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俺が異世界に転移したときに女神から与えられたのは「醤油精製」――左手の中指から醤油を自在に出せるようになるスキルだった!? 役立たずの外れスキルにより、俺は生活に困っていた。
そんなある日、このスキルに興味があるという料理人シッティに頼まれ、彼に「和食」を教えることに。
俺は知識を振り絞ってちゃんとした料理、ときには簡単ずぼら一人男飯をシッティに教え、彼と食卓を囲む日々を送る。
優秀なシッティは次々と和食を完成させていくが、実は彼は王宮料理長で、和食が王宮を巻き込んでの騒動のきっかけに……?
几帳面な年下料理人×異世界転移したずぼらおっさん
文字数 35,202
最終更新日 2024.06.26
登録日 2023.10.30
「かわいらしい子だ。お前のすべては余のものだ」
初めて会ったときに、王さまはこう言った。王さまは強く、賢明で、それでいて性豪だった。麗しい城、呆れるほどの金銀財宝に、傅く奴婢たち。僕はあっという間に身も心も王さまのものになった。
しかし王さまの寵愛はあっという間に移ろい、僕は後宮の片隅で暮らすようになった。僕は王さまの寵愛を取り戻そうとして、王さまの近衛である秀鴈さまに近づいたのだが、秀鴈さまはあやしく笑って僕の乳首をひねりあげた。
「うずいているんでしょう?」秀鴈さまの言葉に、王さまに躾けられた僕の尻穴がうずきだす——。
文字数 10,521
最終更新日 2023.10.24
登録日 2023.10.24
『男子、三日会わざれば刮目して見よ』ということわざがある。
男は三日もあれば成長して別人のようになるから、前のままだと思っていてはいけないという意味だ。
もともとは呉の武将呂蒙が勉強嫌いのお馬鹿ちゃんだったのに、しばらく会わないでいるうちに勉強してとんでもない知識人になっていたという話に由来している。
決して、成長期の男子は三日食って寝たら身長がニョキニョキ伸びるといった、肉体面の変化を指すことわざではない。肉体に関しては五年かけて鍛えなければ変わらないと、あの秀吉だって言っている。
――はずなのだが。
「なんか、おかしくね?」
どういう原理かわからないが、俺の幼馴染は、三日どころか一日会わない間に別人のように身長が伸び、腕も首も太くなってしまっていた。まるでゴリラ。そのままゴリラ。とってもゴリラ。
いじめられっ子だった俺の幼馴染は何処へ?
ムキムキゴリラになったいじめられっ子から20年越しの想いを告げられるエロギャグコメディラブストーリー。
(ムーンライトノベルズにも投稿)
文字数 8,141
最終更新日 2022.03.07
登録日 2022.03.07
庶民の生まれであるレオルゴールは王子に『魅了』の魔法をかけた。王子と結婚し、意のままに操るつもりだったのだ。ところが、王子の婚約相手は当世随一の魔法使い・ケントガランであり、魔法を打ち消されてレオルゴールの策は失敗に終わる。
――失敗したとき、レオルゴールの時は巻き戻る。
何度も何度も時が戻り、その度にレオルゴールはありとあらゆる手段を講じるが、どうしてもケントガランを打ち破ることができない。
ある時、レオルゴールは思い付いた。
「ケントガランに真っ向から色仕掛けだ!」
こうして始まったx回目の人生で、レオルゴールとケントガランの駆け引きが始まる。
(ムーンライトノベルズ様にも掲載中)
文字数 16,426
最終更新日 2022.03.02
登録日 2022.03.02
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