。プリメリアの代わりにアルフォンスを守り、傷を負ったサイラスは何とか回避できたと思っていた。
ところが、サイラスと乙女ゲームのヒロインが入学する直前になってプリメリアを婚約者にとアルフォンスの父である国王から話が持ち上がる。
サイラスはゲームの強制力からプリメリアを救い出すために、アルフォンスの婚約者となる。
そして、学園が始まる。ゲームの結末は、断罪か、追放か、それとも解放か。サイラスの戦いが始まる。と、思いきやアルフォンスの様子がおかしい。ヒロインはどこにいるかわからないし、アルフォンスは何かとサイラスの側によってくる。他の攻略対象者も巻き込んだ学園生活が始まった。
文字数 15,516
最終更新日 2024.11.07
登録日 2024.10.31
ラズは城で仕える下級使用人の一人だ。竜を追い払った騎士団がもどってきた祝賀会のために少ない魔力を駆使して仕事をしていた。
突然襲ってきた魔力枯渇による具合の悪いところをその英雄の一人が助けてくれた。魔力を分け与えるためにキスされて、お礼にラズの作ったクッキーを欲しがる変わり者の団長と、やはりお菓子に目のない副団長の二人はラズのお菓子を目的に騎士団に勧誘する。
貴族を嫌うラズだったが、恩人二人にせっせとお菓子を作るはめになった。
お菓子が目的だったと思っていたけれど、それだけではないらしい。
やがて二人はラズにとってかけがえのない人になっていく。のかもしれない。
文字数 131,372
最終更新日 2024.03.02
登録日 2023.10.15
エリアイースは星を持って産まれた。女神ライトレイアのお告げはエリアイースを王の番に決めたのだった。
成人を前に婚約者に会ったエリアイースはその駄目っぷりに毒づく。全く好みでなかったからだ。
そんなエリアイースの前に跪く男、それは婚約者の叔父であるサイフォンだった。
突然起こった発情にエリアイースは運命を感じた。
獣人、オメガバースものです。他サイト様で投稿したものを改稿したものになります。
文字数 8,748
最終更新日 2023.10.31
登録日 2023.10.31
エーリッヒは次代の竜のための後宮で働いている唯一の男だ。本来、竜が番を娶るための後宮は女しか住むことができない。けれど、竜であるリュシオンが許してくれたお陰で楽しい日々を暮らしていた。
ある日大人になったリュシオンに「エーリッヒ、これからは私の相手をしてもらう。竜の気は放置しておくと危険なんだ。番を失った竜が弱るのは、自分の気を放てないからだ。番にすることが出来なくて申し訳ないが……」と言われて、身代わりとなることを決めた。竜が危険ということは災害に等しいことなのだ。
そして身代わりとなったエーリッヒは二年の時を過ごし……、ついにリュシオンの番が後宮へとやってくることになり……。
以前投稿した作品の改稿したものです。
文字数 45,731
最終更新日 2023.04.29
登録日 2023.04.12
卯羽はうさぎ族のはずれ者として生きてきた。神様の捧げ物にされた先は、神様に選ばれた十二種族のいる場所だった。そこで卯羽はとら族の虎瑠と出会った。虎瑠が面倒を見てくれるお陰で健康になっていく卯羽は、ある日神様に呼ばれた。そこには虎瑠がいて……。
他サイトでも投稿しています。
文字数 11,255
最終更新日 2023.01.14
登録日 2023.01.14
オメガであるレフィは母が亡くなった後、フロレシア国の王である義父の命令で神殿に住むことになった。可愛がってくれた義兄エルネストと引き離されて寂しく思いながらも、『迎えに行く』と言ってくれたエルネストの言葉を信じて待っていた。
義父が亡くなったと報されて、その後でやってきた遣いはエルネストの迎えでなく、レフィと亡くなった母を憎む侯爵の手先だった。怪我を負わされ視力を失ったレフィはオークションにかけられる。
オークションで売られてしまったのか、連れてこられた場所でレフィはアルファであるローレルの番にさせられてしまった。身体はアルファであるローレルを受け入れても心は千々に乱れる。そんなレフィにローレルは優しく愛を注ぎ続けるが……。
文字数 71,636
最終更新日 2022.04.01
登録日 2021.10.30
公爵の跡継ぎであるレイブンは、ある日とんでもない計画を打ち明けられた。
小さなリゼット姫と従兄弟で王太子のフェリクスの計画に加担することになった苦労人は、やがて成長する姫に恋をすることができるのだろうか。
『知らぬ間に包囲網が出来上がっておりました!』の番外編です。こちらはゆっくり更新です。結末は『包囲網』の方でわかるのですが、二人の年の差イチャイチャを楽しんでいただけたらと思います。
文字数 5,783
最終更新日 2021.08.14
登録日 2021.02.28
リンドは姉ミリアの代わりに第三王子シリウスに会いに行った。シリウスは優しくて、格好良くて、リンドは恋してしまった。けれど彼は姉の婚約者で。自覚した途端にやってきた成長期で泣く泣く別れたリンドは文官として王城にあがる。
転載になりまさ
文字数 11,325
最終更新日 2021.07.17
登録日 2021.07.17
私の主は今日結婚した。大事な大事な人だ。きっと幸せになるだろう。
と感慨深く思っていたら、昔から付き纏ってくる男がやってきて「失恋の心を癒してやるよ」という。あれ? 私は失恋したのか? これは恋だった?
わからないまま、ただ心か身体かはわからないけれど、寒さを感じていたのは確かで。だから、これはただの同情を温石代わりにしようと思っただけのただの時間つぶしなのだ。
と思っている男と。
アイツは綺麗で、気が強くて、頭のいい――極上の男で。でも人の機微に疎く、劣等感にまみれた繊細な男で。そんなアイツを俺はこの機に懐柔するつもりだった。失恋と言う名の一番心が冷たくなる今なら、もしかしたら・・・・・・アイツは俺を受け入れてくれるかもしれない。
そんな二人の一夜で終わらなかった結末は――。
他サイトにもあります。『王と王妃の恋物語』のスピンオフでもありますが、色々変更されているところもあります。
表紙はハル様、タイトルロゴはSn様です。
文字数 39,508
最終更新日 2021.07.15
登録日 2021.07.10
アラーナが目が醒めたのは自分の寝台ではなかった。
「ここはどこ?」
知らぬ間に王の妾妃にされそうになっていたアラーナは、同じ寝台にいたのが王であるアルベルトで、自分を女として扱おうとしていることを知って驚いた。
だって、まだ自分は十四歳で、身長の割りに身体の発育が遅く、まだ女にだってなっていないのだから。
そんなアラーナと、色々こじらせたヘタレ気味の王の恋物語。
無理やりぽくはじまりますが、甘い感じの話です。陵辱系ではありませんのでご注意ください。アラーナはまだ子供ですが、アルベルトは子供好きではありません。後半R-18になります。
ムーン様からの転載になります。気になる部分を修正しています。昔の作品で視点がコロコロ変わります。苦手な方はお気をつけください。
文字数 156,851
最終更新日 2021.06.30
登録日 2021.04.23
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