シュレーン王国の王城に使用人として仕えるシュレナ・オルグニットは王城の部屋の掃除中にその部屋の中で行われていた怪しげな密会に出くわす。
思わず聞き耳を立てると、なんと密会をしていたのは王国の王太子!?
びっくりして物音を立ててしまったシュレナは見事にバレてしまい、秘密を知った王太子に命令される。
「お前、こいつの夜伽係になれ」
王太子と話をしていた密会の相手、それはこの国でも知らぬものはいない筆頭騎士にしてつい先日将軍の地位を手に入れた社交界の貴公子としても名高い、ヴィラン・ド・オーランジェだった。
※ムーンライト様にも掲載しています
※残酷な描写があります
応募用の小説につき、優先して更新します。
タグはその都度入れ替えします
文字数 101,538
最終更新日 2024.09.12
登録日 2024.05.26
いつになく清々しい朝を迎えた大学三年生の瀬崎真莉菜(せざきまりな)。
朝起きた彼女は、隣にバイト先の後輩神園柚瑠(かみぞのゆずる)が裸体で寝ているのを発見。
昨夜の記憶がない真莉菜は混乱するが、そんな真莉菜に柚瑠は衝撃の言葉を発する。
「そんな、あんなに激しく一夜を過ごしたのに。先輩は覚えてないんですか……?」
なんと昨夜の飲み会で酒に酔った真莉菜は後輩の柚瑠をお持ち帰りした挙句、性的に美味しくいただいてしまったらしい。
柚瑠の純真を奪ってしまった真莉菜は土下座で「お詫びになんでもするから」と許しを乞うと、柚瑠は衝撃の条件を持ち出してきて……。
残念系不憫美人と猫かぶり腹黒年下男子のちょっとだけピュアな物語……の予定。
※ムーンライト様にも掲載しています
文字数 4,212
最終更新日 2024.08.28
登録日 2024.08.28
竜王が統べるラングレー王国。
その王族は類まれなる美貌を持ち、代々番と呼ばれる伴侶のみを愛し、子を成す。
その竜王の息子の番として選ばれてしまったセンクレア公爵令嬢ユリア。
しかし彼女には決定的な欠陥があった。
「無理! 美形は無理!!」
彼女は美形アレルギーとでも呼ぶべき、ものすごい美形嫌いだったのである。
※ムーンライト様にも掲載しています。
数話で終わる短編です。
文字数 3,489
最終更新日 2024.06.15
登録日 2024.06.14
その日、ローザリア王国では革命が起きた。
民を顧みず贅沢の限りをつくした王に反旗を翻し、革命軍が蜂起したのだ。
ローザリア王国王女であるエメイラ・トゥレヤ・ラーズィリア・ロゼヴァルトは戦火にまみれた王宮で、ただ静かに自分が処断されるその時を待っていた──。
死を覚悟する偽りの王女と、その革命軍の中心に立つ本来の王家の血筋をもつ『彼』の在りし日の面影の話。
※ムーンライト様にも掲載しています。
短編書きたい欲を満たすために勢いで書いたので設定がふわっとしているところがあります。
文字数 10,497
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.02
クラウスはある目的のために決して入るべからずと言われていた禁足の地に入った。
そこは昔、太陽と呼ばれた帝国を裏から支える月の国がある場所だった。
──願いあるもの、覚悟があるならばその地に踏み入れ。
全てを犠牲にしてでも叶えたい願いがあるならば。
そう伝承に残る地に足を踏み入れたクラウスは古い神殿の遺跡で眠る少女と出会った。
クラウスの呼び掛けに目を覚ました少女は問いかける。
「あなた、だぁれ?」
少女は記憶と力を失い、眠っていた。
この二人の出会いから、止まっていた歴史が動き始めた。
──『災禍』によって精霊が死に絶え、魔術が失われた時代で唯一精霊と心通わし、魔術を扱うことを許された魔女と、クラウスの旅が始まる。
これはとある帝国が栄えていた頃、七番目の皇女が救った世界の、その後の物語。
不定期更新
文字数 8,044
最終更新日 2024.05.26
登録日 2021.04.12
大好きでした。あなたのことが。
けれどそれは私の独りよがりだった。
だから今日、私は貴方の元を去ります。
それが、私が最後にできる唯一の償いだから――。
※完結まで書ききった過去の没作品供養です。
更新は週一ペースになります。
文字数 57,669
最終更新日 2024.02.01
登録日 2021.01.15
「私はお前を愛さない」
「はい。心得ております」
婚約者のケインと双子の妹エルザの浮気現場を目撃してしまったサレント王国の落ちこぼれ聖女と呼ばれるエイン。
双子の妹エルザは、偉大なる聖女と謳われた母譲りの美貌と才能を受け継ぐ誰からも愛される聖女。
一方で双子の姉でありながら、何一つ力を使えない落ちこぼれ聖女である自分は誰からも愛されない。
婚約者すら妹を愛し、誰も自分を必要としないこと気づいたエインは全てを諦める。
そんな折、帝国リーヴァレント皇帝とサレント王国の聖女の縁談が持ち上がる。
縁談とは名ばかりの政略結婚にエルザは猛反発。
皇帝シリクスは冷酷皇帝と呼ばれ、恐れられている存在。
断ればどうなるか結果が目に見えていながらエルザはそれでも縁談を拒否。
そしてついにエインが立ち上がる。
「私が行きます」
こうして誰からも愛されない落ちこぼれ聖女は冷酷皇帝の元に嫁ぐことになった。
しかし冷酷皇帝は嫁いできたエインに「私はお前を愛さない」と宣言する。
※一応の完結まで書ききった恋愛大賞用作品です。
文字数 10,482
最終更新日 2024.01.30
登録日 2024.01.26
リューン・アレグナーはこの日一大決心をした。
それは契約で始まったこの婚姻を白紙に戻すこと。
宮廷魔術師である夫に離縁を申し込み、白い結婚を終わらせることだった。
「旦那様、私と離縁してくださいませ!」
しかし夫であるヴィクターは何故かその場を逃亡し、「宮廷魔術師を辞めてくる」と文を送ってきた。
その数日後、宮廷魔術師を休職したというヴィクターが戻ってきて告げた。
「君は何か誤解をしている。今から君との関係をやり直したい」
「何を仰っているのですか、旦那様」
こうして身を引きたい妻と、引き止めたい夫のやり直しの結婚生活が始まった。
文字数 15,591
最終更新日 2024.01.21
登録日 2024.01.16
かつて世界に名を馳せた大魔術師である賢者アウルムは世俗を嫌い世捨て人となって森の奥深くにひっそりと住んでいた。
そんなある日気まぐれに彼に拾われ育てられたアウルムの唯一の弟子であり血の繋がらない娘であるシルフィスは密かに父代わりのアウルムに想いを寄せるも、肝心のアウルムには届いていなかった。
あの手この手でアプローチをかけるのに全く通じず業を煮やしたシルフィスは実力行使に出るのだが──
※短編です
文字数 4,160
最終更新日 2023.06.16
登録日 2023.06.16
轢かれそうになった猫を助けようとして自分が轢かれ、17歳という生涯を終えてしまった桐生ユーマ。
死して魂となった彼に、猫が話しかける。
「異世界転生してみませんか?」
ユーマが助けた猫は異世界の神様、主神アグノリアと名乗った。
助けてくれた恩返しとして自分の世界にユーマを招待するという。
そんな提案に、ユーマの決断は──。
※過去作です。
魔が差して書きました。後悔はしてません。
文字数 7,090
最終更新日 2023.06.16
登録日 2023.06.16
君はつまらない女だな。
そう吐き捨てたのは貴方。
だから私は、貴方に相応しくあるように努力したというのに。
何故貴方は私の妹と睦みあっているのでしょう。
私にばかり我慢を強いた貴方に。
かつて愛おしかった貴方に。
夢を見るのはやめました。
これからは自由にさせていただきます。
文字数 29,930
最終更新日 2023.02.09
登録日 2023.01.30
フローランズ王国は人間の外敵である魔素と、その魔素から派生する魔物の侵入を拒む『天蓋』に覆われた国。
その『天蓋』を支える存在──神に選ばれし巫女、『柱神』であったリステラは10年の時を経てその役目を終えた。
役目を終えた彼女に国王は長年国を支えてくれた功績を讃え、リステラと王太子の婚約を発表する。
それは、リステラを愛している王太子自身の望みでもあった。
しかし、リステラはこの婚約を破棄する。
彼女は知っていたのだ。
王太子が本当に自分を愛しているわけではないと。
※そこまで長引かせないつもりの息抜きの短編です。
小説家になろう様にも投稿しています。
文字数 31,638
最終更新日 2023.01.15
登録日 2020.05.19
15歳の誕生日、ブランテ王国の女王として即位するはずだったエレスメイラ・ルーメル・ブランテは婚約者の宰相に裏切られ、命を落とす。
時は流れ、エレスメイラだった頃の前世の記憶を持ったままヘルゼンブール帝国の第七皇女として生まれ変わったレスティーゼ・エル・ヘルゼナイツは15歳の誕生日に婚約者の浮気現場を目撃する。
生まれ変わって今度こそ幸せになろうとしたのに、今世でもどうやら私はロクな人生を送れそうにないらしい。
よし、ならば今世で幸せになるのは諦めよう!
すっぱり今世の人生を諦めたレスティーゼは、今度こそ幸せな人生を送れるようにと、来世に向けて善行をして徳を積むことにした。
──でも、その前に。
また婚約者に裏切られたんだから、今回くらいは仕返ししてもいいよね??
文字数 124,703
最終更新日 2023.01.06
登録日 2018.11.19
豪奢な薔薇が咲き乱れる薔薇の宮殿と呼ばれるリエステール宮殿。
レラージャ王国が誇る王族が住まうこの宮殿では今宵、舞踏会が開かれていた。
国中の年頃の貴族令嬢達が集められたこの夜会はレラージャ王国の第一王子であるセラムの婚約者を決めるためのもの。
令嬢たちは王子に見初められようと各々気合いを入れて今宵の夜会に望む中、アルマイン侯爵令嬢イリスは別の目的で今宵の夜会を楽しみにしていた。
それは美形男子(イケメン)達を鑑賞すること。
無類の面食いであるイリスは今日もクールな表情を浮かべ鼻の下を伸ばす。
「やっぱりイケメンは近くじゃなくて遠巻きに鑑賞するものよね!」
と今日も満足気にイケメンを眺め、壁の花を決め込む彼女に、声をかける存在があった。
「──素敵なお嬢様。私とダンスを踊ってくれませんか?」
何気なく振り返る彼女の目の前には、なんと今宵の主役である第一王子セラムの姿が。
イリスは困惑しながら即答する。
「いえ、結構です」
そのまま一目散に逃げる彼女を見て、セラムは薄く微笑む。
「見つけた。私の理想の婚約者」
──こうして、セラムとイリスの密かな攻防は始まったのである。
文字数 21,930
最終更新日 2022.05.22
登録日 2021.01.13
「リズが俺の子を身ごもった」
ある日、夫であるレンヴォルトにそう告げられたリディス。
リズは彼女の一番の親友で、その親友と夫が関係を持っていたことも十分ショックだったが、レンヴォルトはさらに衝撃的な言葉を放つ。
「できれば子どもを産ませて、引き取りたい」
結婚して五年、二人の間に子どもは生まれておらず、伯爵家当主であるレンヴォルトにはいずれ後継者が必要だった。
愛していた相手から裏切り同然の仕打ちを受けたリディスはこの瞬間からレンヴォルトとの離縁を決意。
これからは自分の幸せのために生きると決意した。
そんなリディスの元に隣国からの使者が訪れる。
「迎えに来たよ、リディス」
交わされた幼い日の約束を果たしに来たという幼馴染のユルドは隣国で騎士になっていた。
裏切られ傷ついたリディスが幼馴染の騎士に溺愛されていくまでのお話。
※完結まで書いた短編集消化のための投稿。
小説家になろう様にも掲載しています。アルファポリス先行。
文字数 25,038
最終更新日 2022.05.21
登録日 2022.05.09
その日、ティアラは夫に告げた。
「旦那様、私と離縁してくださいませんか?」
王命により政略結婚をしたティアラとオルドフ。
形だけの夫婦となった二人は互いに交わることはなかった。
お飾りの妻でいることに疲れてしまったティアラは、この関係を終わらせることを決意し、夫に離縁を申し出た。
しかしオルドフは、それを絶対に了承しないと言い出して……。
純情拗らせ夫と比較的クール妻のすれ違い純愛物語……のはず。
※小説家になろう様にも掲載しています。
文字数 24,171
最終更新日 2022.05.10
登録日 2021.04.12
アルメニア国王子の婚約者だった私は学園の創立記念パーティで突然王子から婚約破棄を告げられる。
王子の隣には銀髪の綺麗な女の子、周りには取り巻き。かのイベント、断罪シーン。
味方はおらず圧倒的不利、絶体絶命。
しかしそんな場面でも私は余裕の笑みで返す。
「承知しました殿下。その話、謹んでお受け致しますわ!」
あくまで笑みを崩さずにそのまま華麗に断罪の舞台から去る私に、唖然とする王子たち。
ここは前世で私がハマっていた乙女ゲームの世界。その中で私は悪役令嬢。
だからなんだ!?婚約破棄?追放?喜んでお受け致しますとも!!
私は王妃なんていう狭苦しいだけの脇役、真っ平御免です!
さっさとこんなやられ役の舞台退場して自分だけの快適な生活を送るんだ!
って張り切って追放されたのに何故か前世の私の推しキャラがお供に着いてきて……!?
※本作は小説家になろうにも掲載しています
二部更新開始しました。不定期更新です
文字数 100,572
最終更新日 2022.03.04
登録日 2018.10.14
「……ごめんなさい。お姉様」
申し訳なさそうに目尻に涙を浮かべて謝る妹。
──そう、あなたはいつもそうだった。
いつもあなたは奪っていった。
ドレスやアクセサリー、父の愛情。
──そして、私の婚約者まで。
いつも私の欲しかったものを持っていて、私の大事なものを奪っていった。
妹に婚約者を寝盗られた私──「エマ・グランツ」は決意する。
「やられたらやり返す! 倍返しだ!!」
全編完結まで予約投稿済。
感想は全編終了後解放します。
一部で一応の完結です。時間が出来れば二部開始します。
※小説家になろう様でも掲載しています。
※改訂版「捕われ令嬢エマの決意」の原案になります。
文字数 64,306
最終更新日 2021.04.01
登録日 2021.03.18
私--宵月未桜は今現在、ある問題に直面していた。
幼馴染の大牙が、脳内美化フィルター10倍増しで無駄に輝いてイケメンにみえるのだ。
一つ一つの仕草、その全てが私の心を動かしてしまう。
それには私のある性質が原因だったのだが、私はなんとか抵抗しようと彼を避けまくっていた。
しかしある日、とうとう彼に捕まってしまい……
※予告無くエロ入ります
この作品はムーンライトでも掲載しています
※本編は完結済。
番外編を更新中
文字数 23,282
最終更新日 2020.08.02
登録日 2018.10.12
「──アイリス、君との婚約を破棄したい」
レーゼヴィブルの王子であるクラウスは、ある日婚約者である公爵令嬢のアイリスを呼び出し唐突に婚約破棄を切り出した。
政略で組まれた婚約とはいえ、相思相愛だった二人。納得できないアイリスはクラウスにその理由を尋ねる。
そしてクラウスから語られたその「理由」は驚くべきものだった。
「実は私──女なんだ!!」
しかしアイリスはその告白に余裕の笑みでもって更なる衝撃の事実を明かすのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています。
文字数 5,097
最終更新日 2020.04.23
登録日 2020.04.23